ガジェットブロガーのゴーゴーシンゴです(@go5shingo)
あのSOUNDPEATSがもの凄いヘッドホンを発売しました。

商品名がSOUNDPEATS Space Proで、以前にレビューしたSOUNDPEATS Spaceの後継機と言うか上位モデルになります。
主な進化点としてはハイレゾ及びLDAC対応、ドライバーがデュアル同軸ドライバーに進化、ノイズキャンセリング性能の向上などもはや別物に進化しました。
それでいてお値段は¥8,980と1万円を切る価格設定になっており、マジで他社の4〜5万クラスのヘッドホンを喰ってしまってます。
今回はSOUNDPEATS Space Proのレビューをお送りします。

- 40mm+10mm同軸デュアルドライバーに進化
- LDAC対応
- 最大-47dBの超強力なノイズキャンセリング性能
- Hi-Res Wireless/Hi-Res Audioで有線でも無線でもハイレゾ対応
- 最大151時間の長時間再生(ANCオフ時)
- プロテインレザー&メモリーフォームでフカフカで耳が痛くならない
- デザインがスタイリッシュ
- 便利な収納袋付き
- LDACとマルチポイントの併用不可

2025年ベストバイ、ヘッドホンが決まりました


SOUNDPEATS Space Proスペック
SOUNDPEATS Space Proのスペックは以下の通りです。
スペック項目 | SOUNDPEATS Space Pro |
---|---|
ドライバー方式 | 40mm+10mm 同軸デュアルダイナミックドライバー |
再生周波数帯域 | 20Hz – 40KHz |
対応コーデック | SBC, AAC, LDAC |
Bluetoothバージョン | Bluetooth5.4 |
ANC性能 | 最大-47dB |
有線接続 | AUX, Type-C 両対応 (ANC使用可能) |
ハイレゾ認証 | 有線・無線対応 |
連続使用時間 | ANC オフ : 151H / ANC オン : 58H |
急速充電 | 5分の充電で4時間再生 (2.5時間で満充電) |
遅延 | 77ms 低遅延 (ゲームモード) |
通話ノイキャン | 対応 |
空間オーディオ | 対応 |
重量 | 282g |
カラー展開 | ブラック, ベージュ |
参考価格 | 8,990円 |
発売日は2025年7月で、サウピのヘッドホンでは上位に位置づけられており、1万円以下ワイヤレスヘッドホンの決定版的な存在です。
8,980円という1万円以下の価格帯でありながら、同軸デュアルドライバー、LDAC対応、最大151時間の驚異的なバッテリー持続時間を実現し、コストパフォーマンスの概念を塗り替えた製品に感じました。




カラーはブラックとベージュの2種類あり、ブラックはロックで男らしい印象。
ベージュはエレガントで少々可愛らしさも感じるデザインです(今回はベージュをレビューします)


SOUNDPEATS Space Pro実機外観
ここからはSOUNDPEATS Space Proの実機外観です。
付属品


まずは付属品ですが以下となっております。
- 本体
- 3.5mmオーディオケーブル
- USB-C to C ケーブル
- 収納袋
- ユーザーガイド など


説明書ですが、多言語仕様ながらも日本語もきちんとあるので普通に分かりやすいと思います。


ケーブルはUSB-C to C ケーブルが付属してました、
USB-Aで無いのが良い点ですね。


さらに3.5mmオーディオケーブルも付属しておりました。
こちらのケーブルを使ってもハイレゾ有線再生が楽しめます。


地味に嬉しいのが収納袋が付いてる点ですね。




巾着バッグのような形なので、ハードポーチのようにかさばらないでカバンに収納できるので持ち運びに便利です。
ただケーブル収納用の仕切りなどは無いので、ケーブルを持ち運び際は一緒になってしまうのが少し残念かもです(たぶんケーブル持ち運ぶ方は少ないと思う)
本体


続いて本体の実機紹介です。
まず見た目はホワイトっぽく見えますが、実機はベージュ(薄い肌色)って感じで非常に上品な見た目です。


ドライバー部分は「S」のメーカーロゴが溝を掘られているようにデザインされております。
遠くから見ると表情が出て、ファッションアイテムのようなおしゃれさを醸し出します。
素材もレザー調の弾力感のある素材で、プラスチックの人工物との異素材コンビでかっこ良いです。


