ガジェットブロガーのゴーゴーシンゴです(@go5shingo)
僕のお気に入りのEdifierがとんでも無いワイヤレスイヤホンを発売しました。

商品名がEdifier NeoBuds Pro 3で、Knowles製BA型ドライバー(バランスド・アーマチュアドライバー)を搭載し、-50dBのANCを搭載した静寂と音質にこだわりまくった商品です。
もちろんてHi-Res Audio Wireless認証取得しており、LDAC / LHDC などの高音質コーデックにも対応。
バッテリーは最大36h(ANCオフ時)と昨今のワイヤレスイヤホンに比べると多少少なめですが、Google Fast Pairにも対応したりマルチポイントも使えるなど隙の無い製品です。
今回は音質レベチのEdifier NeoBuds Pro 3のレビューです。

- BA型ドライバー搭載で精緻で超高音質のサウンド
- -50dBまで行ける強力ノイズキャンセリング
- LDACとマルチポイント併用可能
- 空間オーディオキャリブレーション可能
- LEDの色が変更可能
- LHDC接続なら最大192kHzのサンプリングレートでの再生も可能
- マイク性能高い
- 自然な外音取り込み
- 装着検出機能対応
- ノイキャンオンの時は最大24h再生と電池持ちは控えめ
- ワイヤレス充電非対応

これは超名作です!まじで欠点がありません


Edifier NeoBuds Pro 3のスペック


項目 | 仕様・特徴 |
---|---|
製品名 | Edifier NeoBuds Pro 3 |
タイプ | 完全ワイヤレスイヤホン |
ノイズキャンセリング | WIDE-BAND MULTI-CHANNEL ANC® ハイブリッドANC 最大-50dB(4kHz帯域) |
ドライバー | 10mmダイナミックドライバー + バランスド・アーマチュア(BA)デュアルドライバー |
オーディオ技術 | デジタルクロスオーバー、多チャンネル空間オーディオ(ダイナミックヘッドトラッキング対応) |
連続再生時間 | 最大36時間(ANCオフ時) |
急速充電 | 15分充電で最大3時間再生 |
Bluetoothコーデック | LDAC, LHDC, AAC |
防水性能 | IP54(防塵・防滴) |
通話用マイク | 各イヤホン4基マイク(AIノイズ低減対応) |
低遅延モード | 動画・ゲーム向け0.08秒 |
マルチポイント対応 | 2台同時接続可能 |
センサー | 装着検出、自動一時停止 |
アプリ対応 | EDIFIER ConneX(ノイキャン切替、イコライザー設定など) |
付属品 | イヤーピース7サイズ、USB-Cケーブル、収納袋 |
重量 | 約59g(ケース込み) |
Edifier NeoBuds Pro 3は、圧倒的な静けさと高音質を両立した完全ワイヤレスイヤホンです。
独自のWIDE-BAND MULTI-CHANNEL ANC®技術により、前後のノイズを同時に最大-50dB、4kHzの広帯域で抑制する高精度ハイブリッドノイズキャンセリングを搭載。
適応型ANC機能で環境に応じた自動切替も可能です。
またデュアルドライバー(ダイナミック+バランスド・アーマチュア)をデジタルクロスオーバーで融合し、迫力の低音から繊細な高音までバランス良く再現します。
その他、LDACと併用可能なマルチポイントや装着検出機能など不足している機能はワイヤレス充電くらいの上位モデルに位置するイヤホンになります。


Edifier NeoBuds Pro 3の実機外観


まずはEdifier NeoBuds Pro 3の付属品からチェックです。
付属品は本体とイヤホンケース、イヤーピース、充電ケーブルと説明書類でした。


まずびっくりしたのがイヤーピースの種類ですね。
XXS,XS,S,M,L,XL,XXLとそれぞれ6種類も付属しておりました。
絶対に耳の穴に合わせてやるというメーカー側の気合が半端ないです。
さらにデフォルトではMサイズがイヤホンに取り付けられてる為、合計で7種類のイヤーピースになりますね。




あと嬉しいのが巾着型のイヤホン収納袋が付属しておりました。
持ち運びの時も傷が付きづらいし、自宅に保管する時もホコリかぶったりしないので何かと便利です。


イヤホンケースは丸みのある台形型でスタイリッシュなデザインです。
色味はMacBook Proのスペースグレーのような色味で高級感を感じます。


ケースの開く部分にはLEDライトが仕込まれており、ケースを開けた際や充電時に発光してゲーミングPCのようなイメージになります。


ライトの色も好みの6色に光る色を変えられるので、Apple Watchの文字盤を変える感覚でその日の気分によって変更すると愛着が湧きます。


背面はメーカーロゴとUSB-C端子がありました。
充電ですがワイヤレス充電には非対応なので、ケーブル接続が必ず必要の点が注意です。


イヤホンは化粧のコンパクトのようにせり上げるタイプでした。
まず開けた瞬間に思ったのですが、デザインがめちゃくちゃかっこ良いですね。
まるで戦闘機のようなエッジの効いたシャープなフォルムで他社のうどん型と比べると圧倒的なビジュアルの良さです。


