ガジェットブロガーのシンゴです(@go5shingo)
EdifierよりNeoBuds Planarをご提供頂いたのでレビューいたします。

最大の特徴が平面磁界型ドライバーを搭載し、音の歪みを極限まで抑えた超音質特化型のワイヤレスイヤホンです。
平面磁界ドライバーについて詳しく知りたい方向け
どのような仕組み?
薄い振動板全体に、電気信号を伝えるコイルが張り付けられております。そして、その振動板の両側、または片側に磁石が配置されております。電気信号がコイルに流れますと、磁石との間で力が生まれ、振動板全体が均一に振動することで音が出るのです。
一般的なダイナミック型ドライバーとの違い?
一般的なダイナミック型ドライバーは、ドーム状の振動板の中央にございますボイスコイルという部分が振動して音を出しますが、平面磁界型は振動板全体が均一に動く点が大きな違いでございます。
平面磁界ドライバーにはどのようなメリット?
- 歪みが少ないクリアな音質: 振動板全体が均一に振動いたしますため、音の歪みが少なく、繊細で解像度の高いサウンドをお楽しみいただけます。ベールを剥がしたような透明感があると評されることもございます。
- 広帯域再生: 低音から高音まで、広い音域をバランス良く再生できます。低音が豊かに出る傾向もあるようです。
- 優れた過渡特性: 音の立ち上がりや消え際が早く、音の輪郭がはっきりとしております。
- 立体的な音場: 音の広がりが自然で、まるでその場で演奏を聴いているような感覚が得られます。
平面磁界ドライバーにはデメリット?
- 高価になりやすい: 製造に手間がかかりますため、比較的高価な製品が多い傾向にございます。
- 駆動力がやや必要: 振動板を効率よく動かすために、ある程度の出力を持つ再生機器が必要になることがございます。
もちろんハイレゾワイヤレス認証やノイズキャンセリングなどにも対応し、音にこだわる全てのユーザーが満足できます。
今回はEdifier NeoBuds Planarのレビューです。

- 超珍しい平面磁界型ドライバー搭載で音質が異次元
- apt X Lossless、Snapdragon Sound、LDACなど豊富なコーデック
- マルチポイント対応
- 装着検出機能搭載
- 有線、無線と充電方式が豊富
- 光る唯一無二のデザイン
- 持ち運びに嬉しいポーチ付き
- マルチポイントとHDコーデックの併用不可
- SnapdragonサウンドはPixel民には厳しい
- 本体は厚くて重め
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Edifier NeoBuds Planar のスペック
スペック表
Edifier NeoBuds Planarのスペックは下記の通り。
カラー | ブラック |
タイプ | 完全ワイヤレス |
形状 | カナル型 |
本体操作 | タッチ式 |
ドライバー | 平面磁界型ドライバー (12mmモジュール構造) |
振動版仕様 | 2μm基材厚、総厚10μm未満の超薄型ダイアフラム |
再生周波数帯域 | 20Hz-40kHz |
対応コーデック | aptX™、aptX™ adaptive、aptX™ Lossless、Snapdragon Sound™、LHDC 5.0、LDAC、AAC、SBC |
対応プロファイル | A2DP、AVRCP、HFP、HSP |
Bluetoothバージョン | v5.4 |
ノイズキャンセリング | Qualcomm® 第3世代アダプティブANC |
最大持続時間 | 【ANCオフ】 ・イヤホン単体:約7.5時間 ・充電ケース込み:約30時間 【ANCオン】 ・イヤホン単体:約5時間 ・充電ケース込み:約15時間 |
重量 | イヤホン片側:約6.18g(実測値) 充電ケース+イヤホン:約61.52g(実測値) |
充電コネクタ | USB Type-C(充電ケース) |
内蔵マイク | 通話用AIアルゴリズム搭載3+3マイク構成 |
ワイヤレス充電 | 対応(充電ケース) |
Hi-Res Wireless認証 | 対応 (最大96kHz/24bit、LHDC/LDACサポート) |
イヤホンを探す機能 | 対応 |
マルチポイント接続 | 対応 |
ゲームモード(低遅延) | 対応(0.08s低遅延) |
専用アプリ | EDIFIER ConneX |
防水性能 | IP54 |
特徴
本機はカナル型のワイヤレスイヤホンで平面磁界型ドライバーを搭載してるのが最大の特徴です。

