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ASUS TUF Gaming BE9400レビュー!これがWi-Fi 7ゲーミングルーターの決定版

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TUF Gaming BE9400
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ゴーゴーシンゴ

ゴーゴーシンゴ

執筆者

ガジェットブロガーのゴーゴーシンゴです(@go5shingo

今回は最新のWi-Fiルーター、ASUS TUF Gaming BE9400の紹介です。

ASUS TUF Gaming BE9400

最大の特徴がトライバンドWiFi 7ルーターになっており、320MHz、MLO、4K-QAMにより最大9400Mbpsのスループットに対応。

最大接続台数56台、3階建て4LDKの最大2500平方フィートをカバーします。

もちろんゲーミングWi-Fiルーターなので専用ゲーミングポートや各種ゲームの快適設定なども健在。

TUF Gamingなので耐久性や信頼性は折り紙付きです。

今回はASUS TUF Gaming BE9400のレビューです。

ASUS TUF Gaming BE9400
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 貴重なトライバンドWiFi 7ルーター
  • 2.5G LANポートを3つ搭載
  • OpenNATなどゲームが快適になる簡単設定
  • AiProtectionなどによる強固なセキュリティ機能
  • 熱対策に優れた高耐久の信頼ある作り
  • 320MHz幅の超広帯域チャンネルとMLO(マルチリンクオペレーション)対応
デメリット
  • WANが10G対応では無く2.5G対応
  • ライティングがないのでROG製品と迷う
ゴーゴーシンゴ

ライトゲーマーからガチゲーマーまで満足できるスペックに仕上がっております

商品リンク確認中(12月10日予約開始予定)

メーカーより提供を受けておりますが自由レビューです

目次

ASUS TUF Gaming BE9400のスペック

最初にASUS TUF Gaming BE9400のスペックを紹介します。

項目詳細
CPUQualcomm IPQ5322 クアッドコア 1.5 GHz
メモリ1GB DDR4 / 256MB フラッシュ
ネットワーク規格IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax/be(WiFi 4~7対応)
無線スループット2.4GHz: 688 Mbps
5GHz: 2882 Mbps
6GHz: 5764 Mbps
ポート構成2.5G WAN x1
2.5G LAN x3
USB 3.0 x1
アンテナ6 固定式アンテナ
電源DC 12V 最大2.5A
周波数帯2.4 GHz / 5 GHz / 6 GHz
機能マルチリンクオペレーション(MLO)、ゲームブースト、Open NAT、ゲーミングポート、VPNフュージョン、AiMesh、AiProtection、Instant Guard、スマートホームマスター (Kids Network / IoT Network / VPN Network)
WAN接続対応PPPoE、PPTP、L2TP、Static IP、Dynamic IP、Dual WAN、4G/5G オートモバイルテザリング対応

特に気になる主な特徴は以下の通りです。

ASUS TUF Gaming BE9400

主な機能

  • 4096-QAM/320MHz(高速データ転送)
  • マルチリンクオペレーション(MLO)(複数帯域同時接続)
  • モバイルゲームモード(アプリ1タップ最適化)
  • ゲームブースト(ゲーム優先処理)
  • Open NAT(3ステップポート開放)
  • ゲーミングポート(専用2.5Gポート)
  • VPNフュージョン(同時VPN/通常接続)
  • AiMesh(メッシュ拡張)
  • AiProtection(Trend Microセキュリティ)
  • Instant Guard(ワンクリックVPN)
  • スマートホームマスター(Kids Network/IoT Network/VPN Network)