表面は大型のマイクが目立つデザインになっていて、あえてメッシュ部分を魅せるデザインになっております。
下部にはメーカーロゴがあり、サイド部分はタッチ操作に対応するセンサーが搭載されております。


内側の見た目は普通のカナル型と同じ構造になっておりました。
ドライバーはBA型ドライバー + 10mmダイナミック型ドライバーの複合型を搭載し超パワーアップ。
マイクも4基(左右で合計8基)とこれでもかってくらいに作られる製品です。


ケース込みの重さは58gと一般的なイヤホンと同じくらいです。


イヤホン本体も合計で11gと高性能なドライバーユニットやマイクを搭載している割には軽量に作られておりました。


Edifier NeoBuds Pro 3使用レビュー(メリット)
ここからはEdifier NeoBuds Pro 3を使って良かった点を紹介します。
- 音質はクリアで超高音質サウンド
- -50dBのANC性能が凄い
- 3種類から選べる外音取り込み
- イコライザーがあるけど標準が強い
- LDACのサンプリングレートが選べる、LHDCも使える
- LDACとマルチポイントの併用可能
- マイク性能がめちゃくちゃ高い
- タッチ操作可能だけど複雑ではある
- キャリブレーション可能な空間オーディオモード搭載
- 装着検出が選べるのが便利
音質はクリアで超高音質サウンド
音質は数あるワイヤレスイヤホンの中ではトップクラスと言うか、普通にトップです。
めちゃくちゃ音質が良いと思ってもらって大丈夫です。
音の傾向はバランスが取れており、低音、中音、高音と苦手な音が無い全方位型サウンドでした。
低音に関しては重低音と言うよりは優しくしっかりと響くイメージで、従来のドンシャリや低音のみ強調された音とは全く違うアプローチです。
中音域に関しては1番伸びるように調整されており、ファーストテイクのようなボーカル特化の音楽を聞いていると非常に聴きごたえを感じます。
高音域に関してはBAドライバーのおかげで、ピアノやギターの高音サウンドがまるで優しく脳裏に突き刺さるように伸びます。
音場もヘッドホン並みに広く、定位感を感じつつも精緻なサウンドを奏でるので1軍ワイヤレスイヤホン余裕の性能に感じました。
-50dBのANC性能が凄い


ノイズキャンセリング性能は-50dBとスペック上は非常に高いです。
実際に使ってみると、普通に凄かったです。
Air Pods Proのようにスッと無音にするのではなく、全体の音を7割り減くらいに遮音するイメージになります。
実際に電車に乗って使っておりましたが、走行音や車内での会話の音やエアコンのホワイトノイズなどが大幅に消音されました。


ノイズキャンセリングの強度も選べるのが評価が高い点です。
- 適応型ノイズキャンセリング
- ノイズキャンセリング高
- ノイズキャンセリング中
- 外音取り込み
- 風きり音の低減
- ノイズキャンセリングオフ
汎用性が高いのが適応型ANCで、周囲の雑音の大きさに応じてノイキャンの強度も変化させます。
安物イヤホンだとノイキャンも強度がコロコロ変わって気持ち悪くなってしまうのですが、Edifier NeoBuds Pro 3はノイキャンの調整の仕方が上手いのでノイキャン酔いがしづらいです。
もしくは常時ノイズキャンセリング高にしておけば、最高のノイキャン性能を発揮してくれます。
音質やノイズキャンセリングはAir Pods Pro(第二世代)以上だと感じたので、この2つの機能だけでも「買い」だと判断しました。
3種類から選べる外音取り込み


外音取り込みも3種類から選べるので、使い勝手が良かったです。
- ボーカルを強化
- バランス
- 背景音を強調
普段はバランスが丁度よいのですが、会話とかしたい場合はボーカル強化を選ぶと声が聞きやすくなります。
ただマイクで音が増強されるので不自然な感じにはなるので、自然な感じが良いならバランスモードで運用したほうが良さそうでした、
イコライザーがあるけど標準が強い


イコライザーは標準が5種類から選択可能です。
- EDIFIER
- ダイナミック
- ボーカル
- 低音ブースト
- 高域ブースト
普段ならイコライザーを変えて、ある程度カスタマイズしたい派ですがEdifier NeoBuds Pro 3はすでに音質が完成されているので標準のEDIFIERで十分です。
ダイナミックにすると中音域を減らして、低音と高音を強調する極端なカスタマイズに感じたので、あまりイコライザーはいじらないほうが良いかもです。
カスタマイズイコライザーは+−6dBずつ調整できる本格仕様でした。
LDACのサンプリングレートが選べる、LHDCも使える


ハイレゾワイヤレス認証に対応していて、LDACも使用可能です。
ただしapt X系は全て非対応なので注意してください(LDACに対応してれば困らないけど)
- 96kHzのサンプリングレート→高音質だけど接続はやや不安定になるかも
- 44.1kHzのサンプリングレート→音質と接続のバランスを取ったモード
- LDAC無効→デフォルトでは無効になっている
基本的に自宅や人が少ない場所では96kHzのサンプリングレートで使って、電車内や外出時には44.1kHzにサンプリングレートを落とすのがおすすめです。
僕は96kHzのサンプリングレートで東京の電車で使ったところ、やはり接続切れがあったので実用面は限られそう。