平面磁界型ドライバーを搭載しているワイヤレスイヤホンは非常に珍しく、歪みの少ない高い解像度と忠実な音を楽しめるドライバーになっております。

さらに特許取得のEqualMass™振動板技術を採用しており、震度板全体のひずみを抑えることによって、音がよりピュアなまま届く構造です。

わずか2μmの基材厚と総厚10μm未満の超薄型振動板を採用し、従来では大型スピーカーやヘッドホンに採用されてきた技術をはじめてワイヤレスイヤホンで搭載しました。
これにより、快適な装着感と卓越した音質を両立したとのこと。なんか凄い。

さらにQualcomm® Snapdragon Sound™にも対応しており、最新のオーディオコーデックと優れた接続の安定性も実現。
LHDC 5.0デコーディングに対応し、最大96kHz/24bitのサンプリングを対応しております。
LDACおよびAACにも対応しておりAndroidやiPhone、PCやタブレットなどあらゆる端末で高音質を楽しむことが可能などBluetooth周りのスペックは最新になっております。

Qualcomm®の第3世代アダプティブ・アクティブノイズキャンセリング技術を採用し、周囲の環境をAIが瞬時に分析して自動で最適なノイズキャンセリングを行います。

マイクは左右それぞれに3つ搭載しており、通話アルゴリズムの分析などによりクリアで高品質なマイク性能を実現。
周囲の雑音やホワイトノイズを効果的に除去します。

ケースにはLEDを搭載しており、最大で8色のカラーに光らせることができるなどゲーミングワイヤレスイヤホンのようにも使うことができます。
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Edifier NeoBuds Planar 実機外観
- 付属品
- イヤホンケース
- 本体
- 重さ
付属品

最初に付属品の紹介です。
- イヤホン
- USB-C to Aケーブル
- イヤーピース
- イヤホン収納袋
- 説明書類


地味に嬉しかったのがイヤホン収納用の巾着袋が付いてた点です。
付属のケーブルを入れての持ち運びや使わない時の収納時に便利でした。

イヤーピースは全部で4サイズ(XS/S/L/XL)と豊富なので、どんな耳の形状でもフィットすると思います。

ケーブルは短いケーブルで、充電器側はUSB-A端子に接続いたします。
本体

本体は中央にEdifierのロゴがあしらわれており、マットブラックの筐体でシックで高級感があります。
形は楕円形の四角形で特徴的な見た目です。

イヤホンケースの厚みは非常に厚いです。
奥に行くにつれて、なだらかに太くするデザインでぷっくりしてて可愛い見た目でもあります。
厚みがありますが、ポケットには普通に入るサイズなので、厚い=高音質の期待が高まります。

開閉部分は凹みがあり、指が掛かりやすく開閉がしやすかったです。

背面は「Edifier」の文字とUSB-Cポートがありました。
本体

イヤホン本体の形は独特ながら、同社のS10と同じような見た目です。
うどん型のワイヤレスイヤホンに慣れていると最初はビックリしますが、すぐに慣れて使いやすいと感じます。

ケースの内部にはリセットとペアリングボタンがありました。

耳に掛かる側はいつものカナル型イヤホンの見た目です。
表面が翼のようなデザインなので、このひょうたん型を見ると違和感がハンパないです。

イヤーピースは通常の丸形ですが軸はやや短めなので、サードパーティ製だとハマらない可能性があります。
なるべく付属のイヤーピースを使ったほうが良さそうです。

サイド部分はタッチセンサーを搭載しており、タッチ動作にも対応しております。
重さ

重さはケース込みで約62gと結構重いです。
だいたい50g前後くらいが標準ですが、平面磁界ドライバーは構造が複雑なのかギッシリ感があります。

イヤホン本体も約12gと普通のカナル型の平均よりは重めです。
ただ付けた感じは重さなどは全く気にならないので、付け心地は良好でした。
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Edifier NeoBuds Planar 使用レビュー(メリット)
ここではEdifier NeoBuds Planar を使って感じた、良かった点やおすすめできる点を中心に書きます。
- 音質は超クリアで鋭さ満点
- イコライザーで劇的に変わる
- 最大96kHz/24bitのサンプリングレート対応
- ノイキャンは向き不向きあり
- 豊富な外音取り込み
- つけ心地は非常に良い
- マイク性能は普通
- タッチ操作は便利
- 反応の良い装着検出
- マルチポイント対応
- ケースが光る
- ワイヤレス充電対応
- 「探す」機能にも対応
音質は超クリアで鋭さ満点
平面磁界型ドライバーをはじめて使いましたが、音の鳴り方が違いすぎてビビりました。
一言で言えば、音がろ過されてクリアでなおかつシャープな音が飛んでくる印象。
今までのイヤホンがモゴモゴとした印象ならば、本作は超絶シャープです。
各音域のチューニングも非常に良く、低音は響く、中音はクリアで透明感、高音は伸びると言った感じでリスニングイヤホンのお手本のような音です。

