オーディオ大好きブロガーのシンゴです(@go5shingo)
最近「推しメーカー」のEdifierがついにイヤーカフ型イヤホンを発売しました。
商品名がEdifier R1で同社初のイヤーカフ型ワイヤレスイヤホンになります。
音質はEdifieらしく誰でも聞きやすいと感じる高音質なサウンドに仕上がっております。
使い勝手も抜群でマルチポイント、IP56防塵防水、最大28時間の長時間再生と快適に使える製品に仕上がっております。
防水仕様の為、ワイヤー部分がゴムっぽい素材で多少のチープ感は感じますがこの音質と性能で1万円を余裕で切る価格はコスパの良さを感じます。
今回はついに発売されたEdifier R1をレビューいたします。
- イヤーカフ型としては最高峰の音質
- 便利なマルチポイント対応
- 左右の区別無くどちらでも装着可能
- 装着検知機能搭載
- IP56防塵防水で安心
- 最大28時間再生、急速充電対応
- リング部分はゴム感ある素材でチープ感あり
Edifier 初のイヤーカフ型ですが完成度がめちゃくちゃ高いです
Edifier R1のスペック
最初にEdifier R1のスペックの紹介です。
製品名 | Edifier R1 |
Bluetooth | 5.4 |
---|---|
対応コーデック | SBC、AAC |
ドライバーサイズ | 12mmダイナミックドライバー |
再生周波数帯域 | 20Hz-20kHz |
連続再生時間 | 7時間(イヤホン本体)+21時間(充電ケース) |
ワイヤレス充電 | ✗ |
装着検知機能 | ◯ |
マルチポイント接続 | ◯(2台まで) |
防水性能 | IP56(イヤホン本体) |
ゲームモード遅延 | 約80ms(0.08秒、ゲームモード時) |
専用アプリ | EDIFIER ConneX対応 |
カラー | グレー/アイボリー |
重量 | 55g(イヤホン+充電ケース) |
スペック的にはこんな感じでBluetoothは5.4を搭載しているなどスペックは最新になっております。
コーデックはSBCまででAndroidが持つ高音質コーデックには非対応ですが、イヤーカフ型だとSBCまでの製品がほとんどで気にはなりません。
特徴的なのがIP56防水に対応している点でしょうか。
完全防水ではありませんが生活防水以上を誇るので、雨の日のワークアウトやアウトドアーでも余裕で使えます。
その他、マルチポイントなどには対応しておりますがワイヤレス充電は非対応である点は注意が必要です。
Edifier R1外観レビュー
ここからはEdifier R1の実機外観の紹介です。
付属品は本体とUSBケーブル、説明書類とシンプルな構成です。
USBケーブルはイヤホン本体側はUSB-C、充電器側はUSB-A端子になります。
ワイヤレス充電は不可、充電器も付属してないのでスマホなどと充電器を共有する必要があります。
本体は楕円形の握りやすいデザインです。
素材は光沢感のある強化プラスチックで、グレーでも指紋は目立たかったです。
最大の特徴は縦にメーカーロゴが記載されている点ですね。
背面はUSB-Cポートがあり、ここから充電します。
ケーブルを背面から刺す感じで充電するタイプです。
隣にあるのはリセット/ペアリングの物理ボタン。
イヤーカフ本体は持ちやすいようにラウンド形状になっております。
ケースはこんな感じで、左右の区別がないのが特徴。
どちらを入れても充電がされるので非常に便利です。
イヤホン本体はワイヤー部分はラバーのように弾力があり柔軟性があります。
