ガジェットブロガーのゴーゴーシンゴです(@go5shingo)
ASUSさんにご招待いただきまして、ASUS ROG Xbox Ally Xシリーズを体験しておりました。
そしてASUS ROG Xbox Ally XとASUS ROG Xbox Allyをお借りすることができたのでレビューします。
最初に結論ですが、これはゲーム機では無くゲームもできるWindows PCだと言う点です。
この辺をMacユーザーとPS5しかやらないライトユーザー目線で書きたいと思います。

- 持ちやすい形状
- RGBライティングがテンション上がる
- ゲームに最適化されたUI
- タッチ操作が使いやすい
- 動作キビキビでパワーが強い
- 性能に対して価格が魅力的
- MacユーザーだとUIに慣れてない
- Windowsアップデートなど元はPCなので手間がある
- ゲームPASSのラインナップがPS5ユーザーだと馴染みが少ない
ゴーゴーシンゴこれはゲームもできるWindows PCですね
どっちを買うべき?5分で分かる選び方ガイド
ROG Ally X(¥139,800)と ROG Ally(¥89,800)は、どちらも7インチ FHD ディスプレイ搭載の高性能ポータブルゲーミング PC ですが、プロセッサー、メモリ、ストレージの3点で大きく異なります。
ここでは、あなたのプレイスタイルに合わせた選び方を紹介します。
性能重視ならAlly X(¥139,800)
Ally X を選ぶべき人
Ally X を選ぶべき人
- 「ELDEN RING NIGHTREIGN」「Forza Horizon 5」など、3D グラフィックスが豊富な最新ゲームを快適にプレイしたい
- 将来的なゲームの発売にも対応できる、長期的な性能を重視する
- 外出先で写真編集(Lightroom Raw 現像)や動画編集などのクリエイティブワークも検討している
- 複数のゲームを同時にインストールしておきたい
Ally X の強み
| 項目 | Ally X | Ally |
|---|---|---|
| プロセッサー | Ryzen AI Z2 Extreme(8コア/16スレッド、最大5.0GHz) | Ryzen Z2 A(4コア/8スレッド、最大3.8GHz) |
| メモリ | 24GB LPDDR5X | 16GB LPDDR5 |
| ストレージ | 1TB SSD | 512GB SSD |
| バッテリー容量 | 80Wh | 60Wh |
Ally X は、プロセッサー性能で圧倒的に優れています。実際のテストでは、Forza Horizon 5 を FHD(1920×1080)60FPS で安定してプレイ可能で、背景の描画が多いシーンでもフレームレートが落ちにくいという実績があります。
メモリも 24GB と豊富なため、ゲームプレイ中にバックグラウンドアプリが複数起動していても、パフォーマンス低下の心配がありません。
特に、Lightroom での Raw 現像時に複数の写真を同時に処理するような重たい作業でもサクサク動作します。
ストレージの優位性も見逃せません。Forza Horizon 5 だけで約 150GB を消費するため、1TB 搭載の Ally X であれば、中程度のサイズのゲーム 6~7 本は内蔵 SSD にインストール可能です。
一方、Ally の 512GB では、ゲーム 2~3 本が実用的な容量の目安となり、追加購入する Micro SD カードの費用も考慮すると、初期投資で Ally X を選ぶ方が長期的には経済的です。
バッテリー容量も 80Wh で、外出先での長時間プレイに対応。電源が手元にない移動中でも、ゲームプレイの時間を伸ばせます。
予算重視ならAlly(¥89,800)
Ally を選ぶべき人
Ally X を選ぶべき人
- 「BIOHAZARD RE:2」など、PS4 世代のゲームがメインプレイ
- ライトゲーマーで、高難度なゲームや最新の重いゲームはあまりプレイしない
- 初期投資を抑えて、ポータブルゲーム機を試してみたい
- 差額でNintendo Switch 2 のを購入したい
Ally の強み
Ally は、ノーマルユーザーにとって「十分すぎる性能」を備えています。
BIOHAZARD RE:2(PS4 時代のゲーム)は、Ally でも問題なく快適に動作します。
この理由は、PS4 時代のゲームエンジンが Ryzen Z2 A プロセッサーでも最適化されているためです。
重量が約 50g 軽い(Ally: 672g vs Ally X: 721g)という点も、長時間のハンドヘルドゲームプレイで疲れにくいメリット。
白色の本体デザインも、個人的には見た目の好みで選ぶ価値があります。
メモリも 16GB LPDDR5 搭載で、YouTube での動画鑑賞や Chat GPT などの AI チャットボットの利用、Bluetooth キーボード接続時のドキュメント編集など、タブレット的な使い方には十分な性能です。
ストレージ 512GB のポイント
512GB では、ゲーム 2~3 本が実用的な数ですが、Micro SD カードに対応しているため、別途購入すれば容量を拡張可能。
ただし、追加購入コストを考えると、初期購入時に Ally X(+5万円)の方が長期的には経済的かもしれません。
【最終判断表】どっちを選ぶ?
| 選択基準 | Ally X を選ぶ | Ally を選ぶ |
|---|---|---|
| プレイするゲーム | Forza Horizon 5、ELDEN RING NIGHTREIGN など最新の重いゲーム | BIOHAZARD RE:2、レトロゲーム、インディーズゲーム |
| ゲーム本数 | 複数のゲームを同時にインストール | 2~3 本に絞ってプレイ |
| クリエイティブワーク | Lightroom Raw 現像、軽い動画編集 | テキスト編集、YouTube 視聴程度 |
| 使用期間 | 2~3 年以上の長期利用 | 1~2 年のつなぎ使用 |
| 総額予算 | ¥139,800 + α(拡張機器) | ¥89,800 + Micro SD カード購入 |
シンプルな結論
- 迷ったら、Ally X を選ぶ方が後悔は少ない。プロセッサー性能の差は、ゲームプレイの快適さに直結し、2~3 年使い続けると性能差を強く実感します。
- 真のライトゲーマー(PS4 世代のゲーム中心)なら、Ally でも満足できる。予算に余裕がなければ、Ally で試して、後に買い替えるのも一つの選択肢です。
ASUS ROG Xbox Ally XとROG Xbox Allyのスペック徹底比較表


