ガジェットブロガーのシンゴです(@go5shingo)
俺達のサウピがまた新しいイヤーカフを発売しました。

商品名がSOUNDPEATS UUでなんか前に発売したイヤーカフ型の「CC」と似ております。
CCとの違いは今回紹介するUUが若干エントリーモデルで価格も安く音質が軽い印象。
ただ物理ボタンを搭載したり、軽快な付けご心地はそのままに、さらに価格がダウンするなどイヤーカフ型入門機としては最強クラスのコスパを誇ります。
今回はSOUNDPEATS UUのレビューです。

- とにかく付け心地が良い
- 10.8mmデュアルマグネットダイナミックドライバー搭載でクリアな音質
- 物理ボタン搭載で操作性がアップ
- マルチポイント対応
- ゲームモード、ムービーモード搭載
- イヤホンを探す機能あり
- 左右の区別無いので出し入れも気にする必要なし
- 低音、高音が貧弱(設定で劇的に変わる)
- CCと悩む

イヤーカフ型としてコスパは最強クラスの製品です
SOUNDPEATS UUのスペック
製品名 | SOUNDPEATS UU (モデル名:POP Clip) |
カラーバリエーション | ブラック、ホワイト |
タイプ | ワイヤレス |
形式 | イヤーカフ型 |
本体操作 | 物理ボタン |
素材 | 高品質TPU ニッケルチタン形状記憶合金 |
ドライバー方式 | 10.8mm デュアルマグネットダイナミックドライバー |
再生周波数帯域 | 20Hz—20KHz |
対応コーデック | AAC、SBC |
Bluetoothバージョン | Bluetooth5.4 |
最大持続時間(単体) ※AAC、60%音量、正常モード。 ダイナミックEQ OFF、ムービーモード OFF | 8時間 |
最大持続時間(ケース込み) ※AAC、60%音量、正常モード。 ダイナミックEQ OFF、ムービーモード OFF | 30時間 |
重量 (片側) | 約4.7g |
重量 (充電ケース込み) | 約46.73g |
サイズ (片側) | 27.4×26.7×22.5mm |
サイズ (充電ケース) | 63.7×49.8×30.6mm |
充電時間 (イヤホン) | 1.5時間 |
充電時間 (充電ケース) | 2時間 |
充電コネクタ | USB Type-C |
内蔵マイク | 片側1基 |
風切り音低減 | 対応 |
急速充電 | 対応 |
イヤホンを探す機能 | 対応 |
左右気にせず収納 | 対応 |
排水機能 | 対応 |
ダイナミックEQ | 対応 |
ムービーモード(3Dオーディオ) | 対応 |
通話用(ENC)ノイズキャンセリング | 対応(AI駆使) |
マルチポイント | 対応 |
ゲームモード | 対応(0.08s) |
専用アプリ ※アプリとイヤホンのファームウェアバージョンを最新バージョンに更新してください | 対応 |
●Google Play「PeatsAudio」 ●App Store「PeatsAudio」 | |
・EQ調整 ・ゲームモード ・ムービーモード ・イヤホンを探す ・ダイナミックEQ ・音声ガイダンスの音量調整 ・音声ガイダンスの言語切り替え ・タッチセンサーのカスタマイズ ・排水機能 など | |
防水性能 | IPX5 |
SOUNDPEATS UUの上記の通りです。
コーデックはAAC、SBCまでなので高音質コーデックのapt系やLDACには非対応です。
当然ハイレゾワイヤレス認証は取得しておりませんが、これは従来作と同じ。
その他、機能は全部盛りの印象ですがサウピ伝統のワイヤレス充電に非対応なのは変わりません。
SOUNDPEATS UU外観
まずはSOUNDPEATS UUの外観レビューです。

最初に付属品は本体の他にUSB-C to Aケーブル、ユーザーガイドなどの紙類、いつも定番のステッカーです。

イヤホンはマットな質感の素材で指紋も付きづらく個人的に好きです。
カラーはブラックとホワイトがありますが、今回レビューするのはブラックモデル。
写真ではグレーに見えますが、実際は真っ黒なので写真の色味の印象を持つと面食らうと思います。

裏面はブラックのプレートロゴがめっちゃおしゃれ。
ホワイトモデルよりも断然ブラックをおすすめしたいです。
下部にはUSB-C端子があり、お尻に刺して充電するイメージですね。

