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ガジェットブロガーのシンゴです(@go5shingo)
先日OPPOの新製品発表会に招待いただいて、目玉のOPPO Find X8を体験してきました。
目玉はなんといってもスウェーデンの高級カメラメーカーハッセルブラッドと協業のカメラシステムです。
普通に買ったら100万オーバーはするハッセルブラッド X2D 100Cの遺伝子を受け継いだ、日本初のコラボになります。
今回はカメラマン視点でOPPO Find X8のカメラ性能を作例付きで紹介します。
カメラ性能はスマホの中でトップクラスでした
メーカーより端末を借りておりますが自由レビューです
ここではOPPO Find X8のカメラスペックを紹介します。
スマホ全体のスペックやイメージは公式YouTube動画を見ると分かると思います。
カメラの構成は3眼カメラ構成になります。
背面カメラ | トリプルカメラ 約5,000万画素(広角) 約5,000万画素(超広角) 約5,000万画素(望遠) |
---|---|
前面カメラ | シングルカメラ 約3,200万画素 |
背面カメラの画素数は全て5,000万画素にも統一されているのが特徴です。
上部はSONY LYT-600センサーを使ったF値2.6、OIS対応の望遠レンズです。
焦点距離は73mmと光学3倍ズームに対応。
望遠距離は3倍なのでそこまで遠くの被写体は撮影できませんが、最大で120倍までのデジタルズームにも対応しております。
左のカメラは超広角カメラです。
センサーはSamsung JN5を使用、画角は120°、F値 2.0を超広角レンズとしては攻めた印象。
焦点距離は15mmとこれ以上広げると魚眼レンズになるギリギリのラインです。
標準レンズの0.6倍のレンズとなります。
実は右のカメラがメインの広角カメラになります。
センサーは最新のSONY LYT-700を採用し、OIS対応、F値1.8と全てのレンズの中で最も明るいです。
焦点距離は24mmとiPhone(28mm前後)と比べるとやや広角気味に設定されております。
やはり1番使うレンズだけあって、センサーや明るさなどのスペックが盛られていると感じました。
前置きが長くなってもつまらないのでここからはOPPO Find X8のカメラ作例を紹介します。
写真に入っている「Hasselbladの透かし」はカメラ内アプリからオンオフが可能です(後から追加も可能)
透かしを付けるとカメラ内の設定も分かるし雰囲気が出るので今回は全て透かしアリの写真にしております。
ブログ掲載用に軽量化の為、画質を落としております。実際の画像はこれより良いのでイメージとしてご覧ください。
まずは広角24mmの撮影。
昼間の紅葉の写真です。
全体的にはやや暖色気味で撮影できて、温かいイメージを持ちました。
こちらは超広角のカメラ。
太陽が入ってしまった為にISO感度が50まで低下。
フレアも発生してしまい、全体的に絵が流れてしまっております。
あとで気づきますが逆光性能は弱いです(スマホだから当たり前だが)
こちらは2倍ズームの作例。
一眼の世界だとこちらは標準画角と言ったところですが、解像度はまあそこそこと言った感じです。
やや糸巻き型の収差が気になりますが普通に使う分には問題ありません。
ちなみに2倍ズームはデジタルズームになるので、画質は落ちますが実用には十分だと感じます。
最初はイジワルな被写体だったので青空入りで人工物の被写体をそれぞれの画角で撮影しました。
さすがに晴れ間の条件が良いとキレイに撮影できますね。
5,000万画素もあるので青空のグラデーションも見事で、ハッセルっぽい濃厚かつ繊細な色味を感じられます。
下部は真っ暗で明暗差の大きい写真ですが、ダイナミックレンジも広いので見事に表現されております。
これはミラーレスカメラに匹敵するかと感じます。
こちらが超広角の写真。
苦手な被写体と得意な被写体はハッキリしていて、ビルなどの人工物の撮影は得意。
不自然な傾きも無く、周囲の流れも少なく感じます。
ソニーとサムソンのセンサーの違いはあれど色味の調整はハッセル調にチューンアップされていると感じます。
これなら一眼カメラ無しで使えると感じますね。
こちらは光学3倍の望遠です。
部屋の窓もしっかりと描写していてさすが5,000万画素の高画素を活かしております。
エントランス部分の伝統や柵の部分も肉眼では見えませんでしたが、しっかりと描写されておりました。
ちなみにデジタルズーム2倍の望遠でも条件が良ければ画質の劣化は見られませんでした。
撮影条件が良ければ2〜3倍のデジタル、光学ズームの画質の影響は少ないと感じます。
146mmの超望遠デジタルズームで撮影しました。
カメラマンの世界ではナナニッパの世界で望遠ですが、スマホカメラでは超望遠の世界です。
