2021年6月にGoogleフォトの無制限アップロード 終了のお知らせがありました!
今後はより写真管理が重要になります。
どう写真を保存したら良いんだろう?
この記事の信頼性
・ポートレート撮影歴7年以上
・元カメラメーカー勤務
・撮影した写真は50000枚以上
・データの紛失の経験は無し(あまり後から見返さないけど)
カメラマンの写真保存術の基本
そのパソコンデータ明日急に壊れたらどうしますか?
パソコンに写真を保存している方。
そのパソコン急に壊れますよ!
もしパソコンが壊れたら大切な写真は全て消えてしまいますよ。
デジタルの写真はデータなので常に消える可能性があります。
特に一生懸命撮影した写真が消えてりしたらショックですよね。
その為、正しい方法でバックアップをする事が重要です。
バックアップは2重3重が基本
ポイント
・バックアップは2重、3重が基本
・同じ種類のバックアップ方法は避ける
・ただ保存するだけではダメ。ポイントはデータがすぐに取り出せる事
・最悪RAW画像だけ保存しておけばなんとかなる
バックアップはただ保存するだけではダメです。
すぐに取り出せないとデータとは言えません。
例えばDVDに保存していてどこに欲しい写真があるかわからないんだったらバックアップとは言えませんよね。
データの保存+使いやすさが大事です。
撮影したらすぐにバックアップする習慣を身に着ける
撮影した写真をSDカードに入れたままにしておりませんか?
面倒臭いから後で保存しようと思ってませんでしょうか?
SDカードだって急にアクセスできなくなりますよ(*1度データが飛んだ経験あり)
大切なのは撮影→バックアップの習慣を身に付けましょう!
検索のしやすやも大事
例えばハードディスクやSSDなどは開いてみないと中に何のデータが入っていないか分かりません。
テプラなどで日付+どんなデータが入っているかをちゃんと記載しておきましょう。
また、クラウド保存についても同じです。
アルバム機能を使って保存した写真をきちんと仕分けすると便利です。
これを後でやると大変だし、絶対に無理になります。
保存方法は大きく分けてローカルとクラウド
現在の写真方法は大きく分けて2つある。
それぞれどんな物があるか抑えておこう。
ポイント
ローカル保存・・・HDD、SSDやPC本体のストレージに保存すること
クラウド・・・ネットを使ってデータをアップロードすること
それぞれのサービスにはメリットやデメリットがある。
まずは基本となるローカル保存からチェックしていこう。
ローカル写真保管方法の特徴
ローカル保存方法の特徴(HDD,SSD)
大容量の写真保存に向いてるのはローカル保存だろう。
特にHDDは現在だと8TBなど大容量のものが出ている。
しかも安価で入手性は高い。
ただしHDDにもデメリットがある。
ココに注意
・HDDは寿命が短い(3年が目安)
・HDDが壊れると大量のデータが全て無くなる
・HDDは書き込みが遅い
・静電気などに弱い
HDDでは完全ではない事がわかるだろう。
静電気を防止する為に静電気防止袋に入れよう
寿命などは仕方無いが思わぬ静電気トラブルなどでデータが飛ぶ可能性がある。
以下のような静電気防止袋に保存できれば万全だ。
このような袋に入れておけば静電気とホコリも防ぐ事が出来るので保管に少し役には立つ。
また最近の主流はSSDに移行しつつある。
SSDココがおすすめ
・SSDは持ち運びなどの衝撃に強い
・HDDに比べて寿命は長いと言われている
・書き込みはHDDよりも何倍も早い
完璧に思われるSSDにも弱点がある。
ココに注意
・SSDはまだまだ高価
・特に大容量のSSDはとても高い
その為、コストと容量のバランスを見てHDDとSSDを選ぶ必要があるだろう。
もし予算があるならSSDをオススメはしたい。
最近は1GBあたりの単価も1.5円くらいになっているSSDも増えている。
写真の書き込み・読み込みが格段に早くなるので1つは導入して欲しい。
次にクラウドについて見ていこう。
クラウド写真保存の特徴とサービス
クラウド保存はメリットが大きい
ネットワーク品質の向上によって現在では様々なサービスが行われております。
クラウド保存のメリットとしては以下が挙げられます。
ココがおすすめ
・複数端末でデータの共有が簡単にできる
・写真の保存はある程度は保証される
・ローカルのストレージを圧迫しない
特にデータの消失の可能性が低い事は大きなメリットではないでしょうか。
また友人や家族と写真データの共有をしたい時などもアルバムの共有機能を使えば簡単にできます。
クラウド保存のデメリットは?