可動域が広いながら耳たぶに優しくフィットする感じで、付け心地はかなり良いです。
ドライバーは12mmとイヤーカフ型としては大型のドライバーを搭載しているのが特徴。
音質も良好で低音〜中音、高音と迫力ある音を鳴らせます。
ケース込みの重さは55gと標準的な感じ。
ただケースは標準ワイヤレスイヤホンよりほんのちょっと大きめ。
イヤホンは合計11g(片耳5.5g)とちょうど良い重さです。
これくらいの重さであればイヤリングやピアスのようなアクセサリー感覚で使えます。
Edifier R1使用レビュー
ここではEdifier R1を実際に使った感想を紹介します。
結論ですが、めちゃくちゃ良いです。
- 音質はイヤーカフ型として最高峰
- コーデックAAC&最新のBluetooth5.4
- 付け心地がとにかく良い
- IP56防塵防水が強力
- コンパクト設計で使いやすいアプリ
- マルチポイント対応
- マイク性能はクリア
- 取り出しやすく使いやすい
音質はイヤーカフ型として最高峰
音質はイヤーカフ型としてはかなり良いです。
音の傾向としてはEdifierはわりとフラットな印象の音作りですが、本機はやや高音強めの聞きやすいサウンドです。
低音が弱いというわけでもなく、高音の伸びが良いので人によっては低音が弱めと評価する人もいそうです。
またカナル型のように音が籠もるだけでもなく、音が広がるようなスピーカー的な聞こえ方をするので音場が非常に広い印象を受けます。
音の硬さに関してはやや柔らかめの聞きやすい音になっており、女性ボーカルの曲なども相性が良いです。
またギターやベースの音も意外と迫力ある音を鳴らせるので、Rockなどもノリノリで聞けます。
ただ速いテンポの曲はやや音が付いてこれないと言うか鳴らせない印象(速すぎて音が塊になる)があるので、この辺は自分がよく聞くジャンルの曲によって評価は変わりそうです。
総じて相性の悪いジャンルの曲も無く、イヤーカフ型としては音質は上位に位置します。
さらに価格を考えれば最上位の音と言っても過言では無さそうです。
コーデックAAC&最新のBluetooth5.4
コーデックはAACまでで、apt X系やLDACなどの高音質コーデックには対応しておりません。
現状のイヤーカフ型はAAC対応がほとんどなので、この辺は他社との差はありません。
AACでのコーデックで聞いた感じですが、音は普通に良く多くの人が不満を感じないと思います。
また最新のBluetooth5.4を搭載して接続がめちゃくちゃ安定して途切れませんでした。
付け心地がとにかく良い
つけ心地はとにかく良くて、3〜4時間くらいずっと付けっぱなしでも全く不快に感じません。
付け方も耳に軽くクリップするだけなので、そもそも耳穴を塞がないので耳が痒くなったり痛くなったりもしません。
他社のイヤーカフ型と比べても、かなりソフトに付けられるので装着感は好みです。
自撮りが難しかったのでAmazonからの引用画像ですが、見た目もスッキリとしていて悪目立ちもしません。
基本的に耳と平行になるように装着して、歩行程度ではズレませんが激しい運動などの場合はずり下がることもあります。
ランニングなどの上下運動が激しい場合は、注意が必要で骨伝導イヤホンなどのほうが良いかもしれません(筋トレ程度だと問題無し)
IP56防塵防水が強力
IP56防水ですが、防塵と防水の2つの性能を表しております。
最初の数字が防塵性能、最後の数字が防水性能になります。
IP56の性能は?
