ガジェットブロガーのシンゴです(@go5shingo)
最近乗りに乗ってるEdifierがヤバい製品を発売しました。

商品名がLolliClipでイヤーカフ型でLDACコーデック対応のワイヤレスイヤホンです。
ここまで聞くと普通ですが、なんと健康管理機能も搭載していて血中酸素や心拍数も測定可能。
スマートウォッチならぬスマートワイヤレスイヤホンと言った印象です。
もちろん音質も妥協はなく、13mm大口径ドライバーから繰り出される音はクリアで迫力があります。
今回はEdifier LolliClipのレビューになります。

- イヤーカフ型としては圧倒的な高音質
- LDAC、ハイレゾワイヤレス認証取得
- 血中酸素や心拍数測定可能
- イヤーカフ型なのにノイキャン対応、しかも強め
- マルチポイント対応
- 装着自動検出対応
- IP56防水対応
- ケース込みで39時間の長時間再生
- テカテカ筐体なので指紋が目立ちやすい
- ワイヤレス充電非対応

この商品レベチです!!
Edifier LolliClipとRIのスペックの違い

最初にEdifier同社のイヤーカフ型ワイヤレスイヤホンのLolliClipとR1のスペックの比較からです。
- スペック
- 見た目
- 音質
- 価格
スペック
項目 | LolliClip | R1 |
オーディオコーデック | LDAC、AAC、SBC | SBC、AAC |
音圧レベル | 90 ± 3dB (A) | 90 ± 3dB (A) |
バッテリー持続時間 | 単体充電:約9時間、充電ケース使用時:約39時間 | イヤホン:7時間、充電ケース:21時間、合計28時間 |
Bluetoothバージョン | V5.4 | V5.4 |
Bluetooth通信範囲 | 約10m | 約10m |
周波数特性 | 20Hz~40kHz | 20Hz~20kHz |
入力 | イヤホン:5V=200mA、充電ケース:5V=1A | 5V=1200mA、5V/1A |
ドライバーユニット | Ф13mm | Ф12mm |
空間オーディオ | 対応 | 非対応 |
急速充電 | 15分充電で3時間再生 | 15分充電で2.5時間再生 |
マルチポイント接続 | 対応 | 対応 |
IP規格 | IP56 | IP55 |
スペックに関して言えばLolliClipが完全に上位互換だと思って大丈夫です。
大きく違うのがコーデックの違いで、LolliClipはLDACコーデックに対応しており、ハイレゾワイヤレス再生も可能です。
その他連続再生時間もLolliClipが大幅パワーアップしており、ケース込みで最大で11時間程度再生時間が伸びております。
見た目

見た目に関しても結構違います。
まずイヤホンの見た目もLolliClipはイヤーフック部分が細い針金のようにスタイリッシュで、R1はボッテリとした印象です。
個人的にはLolliClipのほうが好みです。
ケースの見た目もLolliClipのほうが小さいのですが、光沢素材でテカテカしてるので、R1のマット素材のほうが指紋も付きづらく良さそうです。
音質
音質に関しても好みの問題もありますが、LolliClipのほうが断然上だと感じます(多くの人も思うかと)
個別の音質の詳細は後述しますが、ザックリとした違いはこんな感じです。
それぞれの音質の違い
- R1→高音強めの柔らかい広がるようなサウンド
- LolliClip→バランスがよく解像感高めの高音質サウンド
音の実力やチューンナップはLolliClipが良いんですよね。
R1が悪いというわけでは無く、LolliClipがめちゃくちゃ良い音質の仕上げてきたと言う印象です。
価格
機能も違うので当然価格差もそれなりにあります。
- R1→¥8,980
- LolliClip→¥16,980
上記は定価ベースの価格でAmazon等の実売では割引もあるので、もう少し安くなります。
ただ倍近くするので、健康管理機能もあるし音質も差があります。
1万円以内で買えるR1もコスパの観点からは魅力ですが、より高性能や高音質を求めるとLolliClipがおすすめに感じます。
Edifier LolliClipの外観
ここからはLolliClipの実機外観の紹介です。

最初に付属品ですが、本体とUSBケーブル、説明書類になります。

ケーブルは充電器側はUSB-A、本体はUAB-C端子になります。

イヤホン本体の見た目のツルツルの卵型のような見た目です。
カラーはブラックのみの展開で光沢感があり、指紋が付きやすいのが難点。
下部にはLEDインジケーターがあります。