ケース開けるとこんな感じで、製品名の「UU」はアルファベットのUに似てるからだそうで納得の見た目。

よく見ると「Hear the difference」と記載がありました。
これ文字かっこ良いですね。

イヤホンは左右の区別も無いのでどっちを入れても大丈夫です。
ただし左右の自動識別は無いので、左右を逆に入れてしまった場合は一度電源をオフにすると左右が入れ替わります。
この辺は2万円以上する某メーカーと差がありますが、価格差がありすぎるるので許容できます。

イヤホンは楕円形と丸形の2つの構造となっております。

丸い部分が耳穴に入る部分で、10.8mmデュアルマグネットダイナミックドライバーを搭載し広がるような音をだします。
楕円形の部分は耳をクリップする部分で、下部は充電端子となっております。

ワイヤーは柔らかくも形状記憶のように形を保ってくれるので、緩すぎずキツすぎずちょうどよい塩梅で耳たぶにフィットします。

イヤホン本体は46gとかなり軽い部類です。

イヤーカフ本体は合計9gと超軽量でした。
これなら付けている感覚もほぼゼロだと感じます。
SOUNDPEATS UU使用レビュー
ここからはSOUNDPEATS UUを使った感想を紹介します。
- 音質はペラペラと最初思った(設定必須箇所あり)
- 音質傾向は中音強めで動画向き
- イコライザーは必須
- つけ心地最高
- 物理ボタン搭載
- 外音取り込みは自然
- マイク性能は普通
- マルチポイント対応
音質はペラペラと最初思った(設定必須箇所あり)
はじめてSOUNDPEATS UUを聞いた時、音質がモッサリしててペラペラだと感じました。
特に低音と高音が全く鳴っておらず、これはヒドイかもと正直思いました。
ただメーカーの方に話しを聞くと、ダイナミックEQをオンにしてくださいとのことでした。

デフォルトではオンになっているとのことですが、僕はなぜかオフになっていたのでアプリからオンにしておきました。
ダイナミックEQをオンにすると低音と高音の厚みが何倍にもなって、別物の音になりますね。
スカスカの音が一変して迫力あるサウンドに進化するので、常時ダイナミックEQはオンがおすすめ。
ダイナミックEQをオンにしても不自然な音になったりしないので、作られてる音感はありません。
音質傾向は中音強めで動画向き
音質の傾向としては中音域が素直に出る印象で、低音や弱め、高音もそこまで伸びないバランス型の印象です。
逆に言うと低音や高音の角の取れた丸みにサウンドと言った感じで、昨今の過激なセッティングのワイヤレスイヤホンと比べると使いやすい印象。
音楽鑑賞に関しては音をじっくり聞くと言うよりもBGM鑑賞的に聞くのがおすすめに感じました。
音質が決して悪い訳では無く、最適解がYouTubeやNetflixなどの動画鑑賞が最適解です。
イコライザーは必須

ダイナミックEQにプラスしてイコライザーの設定もできるのでイコライザー設定は必須です。
設定できるイコライザーは3つから選べます。
イコライザーの設定
- アダプティブイコライザー→聴覚テストをして自分専用のイコライザーを作成
- プリセットイコライザー→ロック、ポップ、フォーク、クラシックなどの用意されたプリセット
- カスタムイコライザー→+-6段階で設定できる音質チューニング
僕はロックをよく聞くので、プリセットを使っております。
ロックプリセットを使うとギターやベースの音がより強調されて、聞き応えが断然アップ。
なんか音がシャープに聞こえるような感じになるので、まろやかな音が刺々しい音に変化して聞いてる感がアップして良かったです。
つけ心地最高
イヤーカフ型はどれもつけ心地が良いのですが、本機はその中でも群を抜いて装着感が良いです。
ほぼ重さを感じないし、Uブリッジの優しい挟み込みによってズレなどの不快感を一切感じません。
IPX5防水にも対応しているので、ランニングや筋トレなどのスポーツ用イヤホンとしても快適に使用できそうです。
物理ボタン搭載

操作性も非常に良くて、物理ボタンを搭載してるのもメリットです。
最近のワイヤレスイヤホンってタッチ操作の製品が多いのですが、誤爆したりして意外と不便だったりします。
SOUNDPEATS UUは物理ボタンで操作するので、昔のイヤホンみたいな印象ですがスタイリッシュなデザインなので全然気になりません。
物理ボタンの操作は以下の通りです。
項目 | 操作方法(デフォルト) |
---|---|
再生/停止 | L ,R側を2回タップ |
曲送り | R側を長押し |
曲戻し | アプリで反映 |
音量を上げる | R側を1回タップ |
音量を下げる | L側を1回タップ |
外音モードの切り替え | L側を長押し |
音声アシスタント | R側を3回タップ |
低遅延モード | L側を3回タップ |
ペアリングモードへの移行 | ケース裏側のボタンを3秒間長押し |
アプリ不要で外音取り込みに移行できるなど、使い勝手も非常に良いと感じました。
外音取り込みは自然