- 防塵レベル5→粉塵からの保護
- 防水レベル6→いかなる方向からの水の強い直接噴流によっても有害な影響を受けない
こんな感じで防塵、防水ともにとんでもなく強いです。
そもそもこんな厳しい環境で使うかは不明ですが、砂漠や大雨の中で使っても壊れる心配はありません。
また汗をかいて汚れたり臭くなったら最悪水洗いできるので、夏場などでも快適に使えそう。
さらにアプリで「水滴除去」機能もあるので、水に濡らしても安心して使えそうです。
コンパクト設計で使いやすいアプリ
アプリはEdifier ConneXなのでヘッドホンやスピーカーと共用できるのもメリットです。
アプリのUIも充電残量、イコライザー、ゲームモードとシンプルで個人的には好き。
イコライザーは以下の4種類です。
- 標準
- 低音ブースト
- ボーカル
- 高域ブースト
イコライザーの変化ですが、そんなに変わらない印象だったので僕は標準で運用してました。
あとブーストはありますが減らす設定ができないので、多用する人は残念に感じるかも。
またカスタムイコライザーもありません。
ゲームモードの設定も可能です。
遅延は約80ms(0.8秒)とゲーミング製品に比べるとスペック上はそこまで凄くはありませんが、最新のBluetoothを搭載するなど接続の安定性と通信品質の良さが光ります。
タッチコントロールにも対応しております。
タッチはセンサーでは無く、物理的に衝撃(振動)を与えるタイプです。
左右で動作をそれぞれ割り当てることが可能で、2回押し、3回押しでそれぞれのアクションを行えます。
1回押しが無いので、イヤホンを装着する際も誤作動が無いのも嬉しい点。
タップの感度も細かく調節が可能です。
さらに運動時の感度調整もオンオフがあり、誤タップを防ぐ為にタップ感度を少し低くもできます。
イヤホンがズレて直した時も誤って音楽が再生/停止されないように工夫されております。
装着検知機能もあり、オンオフができます。
反応も非常に良くてイヤホンを外すとすぐに音楽が停止します。
1万円以下のイヤホンって装着検知機能に対応してなかったり、反応が鈍くてストレスを感じる製品も多かったのですがEdifierは凄いなって普通に思いました。
「製品を探す」機能もあります。
音を鳴らしてくれるので家の中でイヤホンが行方不明になっても見つけやすくなるので、地味に重宝します。
その他ファームウェアアップデートも配信されうので、アプリはダウンロードしておくのを推奨します。
マルチポイント対応
マルチポイントにも対応しているので2台の機器を自由に行き来できます。
マルチポイントの切り替えもスムーズで問題ありませんでした。
スマホ2台持ちや、スマホ&タブレット、PCとの接続でマルチに活躍できます。
マイク性能はクリア
マイク性能はイヤーカフ型として非常に良く、在宅ワーク、テレワーク、オンライン授業でも余裕で使えます。
見た目は頼りない印象ですが意外と音をクリアに拾ってくれます。
通話もENCノイズキャンセリング技術を採用し、チタンコーティング振動板を使用するなどソフト面とハード面も工夫されて設計されている印象です。
取り出しやすく使いやすい
イヤーカフ型全般に言えますが取り出しやすいのもメリットです。
カーブの部分が指を引っ掛けるのにちょうど良くて、つまむだけでイヤホンを瞬時に取り出せます。
カナル型やインイヤー型だとイヤホンが掴みづらくて、道端でおにぎりコロコロのように落としてしまうこともあったので、この形状はかなり便利です。
Edifier R1はどんな人におすすめ?
Edifier R1の購入がおすすめな人は以下だと感じました。
Edifier R1はこんな方におすすめ
- 音質が良いイヤーカフ型イヤホンが欲しい人
- 在宅ワークやオンライン授業用に使いたい人
- スポーツやジムで使えるイヤホンが欲しい人
- カナル型やインイヤー型イヤホンしか持ってない人
こんな方が買うと満足度が高いと思います。
音に関しても初めて聞いた時に「まじか!?」って思ったので、イヤーカフ型=チープな音質だと思ってる方はビックリすると思います。
(まとめ)Edifier R1レビュー
以上がEdifier R1のレビューでした。
イヤーカフ型のワイヤレスイヤホンってトレンドになりつつありますが、Edifierが作った製品は作り方が上手いですね。
特に目立った欠点やデメリットも無く、上手くまとめて来た印象。
後発ではありますが他社のデメリットだった価格の高さやマイク性能の悪さなどを完全に潰してきました。
もちろん音質や使い勝手も良いので早くも2025年ベストバイになりそうな商品です。
気になっている人は全然買ってしまって問題無いです。
これは完成度が高すぎました