底面左側にはリセットボタンもありました。

背面はEdifierのプレートロゴが高級感を感じます。
充電は背面から指すタイプでケースは自立しません。

イヤホン本体もケースと同じ、光沢テカテカ仕様です。
湾曲部分のイヤーフックは画像で見るよりもだいぶ細い印象でスタイリッシュに感じました。

ケースを上から見るとこんな感じで、本機はL,Rの左右の区別が無いのでどちらを入れても大丈夫です。

イヤホン本体は一見すると不思議な形だけど、これが耳に付けるとジャストフィットするからよく考えられてると感じます。

本体にはEdifierのロゴの記載があり。
こちらのロゴは耳掛けすると内側になるので、ロゴが悪目立ちすることもありません。

上にシルバーの部分が充電の接触端子で、下にある小さい丸はマイク穴です。

特徴的なのが耳裏に当たる部分に心拍数や血中酸素を測定できるセンサーが内蔵されている点です。

アミアミの部分は13mm大口径動圈型ドライバーを搭載して迫力満点です。

重さはケース込みで59gと比較的軽い印象です。

イヤホンは約14gと、かなり軽いので軽快な付けご心地につながっていると思います。
Edifier LolliClip使用レビュー(メリット)
ここではLolliClipを実際に使った感想を紹介します。
良い点ばかりが多いのが恐縮ですが、デメリットはそれほど無いのが正直な感想です。
- 音質は超クリアで高音質
- LDACにすると音質が超強化
- イコライザーは4種類
- イヤーカフ型でノイズキャンセリング対応
- 音漏れは全然気にしなくて良い
- マイク性能も結構レベル高い
- マルチポイント対応で接続切り替えも速い
- 細かく選べる装着検知機能も便利
- 豊富なタッチ操作に対応
- 連続再生時間39時間で電池全然減らない
- 謎に血中酸素や心拍数も測れる
音質は超クリアで高音質
音質はビックリするくらいクリアで高音質です。
13mm大口径動圈型ドライバーと指向性の音質特性によって、耳に向かいつつ耳の中で音が広がる印象で個人的には非常にタイプな音です。
音の傾向ですが、かなりバランスが良い印象で低音が強めな印象です。
その分音は固めな音の印象ですが、大型ドライバーの駆動力により迫力ある音を奏でます。
従来のイヤーカフ型にありがちな低音スカスカや迫力不足、音楽鑑賞にはカナル型に劣ると言った印象が払拭されていると感じました。
音に関しては今までレビューしたイヤーカフ型でNo.1です。
LDACにすると音質が超強化

音質の良さが本機の強みで、LDACに対応してるのも強烈なメリットです。
デフォルトではLDACはオフになっているので、Edifier ConneXアプリで変更が必要です。
サンプリングレートは2種類から選べます。
- 96kHzのサンプリングレート→高音質で音質最強
- 44.1kHz/48kHzのサンプリングレート→接続の安定性と音質を両立したバランス型
特に96kHzのサンプリングレートで聞いた時の音質がものすごく、音の粒がサラサラの砂のように1音1音向かってくる印象で高級ワイヤレスイヤホン顔負けの音に変化します。
僕の場合は自宅で使ってまして途切れなどはありませんでしたが、サンプリングレートを上げると接続切れが起こりやすくなるので外出先や混んでる場所ではサンプリングレートを下げたりLDACをオフにしたほうがよいかもしれません。
イコライザーは4種類

イコライザーは4種類から選べます。
- 標準
- 低音ブースト
- ボーカル
- 高域ブースト
イコライザーはどれも強調する系で、僕は標準で使うのがバランスが良くちょうど良いと感じました。
ただ人によっては低音や高音が足りない、音楽専用で使うなどの場合はブーストしたほうが良いかもしれません。
イヤーカフ型でノイズキャンセリング対応

イヤーカフ型では珍しい適応型ノイズキャンセリング機能にも対応しております。
ノイキャン性能ですが、周囲の雑音を低減するので音に集中できるようなイメージになります。
ただカナル型のように音をスッと消して無音状態にするイメージではなく、周囲のホワイトノイズを減らしてくれるイメージが近いです。
実際にノイキャンオンで聞くと、音楽も動画も聞きやすくなるので常時オンにしておけば間違いなさそうです。
音漏れは全然気にしなくて良い

