ガジェットブロガーのシンゴです(@go5shingo)
Wi-Fiルーターで有名なTP-LinkがUSB Type-Cハブを発売しました。
商品名がUH6120Cハブで6ポートを搭載したコンパクトでスタイリッシュなデザインのハブです。
機能性も良いのですが、価格も5,000円以下と他社と比べてもコスパの良さが際立つ製品です。
今回はUH6120Cハブのレビューをいたします。
- USB-Cポート×1・データ転送用 USB-Aポート×2の便利な構成
- 4K60Hz対応のHDMIポート
- 100WのUSB PD対応でケーブル1本で接続可能
- iPad OS・iOS・Android・Chrome OS・Nintendo OSなどで使用可能
- デザインがスタイリッシュ
- 持ち手の輪っか付き
- 断線に強い編み込みケーブル
- SDスロットは9ポートの上位機種のみ
- 販路はAmazon限定
ほとんどの方が不満なく使えるハブに仕上がっております
TP-Link USB Type-C 6ポートハブUH6120Cのスペック
最初にUH6120Cハブのスペック紹介です。
だいたいのイメージは公式のYouTube動画を見れば分かると思います。
主なスペックは以下の通りです。
ポート | |
---|---|
コネクタ | USB Type-C×1 |
ポート数 | 6 |
ビデオインターフェース | 4K@60Hz対応HDMIポート×1 |
イーサネットインターフェース | RJ45イーサネットポート (1Gbps対応)×1 |
パワーデリバリー(PD)インターフェース | 100W PD対応 |
USBインターフェース | USB-Cポート (5Gbps)×1 USB-Aポート (5Gbps)×2 |
ポートに関しては6ポートと標準的な構成になっており、尖ったスペックではありません。
最大のメリットがHDMIで4K 60Hz出力対応なのが評価できる点。
逆にデータ転送ポートはUSB 3.0(5Gbps)と旧世代の規格で決して速くはありませんが、実用には全く困りません。
あとは100WのPD充電に対応しているので、多くのラップトップPCの電力をケーブル1本で動作可能です。
動作環境 | |
---|---|
対応OS | Mac OS X 10.9以上・Windows (7以上)・ Linux OS・iPad OS・iOS・Android・Chrome OS・Nintendo OS |
認証 | CE, FCC, RoHS, HDMI, BSMI |
動作環境 | 動作温度:0℃~40℃(32℉~104℉) 動作湿度:10%~90% 結露を避けてください 保存湿度: 5%~90% 結露を避けてください |
動作環境に付いては、想定されるあらゆる機器で動作可能と言って問題無いと思います。
ただしPS5やX BOXなどの記載は無いので動作するかは不明ですし、自己責任になります。
外観その他 | |
---|---|
筐体 | アルミ合金筐体 |
ケーブル | 180mm編組被覆ケーブル |
寸法 | 118.2 × 43 × 14.3mm |
製品構成 | UH6120C本体 かんたん設定ガイド |
その他の特徴としてケーブルが編み込みケーブルを使われているのが地味にポイントが高い点です。
価格も5,000円以下と非常にお求めやすく、大手メーカとして信頼性の高い製品として市場でも競争力を持っています。
TP-Link USB Type-C 6ポートハブUH6120Cの実機外観
ここからはUH6120Cハブの実機を紹介します。
付属品はハブとクイックスタートガイドなどの紙類のみです。
ドッキングステーションと違ってハブなのでバスパワー式で動くので電力は不要です。
説明書は多国籍仕様ですが、日本語の説明ページもありました。
また説明書を見なくても理解できると思うので、気にする必要はありません。
ハブ本体はMacBook Proに似ていて、スペースグレイとブラックの組み合わせがシックでスタイリッシュな印象です。
細長いデザインと相まって、非常にカッコよいと感じます。
ぶっちゃけメーカーロゴさえ無ければ、Apple純正と言われても信じてしまうくらいに見えます。
素材はアルミ合金で作られており、MacBookと同じように質感が非常に高いです。
金属筐体なので放熱性にも優れていて、ハブが熱くなりづらいのも良い点です。
ケーブルは断線に強い編み込みケーブルを採用しております。
長さは180mmと一般的なUSBハブと同じくらいの長さです。