左右の区別もL,Rの文字がパッドのクッション内に入っていて分かりやすかったです。
パッドも肉厚で耳を優しく包むようなイメージで、ヘッドホンとしてはフィット感は上位です。
またパッド部分のベージュは濃くなっているので、デザインのアクセントにもなっております。


パッド部分はプロテインレザーを使用しており、肉厚で長時間付けていても側圧がそこまで強くありませんでした。
モチモチとした弾力とメモリーフォーム機能により、適度なクッション性がありバランス調整は抜群です。


アジャスター部分は約6cm程度調整できるので、頭の大きい男性でも大丈夫かと思います。


さらに左側面にはメーカーの文字がさりげなく印字されておりました。


左側にはANCボタンがあり、ボタンを押すとANCのオンオフが可能です。
もちろんアプリでも操作可能。


右側には音量の+、−と電源ボタンがありました。
ヘッドホンである程度の操作はできますが、再生や停止、早送りなどはできません。


重さは284gと通常のヘッドホンの250gよりはやや重い重量です。
ただフィット感も良かったので、重さは全く気になりませんでした。


SOUNDPEATS Space Proのメリット
ここからはSOUNDPEATS Space Proを使って感じた良かった点を紹介します。
- 音質はクリアでバランスの取れた高音質
- 最大-47dBのノイズキャンセリングが凄い
- 外音取り込みは変化は少ない
- マイク性能は結構高い
- 有線接続がすごい
- マルチポイント対応
- 側圧弱めで頭が痛くならない
- 最大151時間の長時間再生
- 小さくなるので持ち運びもOK
音質はクリアでバランスの取れた高音質
音の傾向ですが、やや低音寄りですがバランスの取れた聞きやすいチューニングです。
人によっては低音が弱いと感じるくらいの、自然でモニターライクな高音質サウンドに感じます。
低音から中音域への繋がりも非常に良く、楽器の低音は残しつつ、中高音域のボーカル音を伸びやかに表現するなどレベルの高いことをサラッとやってる印象。
よくある重低音が強すぎて、ボーカルが浮いてしまうようなヘッドホンとは明らかにレベルが違いました。
ただしANCを音にすると低音が膨張気味になり、人によっては低音が強いと感じるかもなので好みは分かれます。
個人的には屋内や自宅ではANCオフ、屋外や電車などはANCオンがおすすめです。
高音域に関しても非常に素晴らしく、同軸デュアルドライバーのおかげで音の分離感や定位感がさらに際立つような設計でクリアで聞きやすい音質です。
モニターライクな味付けの少ない音質ながら、迫力は満点でロックなどの激しいアップテンポも曲もなんなく鳴らせます。
純粋に音で勝負してきたようなヘッドホンで、高級ヘッドホンのような高音質で音楽を楽しみたいようなユーザーにもぶっ刺さると感じます、
最大-47dBのノイズキャンセリングが凄い


ノイズキャンセリング性能も-47dBと超強力でした。
実際にヘッドホンを付けると、ほぼ無音レベルまで雑音をシャットアウトします。
カフェや電車の中で音楽を聞きがながら使えば、ほぼ雑音は気になりません。
最上位クラスに比べると劣りますが、価格帯を考えれば最強クラスです。
ただノイズキャンセリングをオンにすると低音が謎に増強されて音質が変わってしまうのが好みが分かれる点に感じます。
僕の場合は自宅ではノーマルモードで使うことも多くて、外出時はノイキャンをオンにするなどの使い分けをしております。
外音取り込みは変化は少ない


外音取り込みについては正直、効果がよく分かりませんでした。
ヘッドホンの特性上遮音性が高いので、相手の声が聞きづらくなります。
外音取り込みを使ったのですが、オンにしてもオフにしてもそこまで変化がありませんでした。
僕の場合は人と話す時などはヘッドホンを首掛けするので問題はありませんが、外音取り込みに期待している方は注意が必要と感じました。
ある意味、変なソフトウェア処理も入らないので使いやすいかもしれません。
マイク性能は結構高い
マイク性能は非常に高かったです。
今までのサウピってマイク性能がいまいちな印象でしたが、Space Proは全然違いました。
ヘッドホンで通話する機会は少ないかもしれませんが、音楽を聞きながら電話が掛かって来た時にも普通に使えるくらい高音質だったので、通話用ヘッドホンとしてもアリだと感じました。
有線接続がすごい


