ガジェットブロガーのシンゴです(@go5shingo)
みんな大好き、僕も超好きなサウピがまたやってくれました。

商品名がSOUNDPEATS Air5 ProでAir4 Proから再生時間、ノイキャン性能、ハイレゾ認証と大幅にスペックアップして帰ってきました。
この性能でありながら価格も1万円切りとこの物価高の中で価格設定を間違えたのではないかと思う製品です。
今回は超絶魅力しかない、SOUNDPEATS Air5 Proのレビューです。

- ノイキャン性能が高い
- LDAC/aptX Losslessなど豊富なコーデック対応
- イヤホン単体で7.5時間、充電ケース併用で合計37時間のスタミナ再生
- マルチポイント対応
- マイク性能も高い
- つけ心地抜群
- LDACとマルチポイントの併用不可
- いつものようにワイヤレス充電不可

サウピのカナル型のイヤホンの最高到達点の商品に感じました
SOUNDPEATS Air5 Proと前作Air 4 Proのスペックの違い


まずはSOUNDPEATS Air5 Proと前作Air 4 Proのスペックの違いをサクッとおさらいしましょう。
全体的に超絶パワーアップしてるので、買い替えも含めて全然アリなスペックです。
項目 | Air4 Pro | Air5 Pro |
再生時間 | 26時間 | 37時間 |
ノイキャン性能 | 最大 -45dB | 最大 -55dB |
遅延 | 88ms | 60ms |
周波数帯域 | 20Hz – 20kHz | 20Hz – 40kHz |
音質 | aptX Lossless対応 | ハイレゾ認証、LE Audio対応、aptX Lossless対応、LC3およびLDACに対応 |
大きくスペックアップした項目は再生時間、ノイキャン性能、遅延、ハイレゾ認証とコーデックです。
特にコーデック対応がすさまじく、LDAC、LE Audioにも対応するなど高級ワイヤレスイヤホン顔負けのコーデック対応になっております。
音質を重視する方もさらに満足できる製品に進化した印象です。
ちなみにLE AudioはBluetooth 5.3から対応した新しい通信方式ですが、僕の持っているPixel 8(Android 15)では試験運用の為、本格的に使えるスマホは少ないと思います(今のところは気にしなくて大丈夫)
SOUNDPEATS Air5 Proの外観

まずはSOUNDPEATS Air5 Proの外観から。
本体カラーはブラックのみでマットブラックの外観で指紋が付きづらく好み。
形状は楕円形で握りやすい形です。

付属品は本体とUSB-C to Aケーブル、イヤーピースです。
イヤーピースは本体にMサイズ、スペアがSとLサイズの合計3種類になります。

イヤホンの見た目は高級感がありさすがProモデルだけあります。
開閉部分のグレーのラインがアクセントになっており、シックな印象をさらに引立てます。
全体がマット加工なので指紋が付きづらいのも高評価な点です。

下部はUSB-C端子とペアリング・リセットボタンを搭載。
いつものようにワイヤレス充電は不可なので有線充電が必須です。

背面のメタルプレートのロゴが渋くてめちゃくちゃカッコよいです。
これ見た目が良くて所有欲がバク上がりしますね。

フタを開けると見事なまでの高級感のあるイヤホンがお目見えします。
ケースはマット調ですが、イヤホンは光沢計でローズゴールドのような色味がラグジュアリー感があります。
個人的にこの逆向きで入れるのは苦手なので、向かい合う方式で入れるほうが出し入れしやすいので好きです。
入れる向きについてはサウピのイヤホンで全て統一して欲しいところですね。

フタを閉めてる時もチラ見えしてますが、筆記体で「Hear the difference」と記載されております。
「聞いたら音の違いが分かるぜ」ってことでしょうか?
この文字からも音に対する自信が分かりますね。

イヤホンは軸がながいですがカナル型になります。
「S」の部分はタッチセンサーになっていて、タッチ操作にも対応します。

イヤホン本体にも「Hear the difference」と書かれており、自信の入りようが分かります。
文字は内側にあるので、装着している時は見えずに自身が楽しむために記載されていると思われます。