僕は良くロックを聞くんですが、ギターやベースなどの楽器隊とボーカルの曲の分離しつつ交わって飛んでくる音は最高ですね。
特にB’zなんて聞くと松本さんの超絶ギタープレイと稲葉さんのシャウトの臨場感がハンパないです。
ライブDVDなんて聞いた日には、息遣いや体温まで感じ取れそうでワイヤレスイヤホンのカテゴリーを完全に超えてる音質に感じました。
イコライザーで劇的に変わる
アプリはいつものように「EDIFIER ConneX」アプリを使用します。


イコライザーは4種類から選べます。
- 原音
- ダイナミック
- 静電気
- カスタマイズ
個人的にはデフォルトの「原音」で聞くのが、平面磁界ドライバーの実力を感じられるので好みです。
ダイナミックに変更すると低音がより強調されて迫力が増しますが、音楽ジャンルによっては曲が崩壊すると言うか過剰に感じることがあります。
そして、「静電気」と言う謎のイコライザーがありました。
この辺の日本語翻訳はもう少し上手くして欲しいと感じました。

カスタマイズは各周波数ごとにゲイン単位で調整が可能で、めちゃくちゃ細かいと感じました。
僕のように音響素人が弄るとむしろ逆効果になりそうなので、多くの人もプリセットのイコライザーを使うのがおすすめだと思います。
最大96kHz/24bitのサンプリングレート対応

サンプリングレートは最大96kHz/24bitのサンプリングレートに対応しております。
いわゆるハイレゾワイヤレス再生が可能になっており、デフォルトではLHDCは無効になっております。
試しに96kHzの音質重視のサンプリングレートで試したところ、音の解像度と言うか細かさが明らかにアップして聴き応えがかなり変わります。
接続も東京の人が多い電車内や駅で聞いても全く音飛びも無かったので、僕の環境では接続の安定性も良かったです(Pixel 8での視聴)
ノイキャンは向き不向きあり
音質に関してはめちゃくちゃ褒めましたが、ノイズキャンセリング性能は普通です。
悪くないけど、他社のハイエンドと比べると明確に劣ります。

例えば電車の社内で使った場合は、電車のガタンゴトン音などは普通に貫いて聞こえます。
Air Pods Proが10だとしたら、ノイキャン性能は5くらいと半分くらいのイメージです。
電車でも使えるノイキャンワイヤレスイヤホンを求めるなら、ギャップを感じる可能性があります。

ただカフェなどで聞く分にはノイキャン性能を存分に感じられました。
カフェのBGMや人の話し声やガヤガヤ感も9割減くらいしてくれるので、最強のノイキャンでは無いけれど実用性は十分と言った感じです。

ノイズキャンセリングは「適応型ノイズキャンセリング」と「ノイズキャンセリング」の2種類から選択可能です。適応型のほうがノイキャンの効きが良く感じられたので、常時適応型(ANC)にしといたほうが良さそうです。
その他、外音取り込み機能や風切音低減もありますが、僕はずっと適応型ノイキャンしか使ってないし、汎用性が高いのでこのままでも良さそうです(ノイキャンはオフにもできる)
豊富な外音取り込み

外音取り込み機能も自然に聞こえるので非常に良好でした。
- 適応型透明性
- ボーカル強化
- バランス
- 背景音を強調
4種類も外音取り込み機能があるのは初めてで多すぎて逆に迷います。
僕は全て使った中で「バランス」が1番自然で合っていると感じました。
つけ心地は非常に良い

変な形のイヤホンなので付け心地も悪いかと勝手に思ってましたが、普通のカナル型と同じなので付け心地は良いです。
耳にスポッと入る付け心地で、好みによってイヤーピースを変更すれば耳穴の大きさによってフィティングが可能です。
付け心地はかなり良好で、長時間使っていても耳が痛くなったり、痒くなったりもしなかったので高評価です。
マイク性能は普通
マイクは通話用AIアルゴリズム+3マイク構成となっております。
実際にマイク音声を試したのが上の音声になります。
周囲はエアコンなどが効いているホワイトノイズたっぷりの室内で録音しましたが、周囲の雑音は消して声だけをクリアに拾っておりました。
ただマイク性能はめちゃくちゃ良いわけではないので、価格帯を考えると標準的だと感じます。
タッチ操作は便利



タッチ操作にも対応しており、側面をタッチするとさまざまな動作になります。
タッチは誤タッチしないように、ダブルタップ、トリプルタップ、長押しの3種類で左右それぞれに別の動作を割り当てることが可能。