ROG Ally X と ROG Ally は、どちらも同じ基本設計に基づいていますが、プロセッサー、メモリ、ストレージ、バッテリーの4つの主要スペックで異なります。
ここでは、各スペックの実用性を、実際の使用シーンに基づいて解説します。
プロセッサー性能の差
| 項目 | ROG Ally X | ROG Ally |
|---|---|---|
| プロセッサー | AMD Ryzen AI Z2 Extreme | AMD Ryzen Z2 A |
| コア数/スレッド数 | 8コア/16スレッド | 4コア/8スレッド |
| 最大クロック | 最大5.0GHz | 最大3.8GHz |
| NPU | AMD XDNA 50TOPS搭載 | なし |
プロセッサー性能の実感度
プロセッサー性能の差は、ゲームのフレームレート(FPS)に直結する最も重要なスペック差です。
実際のテストから、その違いは明確です。
Forza Horizon 5 をプレイした場合、Ally X は FHD(1920×1080)で 61FPS を常時キープできます。
一方、Ally では背景画像やライバルカーが多いシーンで FPS が低下し、快適とは言えない動作に。
最新のカーレースゲームは、Ally X で初めて「ストレスフリーなプレイ」が実現します。
BIOHAZARD RE:2(PS4 世代のゲーム)であれば、Ally でも問題なく快適に動作します。
理由は、PS4 時代のゲーム最適化がすでに進んでいるため。
つまり、ゲームジャンルによって選ぶべきモデルが変わります。
NPU(AI チップ)の有無
Ally X には「AMD XDNA NPU」という AI 専用チップが搭載されており、50TOPS の処理能力を持ちます。
これは、将来の AI ベース機能(自動シェーディング、AI 翻訳リアルタイム処理、次世代 AI ゲーム機能)に対応するための先行投資です。
現在のゲームプレイでは直接的な恩恵は少ないものの、2-3 年後のソフトウェアアップデート対応を考えると、Ally X の優位性が出てきます。
実用性の判定
- Ally X:最新ゲーム、将来対応重視ならマスト
- Ally:PS4 世代ゲーム、インディーズゲーム中心なら十分
メモリ・ストレージ容量の実用性
| 項目 | ROG Ally X | ROG Ally |
|---|---|---|
| メモリ | 24GB LPDDR5X | 16GB LPDDR5 |
| ストレージ | 1TB PCIe 4.0 NVMe | 512GB PCIe 4.0 NVMe |
| 拡張容量 | Micro SD 最大2TB | Micro SD 最大2TB |
メモリ容量の実用性
メモリは「ゲーム起動時の快適さ」と「複数アプリ同時実行」に影響します。
24GB LPDDR5X(Ally X) の場合、ゲーム 1 本 + バックグラウンドアプリ複数の同時実行でも メモリ不足に陥りにくい。
Lightroom での Raw 現像時に複数の写真を同時処理する場合でも、パフォーマンス低下がほぼ発生しません。
16GB LPDDR5(Ally) でも、ゲームプレイが主用途なら問題ありません。
ただし、YouTube を起動しながらゲームをプレイするなど、マルチタスク運用では若干のもたつきが生じる可能性があります。
実用的な判定
- メモリ不足を感じるシーン:YouTube + ゲーム同時起動、Lightroom Raw 複数枚処理、複数ゲームランチャーの起動
- Ally で問題ないシーン:ゲーム単体プレイ、Web ブラウジング、一般的なドキュメント編集
ストレージ容量の実用性 — これが最大の判断基準
ストレージ容量は、購入後の満足度を左右する最重要ポイントです。実データを基に解説します。
| ゲーム | 必要容量 | Ally X (1TB) | Ally (512GB) |
|---|---|---|---|
| Forza Horizon 5 | 約150GB | 6本まで可能 | 3本が限界 |
| ELDEN RING NIGHTREIGN | 約100GB | 7本まで可能 | 4本が限界 |
| BIOHAZARD RE:2 | 約40GB | 18本まで可能 | 9本が限界 |
Forza Horizon 5 だけで 約150GB を消費するため、ストレージ管理が重要です。
Ally(512GB)の現実的な運用方法
- ゲーム 2~3 本を内蔵 SSD にインストール
- 4 本目以降は Micro SD カード(別購入)に移動