3.5mmオーディオジャックがあるので、有線ヘッドホンでも使えます。
ワイヤレスで使ってもハイレゾワイヤレス再生、有線で使ってもHi-Res Audioが使えるなど自宅やDAC持ちで高音質で使いたい方にもおすすめです。
さらに凄いのがUSB-Cケーブルを使ってUSBオーディオが使える点です。
ロスレス&低遅延で高音質な音楽が楽しめるので、昨今のiPhoneなどがUSB-Cに対応しているので有線ヘッドホンとして使うのも便利でした。
有線で接続すると音の解像度や締まりが格段にアップして、圧倒的な音の粒が聞こえるイメージに変化します。
有線で使う高音質な有線ヘッドホンとして使うのも良さそうです。
マルチポイント対応


マルチポイントに対応しており、2台同時接続が可能です。
マルチポイントの接続切り替えもスムーズでiPhoneからPixelへの接続もスムーズでした。
ただAndroidスマホとの併用は注意が必要でLDACとマルチポイントの併用が不可なのが残念ポイントです。
最大151時間の長時間再生
再生時間がめちゃくちゃ長くて電池持ちが良いのも特徴です。
SOUNDPEATS Space Proの再生時間
- ANC オフ : 151時間
- ANC オン : 58時間
ノイキャンアリと無しだとかなり再生時間が違ってきますが、最大151時間はヘッドホンとしては最長部類です。
例えばハイエンドのSONY WH-1000XM6ですと最大30時間ととサウピのヘッドホンの半分くらいしかありません。
仮にノイキャンをオフにすると1日1時間使っても約3ヶ月充電不要で使えるなど、脅威のバッテリー持ちです。
5分で4時間再生可能な急速充電にも対応するなど、毎日ヘビーに使いたい方にもおすすめしたいヘッドホンになります。
側圧弱めで頭が痛くならない


側圧に関しても弱めで長時間付けててても大丈夫でした。
素材も弾力があるプロテインレザーを使用しておりながら、頭や耳全体を優しいクッションで包むので長時間の音楽鑑賞や作業をしてても大丈夫でした。
今までヘッドホンの締め付けが苦手だった方は試してみると、世界が変わるかもしれません。
小さくなるので持ち運びもOK


収納袋付きも嬉しいですが、普通にコンパクトになるので持ち運びも大丈夫です。
僕は首掛けスタイルで外出しますが、ヘッドホンが邪魔な時などはカバンに入れたりします。
高音質ヘッドホンが家でも外出先でも使えるので、汎用性は非常に高いと感じました。


SOUNDPEATS Space Proのデメリット
ここでは逆にSOUNDPEATS Space Proの注意点も紹介しておきます。
LDACとマルチポイントの併用不可


デメリットらしいデメリットは無いのですが、Androidユーザーに残念なのがLDACとマルチポイントの併用不可です。
iPhoneユーザーなら影響は無いのですが、Androidユーザーなら迷いますね。
僕は音質を重視したいので、マルチポイントは使わないでLDACを優先させております。
やっぱり接続の安定性やコストが掛かるんですかね?
この辺がアンダー1万円製品の弱みだったりもします。
ヘッドホンは多少重い
あと少しだけ気になるのは重さはあります。
実測で284gと標準的なヘッドホン(250g前後)よりも多少重い感じです。
付けちゃえばフィット感も良いので気になりませんが、軽いヘッドホンが欲しい方には相性が悪い可能性があります。


