パナソニックからLUMIX DC-S5Kの発表があった。
このカメラ他のフルサイズミラーレスと違ってどうやら動画に重きを置いた面白いカメラのようである。
さっそく紹介をしたい。
パナソニックLUMIX DC-S5Kのスペック紹介
・高い手ブレ補正性能を実現した、ボディ内手ブレ補正(5段※2)とDual I.S. 2(6.5段※3)
・2,420万画素
・静止画連写 AF固定約7コマ/秒※4 AF追従約5コマ/秒※4
・ライブビューコンポジット
・14+ストップ V-Log / V-Gamut
・4K記録対応 AF追従スロー&クイックモード
・フレーム表示 & 動画記録中の赤枠表示
・ダブルSDカードスロット
・防塵・防滴※5、マグネシウム合金フレーム
・カメラ制御PCソフトLUMIX Tether
・スマートフォンアプリ LUMIX Sync
・Bluetooth(R)4.2 & Wi-Fi(R) 5GHz(802.11a/n/ac)
・USB3.1 Type-C給電・充電
前作のDC-S1Rよりも300グラムほど小型軽量(630グラム)でありながらきちっと手ブレ補正とSDのメモリーディアルスロットに対応してきた点だ。
フルサイズミラーレス戦争が起きた2018年はシングルスロットで各社叩かれたのでその点を改良してきたのも評価出来るだろう。
また14+ストップのlog撮影に対応して来てるのは動画ユーザーには嬉しいはずだ。
他社フルサイズミラーレスでは平均12ストップくらいなので、カラーグレーディングをする方には魅力になるだろう。
LUMIX DC-S5Kのレンズキットがちょっと面白い
このカメラ動画ユーザーを意識してかレンズキットの構成が広角側を重視している。
LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6のレンズがキットレンズとして付いてくる。
他社では24mmや28mmスタートが多いのにキットレンズのワイ端が20mmスタートなのである。
ルミックスはGH5などYouTuber御用達のカメラで動画に力を入れている。
ついにフルサイズミラーレスでもルミックスの時代がやってきたのかもしれない。
もちろんバリアングル液晶には対応だ。
新レンズのF1.8シリーズも今後発売されるのでポートレートにも良いかもしれない
引用:デジカメWach様より
2020年11月に「85mm F1.8」をリリースし、それ以降も24mm、35mm、50mmのF1.8レンズと、70-300mm F4.5-5.6をラインナップ予定だそうだ。
ポートレートユーザーにとっての最適な焦点距離の単焦点レンズが揃う事になる。
レンズの品質はシグマ、ライカ連合なので品質は間違いないと思う。
価格もお手頃でキャッシュバックキャンペーンもあり
ポイント
ボディ本体が実売価格、247500円。キャッシュバックが20000円。
レンズキットが実売価格、287100円。キャッシュバックが30000円。
発売日は9月25日。
前作のルミックスS1が高額だった事を考えるとかなり価格を抑えてきた商品となっている。
競合機種はCanonEOS R6や今後発売が噂されているNikon Z6S(仮)となるだろう。
後日追記)LUMIX DC-S5Kはデメリットが多いかもしれない
この記事を書いた後に有名YouTuberの瀬戸弘司さんがレビュー動画をあげておりました。
以下のデメリットをあげておりました。
ココがダメ
・接続の端子がマイクロ端子MicroHDMIで不便
・4K60Pだとクロップされる
・無制限に撮影は出来るが温度管理で熱停止の可能性あり
瀬戸さんはメーカーさんから貸し出しを受けてレビューをしておりました、かなり不満な様子でした。
特にクロップは激しく自撮りでは使い物にならないくらいに感じました。
YouTube向けのフルサイズカメラとして発売されたと思われる商品ですが、動画用途では注意が必要かもしれません。
まとめ フルサイズミラーレスカメラがいよいよ面白くなってきた
2018年の第一次フルサイズミラーレス戦争から数えて2020年後半は第二次フルサイズミラーレス戦争となりそうだ。
今の話題の中心はCanonのR5、R6だがこのLUMIN DC-S5も話題になるかもしれない。
さらにNikonのZ7、Z6の後継機や、王者ソニーのフルサイズミラーレスも近々発表が噂されている。
そろそろ乗り換えの時期ではないだろうか?