- Micro SD は読み込み速度が内蔵 SSD より遅いため、頻繁にプレイするゲームは内蔵 SSD に保持
このため、Ally を選ぶと Micro SD カード購入費用が追加で必要。256GB 型なら ¥3,000~¥5,000、512GB 型なら ¥6,000~¥10,000 程度の出費を覚悟する必要があります。
Ally X(1TB)の優位性
- ゲーム 6~7 本を内蔵 SSD に保持可能
- Micro SD カードを追加購入しなくても、基本的に間に合う
- 追加購入コストを考えると、初期投資で Ally X を選ぶ方が総額では経済的
長期的なコスト比較
- Ally ¥89,800 + Micro SD 256GB ¥4,000 = ¥93,800(ゲーム3-4本運用)
- Ally X ¥139,800(ゲーム6-7本運用、追加購入不要)
¥46,000 の差額を「長期投資」として見るか「初期費用削減」として見るかで判断が分かれます。
ただし、ゲームの容量は年々増加傾向なため、Ally X の方が 2~3 年後の拡張性に優れています。
ポート構成の違いと実用性
| 項目 | ROG Ally X | ROG Ally |
|---|---|---|
| USB Type-C(左側) | USB 4(40Gbps、Thunderbolt 4準拠、DisplayPort 1.4対応) | USB 3.2 Gen 2(10Gbps、DisplayPort 1.4対応) |
| USB Type-C(右側) | USB 3.2 Gen 2(10Gbps) | USB 3.2 Gen 2(10Gbps) |
| イヤホンジャック | 3.5mm コンボジャック | 3.5mm コンボジャック |
| Micro SD | UHS-II カードリーダー | UHS-II カードリーダー |
USB ポート構成の実用性
Ally X の左側 USB Type-C は USB 4(40Gbps)、Ally の USB Type-C は USB 3.2 Gen 2(10Gbps) です。
この差は、実用上どの程度の影響があるのでしょうか。
データ転送速度の実感
- USB 4(40Gbps): 4K 動画ファイル(約10GB)を 20秒で転送
- USB 3.2 Gen 2(10Gbps): 同じファイルを 80秒で転送
結論:データ転送が頻繁でなければ、実用的な差は少ないと思います。
ただし、以下のユースケースでは Ally X の USB 4 が有利です。
- カメラマンが毎日 100GB~200GB の画像データを転送する
- 外部 SSD への動画ファイル移動が頻繁
- Thunderbolt 4 対応の高速デバイス(将来の周辺機器)を使う予定
DisplayPort 機能の実用性
両モデルともに DisplayPort 1.4 対応ですが、この機能は「外部モニターへの接続」に使います。
実用シーン
- Ally を外付けキーボード + 外部モニターで PC として使用する
- 会社や自宅で Ally をスタンドに置いて、フル PC 環境として運用
このシーンでは、USB ポート経由で 電源供給 + 映像出力 + データ通信を 1 本のケーブルで実現 できるため、ケーブル本数を削減できます。
イヤホンジャック・Micro SD の実用性
両モデルともに 3.5mm コンボジャック と Micro SD カードリーダー を搭載。
これらは実用的な差がなく、使用体験は同等です。
【総評】スペック比較から見える選択基準
| スペック項目 | Ally X が有利 | Ally で十分 |
|---|---|---|
| プロセッサー | 最新ゲーム、ELDEN RING NIGHTREIGN | PS4 世代ゲーム、インディーズ |
| メモリ | マルチタスク、Lightroom Raw 複数枚処理 | ゲーム単体プレイ |
| ストレージ | 複数ゲーム同時保持、Micro SD 不要 | 2~3本のゲーム運用 |
| USB ポート | 高速データ転送、外部デバイス接続 | 基本的なファイル転送 |
結論
- ハードゲーマーは Ally X 一択。プロセッサー性能とストレージ容量の差が、ゲーム体験を大きく左右します。
- ライトゲーマーは Ally も検討の価値あり。ただし、Micro SD カード追加購入費用(¥4,000~¥10,000)を加算すると、初期投資で Ally X を選ぶ方が経済的な可能性があります。
ASUS ROG Xbox Ally X&ROG Xbox Ally実機外観