ASUS TUF Gaming BE9400の320MHzチャネル幅

チャネル幅も従来のWi-Fi 6ルーターの2倍の320MHzと非常に広いです。

混雑した通信経路も余裕で通信ができるので、大容量のデータも1度に多くの同時通信が可能です。

こんな感じでWi-Fi 7ルーターとしてはミドル〜ミドルハイクラスの性能でほとんどの方が不満を感じないスペックになっております。

また保証も2年間と他社の1年保証に比べても手厚い保証で、タフな製品でもあるので長期間安心して使えるのもポイントが高いと感じます。

ASUS TUF Gaming BE9400の実機外観

ASUS TUF Gaming BE9400の付属品

まずは付属品からチェックします。

付属品は本体とLANケーブルと電源アダプターと各種紙類でした。

ASUS TUF Gaming BE9400の付属品

LANケーブルは1mの短めのが付属しておりました。

CATは書いて無かったので不明ですが、2.5Gbps対応ルーターなのでCAT 5e以上だと思います。

ASUS TUF Gaming BE9400の付属品

説明書は日本語+画像入りで非常に見やすかったです。

サポートが良いのもASUSの特徴だと思います。

ASUS TUF Gaming BE9400の付属品

コンセントの頭はやや大きいので隣のタップに干渉しがちになると思います。

なるべくなら1番端に刺すのが良さそうです。

ASUS TUF Gaming BE9400

ルーター本体の見た目は、クモっぽい見た目で好みが分かれそうな予感です。

外部アンテナは6本あり複数のデバイスとの同時接続でも強いモデルになっております。

ASUS TUF Gaming BE9400

アンテナの方向はある程度自在に向けることができるので、設置場所によってもアンテナ方向を調整することによって、ある程度カバーできるのもアンテナレスモデルに対して強みだと思います。

ただ逆にこのデザインが苦手な人も一定数いると思うので、性能を取るかスッキリした見た目を取るかになります。

ASUS TUF Gaming BE9400

先端部には「TUF GAMING」の文字。

ASUS TUF Gaming BE9400

中央部にはロゴがメッシュ構造になっております。

内部は放熱性に優れたシートを使っており、見た目と機能と両立しているデザインです。

ゲーミングWi-FiですがRGB非搭載なので光らない点に注意が必要。

ASUS TUF Gaming BE9400

使ってみて感じたのですが、表面が熱くなっていたので放熱性も良さそうです。

さすがはTUF Gaming だけあって、耐久力は高そうなイメージ。

ASUS TUF Gaming BE9400

左右は空洞になっていて、持ち手のように使える珍しいデザインです。

ASUS TUF Gaming BE9400

LEDインジゲーターは前方の奥にあるので、あまり目立ちませんね。

ASUS TUF Gaming BE9400
車高短で薄いのも特徴

実際の使用時もジンワリと光るだけなので、ゲーミングWi-Fiにしては大人っぽい見た目です。

ASUS TUF Gaming BE9400のポート

背面ポートは充実しております。

  • 2.5GWANポート
  • 2.5GLANポート×3
  • USB 3.2 Gen1

従来のWi-Fi ルーターは1Gポートが主流ですが、本機は2.5GLANポート×3と有線接続はかなり力が入っております

またUSB 3.2 Gen1はiPhoneやAndroidを接続すると4G/5GのモバイルルーターとしてバックアップWANの代わりにもなります。

万一のネットワーク障害などに使えるので、ビジネスでも役に立ちそうです。

ASUS TUF Gaming BE9400
パスワードを隠しております

背面はメッシュ構造になっていて、通気性も抜群なので熱が籠もりづらい仕様になっております。

さらに壁掛け穴もあるので、お好みで壁掛けもできます(見た目がクモですがw)