SOUNDPEATS Space ProとSOUNDPEATS Spaceの違い


ここではSpace ProとSpaceの違いを紹介します。
SOUNDPEATS Space Proは、「Space」の上位モデルとして誕生したワイヤレスヘッドホンです。
ただ上位と言っても性能は圧倒的にProが上になります。
- スペック表
- 主な違い
- 重さ
- どっち買う?
スペック表
Space Pro | Space | |
---|---|---|
ドライバー方式 | 40mm+10mm同軸デュアル | 40mmダイナミック |
再生周波数帯域 | 20Hz〜40kHz | 20Hz〜20kHz |
対応コーデック | SBC / AAC / LDAC | SBC / AAC |
Bluetoothのバージョン | 5.4 | 5.3 |
最大再生時間(ANCオフ) | 151時間 | 123時間 |
最大再生時間(ANCon) | 58時間 | 61時間 |
急速充電 | 5分の充電で4時間再生 | 5分の充電で3時間再生 |
ANC(ノイズキャンセリング) | 最大-47dB | 最大-35dB |
着信接続(AUX/USB-C) | 両対応(USBオーディオ可) | AUXのみ |
マルチポイント接続 | 対応(※LDACと同時不可) | 対応 |
騒音キャンキャン | 対応 | 対応 |
低遅延(ゲームモード) | 77ミリ秒 | 65ミリ秒 |
ハイレゾ認証 | 通話・無線対応 | 無し |
重量 | 282グラム | 264グラム |
カラー展開 | ブラック/ベージュ | ブラック/ホワイト/ベージュ |
参考価格 | 約8,990円 | 約6,000円台〜 |
こんな感じで圧倒的なProのほうが性能は上で、別物のヘッドホンと言った印象です。
主な違い


- ドライバー構成:Space Proは40mm+10mmの同軸デュアルドライバー、Spaceは40mmのシングルドライバーを採用。これによりProは音の明瞭さ、解像感、分離感が向上。
- ノイズキャンセリング性能:Space Proは最大-47dBのANC、Spaceは最大-35dBのANC。Proの方が強力なノイズ低減が可能です。
- 再生時間:Space Proは最大151時間(ANCオフ)に対して、Spaceは123時間(ANCオフ)とProが圧倒的に長い。
- 対応コーデック:Space ProはSBC/AAC/LDAC(ハイレゾ対応)、SpaceはSBC/AACのみ(LDAC非対応)。Proはハイレゾストリーミングにも完全対応。
- Bluetooth:Space ProはBluetooth5.4、SpaceはBluetooth5.3でProが新世代。
- 重量:Proは約284g、スペースは約242gと、Proの方がやや重いですが、機能向上とトレードオフ。
- USBオーディオ:Space Proのみ対応(通常USB-C接続時も高熱再生可能)。
- 低遅延モード:Space Proは77ms、Spaceは65ms。
- 価格:Space Proは約8,990円、Spaceは約6,000円台〜。
スペックだけ見てもProのほうが上ですが、実際の音質やノイズキャンセリング性能、ハイレゾ対応などあらゆる点でProが勝ります。
特に再生時間も30時間近く向上しており、電池持ちも良くなり使い勝手も向上しております。
ゲームモードの遅延がSpaceのほうが若干優秀ですが、体感ではほとんど違いを感じないレベルです。
見た目


見た目に関してはProのほうが高級感あるデザイン、ノーマルがカジュアルな印象ですが好みになるかと思います。




どっちも左側に文字が書いてあるのは同じですが、書いてる文字は違いました。
デザインの優劣は好みなので、そこまで差は無いと感じます。
重さ




重さは284gと242gと結構違います。


実際に持ってみるとProのほうが確かに重いのですが、比べないと分かりません。
もしかしたら長時間の使用で重さが徐々に疲労につながるかもしれませんが、1〜2時間程度の使用でしたらそこまで気にする必要は無さそうです。
どっち買う?
個人的には断然Proの購入がおすすめです。
ただ選び方も書いておきます。
- Space Proは、主張重視・ロングバッテリー・最新コーデック(LDAC)・USBオーディオ・強力なANCを重視する人におすすめ。
- Spaceは、より軽量&価格重視、iPhoneしか使わないユーザーにおすすめ。


(まとめ)SOUNDPEATS Space Proレビュー
以上がSOUNDPEATS Space Proのレビューでした。
正直Proって付いただけでマイナーアップデートかと思ったら別物に進化してました。
1万円以下のヘッドホンでは2025年では間違いなくNo.1でおすすめ。
音質めちゃくちゃ良い、ノイキャン強い、LDAC、マルチポイント、マイク性能、再生時間と超強力性能です。
ほぼ欠点が無いので、メインのヘッドホンを新調したい方にはイチオシの商品と言えるでしょう。








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