まずはASUS ROG Xbox Ally X&SUS ROG Xbox Allyの実機外観です。
箱はこんな感じで、ブラックがハイエンドモデルでホワイトがノーマルモデルです。


付属品関係は本体の他に充電器とケーブルが付属してました。
充電器はどちらのモデルも共通になります。
ケーブルは外れない仕様で、プラグは折りたたみできないので持ち運びには少しかさばって不便でした。


見た目に関してはどちらも同じで個人的に白のほうが見た目が好き。
あと付属品で入ってる置き台は簡易的なプラスティック製ですが、スタンドの代わりにはなります。
ボタンはスティックや十字キー、ABXYの各キーなどなど同じになります。


特徴的なのがXboxボタンが追加されており、他のゲームとの切り替えや全画面へのワンタップで変更などが瞬時に行われるようになります。
この辺がWindows PCでありながらもゲームに特化した強みとも言えそうです。


ディスプレイに関してもどちらも7インチ FHD(1920×1080) 16:9 IPS、120Hzリフレッシュディスプレイと同じでした。
個人的にハイエンドモデルはQHDとかディスプレイをもう少し大きくしてくれれば嬉しいのですが、この辺は生産ラインを統合したほうがコストが下げられるなどの都合もあるかもです。


上部にはL,Rトリガーと排熱用の通風孔がありました。
ゲームプレイ中は結構排熱で熱い風がでます。
スピーカーは両モデルともステレオで音質は非常に良かったです。
ただ上位モデルとノーマルモデルではポートの構成がちがいます。
- USB Type-C×2ポート
- 音量ボタン
- UHS-II microSDカードリーダー
- 指紋センサー兼電源ボタン
上位モデルのUSB Type-Cの左側はUSB 4端子になっており、40Gbpsでの高速データ通信が可能です。


逆にノーマルモデルもUSB-C端子は2つありますが、どちらもUSB 3.2 Gen2 の規格になっており、10Gbpsの通信速度になります。
ただ端子構成は違いますが出来ることに決定的な差はないので、あんまり気にしなくても良さそうです。




背面はM1・M2の2つのボタンが付いておりました。
こちらは普段はPS5ユーザーには慣れていないので、押しづらいと言うか存在そのものを忘れがちのボタンに感じました。