ASUS TUF Gaming BE9400
下にA4用紙を置いている

ルーターの大きさですが、だいたいA4用紙に収まるくらいのコンパクトな筐体となっております。

そこまで大きくは無いので、電源の問題が無ければ棚などにも気軽におけます。

ただアンテナの高さがあるので、それなりの威圧感は感じます。

ASUS TUF Gaming BE9400の重さ

重さは実測値で772gでした。

ASUS TUF Gaming BE9400
持ちやすいw

これだけ見ると重く感じるかもですが、中がくり抜かれたりしてるのでかなり軽量に感じました。

ASUS TUF Gaming BE9400の初期設定方法

初期設定方法も非常に簡単です。

ここでは簡単に設定方法を紹介いたします。

ASUSルーター
ASUSルーター
開発元:ASUS
無料
posted withアプリーチ

ブラウザからも設定できますが、アプリからのほうが分かりやすいので今回はアプリからの初期設定となります。

STEP
設定するルーターを選ぶ
ASUS TUF Gaming BE9400の初期設定方法
ASUS TUF Gaming BE9400の初期設定方法

まずは「セットアップ」から「ASUS Wi-Fiルーター」を選びます。

STEP
Wi-Fiの設定情報を読み込む
ASUS TUF Gaming BE9400の初期設定方法

接続に関しては付属のQRコードを読み込むと接続されます。

僕の場合はなぜかQRコードの読み込みが失敗したので、パスワードを手入力いたしました。

ASUS TUF Gaming BE9400の初期設定方法

あとはアプリがそれぞれの回線の種別を自動判別してくれます。

ASUS TUF Gaming BE9400の初期設定方法

我が家はOCNを使っていたので、OCNバーチャルコネクトで接続されました。

他のプロバイダーでも自動判別されますが、PPPoE接続の場合はプロバイダーから提供されるアカウントIDとパスワードの入力が必要になります。

ASUS TUF Gaming BE9400の初期設定方法
ASUS TUF Gaming BE9400の初期設定方法

SSID情報とパスワードをそれぞれ設定します。

lot側のパスワードについても、通常のWi-Fiルーターと同じパスワードでも特に問題はありません。

ASUS TUF Gaming BE9400の初期設定方法

最後にここまでの設定が全て読み込まれて初期設定は完了します。

ASUS TUF Gaming BE9400の初期設定方法
スクショタイミングミスたったw

またファームウェアアップデートが配信されていることがあるので、このタイミングでしといたほうが安心して使えると思うので忘れずにしておきましょう。

ASUS TUF Gaming BE9400使用レビュー

ここからはASUS TUF Gaming BE9400を実際に使った感想です。

  • Wi-Fi 6端末でも通信速度が速い
  • ゲーム機だと通信速度はあまり出ない?
  • トライバンドなので6GHz帯が使用可能
  • Open NATでゲームプロファイルを最適化
  • スマホゲームはワンタップで高速化
  • 優先したいトラフィックも自由に選べる
  • スマートホームマスターでlot家電の互換性も大丈夫
  • 子供向けの設定も可能
  • TrendMicroの技術を採用したASUS独自のAiProtection

Wi-Fi 6端末でも通信速度が速い

ASUS TUF Gaming BE9400

まず通信速度についてはとにかく安定性が高く高速通信が可能でした。

我が家の環境は以下の通り。

  • 回線は10Gbps(OCN光)
  • 部屋は7畳と狭め
  • 接続機器は10台程度
  • 設置場所からは3m程度と距離も近い

ワンルームなので電波が届かないとかは無いので、Wi-Fiの環境としては非常に良いと思います。

例えばiPhone 16で通信速度を測りましたが、普通に1Gbps超えを連発してました。

WANは2.5G(10G回線は活かせない)、iPhone16はWi-Fi 6

我が家にWi-Fi 7端末は残念ながらありませんが、Wi-Fi 7ルーターでも恩恵はありそうだと感じました。

ASUS TUF Gaming BE9400

iPad Proに関しても620Mbpsと凄まじい速度で通信されておりました。

iPhoneに比べると通信が遅いと思うかもですが、iPadだとスマホに比べて通信速度は控え目になるのでこれでも十分に早い方です(Youtube動画見るくらいなら余裕)

ASUS TUF Gaming BE9400

もちろんPC(MacBookPro)で測定しても1Gbpsを超えてくるので、性能も非常に高いです。

言わずもがなWi-Fi 6対応でWi-Fi 7端末ではありませんが、Wi-Fi 7端末を持っていない方でも高速化の恩恵はあると感じました

ゲーム機だと通信速度はあまり出ない?

ASUS TUF Gaming BE9400
うちのPS5の調子が悪いのかも?

次にゲーム機で通信を試しました。

まずはPS5の通信速度です。

  • 下り→54.8Mbps
  • 上り→78.3Mbps

正直PS5だと通信速度はあまり出なかったです(個体差?)

ただ他社のWi-Fiルーターを使ってもこんな感じで、PS5自体のWi-Fiスピードが遅いのかもしれません。

ただ常時50Mbps以上は出ているので、PS Plusのオンラインプレイでも全然問題が無く安定して動作しておりました

ASUS TUF Gaming BE9400

任天堂Switch2でも測定しました。

  • 下り→273Mbps
  • 上り→51.3Mbps

上りのスピードは落ちましたが、下りは300Mbps近くのスピードが出ておりました。

ASUS TUF Gaming BE9400

オンラインでマリオカートワールドをプレイしましたが、遅延やラグも無く快適に動作したのでWi-Fiルーターがボトルネックで通信が遅くなることは無さそうでした。

ASUS TUF Gaming BE9400

ちなみにWi-Fiルーターの大本に来てるネットの速度は2Gbps以上通信が出来ているので、その先の機器がいかに上手く通信を受信できるかの端末側の問題になりそうです。