メリットの大きいクラウド保存ですがデメリットもあります。
ココに注意
・会社によってサービスはまちまち
・コストはローカル保存に比べて高い傾向
・RAWデータの保存などは対応していない場合がある
・ネット回線が無いと大量のデータのアップロードは厳しい
・大容量の写真保管は向いていないサービスが多い
例えば、みなさんが使っているであろうiCloudやGoogleOneでは最大でも2TBまでしか保存できない。
多くのカメラマンにとっては2TBなどあっという間に埋まってしまうだろう。
またネット回線が無いとアップロードは厳しい。
私の場合は1回の撮影で500〜10000枚程度RAWで撮影するとネットアップロードのギガ消費は300ギガくらいになってしまう。
その為、高速の光回線などを準備しておいた方が望ましい。
次からは大容量でもオススメなクラウド保存サービスを2つ紹介する。
とにかくお手軽に保存したいならGooglePhotoサービス
GooglePhotoサービスは名前の通りGoogleが提供している写真サービスである。
驚くべき事にGoogleアカウントがあれば無料で使えてしまう。
また強力なAI検索機能によって自動で人物の判定を行ってくれる。
特にモデルさんを多く撮っているポートレートカメラマンには嬉しい機能だろう。
以下がGooglePhotoのメリットだ。
ココがおすすめ
・無料で使える
・人物の検索が技術がスゴイ
・アルバム機能で写真の仕分けが可能
・無制限で使える 2021年6月からは制限ありに変更になります
・端末間の共有も簡単
大抵の方はGoogle Photoで満足できるのではないだろうか。
こんなにスゴイサービスだが弱点もある。
ココに注意
・画質は1600万画素にトリミングされる
・オリジナル画像を保存すると有料プランになる
現代の一眼カメラだと2000万画素、高画素だと5000万画素を超える物もある。
Google Photoに保存すると圧縮されて1600万画素になる。
ただしGoogleの技術は素晴らしく画像劣化などはほとんどわからないレベルだ。
オススメの使い方は撮影したJPG画像をどんどん保存する方法。
これならば無制限にいくらでも保存ができる。
ココに注意
20201年6月からは無制限アップロードは終了になりました
1番のオススメ Amazon PhotosならRAW画像も無制限に保存可能!
お手軽に保存するならGoogle Photoがオススメですが、圧縮がされたりRAWファイルの保存は有料になったりするので完璧ではありません。
AmazonPhotosならRAWファイルも非圧縮でなんと無制限に保存できます。
ココがおすすめ
・RAWファイルの保存が可能
・圧縮はされずにそのままの画質で保存
・保存容量も無制限
・アルバム作成機能で保存写真を分ける事も可能
Amazonプライム会員ならなんとAmazonPhotosが無制限で使う事ができる。
プライムビデオやお急ぎ便などで使っている方も多いと思うが、カメラマン視点で一番お得なのはこれであろう。
私は5TB程の写真データを保存しているが一切問題なく使えている。
2020年現在の最強のクラウドストレージは間違いなくAmazonだろう。
例えば、iCloudなら2TBで毎月1300円かかります。Amazonなら年間で4900円で無制限です。
AmazonPhotosを使ってないカメラマンの方は是非使って欲しい。
ココに注意
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これがコスパの良いカメラマンの写真保存方法結論
step
1JPG画像は迷わずGoogle Photoに保存
JPG画像は圧縮はされてしまいますが無制限で保存できるGoogl Photoにまとめて保存しておきましょう。
Googleの技術は素晴らしいので画像の劣化はほとんど感じません。
まずはGoogle Photoから試しましょう。
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2HDD、SSDでローカルにRAW画像を保存
バックアップの観点からもローカル保存もしておきましょう。
特にRAW画像の保存は重要です。
コスパを求めるならHDD、速さと信頼性を求めるならSSDとどちらか合った方を選びましょう。
step
3AmazonPhotsにRAW画像を無制限でアップロードする
基本的にRAW画像はHDDやSSDに保存しているのですが、二重のバックアップでAmazonPhotsにアップロードします。
こうする事によって万一ローカルのデータが消失してもAmazonPhotosからRAWデータを引っ張ってくる事ができます。
Amazonプライム会員はお得な特典が多いのでカメラマンの方は必ず利用しておきましょう。
以上ご参考になればうれしいです。
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