重さは上位モデルが721gでした。


ノーマルモデルは672gと50gくらい軽くなってました。
持ってみるとやはり軽い白モデルのほうが長時間プレイしても疲れないので軽さは正義だと感じました。
ASUS ROG Xbox Ally XとROG Xbox Ally使用レビュー
ここからはASUS ROG Xbox Ally XとROG Xbox Allyを使って感じた感想を紹介します。
レビューはどちらのモデルも共通する内容で置き換えてもらって大丈夫です。
- ライトユーザーだったらどちらのモデルも快適に動作
- Forza Horizon 5などは上位モデルのほうが動作は良好
- ELDEN RING NIGHTREIGN は上位モデルがおすすめ(らしい)
- Windowsならではの煩わしいもある
- ROG Armory Crate SEが便利
- 下位モデルだと容量がキツイ
- Lightroomなどの写真編集くらいなら余裕
- タブレットとしても使える
ライトユーザーだったらどちらのモデルも快適に動作


僕のような重いゲーム(サイバーパンク)とかFPSをやらないライトゲーマーにはどちらのモデルも快適に動作する印象でした。
例えばBIOHAZARD RE:2 をプレイしましたが、ノーマルモデルでも普通に快適に動作しました。


まあ元がPS4のゲームですので、全然問題ないですね。
プレイしてて思ったのですが、ディスプレイが綺麗&スピーカーの音質がめっちゃ良いです。
PlayStation Portal 2も持ってますが、音質は断然上です。


ただどちらのモデルにも言えますが、ゲーム起動に時間が掛かるのは不満でした。
最初に最適化やアップデートが入るので、初回起動は1分半くらい待たされたのでこの辺は家庭用ゲーム機に慣れると面を喰らってしまう部分でした。
Forza Horizon 5などは上位モデルのほうが動作は良好


カーゲームのForza Horizon 5もプレイしました。
ノーマルモデルでも動作自体は問題ありませんが、背景画像やライバルカーが多いとFPSが落ちる場面があって快適とは言えませんでした。
ただ上位モデルになるとグラフィックス性能が高くてプレイは安定して可能なので、カーレースくらいだと上位モデルを選んだほうが良さそうです。


実際のForza Horizon 5のベンチマークでも61FPSとある程度快適と思えるフレームレートが常時キープできていたので、ライトユーザー以外だったら上位モデルを選択したほうが良さそうです。
ELDEN RING NIGHTREIGN は上位モデルがおすすめ(らしい)
僕がプレイしてる動画じゃありませんが、普段からプレイしているプレイヤーがELDEN RING NIGHTREIGNをしたところ普通に快適とのことでした。
隣から見ててもヌルヌル動いていたし、スティックとかボタンの押し心地がやグリップ感も良さそうでした。
ガチゲーマーでも満足できるクオリティーに仕上がってるっぽいので、重いゲームを外出先などでやりたい方でも満足できそうです。
ROG Ally X vs ROG Ally – ゲーム別 FPS パフォーマンス比較


それぞれのゲーム別のFPS速度をまとめるとこんな上記のようになります。
比較的動作の重めのゲームはROG Ally Xでもかろうじて60FPSが出せる印象です。
逆にマイクラなどの軽量ソフトではROG Allyでも105FPSとソフトによってだいぶ動作が変わる印象でした。
Windowsならではの煩わしいもある


10年以上Macを使ってるユーザーとしてはMacユーザーならではのWindowsの面倒くささも感じました。
本機はゲーム機では無く、UMPC(ウルトラモバイルPC)なのであくまでもパソコンになります。
例えばWindowsアップデートとかも必須で、毎週のようにあるWindowsアップデートとか、半年に一度くらいある大型アップデートの適用なども必要で時間が掛かり面倒とも思ったのもありました。
ROG Armory Crate SEが便利


ROG Armory Crate SEがボタンひとつでデバイスの設定を変更できて便利でした。
「ROG Armoury Crate SE」は、ハードウェア設定とゲームライブラリを統合管理できるソフトウェアで例えばパフォーマンスモード「サイレント」「パフォーマンス」「Turbo」などを好きなタイミングで変更可能です。
例えば電源を繋いでいない時はパフォーマンスにしたり、電源を繋いでフルパワーで動かしたいときはターボモードなどに変更が可能です。
その他「コマンドセンター」ではFPSの上限設定、GPU電力上限、輝度や音量の調整など細かい設定もまとまって表示されるなどUIも優れていると感じました。
下位モデルだと容量がキツイ