トライバンドなので6GHz帯が使用可能

通常はデュアルバンドのWi-Fiルーターが多いのですが、本機はトライバンドなので6GHz帯が使用可能です。

  • 2.4GHz帯(合計688Mbps)→通信は遅いけど電波は遠くまで届く
  • 5GHz帯(2882Mbps)→通信が速いけど壁などの障害物に弱い
  • 6GHz帯(5764Mbps)→あまり使われていないので通信が超速い、ただし障害物に弱い

こんな感じで普通は使えない6GHz帯を使えるのがメリットです。

特に6GHz帯は割り当てられてる帯域も5000Mbps以上あるので、多くの機器の通信ができるので積極的に使うのがおすすめです。

現状だとWi-Fi 7ルーターでトライバンドモデルだと高価格帯の製品にしか使われていないので、本機の値段で使えるのはかなりのメリットです。

Open NATでゲームプロファイルを最適化

ASUS TUF Gaming BE9400のゲームプロファイル
有名ゲームのプロファイルが多数入っている

一般的なWi-Fiルーターと違ってゲーミングWi-Fiルーターなので、ソフトウェアの機能が充実していると感じました。

例えばOpen NATがあり、ゲームプロファイルに応じてポートを解放してポートのアクセス制限を回避ができます

設定も簡単で、ゲームタイトルを選んで1クリックでポートフォワーディングを設定可能で、PS5リモートプレイやPCゲームの接続問題を解消してくれます。

やっているゲームがあれば設定したほうが良いし、もしもオンラインでプレイして、ホストとしてプレイできないやラグいなどの問題も解消されるかもしれません。

スマホゲームはワンタップで高速化

ASUS TUF Gaming BE9400

据え置き機ゲームユーザーだけでなくスマホゲームユーザーにも便利機能があります。

「モバイルゲームモード」を使えば、スマホに電波のリソースを集中的に分配して最高速でスマホゲームが楽しめます。

ASUS TUF Gaming BE9400
さすがにポケモンGOだと意味ないw

例えばFPSとか原神などの重いゲームでもネックワークにおいてはPingやレイテンシを改善して、ベストパフォーマンスに持っていけるのでガチスマホゲーマーにもおすすめできると思います。

優先したいトラフィックも自由に選べる

ASUS TUF Gaming BE9400の優先したいアプリケーション

ASUSのWi-Fiルーターの便利なのが優先したいトラフィックを選べる点です。

カテゴリー説明・主なサービス例
ゲーミングLOL、AOV、Switch、XBOX、PUBG、Free Fire、Dota 2、Overwatchなど
メディアストリーミングYoutube、Vimeo、iTunes、Hulu、Netflix、Spotifyなど
テレワークVoIP、インスタントメッセージング、メールサービスなど
eラーニングTED、LinkedIn Learning、51Talk、VIPKIDなど
ウェブブラウジングFlickr、Twitter、Facebook、Tumblr、googleツールバーなど
ファイル転送uTorrent、BitTorrent、Dropbox、4Shared、FTPアプリケーションなど

