ガジェットブロガーのゴーゴーシンゴです(@go5shingo)
先日招待されまして、OPPOの発表会に行って参りました。
こちらで紹介している機種はReno14 5Gですが、今回紹介するのはOPPO Reno13 Aとエントリー〜ミドルクラスの機種になります。
今回は4万円台で買える脅威のスマホOPPO Reno13 Aのレビューです。

- 日常使いには問題ない性能
- 120Hz表示対応対応の有機ELディスプレイ
- 5,800mAhバッテリーで1日は余裕のバッテリー性能
- メインカメラは5,000万画素と高精細
- ステレオスピーカー搭載
- おサイフケータイ使用可能
- 4万円台と5万円を切る価格設定
- Qualcomm Snapdragon 6 Gen 1と3年前のCPUを使用
- Wi-Fi 5へグレードダウン

重いゲームなどをやらなければ最適解な商品の気がします


OPPO Reno13 Aのスペック


OPPO Reno13 Aは、2025年6月26日に発売されたOPPO Reno Aシリーズの最新モデルです。
価格は4万円台というミドルレンジスマートフォンながら、ハイエンド機と同等のOPPO AI機能を搭載し、シリーズ最大容量の5,800mAhバッテリーと最高水準のIP69防水・防塵性能を備えた意欲的な一台となっています。
スペックは以下の通りとなっており、特にバッテリー容量はAndroidスマホの中でも最大級の搭載量になります。


OPPO Reno13 Aの外観
- 洗練されたデザインと豊富なカラバリ
- サイズ感と重量
- 高品質な有機ELディスプレイ
洗練されたデザインと豊富なカラバリ




OPPO Reno13 Aは、指紋の付きにくいマット素材でありながら光沢感も残した上品なデザインが特徴です。
カラーバリエーションは「チャコールグレー」「アイスブルー」「ルミナスネイビー」の3色で、夏をイメージする爽やかな色合いが揃っています。
ただし楽天モバイルはルミナスネイビー / アイスブルーのみの取り扱いになるのでご注意ください。
サイズ感と重量


本体サイズは約75mm×162mm×7.8mm、重量は約194gとなっています。
前モデルのReno11 Aの177gから約15g重くなりましたが、6.7インチの大画面スマホとしては標準的な重量です。


6.7インチの大画面ながら薄型設計により持ちやすさも両立しており、片手での操作も可能な範囲に収まっています。
ただし女性や子どもなどでは片手持ちは厳しい可能性もあります。
高品質な有機ELディスプレイ


6.7インチフルHD+(2,400×1,080)の有機ELディスプレイを搭載し、最大輝度1,200ニトと120Hzリフレッシュレートに対応しています。画面占有率は92.2%でベゼルも約2.2mm前後と細く、没入感のある視聴体験を提供します。
屋外での視認性については、真夏の強い日差しの下では、より高輝度なハイエンド機と比較するとわずかに見えづらいものの、日常利用には十分な明るさを確保しています。


OPPO Reno13 Aの性能
- CPU・メモリ構成
- 日常使いでの快適性
- ゲーム性能
CPU・メモリ構成


プロセッサにはQualcomm Snapdragon 6 Gen 1を採用し、メモリ8GB、ストレージ128GBの構成となっています。
ベンチマークテストでは、AnTuTu Benchmark V10で約62~64万点、Geekbench 6でシングルコア約938点、マルチコア約2,621点でした。
スペックだけで見れば、ミドルクラスにはギリギリ及ばない程度になるかと思います。
日常使いでの快適性


アプリの切り替えで2~3秒程度待たされる場面はあるものの、日常使いにはおおむね支障ない性能を実現しています。
電話、ブラウザ、SNSなどの一般的なアプリは特に問題なく快適に使用できます。
発熱も少なく、真夏でも快適に使えました。
ゲーム性能


ゲームについては僕はほとんどプレイしないので正直分かりません。
スペック的に見て、軽いゲーム(ポケモンGOなど)なら問題なくできると思いますが、原神などの重いゲームやFPSなどには向いていないと思います。


OPPO Reno13 Aのカメラ性能
- カメラ構成
- 写真作例
- 動画性能
カメラ構成


トリプルカメラ構成で、メインカメラは約5,000万画素(F1.8)でOIS(光学式手ブレ補正)を搭載、超広角カメラは約800万画素(F2.2)、マクロカメラは約200万画素(F2.4)となっています。
インカメラは約3,200万画素(F2.4)です。
写真作例