USB-Cの端子部分にはキャップが付いてました。
コストが掛かる部分をコストカットしていないのが、地味に凄い印象。
大きさは約12cm×4.3cmほどとかなりコンパクトです。
重さは69gと超軽いです。
ほとんど重さを感じないのでワイヤレスイヤホンを持ってるようなイメージになります。
TP-Link USB Type-C 6ポートハブUH6120C使用レビュー
ここではUH6120Cハブを実際に使った感想をシェアします。
- ちょうど良い6ポート構成
- 4K60fps出力が可能
- 100W充電可能なのでたいていのノートPCは問題無し
- あると便利な有線LAN
- 編み込みケーブルが持ち手になる
- コンパクトで持ち運びにも
ちょうど良い6ポート構成
使っていて思ったのが6ポートの構成が過不足なく絶妙な点です。
前面にはUSB-A(5Gbps)×2を搭載。
特にMacBookはUSB-Aポートが無いので、USB-Aを2つ追加するだけで活用の幅が一気に広がります。
背面ポートは粒ぞろいです。
HDMI、USB-C(データ転送5Gbps)、USB-PD(100W)とこのハブを買う最大のメリットはこれです。
使い道としてはSSDやHDDなどの外部機器を接続するのがベターとなりそうです。
ただしThunderboltには非対応なので、Thunderbolt対応の外部機器を接続する場合は注意が必要。
側面はLAN(1Gbps)対応の端子を搭載。
ラップトップPCの弱点のWi-Fiしか接続できない問題を有線接続で一気に解消できます。
4K60fps出力が可能
僕のようにM2 MacBook Proを使っている方はHDMI端子があるので困らないと思いますが、MacBook AirのようにHDMI端子が無い機種を使っている方には重宝すると思います。
廉価なハブだとフルHD出力までや4K30fpsまでに出力を制限されることもありますが、本機は問題なく4Kディスプレイでも表示されました。
このハブ1つあればディスプレイ出力の問題が無くなるのも大きなメリットに感じます。
100W充電可能なのでたいていのノートPCは問題無し
コンパクトなハブって60W充電の製品が多いのですが、本機はPD100W充電に対応しております。
ほとんどのMacBookを含めて、ノートPCであればケーブル1本で充電も問題ありません(ゲーミングPCなどはさすがに電力不足)
あると便利な有線LAN
普段はあまり使わないけどオンライン会議など接続の安定性を求めたい時には有線LANの選択肢もあるのが心強いです。
実施の通信速度も900Mbps以上と1Gbpsの限界値に近い速度で通信できておりました。
もしもWi-Fiが遅いと感じた時にLANも使えるのはメリットが大きいです。
編み込みケーブルが持ち手になる
編み込みケーブルの隣には謎の空洞がありました。
これ端子ではなくケーブルを差し込む穴です。
こんな感じでUSBケーブルを差し込むと輪っかが完成します。
持ち手になるのも便利ですが、使ってない時にケーブルがブラブラしないのが超絶便利でした。
マジで全ハブでこの方式を採用して欲しいと感じました。
コンパクトで持ち運びにも
とにかく小さいので自宅で使ってもカフェなどの外出先に持ち運んでも便利です。
ケーブルも収納すれば邪魔にならないし、ガジェットポーチに1つ入れておけばイザと言う時に役に立ちます。
モバイルPCなどのポートが貧弱な機種の持ち運び補強アイテムとしても活躍してくれそうです。
TP-Link USB Type-C 6ポートハブUH6120C購入がおすすめな人
UH6120Cハブ購入がおすすめな人は自宅でも外出先でも使えるスタイリッシュなハブが欲しい人です。
ドッキングステーションは高いしそこまでのスペックはいらない、でもポートの数が少し足りなくて困っている方におすすめです。
デメリットとしてはSDカードスロットはありません。
動画編集や写真編集などでSDカードスロットが欲しい人は兄弟機種のUH9120C(9ポート)がSD & microSD UHS-I対応になるのでおすすめです。
(まとめ)TP-Link USB Type-C 6ポートハブ「UH6120C」レビュー
以上がUH6120Cハブのレビューでした。
まさかTP-Link がWi-Fiルーター以外の製品をここまでのクオリティーで出してくるのは意外でした。
性能はもちろん個人的には見た目がめちゃくちゃ良いです。
価格も安いので気になった方はぜひチェックしてください。
購入しても全く後悔しないと思いますよ