タッチセンサーの感度の調整も可能です。
僕はデフォルトの10でちょうど良いと感じましたが、人によっては耳を触ったり女性だと髪をかき上げた際などに誤タッチする可能性もあるかもなので、感度調整ができる点は良いと感じます。
ただしタッチ操作のオフはできないっぽいので、使いたくない人にとっては感度を最小にするなどの対策が必要です。
反応の良い装着検出

装着検出機能も充実しております。
- 装着検知オフ
- イヤホンを外すと一時停止、装着で再生
- イヤホンを外すと一時停止、装着しても再生しない
僕は装着検出機能はありがたいのですが、イヤホンを付けると勝手に曲が再生されるのが苦手で、装着時は再生をオフにできるのは非常に便利でした。
マルチポイント対応

2台のデバイスを同時に接続できるマルチポイントにも対応しております。
デフォルトではマルチポイントはオフになっているので、マルチポイントを使いたい場合はアプリから設定が必要。
マルチポイントの動作自体はスムーズですが、HDコーデックとマルチポイントの併用は不可なのがデメリットではあります。
ケースが光る



ケースは全8色の中から好きな色に光らせることが可能。
イヤホンって音質も大事ですが、見た目も重要かと思います。
このカスタマイズ性が結構楽しくて、自分の推しの色に買えたりと愛着を持って楽しむことができます。
ワイヤレス充電対応

使い勝手も非常に良くて、ワイヤレス充電にも対応しております。
このボッテリボディのおかげで、平置きのワイヤレス充電器に載せやすいのでお気に入りです。

もちろん有線のUSB-C充電にも対応してるので、充電の汎用性は非常に高いです。
「探す」機能にも対応

イヤホンを「探す」機能にも対応しております。
例えば、音を鳴らすことも可能。
Bluetoothに接続している必要がありますが、片側のイヤホンを落としてしまった場合などに音を鳴らして捜索ができます。
もしも外で無くした場合は位置情報で、マップ上に最後に使った場所が記録されます。
万一紛失した場合や、落としたと思っても実はカバンに入ってたなんてことも分かるので保険になりそうです。
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Edifier NeoBuds Planar デメリット
ここでは逆にEdifier NeoBuds Planar のデメリットや注意点も紹介します。
- マルチポイントとHDコーデックの併用不可
- SnapdragonサウンドはPixel民には厳しい
- 本体は厚くて重め
マルチポイントとHDコーデックの併用不可

マルチポイントのところでも書きましたが、HDコーデックとマルチポイントの併用は不可です。
iPhoneユーザーなら関係ないのでマルチポイントをオンが推奨ですが、Androidユーザーなら悩むところです。
本機はaptX™ LosslessやLDACなどの高音質コーデックに対応しているし、音質重視のイヤホンなのでハイレゾコーデックは絶対に使ったほうが良いです。
マルチポイントの設定おすすめ
- iPhone→マルチポイントオン
- Android→マルチポイントオフ
こんな感じでマルチポイントを使い分けると良いかと思いました。
SnapdragonサウンドはPixel民には厳しい

完全に個人的な話しになるのだが、僕のようにPixelユーザーはSnapdragonサウンドが使えないので羨ましいです。
PixelだとLDACで接続できますが、Snapdragonサウンドには非対応なので高音質、低遅延、安定性をカバーした接続はできません。
できればQualcomm製のチップの入ったスマホ(GalaxyやXperia)などで使うのがおすすめです。
本体は厚くて重め

本体、特にケースは厚くて重めです。
例えば一般的なカナル型イヤホンと比べると厚みが一回りくらい大きいです。
ただ所詮はワイヤレスイヤホンなので、ポケットに入らないことも無いし、胸ポケットに入れる場合は多少厚みが強調されるくらいにはなります。
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Edifier NeoBuds Planar購入がおすすめな人

Edifier NeoBuds Planarの購入がおすすめな人は以下です。
こんな方は絶対買うべき!
- 平面磁界ドライバーを試してみたい人
- ワイヤレスイヤホンの音質にこだわってる人
- 今使っているワイヤレスイヤホンの音に不満のある人
- Edifierファンの人
こんな方は絶対に買うべきです。
従来は高級ヘッドホンにしか採用できなかった、平面磁界ドライバーがこの価格で試せるのはバグでしか無いと思います。
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(まとめ)Edifier NeoBuds Planarレビュー

以上がEdifier NeoBuds Planarのレビューでした。
平面磁界ドライバーを初めて試したけど、僕のように音響素人でも分かるくらい高解像の音です。
イメージ的にはDAPにバランス接続したヘッドホンを持ち歩けるイメージ。
音にこだわりのある方、ぜひ試して欲しい商品です。
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