写真については風景などを撮影すると自然に良い感じで撮影できます。


食事の写真を撮ると一気に暖色系のカラーになって不自然な感じになりまりました。
この辺は好みが分かれるところ。






スペック上はレンズ性能は落ちますが、普通に見る分には標準と超広角、望遠に画質の差は感じられませんでした。
おそらくはAIのソフトウェア処理が入ってると思います。


あと何となくですが、エモい写真が撮影できる気がします。


注意して欲しいのが暗い場面だと多少の手ブレもしますが、フィルムっぽい描写で個人的には好きです。


iPhoneなどとは違った雰囲気のある写真が撮影できるので、サブカメラスマホとしてもおすすめです。


夜間の高感度性能も結構高くて、明るい街灯があればノイズも少なくキレイな写真が撮影できます。


エフェクトも豊富にあり、アプリ不要でカメラ内で最初からエフェクト効果ありの写真が撮れるのもカメラスマホとして楽しかったです。


例えばモノクロフィルターを使えば、なんとなくGRっぽい写真は撮影できます。
さすがにコントラストや描写は及びませんが、コンデジライクに使うのもアリです。
動画性能
Reno Aシリーズ初のOIS搭載により、手持ち撮影でも強力な手ブレ補正効果を発揮します。
4K動画撮影にも対応し、滑らかで鮮明な映像を撮影できます。
また、超広角カメラが動画撮影中にも使用できるように改善されており、撮影の幅が広がりました。
ただし4K動画は30fpsまでに制限されるので、動きのある4K動画を撮影したい場合はハイエンド機種を選ぶ必要があります。


AI撮影機能の進化
AI写真編集機能が大幅にパワーアップしており、以下の機能が利用できます。
- AI消しゴム2.0:写真の背景に入った複数の人を自動で認識して一度に消去
- AIぼけ除去:ピンボケや手ブレをシャープな写真に修正
- AI反射除去:ガラスの反射をきれいに除去
- AI Studio:1枚の写真から多彩なパターンの画像を自動生成
AI消しゴム2.0


例えば他社で言う消しゴムマジックも使えます。
被写体以外の余計な人物などをAIが認識してくれて消去してくれる機能。
例えば渋谷の雑踏で撮影した写真はたくさんの人が映り込んでおり、手動で消すのは不可能なレベルです。




こんな感じでメインの被写体はしっかりと認識しておりながら、余計な人物はワンタップで削除されました。
普通にPhotoshopを使うよりもお手軽なので、スマホで写真編集も完結するので便利です。
処理もそこまで時間が掛からないので、4万円台のスマホとしては驚異的です。
AI反射除去


あと便利だと思ったのがAI反射除去です。
ガラスに反射してしまった残像をAIが除去してくれる機能で、反射してしまって使えない写真や顔出ししてないのに反射してしまった写真も復活できます。
これ他社ではあまり聞かない機能なので便利だと思います。


OPPO Reno13 AのAI機能


ここではOPPO Reno13 Aに搭載されているAIについて紹介します。
先進的なOPPO AI
OPPO Reno13 Aの最大の特徴の一つが、ハイエンドモデルとほぼ同等のOPPO AI機能を搭載していることです。
クラウド型のAIシステムを採用することで、ミドルレンジモデルでも高精度なAI機能を実現しています。
実用的なAI機能群
日常生活で役立つ多彩なAI機能を搭載しています:
- AIサマリー:WEBページやドキュメントの内容を瞬時に要約
- AIライター:文章作成をサポート
- AI返信:メッセージの履歴をもとに返信内容を生成
- 画面翻訳・音声翻訳:海外旅行での外国人とのコミュニケーションに便利
- かこって検索with Google:画面上の気になるものを囲むだけで検索
またGoogleジェミニと協業してAIを自然に使えるようにするなど汎用性もエントリークラスの価格ながらもハイエンド機種と変わらないくらいのAI性能をもっております。


OPPO Reno13 Aのその他の優秀な機能
- 大容量5,800mAhバッテリー
- 急速充電と長寿命設計
- ステレオスピーカー搭載
- IP69という最高レベルの防水性能
- MIL規格準拠の耐衝撃性
- おサイフケータイ対応
- RAM拡張が可能
- 生体認証
大容量5,800mAhバッテリー