騒音測定系でかなり近づけて音漏れを測定したが、平均でも47dBと音漏れはほぼ無いと思って大丈夫。
実際に近づいて聞いたけど、音が漏れて聞こえるようなこともありません。
技術として指向性音響技術を採用しているそうで、耳に付けている時は本人に音が聞こえるようになっているとのこと。
もちろん音を上げまくると音漏れはしますが、自分の耳が壊れるので普通に使う分には音漏れを気にしなくても良さそうです。
マイク性能も結構レベル高い
マイク音声もレベルが高いんですよね。
まずは音声の拾い方がキレイでAIノイズキャンセリング技術によって周囲の雑音をキレイに消してくれます。
マイクは3+3の内蔵マイクによって、音圧も高くワイヤレスイヤホンで話してるような遠くで話してるような感覚はありません。
このマイク性能があれば、テレワークや在宅ワーク、オンライン授業用のメインイヤホン兼マイクとしても大活躍すると思います。
マルチポイント対応で接続切り替えも速い

本機はマルチポイントに対応しております。
マルチポイントの切り替えもBluetooth5.4を搭載しているため、非常にスムーズで切り替えも速いです。
またマルチポイント+LDACの併用も可能なので、よくあるLDAC使用時にマルチポイントが使えないイヤホンとはレベルが違います。
細かく選べる装着検知機能も便利

装着検知機能も搭載し、反応も非常に良いため使い勝手も抜群です。
さらに検知した後の動作も選べます。
- 外すと一時停止、付けると再生
- 外すと一時停止、付けても再生されない
特に装着しても音楽再生されない機能が優秀で、まだ曲を決める前に気分じゃない曲が勝手に再生されないのが使いやすいと思います。
ただ他社の装着検知に慣れてしまうと、なぜ音楽鳴らないんだろうと少し戸惑います。
豊富なタッチ操作に対応




タッチ操作はイヤホンの後ろ側のカーブしてる部分を押すと反応します。
操作は2回押しと3回押しで左右それぞれに割り当てが可能。
反応も良いので、再生/停止は良く使っております。
またサウンドモードは、「音楽」、「ゲーム」、「空間オーディオ」の3つに対応。
アプリ経由無しでゲームモードに切り替えられるのもメリットです。
連続再生時間39時間で電池全然減らない

筐体がコンパクトなのに再生時間がめちゃくちゃ長いのも魅力です。
- 単体充電:約9時間
- 充電ケース使用時:約39時間
イヤホン単体でも9時間再生と普通のワイヤレスイヤホン平均が6時間くらいなので、かなり電池持ちが良いです。
さらにケース併用だと39時間も電池が持つので、毎日の通勤や通学で充電しなくても1周間くらいは持ちそうです。
謎に血中酸素や心拍数も測れる

もはやスマートウォッチなのではと思う機能として血中酸素と心拍数が測定可能。
耳に付けておくだけで安静にしてれば測れるので、案外気楽なもんです。
例えば心拍数は30秒ほどで測定可能。

まるでApple Watchのように、日、週、月、年で心拍数のグラフをまとめてくれるのでアプリの出来も良いです。

さらにスマートウォッチの中でも測定できる機種の少ない、血中酸素濃度も測定可能。
こちらも30秒ほど安静にしてれば測れます。

血中酸素濃度もアプリで管理可能なので、例の流行り病の目安になるかもしれません。
正直、イヤホンでここまでのことができるのは驚異的に感じました。
Edifier LolliClipのデメリット
ここではLolliClipのデメリットや注意点も書いておきますね。
指紋が付きやすい

残念だと思ったのが指紋が付きやすい点です。
光沢素材+ブラックなので、指紋が目立つのが残念だと感じました。
まあ拭けばすぐに落ちるし、他のイヤホンだった指紋が目立ってないだけでベトベトだとは思いますが。
ワイヤレス充電非対応
これも注意点ですが、ワイヤレス充電には非対応です。
もしワイヤレス充電対応だったら完全体だったので、こちらは少し残念だと感じました。
(まとめ)Edifier LolliClipレビュー
以上がLolliClipのレビューでした。
正直めちゃくちゃ良くて、2025年のベストバイが早くも決まった印象です。
音質良し、マイク性能良し、イヤーカフ型なのにノイキャン使える、謎に健康管理機能もアリと全部盛り以上の性能を詰め込んでおります。
それでいて価格も約1.6万とコスパも抜群。
とりあえずこれ買っておけば間違いのない商品です。

イヤーカフ型イヤホンの名作になると思います