AIデジタル処理もありますが、タイルや外壁の質感など見事に描写されますね。
肉眼では全然見えない窓の中まで見えるので描写力は凄まじいです(建設中のビルです)
多少画角とシャッターやISO感度は変わっておりますが、フィルターによって同じ写真でも印象がだいぶ変わります。
フィルターに関しては粒上の粒子を追加してフィルム感を出す印象。
クラシカルな印象になるので被写体によっては相性が良い場合もありますが、1番下の写真のように空の色が破綻する場合もあります。
要は使い勝手が難しいのが本音。
フィルターを使う場合はレトロな写真に仕上げたい場合に使うと良さそうです。
モノクロ写真についてはカメラマンから見ると物足りないのが本音です。
さすがにGRのようなハイコントラストのモノクロに慣れると、スマホカメラのニュートラルなモノクロ写真じゃ満足はできません。
個人的にはオートのままだと中庸なモノクロ写真になるので、多少はシャドーを暗くするなど補正したほうが引き締まって良い写真になると感じます。
次はポートレートモードを試しました。
いきなり美女が出てきますが掲載許可済みです。
まずは広角カメラでポートレート撮影。
撮影した途端に美肌加工が自然とされるようで被写体がややソフトになります。
コントラストが弱めで女性ポートレートに向いている印象。
難しい色味の壁と花もありますが絶妙な色表現でハッセルらしい人肌の良さを簡単に体験できます。
ちなみに49mmのデジタルズーム(2倍望遠)だと画質がソフトになりすぎて解像感は落ちます。
これで作品として使えるかと聞かれると厳しいのですが、幻想的な印象になるのでアリかとは思います。
光学3倍に関してはデジタルズームよりは写りは良いですが、ソフトな印象ではあります。
ポートレートに関しても出来ることならメインの広角カメラで撮影するのがおすすめですが、どうしても望遠で撮影したくなります。
個人的には少しシャープネスを上げるなど加工が必要かと思います。
ただ肌補正はしてるので、光学3倍レンズをそのまま使っても良さそうです。
食レポに関しては被写体に関してはメシマズになりますね。
例えば焼肉に関してはそこそこ雰囲気のある写真で撮れます。
ただし弱点としては最短撮影距離が長いので、あまり寄れません。
マクロモードもありますがさすがに食レポでは使いません。
フィルターで「食べ物」もあったので使ったのですが、カレーライスで使うと色味が赤くなりおかしくなりました。
フィルターは万能ではないので使わないのが良さそうだし、とにかく寄れないので使い勝手は良くなかったです。
食レポでは寄れないと書きましたが、マクロモードがあり接写には強いです。
そもそも5,000万画素もあるので肉眼では分かりづらいような細かい模様なども描写が可能。
寄りたい時は思い切ってマクロモードを使っても画質の低下が少ないのでおすすめです。
とにかくストリートスナップには使いやすいカメラでした。
適当にシャッターを押すだけでそれっぽい写真が簡単に撮影できます。
iPhoneには到底マネできない色味とフィルムライクな写りなので、インスタ映えすると思います。
ただし逆光性能は弱く、太陽を入れると盛大なフレアとゴーストが発生します。
この辺はカメラ性能と言うよりはレンズ性能によるものだと感じました。
夜景に関してはノイズも少なくて見事と言った感じですね。
特に何もしなくても良い感じで撮影ができます。
3倍望遠にしてもディテールが失われずに発色も見事です。
下手なミラーレスカメラで撮影するよりもよっぽどキレイに撮影できると思います。
デジタルズームの望遠でも解像感は多少落ちますが、全然実用範囲です。
146mmでこのクオリティーはレベルが高いと感じます。
発色も良く、暗闇の部分もノイズが出ますがあえてノイズを見せつつ味にしてる印象で嫌なノイズの出方はしません。
この辺の塩梅はさすがハッセルだと感じた部分でもあります。
ダイナミックレンズも広いので、夜間でも安心して使えるスマホカメラだと感じます。
また超広角、広角、望遠と全て手ぶれ補正が付いているので手ブレが発生しないのも評価できる点です。
以上がOPPO Find X8をプロカメラマンが使った感想でした。
正直今まで使ったスマホカメラの中ではNo.1です。
特に超広角、広角、望遠と全て5,000万画素で統一してきた点は素晴らしいです。
またシャッターを押すだけでハッセルブラッド風の色味が再現できるのも魅力。
被写体によっては苦手だったり、逆光性能の弱さなどはありますが高級コンデジと言っても差し支えない性能に感じました。
カメラだけで無く日常使いやゲームもバリバリこなせますよ。
電池持ちも抜群に良いです
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ガジェットブロガーのゴーゴーシンゴです。
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