カフェで外音取り込みを試しました。
外音取り込みは自然な印象で過度に強調されたり、聞こえづらくもないので使い勝手は良かったです。
普通に会話もできるし、バックで音楽が鳴ってる印象なので自分専用のBGM感覚で使えます。
外音取り込みしつつ会話もできるワイヤレスイヤホンを探してる方におすすめだと感じました。
マイク性能は普通
SOUNDPEATS UUで録音した音声はこんな感じ。
ぶっちゃけマイク性能は普通でやや籠もった印象になります。
サウピのイヤホン全般に言えますが、マイク性能がめちゃくちゃ高い機種は少なくて標準的な製品がほとんど。
価格を考えると合格点ですが、これ以上のマイク性能を求めるなら高価格帯の他社を購入するしかありません。
マルチポイント対応

イヤーカフ型としても相性が良いマルチポイントにも対応。
スマホ、タブレット、PCと2台の端末を自由に行き来できるので、設定しておくのがおすすめ。
最新のBluetooth5.4の実力もあって接続もスムーズで快適に使えました。
SOUNDPEATS UUとCCの違い

ここでは兄弟機のSOUNDPEATS UUとCCの違いを書いておきます。
- 主なスペックは4項目違う
- 音はCCのほうが上
- 操作は物理ボタンとタッチ操作で好み
- 価格
- どっち買う?
主なスペックは4項目違う

UUとCC主な違いは以下です。
- ドライバーサイズ
- 操作
- 再生時間や充電時間
- デザイン
デザインは上記の画像の通りで、UUのほうが細くてスタイリッシュ、CCは太いゴムのような印象。
ケースも非光沢と光沢など見た目は結構違います。
ドライバーサイズはCCイヤーカフが12mm、UUイヤーカフが10.8mmと一回りCCが大きく迫力ある音も出せる印象。
逆に再生時間はUUイヤーカフがイヤホン単体で約8時間、CCイヤーカフがイヤホン単体で約6時間で再生時間は今回紹介するUUが長いです。
音はCCのほうが上

音は明らかにCCのほうが上です。
迫力、低音の豊かさ、高音の伸びなど圧倒的に違うと感じます。
UUだけで聞くと音は悪いとは思いませんが、CCで聞いた後だとこんなに音質が違うのかと思ってしまいました。
音楽鑑賞用途ならCCをおすすめいたします。
操作は物理ボタンとタッチ操作で好み
- UU→物理ボタン式
- CC→タッチセンサー
操作体系は上記の通りでどっちが優れてるとかは無いです。
タッチ操作に慣れてるならタッチセンサーが使いやすいと思うし、物理ボタンのほうがクリック感があるので分かりやすいと思うかもです。
このへんの優劣は好みの部分が大きいと感じます。
僕はどっちを使っても良いと思ったので、どっちかは選べないです。
価格
- UU→通常価格:6,180円
- CC→通常価格:7,280円
価格はどっちもお値段以上で頑張っていて、約1,100円ほどUUが安いです。
ただどちらも割引が入るのでこの価格からさらに安く買えます。
どちらを買っても損はしないし、コスパは良いと思います。
どっち買う?
- UU→軽いつけ心地、動画鑑賞メイン、スポーツ用途、物理ボタン、コスパ重視
- CC→音質重視で音楽聞きたい、タッチ操作のほうが好き
選び方は上記がある程度参考になるかと。
CCのほうがより音質重視、UUはどちらかと言えば動画やスポーツなどに向いてる印象です。
どっちを買ったら駄目ってことは無いので、この選び方なら後悔しないと思います。
(まとめ)SOUNDPEATS UUレビュー
以上がSOUNDPEATS UUのレビューでした。
サウピのイヤホンってコスパが良いのですが、イヤーカフ型でコスパ最強をさらに更新した気がします。
CCと似たような製品と思いきや、音質や使い勝手なども結構差がありました。
個人的に「ながらイヤホン」用途で使うのがおすすめで、常に付けっぱなしにして音楽を聞いたりスポーツなどでガンガン使っていけば満足できると思います。

イヤーカフ型が気になってる方の最初の1台におすすめですよ