やるゲームにもよりますが、下位モデルの512GBのSSDだと容量がキツイと感じました。
例えばForza Horizon 5だけで148.93GBと約150GBのディスク容量を消費しました。
だいたいゲーム2〜3本くらいがダウンロードの適正値で、ハードゲーマーにとっては内蔵のSSDだけの運用はキツイと思います。
もちろんMicro SDカードも最大で2TBまで認識可能ですが、別途購入が必要でお金も掛かるので最初から上位モデルの1TBを買ったほうが満足度は高いかもと感じました。
Lightroomなどの写真編集くらいなら余裕


見た目はゲーム機ですが、Windows PCなのでパソコン的な使い方もできます。
例えば写真編集のLightroomくらいなら下位モデルでも余裕でRaw現像できました。


ディスプレイの品質もなかなか高くて、タッチ操作にも対応しているのでパラメーター調整も意外とやりやすいです。
タブレットとしても使える


タブレットライクな使い方として、Chat GPTなどのAIを使うのも便利だと思います。
ただ文字入力がしづらいので、Bluetoothキーボードなどを追加しないと文字が多い作業はやりづらいです。


エンタメ用途で使うならYouTubeなどの動画鑑賞も快適です。
ある意味7インチタブレットのように使えるので、iPad miniのような動画鑑賞用のタブレットとして使うのも案外便利かもしれません。
音質も非常に良いしワイヤレスイヤホンを使えば外で動画も見れたりと意外と汎用性の高いガジェットだと感じました。
Macユーザーが使って感じたメリット、デメリット
ここでは普段Macを使っている僕が、WindowsベースのASUS ROG Xbox Ally X&ROG Xbox Allyを使って感じたメリット、デメリットも記載します。
最大のメリット:ゲーム選択肢の大幅拡大
Mac では遊べないWindows専用ゲーム(Forza Horizon 5、ELDEN RING NIGHTREIGN)が利用可能になったのが良かった点です。
Xbox Game Pass(¥1,100/月)に加入すれば、500以上のゲームが遊び放題。
PS5ユーザーにとっても、PS5では遊べないXbox/Steam専用タイトルに対応できる最大の価値でした。
その他のメリット
外出先でLightroom Raw現像や軽い動画編集が実用的でした。
7インチのタッチディスプレイはiPad miniのような操作感を提供し、YouTube視聴やWebブラウジングも快適でです。
また、Windows環境を試したい場合の低価格テスト環境(¥90,000~¥140,000)として最適かもしれません。
許容すべきデメリット
ゲーム起動時間が1分半~2分かかること、Final Cut ProなどMac専用クリエイティブツールが使えないこと、定期的な管理負担(Windows Updateなど)が増えることを理解した上での購入が必要だと感じました。
最終評価
ROG AllyはMacユーザーにとって「Windowsの敷居を下げる最良のツール」です。
特にゲーマーやクリエイターに強くおすすめします。
ただし管理負担が厳しい場合は、iPad Pro+外付けキーボードの方が、Macエコシステムとの親和性が高いとも感じました。
競合製品との比較
ここでは購入を迷うだろうハード(Steam Deck とNintendo Switch 2)との違いやどっちを買うかの判断基準を紹介します。
Steam Deck との決定的な違い
ROG Ally X(¥139,800)とSteam Deck 512GB(¥115,454)は、どちらもポータブルゲーミング PC ですが、OS と互換性の点で決定的な違いがあります。
Steam Deck はSteamOS搭載で、Valve 製ゲームプラットフォーム「Steam」に最適化されています。
メリットは、Steamライブラリのゲームがほぼ問題なく動作することです。
一方、Epic Games や Xbox Game Pass などの非 Steam ゲームは、Proton と呼ばれる互換性レイヤーを使った調整が必要になります。
ROG Ally X は Windows 11 搭載のため、Steam、Epic Games、Xbox Game Pass など、あらゆる PC ゲームプラットフォームが完全対応。
ゲーム互換性ではAlly X が圧倒的に優位です。
ただし、Windows の定期的なアップデート(毎週のセキュリティ更新)が必須で、ユーザーの管理負担が大きくなります。
性能面では、ROG Ally X がグラフィックス処理で上回ります。Forza Horizon 5 では Ally X が 61FPS で安定動作に対し、Steam Deck では FPS の低下が見られるシーンが多いです。
バッテリー駆動時間は、Steam Deck OLED(50Wh)が約4~6時間に対し、ROG Ally X(80Wh)は高リフレッシュレート時に3~4時間と劣ります。
携帯プレイを重視するなら、Steam Deck の方が優位です。
結論:多様なゲームプラットフォーム対応を重視するなら ROG Ally X、Steam ゲームがメインで長時間プレイ重視なら Steam Deck がおすすめです。
Nintendo Switch 2 との棲み分け
Nintendo Switch 2(¥49,980)は、2025年6月5日発売予定の任天堂の新型ゲーム機です。スペックでは、本体ストレージが 256GB、処理能力は PS4 並みとされています。
ROG Ally X と Switch 2 の決定的な違いは、遊べるゲームの対象層です。
Switch 2 は任天堂製タイトル(マリオ、ゼルダ、ポケモン)やインディーズゲーム中心。
ROG Ally X は PC ゲーム市場全体(Forza、ELDEN RING、Steam専用タイトル)に対応しています。
価格差は約¥90,000。Switch 2 は「家族向けカジュアルゲーム」、ROG Ally X は「PC ゲーム本格志向ユーザー」という明確な棲み分けがあります。
Switch 2 のメリットは、任天堂の互換性保証(Switch ソフトが遊べる)と、定価での購入が可能な安定供給。ROG Ally X のメリットは、ゲーム選択肢の圧倒的な豊富さです。
ただし、両機を共存させるユーザーも多いでしょう。例えば、外出時は Switch 2(軽量・寿命長い)、自宅は ROG Ally X(本格ゲーム)という使い分けです。
結論:任天堂ゲームがメインなら Switch 2、PC ゲーム中心なら ROG Ally X です。
ASUS ROG Xbox Ally X&ROG Xbox Allyどっち買うのがおすすめ?