ドライバーは10mmダイナミックドライバーを搭載。
さらに6つのマイクを搭載するなど、集音性や通話性能も優れております。

イヤホンノズルは楕円形で短い為、イヤーピース選びは苦労しそうな予感。
付属のイヤピを大事に使ったほうが良さそうですね。

ケース込みの重さは51gと標準的な重さでした。

イヤホン単体では10gとこちらも普通くらいの重さです。
バランスも良いので非常に使いやすくまとまってると思います。
SOUNDPEATS Air5 Pro使用レビュー
ここからはSOUNDPEATS Air5 Proを実際に使った感想です。
- 歯切れのあるパンチサウンド
- イコライザーで結構変わる
- ノイキャンはサウピ史上最強
- 自然な外音取り込み
- マイク性能も高い
- コーデックがとにかく多くて優秀
- 便利なタッチ操作
- 長時間再生
- つけ心地、持ちやすさ◯
歯切れのあるパンチサウンド
音の傾向ですが、迫力あるパンチの効いたサウンドと言った感じでしょうか。
音の迫力が非常に優秀でロックやJ-Popなどの音楽ジャンルと相性ピッタリです。
音質はサウピ全般に共通しておりますが、低音が強めのややドンシャリな音に感じます。
解像感についてはそれほど高いわけではありませんが、聞いていてバランスが良い音なのに聴き応えを感じる音です。
ドライバーユニットも10mmとそこまで大型ではありませんが、スッキリとシャープな音は聞いていて気持ちが良いと感じました。
イコライザーで結構変わる

イコライザーは大きく分けて3種類(適応型EQとプリセット、カスタム)から選びます。
僕はロックなどを多く聞くのですが、適応型EQが1番しっくりきました。
ロックのイコライザーもあるのですが、低音が強調されすぎてバランスがやや崩れるかなと感じます。
プリセットイコライザーは全部で10種類です。
- SOUNDPEATS クラシック
- 低音を強く
- 低音を弱く
- 高音域の強調
- ポップ
- エレクトロニック
- クラシック
- ロック
- フォーク
- 読み上げ人声強化
プリセットを見てて気付いたのですが、「読み上げ人声強化」が追加されてますね。
おそらくYouTubeやNetflixなどの動画を見るのにピッタリな機能だと思います。
僕は適応型EQでそのまま動画も見ておりますが、気づいたら変更して使ってみたいと思います。

カスタムイコライザーについては、聴力検査をして聞きやすい音、聞きづらい音を周波数ごとに上げ下げしてくれます。
これ1回だけやっておけば、かなり自分が聞きやすい音になるので設定することをおすすめいたします。
ノイキャンはサウピ史上最強

-55dBと前作(-45dB)よりもノイキャンはかなり強力になりました。
屋内、屋外、駅のホーム、電車の中で使いましたが音が8割りくらい消える印象です。
ノイキャンのイメージですが、Air Pods Proが「スッ」とソフトの力で音を消すのに対して、SOUNDPEATS Air5 Proは物理的に音を低減させるイメージです。
どっちが良いとかは好みになりますが、Air Pods Proのノイキャンが不自然に感じたので、Air5 Proのノイキャンの消し方のほうが自然に感じます。

ノイズキャンセリングですが4種類から選べます。
- 適応型ノイズキャンセリング
- 室内ノイズキャンセリング
- 屋外ノイズキャンセリング
- 屋外交通
基本的に「適応型ノイズキャンセリング」にしとけばバランスが良く使いやすいと思います。
ノイキャンの効きも適応型にしておけば、イヤホン側でコントロールしてくれるので使い勝手と性能も含めてノイキャン性能は優秀に感じました。
自然な外音取り込み

外音取り込みについても、マイク性能の高さもあると思いますが非常に優秀でした。
自然に環境音を取り込んで、変に増幅したりもしないので付けてない状態のような感じで使えます。
ノイキャンだと歩行時に車や自転車などに気付けないこともあるので、移動中は外音取り込み、電車内などはANCに切り替えて使うのがおすすめです。
マイク性能も高い
マイク性能も非常に高いのが特徴です。
サウピのイヤホンって機種によってはマイク性能が低くて残念に思うこともあったのですが、Air5 Proのマイク性能は優秀。
周囲のホワイトノイズを取り除いて、話してる声だけをフォーカスして拾ってくれるので聞こえやすい音になっております。
マイクに関しては6つのマイクと AI によるノイズキャンセリング(cVc 8.0通話用ノイズキャンセリング)を搭載するなど、オンライン会議などでも使えそうです。
コーデックがとにかく多くて優秀
ワイヤレスイヤホンの命とも言うべきコーデックの多さが非常に優秀です。
- SBC、AAC、LC3、LDAC、aptX、aptX Adaptive、aptX Lossless
ほぼ全ての主要コーデックに対応しているイヤホンで、Androidユーザーには嬉しい仕様です(iPhoneはAAC)
さらにQualcommのチップ搭載のスマホならSnapdragonサウンドにも対応しております。
もちろんハイレゾワイヤレス認証も取得するなど、音質に妥協はありません。