この機能が便利なのがカテゴリーの中によく使いそうなアプリケーションが紐づいている点です。

例えば休日はゲームやメディアストリーミングにして遊び用の設定にしたり、平日はテレワーク用の設定にするなどザックリとモード設定ができるのが良かったです。

ASUS TUF Gaming BE9400のQoS
順番もドラッグして変更可能

似たような機能としてQoS機能もあります。

QoSうぃ有効にすると、優先順位付けされたデータの通信に対してネットワークの帯域をトラフィックをある程度保証する機能です。

例えばゲーム中はゲーミングに集中させたり、Youtube見る時はメディアストリーミングの優先順位を上げたりとカスタマイズが可能です。

夜になるとゲームが遅いとかYoutubeがシンドいなどの家族向けで使うのが良いのかもしれません。

スマートホームマスターでlot家電の互換性も大丈夫

ASUS TUF Gaming BE9400
初期設定で作ったこれ

我が家ではスマートホーム化をめちゃくちゃ進めていて、意外と困るのが通信の互換性問題です。

たいていのスマートホーム家電は5GHz帯では動かない場合が多く、Wi-Fi 7ルーターでは互換性も問題になりがちです。

本機はIoTデバイスを専用のIoTデバイス用SSIDがあることによって通信の互換性を明確に担保してくれます。

またloT専用のSSIDをメイン回線と区別できるので、ネットワークの管理もしやすくなるのも良かった点でした。

子供向けの設定も可能

ASUS TUF Gaming BE9400のセキュリティ

セキュリティーも充実しており、インターネット利用のプロファイルも端末ごとに可能です。

ペアコントロール機能」と呼ばれるもので、通信できない時間/通信可能な時間を端末ごとに設定が可能です。

プロファイルは年齢ごとに設定ができて、違法サイトやアダルトサイトなどの接続を遮断したり、夜〇〇時移行はネットが繋がらないようにするなどの設定が端末ごとにできます。

他社のWi-Fiルーターだとここまで簡単に設定できないので、優位性を感じました。

TrendMicroの技術を採用したASUS独自のAiProtection

ASUS TUF Gaming BE9400のAiProtection
スキャンすると脆弱な箇所を瞬時に教えてくれる

ルーター自体のセキュリティー対策も充実しております。

TrendMicroの技術を採用したASUS独自のAiProtection技術によって24時間/365日さまざまな攻撃や脆弱性を保護してくれます。

セキュリティレベルも低、中、Highと分かりやすく3段階で示してくれます。

また必要なセキュリティー対策も項目をタップすれば必要な情報がワンタップで表示されるので、ネットワーク初心者でも分かりやすいです。

なによりセキュリティー対策が無料で使えるのが最大のメリットで、他社だと月額費用が掛かるのでランニングコストが安い点も非常に良いです

ASUS TUF Gaming BE9400のデメリット

ここでは逆にASUS TUF Gaming BE9400のデメリットや注意点も紹介しておきます。

  • WANが10G対応じゃない
  • ROG製品と迷う

WANが10G対応じゃない

ASUS TUF Gaming BE9400

個人的に残念だったのがWANが2.5G対応な点でした。

普通に1Gじゃ無いだけマシなのですが、我が家は10G回線を契約しているので回線の性能をフルに発揮はできません。

まあ10GWANに接続してもせいぜい2Gbpsの速度は超えて来ないのであまり意味は無いのですが、心理的には少し残念だと感じてしまいます(ガジェットオタクの感想)

ROG製品と迷う

ASUSはTUF Gamingブランドの他にもROG製品も展開しております。

  • TUF Gaming→高い耐久性と安定性を重視で比較的安価
  • ROG→高性能を追求してプロゲーマーも愛用

まあ家庭用であればTUF Gamingでも良いのですが、最近紹介したASUS ROG Strix GS-BE7200Xも安くて良かったので、このあと簡単に比較しておきます。

ASUS TUF Gaming BE9400とROG Strix GS-BE7200Xどっち買う?

ASUS TUF Gaming BE9400とROG Strix GS-BE7200Xどっち買う?
左:TUF Gaming BE9400、右:ROG Strix GS-BE7200X

ここではASUS TUF Gaming BE9400とROG Strix GS-BE7200Xのどっちを買うのがおすすめかについて書きたいと思います。

最初に結論ですが、どっちもかなり似ているので環境によって正解は変わると思います。

スペックの違い

項目TUF Gaming BE9400ROG Strix GS-BE7200X
WiFi規格WiFi 7 (802.11be), トライバンドWiFi 7 (802.11be), デュアルバンド
最大スループット9400Mbps (2.4GHz:688, 5GHz:2882, 6GHz:5764)7200Mbps (2.4GHz:1376, 5GHz:5764)
ストリーム2×2 (全バンド)4×4 (2.4/5GHz)
アンテナ外部固定 x6内部 x8
プロセッサ1.5GHz Quad-core1.8GHz Tri-core
メモリ256MB Flash / 1GB RAM128MB Flash / 1GB RAM
ポート1×2.5G WAN, 3×2.5G LAN, 1xUSB 3.2 Gen11x10G WAN, 1×2.5G LAN, 4x1G LAN, 1xUSB 3.2 Gen1
サイズ320x179x191mm 225x90x225mm