ASUS ROG Xbox Ally XとROG Xbox Allyどっち買うのがおすすめ?と聞かれたら、もちろん上位モデルのASUS ROG Xbox Ally Xがおすすめだと感じました。
まあ当たり前ですが、CPUがAMD Ryzen™ AI Z2 Extreme 8 コア / 16 スレッド(上位モデル)とAMD Ryzen™ Z2 A プロセッサ 4 コア / 8 スレッド(下位モデル)に比べて圧倒的に強いです。
ゲームだけで見ても動作はかなり違ってきて、上位モデルであればある程度のゲームはフルHDの60FPSで動作が可能だと思います。
逆に下位モデルだと解像度を720Pなどに下げる場面が必要になります。
ただ価格差が5万円あるので、差額で任天堂Switch 2が買えるくらいあるので予算が厳しいなら下位モデルでもありかと感じました。
特にガチゲームでは携帯ゲーム機の都合上動作は厳しい場面もあるので、ライトゲーム用に割り切るなら下位モデルの購入も実はアリと思います。



迷ったら上位モデル買うのが後悔は少ないと思う
(まとめ)ASUS ROG Xbox Ally X&ROG Xbox Allyレビュー


以上がASUS ROG Xbox Ally XとROG Xbox Allyのレビューでした。
ゲーム機として考えると据え置き機と比べて高いと思うかもですが、ゲームもできるWindows PCとして考えると魅力的な価格に感じます。
僕のようにMacユーザーでWindows PCが欲しいけど、なかなか手が出ない方にも飛び道具的に使えそうです。
PCで使うのは外付けキーボードやマウスなどの接続が必要ですが、タッチ操作ができる点など新鮮に感じました。
もちろんゲーム機としても優秀で、箱ユーザーには馴染みが不快しSteamなどのゲームも可能です。
PS5ではプレイできないゲームもあるので、ゲームの幅が広がる面ではめっちゃ欲しいデバイスだと感じました。











コメント