少し残念なのがLDACとマルチポイントの併用は不可です。
iPhoneならマルチポイントをオンにしといて問題はありませんが、Androidユーザーなら迷うところです。
僕は外でも接続が安定していたので、LDACをオンにして使っております。


「LE-Audio」にも対応しておりますが、Android 15ではまだ試験運用です。
Pixelスマホなら「開発者オプション」から設定はできますが、まだテスト段階だしアプリによっては動作が不安定になるなど時期尚早かと思います。
使った限りでは遅延も少ないし、音質も若干良いような気がしました。
基本的にはLDACで使うと解像度が良いので、Androidユーザーなら極力LDACで運用したほうが良いと思います。
便利なタッチ操作

タッチ操作にも対応していて、センサーの反応もよいので非常に優秀です。
タッチ操作は左右それぞれ以下のように割り当てられております。
操作 | 機能 |
左耳をクリック | 音量ダウン |
右耳をクリック | 音量アップ |
左耳をダブルクリック | 再生/一時停止 |
右耳をダブルクリック | 再生/一時停止 |
左耳をトリプルクリック | 音声アシスタント |
右耳をトリプルクリック | 音声アシスタント |
左耳を1.5秒長押し | ノイズキャンセリング |
右耳を1.5秒長押し | 次のトラック |
音量の調整や再生/一時停止などがスマホレスで操作できて非常に便利でした。
ゲームモードの変更はデフォルトで設定されていないため、ノイズキャンセリングを設定するかゲームモード(遅延:約60ms)を設定するかは迷うところではあります。
長時間再生

バッテリーライフが長いのも高評価なポイントでした。
- イヤホン単体で7.5時間の連続再生
- 充電ケースを併用すれば合計37時間
イヤホン単体で7.5時間再生って相当なバッテリー持ちが良いです。
例えばAirPods Pro(第2世代)のバッテリー持ちは最大6時間、初代AirPods Proは4.5時間なのでAir5 Proのバッテリー持ちの良さが分かるはず。
ケース併用で合計37時間も非常に長くて、ヘッドホンに迫るくらいのバッテリー持ちの良さです。
ライトユーザーなら1周間程度、ヘビーユーザーでも2日くらいは持つバッテリー持ちの良さです。
つけ心地、持ちやすさ◯

つけ心地がめっちゃ良いのも良かった点です。
イヤホンの軸が長めで耳に付けた時に絶妙なバランスになるので、付けていて不快感などは一切ありません。
またケースも楕円形で適度なグリップ感があり、持ちやすいのも好印象でした。
SOUNDPEATS Air5 Pro購入がおすすめな人

SOUNDPEATS Air5 Pro購入がおすすめな人は以下だと思いました。
こんな方は購入がおすすめ
- 1万円以下で万能イヤホンが欲しい
- ノイズキャンセリングにこだわる
- ハイレゾコーデックを使いたい
- カナル型で音質が良いイヤホンを探している
こんな方は購入すると間違いなく満足します。
とにかく欠点らしい欠点も無いので、万能なワイヤレスイヤホン。
1万円以下のワイヤレスイヤホンでは音質、ノイキャン、コスパと最強クラスだと感じました。
(まとめ)SOUNDPEATS Air5 Proレビュー
以上がSOUNDPEATS Air5 Proのレビューでした。
結論ですが、これめちゃくちゃ良いです。
今までのサウピって音質とノイキャンを両立した機種って少なかったのですが、Air5 Proは高次元でノイキャンと高音質を実現。
さらにロングバッテリーや豊富なコーデックなど隙のない仕上がりになっております。
もしかしたら2025年ベストバイに上がるかもしれない、そんな名作の予感がしております。

ぜひ購入して欲しい1台です!