またLHDC(Low Latency High-Definition Audio Codec)コーデックだと最大192kHzのサンプリングレートで使用可能です。
ただ対応スマホが少ないし、音楽配信サービスでもLHDCコーデックに対応していないので実質は活かせる場面は少ないと思います。
LDACとマルチポイントの併用可能


マルチポイント対応なのは最近は当たり前になりつつありますが、なんとLDACとマルチポイントの併用可能です。


僕のようにiPhoneとAndroid併用ユーザーの場合は、マルチポイントを取るかLDACを取るか毎回頭を悩ませておりました。
LDACを使えるのでAndroidで存分に音楽を聞いて、普段使いはiPhoneなんて言う使い方もおすすめです。
マイク性能がめちゃくちゃ高い
マイクは両方で8基のマイクを搭載し、AIアルゴリズムによってノイズをキレイに除去してくれます。
実際のマイク音声の品質も非常に高く、オンライン会議などのビジネスでも使えるレベルです
Air Pods Proや下手な外付けマイクよりも音質が良いので、迷ったらこいつと使ってあげれば大丈夫だと思います。
タッチ操作可能だけど複雑ではある


イヤホンの軸の部分は圧力センサーになっておりタッチ操作にも対応しております。






左右それぞのイヤホンが1回押し、2回押し、3回押し、長押しの動作に対応しております。
操作 | 左耳 | 右耳 | 機能説明 |
---|---|---|---|
1回押し | ○ | ○ | 通話応答(着信)/ 通話終了(通話中)/ 音楽再生・一時停止 |
2回押し | ○ | ○ | 次の曲 / 前の曲/音量調整 |
3回押し | ○ | ○ | 音声アシスタント呼び出し / ゲームモード切替(カスタマイズ可) |
長押し(—) | ○ | ○ | サウンドコントロール(ノイズキャンセル/外音取り込み) |
それぞれの動作はこんな感じで、2回押しで曲の早送りが可能など使い勝手も良かったです(カチッと音が鳴る)
ただ2回押しが個人的にはノールックでやるとミスしたりしたので、慣れが必要だと感じました。
また2回押しで音量調整を割り当てるか悩むのが使っていて思いました。
キャリブレーション可能な空間オーディオモード搭載


サウンドモードは3種類あり、音楽、ゲーム、空間オーディオがあります。
ゲームはいわゆる低遅延モードで0.08sの超低遅延になります。


特に目玉なのが空間モードで、ヘッドトラッキング搭載でピッチ、ロール、ヨーの3軸で頭の動きを認識してくれます。
自分専用にキャリブレーションが可能です。
空間オーディオを使うと、360度音楽が聞こえるようになり臨場感がリアルに近くなります。
また映画を見るとシアターのような頭の上のあらゆる方向から音が聞こえるようになるので、ビビりました。


ただ空間オーディオの切り替えで不便だったのが、製品が再起動する点です。
空間オーディオに変更→イヤホンが再起動→Bluetooth再接続の流れに毎回なるので面倒でした。
シームレスに切り替えができれば神機能なのですが、この辺は次回に期待したいところです。
装着検出が選べるのが便利


装着検出にも対応しており、反応も良いので使いやすいです。
さらに嬉しいのが装着検出時の動作を選べるのが便利。
デフォルトだとイヤホンを付けると勝手に前に聞いてた音楽が再生されてビックリするので、1番上の装着時は音楽が再生されない設定に変更するのがおすすめです。


Edifier NeoBuds Pro 3のデメリット
ここでは逆にEdifier NeoBuds Pro 3の注意点も紹介しておきます。
- ノイキャンオンの時は最大24h再生と電池持ちは控えめ
- ワイヤレス充電非対応
ノイキャンオンの時は最大24h再生と電池持ちは控えめ


電池持ちに関してはあんまり良くない印象です。
最大で36h(ケース込み)でノイキャンオンの時は最大24hになります。
イヤホン単体だと約6hで電池が切れてしまうので、通勤や通学の時には半分くらい減ってしまうかもです。
もちろん2〜3日は余裕で持つ電池持ちですが、昨今の50hの電池持ちなどに比べると電池持ちは控えめと言わざるを得ません。
ワイヤレス充電非対応


個人的に頑張って欲しかったのがワイヤレス充電の対応ですね。
バッテリー持ちが弱めなので充電する頻度も多いので、ワイヤレス充電ができれば気軽に充電できたと感じました。
ここも次回作に期待と言ったところですね。


(まとめ)Edifier NeoBuds Pro 3レビュー


以上がEdifier NeoBuds Pro 3のレビューでした。
これめちゃくちゃ良いですね。
音質良し、ノイキャン良し、マイク性能高いと全てにおいて1万円代のワイヤレスイヤホン最強です。
ワイヤレス充電できないなどの弱点もありますが、この見た目のカッコよさが全てを打ち消しにしてくれます。
付け心地に関しても非常によく、替えのイヤーピースが6種類も付属しているのでジャストフィットで超高音質体験ができるのも魅力です。






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