まずスペックの違いですが、優れている点は赤字で書きました。

どっちかが一方的に優れていることはありません。

それぞれが優れている点は以下の通りです。

TUF Gaming BE9400
ROG Strix GS-BE7200X
  • トライバンド(2.4/5/6GHz)かつ最大約9.4Gbpsのスループットで、接続台数が多い環境でも帯域を確保しやすい。
  • 2.5Gポートを4基(WAN×1+LAN×3)搭載しており、マルチギガ環境でもLAN側を含めて高速回線を活かしやすい。
  • 専用ゲーミングLANポートやMobile Game Mode、簡単設定のOpenNATなど、ゲーム優先機能がシンプルに使える。
  • TUFブランドらしい耐久性志向の設計で、長時間稼働や多台数接続時の安定性を重視したモデル。
  • 8ストリームデュアルバンドWiFi 7(4×4 MIMO)で最大約7.2Gbps、レイテンシ特化の設計でゲーム向けに最適化。
  • 10G WAN+2.5G LAN+1G LAN×4で最大16.5Gの有線キャパシティがあり、10Gbps級回線やNAS運用にも強い。
  • 内蔵8アンテナと専用MLOチップ、強力なフロントエンドモジュールにより、外部アンテナなしで広いカバレッジと安定性を確保。
  • 1.8GHzトライコアCPU+1GB RAMで処理性能が高く、多数の同時セッションやゲーム配信など重いトラフィックにも強い。
    ROG Gaming NetworkやTriple-Level Game Accelerationなど、複数デバイスをまとめてゲーム優先にできる高度なゲーミング制御機能。

ちょっと長くなりますが、安定性のTUFブランドか性能のROGの違いが出ているかと思います。

ポートの違い

ASUS TUF Gaming BE9400とROG Strix GS-BE7200Xどっち買う?

ポートの違いも結構あります。

TUF Gamingは2.5GLANポートが4つあるので、2.5G有線接続を多様したい方には特におすすめ。

一方のROGは2.5G LANポートは1つで残りの4つは1G LANポートになります。

ただし最大の違いはWAN回線でROGは10GWANに対応している点の評価が高いです。

ポート関係で言うと10G回線を使っている場合はROGがおすすめ、逆に1G回線の方や家族で使ったり耐久性を考えるならTUF Gamingがおすすめかなと思います

見た目

見た目は言わずもがなで、アンテナレスタイプと外部アンテナのタイプになります。

アンテナレスタイプのほうが外見はスッキリしてスタイリッシュですが、壁掛けができません

もしも壁掛けしたい場合はTUF Gamingを選んだほうが良いかもです。

あと外部アンテナの優れている点として、電波を飛ばす方向が微調整できるのも強みです。

価格

価格については割引があるとか無いとかで変わりますので希望小売価格を書いておきます。

TUF Gaming→34,920円、ROG→33,120円

価格はほぼ同じくらいなので、価格面で圧倒的な優位性はどちらも無さそうです。

どっち選ぶ?

個人的な選び方は以下だと感じました。

10G回線があるならROG、1G回線ならTUF Gaming

まずはこれが前提になるかと思います。

あとはどれだけ有線接続をしたいかとかRBGライティングがしたい、アンテナレスモデルが良い等の希望によって変わってきます。

ただどっちを買っても後悔はしない長く使えるWi-Fi 7ルーターだとは思います。

ASUS
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(まとめ)ASUS TUF Gaming BE9400レビュー

ASUS TUF Gaming BE9400

以上がASUS TUF Gaming BE9400のレビューでした。

使ってみて思ったのが基本性能の高さに加えて、アプリのソフトウェアがしっかりしているので使いやすいですね。

Wi-Fi 7のトライバンドルーターってそこまでの数が発売されていないので、本機は最有力候補です(TP-Link製品が多いけど色々とあるので)

ゲーミングブランドのWi-Fiルーターにはなっておりますが、一般用途で使っても全く問題ありません

むしろ高耐久と長時間安定稼働、多接続を活かしてガンガン使っていきたい商品に感じました。

ASUS TUF Gaming BE9400
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 貴重なトライバンドWiFi 7ルーター
  • 2.5G LANポートを3つ搭載
  • OpenNATなどゲームが快適になる簡単設定
  • AiProtectionなどによる強固なセキュリティ機能
  • 熱対策に優れた高耐久の信頼ある作り
  • 320MHz幅の超広帯域チャンネルとMLO(マルチリンクオペレーション)対応
デメリット
  • WANが10G対応では無く2.5G対応
  • ライティングがないのでROG製品と迷う
TUF Gaming BE9400

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