Reno Aシリーズ最大となる5,800mAhの大容量バッテリーを搭載しています。
スリムなボディにもかかわらず、スマホ内部の部品配置を改善することで大容量バッテリーの搭載を可能にしました。
例えば4日間放置してもバッテリー残量は68%も残っておりました。
おそらく通常の使い方であれば1日は余裕、2日間くらいは充電しないでも大丈夫なくらいバッテリー持ちは良かったです。
急速充電と長寿命設計
45W SUPERVOOCと45W PPS急速充電に対応しており、約30分で1%から44%まで充電可能です。
また、4年間使用してもバッテリーは80%以上の最大容量をキープできる長寿命設計となっており、バッテリー交換なしでも長く使用できます。
ただしワイヤレス充電には非対応なのでご注意ください。
ステレオスピーカー搭載


Reno Aシリーズとして初めてステレオスピーカーを搭載しています。
上部の通話スピーカーと右下部のスピーカーで構成されますが、音圧バランスに差があり、横向きで動画再生すると右側に音が寄る傾向があります。
高音域にシャリつきが感じられ、低音域の迫力も控えめですが、従来のモノラルスピーカーからの改善は評価できるポイントです。
IP69という最高レベルの防水性能
IP68およびIP69防塵・防水性能を備えており、真水への浸水や高圧洗浄の水圧、80℃の熱湯噴射にも耐えられる最高水準の性能を実現しています。
前モデルのReno11 AはIP65だったため、防水性能は大幅に向上しています。
MIL規格準拠の耐衝撃性


米軍MIL規格(MIL-STD-810H)の耐衝撃テストをクリアしており、ディスプレイにはAGCの強化ガラス「Dragontrail® STAR2」を採用。
クッション性に優れた構造で、落下や衝撃から重要なパーツを守る設計となっています。
おサイフケータイ対応
FeliCa(おサイフケータイ)に対応しており、モバイルSuicaなどの電子マネー決済が利用できます。また、マイナンバー機能やスマホ用電子証明書にも対応し、日本向けの機能を一通り網羅しています。
RAM拡張が可能


RAM(メモリ)は標準で8GBですが、追加で8GBの合計16GBに拡張可能です。
拡張するRAMはストレージの空き容量が使われて、使えるストレージが減ります。
仮想で16GBものメモリがあるので、複数アプリを開いても余裕があり動作が遅いとは感じませんでした。
生体認証
画面内指紋認証と顔認証の両方に対応しており、用途に応じて使い分けることができます。
どちらも高速で認証されるので、エントリー機種特有の、もたつきなども一切感じられませんでした。


OPPO Reno11 Aの比較:進化点とスペックダウン部分


ここでは前モデルのOPPO Reno11 Aと比較します。
主な進化ポイント
前モデルのOPPO Reno11 Aと比較した主な進化点は以下の通りです。
特に進化したポイント
- AI機能の大幅強化
- 防水性能向上
- バッテリー容量増加
- ステレオスピーカー搭載
- 耐衝撃性能追加
スペックダウンした部分
一方で、コスト抑制のためかスペックダウンした部分もあります。
弱体化ポイント
- 急速充電速度低下
- Wi-Fi規格ダウン
- メインカメラ画素数減少
- 重量増加
昨今の原材料価格の高騰や物価高で仕方ない部分がありますが、特にWi-Fiが6から5にスペックダウンした点は個人的に残念なポイントでした。


OPPO Reno13 Aこんな人におすすめ
OPPO Reno13 Aは以下のような方におすすめだと感じました。
こんな方は買うべき!
- AI機能を手軽に体験したい方
- バッテリー持ちを重視する方
- 防水性能の高いタフなスマホが欲しい方
- コスパの良いミドルレンジスマホを探している方
- カメラでの写真編集を楽しみたい方
スペックダウンした部分は多少はありますが、致命的な弱点もありません。
むしろ高コスパでAIを使える万能スマホになった印象を受けました。


(まとめ)OPPO Reno13 Aレビュー
OPPO Reno13 Aは、4万円台という価格帯でハイエンド級のAI機能、シリーズ最大のバッテリー容量、最高水準の防水・防塵性能を実現したバランスの取れたミドルレンジクラススマートフォンです。
日常使いには十分な性能を持ち、特にAI機能の充実ぶりは他社のミドルレンジモデルと一線を画す存在となっています。
ゲーム性能やカメラに強いこだわりがない限り、多くのユーザーにとって理想的な一台と言えるでしょう。



ぶっちゃけiPhone 16使ってますが、ゲーム以外できることは変わりません(むしろAIはOPPOのほうが凄い)






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