ガジェットブロガーのゴーゴーシンゴです(@go5shingo)
あのSOUNDPEATS Air5 Proが超絶強化されて帰って来ました。

10mmダイナミックドライバー+xMEMSドライバー+専用アンプの組み合わせで低音〜高音まで超高精細の音質を実現。
さらにワイヤレス接続もLDAC・aptX Lossless・LE Audio対応、さらに「Hi-Res」「Snapdragon Sound」認証と圧倒的な接続性と高音質を誇ります。
もちろんノイズキャンセリングも-55dBとフラッグシップの名にふさわしいイヤホンです。
今回はSOUNDPEATSの最高傑作、Air5 Pro+のレビューになります。

- 10mmダイナミックドライバーによる豊かな低音
- MEMSドライバー搭載による高精細サウンド
- 専用アンプ搭載によるクリアなサウンド
- LDACやaptX Losslessなどの豊富な高音質コーデック対応
- -55dBの超強力ノイズキャンセリング性能
- マルチポイント対応
- 6つの高性能マイク搭載で通話性能も高い
- 10分で2時間再生可能な急速充電対応
- ワイヤレス充電非対応
- LDACとマルチポイントの併用は不可
SOUNDPEATS Air5 Pro+のスペック
| スペック表 | |
| 商品画像 | |
| 製品名 | SOUNDPEATS Air5 Pro+ |
| カラーバリエーション | ブラック |
| 特徴 | ・MEMSドライバー、10mmダイナミックドライバー、XAA-2000 Aptos Class-H搭載 ・Qualcomm「QCC3091」チップ ・aptX Lossless、LDAC、LC3対応 ・ハイレゾ認証済み、「Snapdragon Sound」にも対応 ・LE Audio対応 ・-55dB「AI適応型(アダプティブ)ノイズキャンセリング」搭載 ・マルチポイント接続対応 ・60ms低遅延ゲームモード |
| タイプ | ワイヤレス |
| 形式 | カナル型 |
| 本体操作 | タッチ |
| ドライバー方式 | MEMSドライバー「Cowell」 10mmダイナミックドライバー※(PU +PEEK) |
| ハイレゾ認証 | 認証済み |
| パワーアンプチップ | 搭載(XAA-2000 Aptos Class-H ) |
| Snapdragon Sound | 対応 |
| LE Audio | 対応 |
| 再生周波数帯域 | 20Hz—40KHz |
| 対応コーデック | SBC/AAC/LC3/LDAC/aptX/aptX Adaptive/aptX Lossless |
| Bluetoothチップ | QCC3091 |
| Bluetoothバージョン | Bluetooth5.4 |
| Bluetoothプロファイル | HSP 、HFP 、 A2DP、AVRCP |
| 最大持続時間(単体) ※AAC 60%音量 通常モード | 6時間 |
| 最大持続時間(本体) ※AAC 60%音量 通常モード | 30時間 |
| 重量 (単体) | 5g |
| 重量 (ケース&イヤホン本体) | 51.11g |
| サイズ (単体) | 34.60×19.87×23.50mm |
| サイズ (本体) | 66.88×48.33×26.92mm |
| 充電時間 (単体) | 1H |
| 充電時間 (本体) | 2H |
| 充電コネクタ | USB Type-C |
| 急速充電 | 対応(10分→2時間) |
| AI適応型(アダプティブ)ノイズキャンセリング | 対応(-55dB) |
| 外音取り込み機能 | 対応 |
| 内蔵マイク | 片側3基 |
| 通話用ノイズキャンセリング | 対応 |
| 風切り音低減 | 対応 |
| マルチポイント | 対応 |
| ゲームモード | 対応(60ms 低遅延) |
| イヤホンを探す | 対応 |
| 装着テスト | 対応 |
| 専用アプリ | 対応 |
| ●Google Play「PeatsAudio」 ●App Store「PeatsAudio」 | |
| 防水性能 | IPX5 |
| 受賞履歴 | VGP2025SUMMER 金賞 |
| 付属品 | USB Type-C充電ケーブル、説明書、アプリ説明書、イヤーチップ(S/M/L)、ヒーツくんのステッカー |
| 通常価格 | 15,380円 |
SOUNDPEATS Air5 Pro+のスペックは上記の通りで不足してる機能は無いフラッグシップモデルです。
製品コンセプトは、「革新的MEMSドライバーと最先端プラットフォームで、高解像度サウンドと高性能 ANC を両立したワイヤレスイヤホン」をコンセプトとのことでもう最強を目指した性能です。
メーカーから聞いているのがMEMSドライバーが実現する圧倒的な精密描写力と、ハイブリッドドライバーによる音楽に深みを与える自然で温かいボーカル表現の融合こそが、本製品最大の特長とのことで音質に妥協の無いプレミアムモデルになります。
SOUNDPEATS Air5 Pro+の実機外観

ここからはSOUNDPEATS Air5 Pro+の外観です。
まず驚いたのが箱が重箱みたいになっていて、従来のサウピのイヤホンよりも格式高い高級感を感じます。
まじでメーカーの本気を箱から感じました。

付属品は本体とイヤーチップ、USBケーブルとユーザーガイドなどの紙類でした。

説明書は多国籍仕様ですが、ちゃんと日本語ページもありました。

ケーブルは充電器側はUSB-A、イヤホン側はUSB-Cになります。

イヤーチップはシリコン素材のシンプルな素材で弾力もあり耳あたりが良さそうです。
サイズはS,Lサイズが予備であり、Mサイズはイヤホン本体に付けられております。

本体はブラックのみでマットブラックの質感なのでシックな印象です。
指紋は少し目立ちますが、拭けばキレイになるのであんまり気にはなりません。

背面はブラックのメタルプレートになっており、めちゃくちゃ格好良いです。

底面はUSB-C端子とペアリング/リセットボタンになります。
本機はワイヤレス充電不可なので、充電は必ず有線ケーブルが必要です。

イヤホンはブラック×ゴールドの高級感マシマシ仕様です。
一つ気になるのが向きがが逆入れなので、外してケースにしまう時に一回転しないといけないのがデメリットです。

イヤホン本体は軸の長いカナル型タイプで見た目はスタンダードかと思います。

ノズルもゴールドの金属素材で高級感がありました。
ノズルの形状は楕円形でスタンダードなので、他社のイヤーチップでも使えそうな形状です。

イヤホン本体の重さは54gと普通くらいの重さですが、性能を考えるとめっちゃ軽いです。

イヤホンは10g(片耳5g)とめっちゃ軽いです。
軽量で付けてる感がゼロなので、カナル型が苦手な人でも適応できると思います。
SOUNDPEATS Air5 Pro+のメリット
ここからはSOUNDPEATS Air5 Pro+を実際に使った感想を紹介いたします。
- 音質は低音強めの全方位超クリアサウンド
- LDACも使えるけどAACでも十分高音質
- イコライザーも豊富にある
- ノイキャンは自然な消し方なのに強力
- 外音取り込みは外の音が増強される
- マイク性能は結構高い
- 10分で2時間再生可能な急速充電に対応
- マルチポイント対応
音質は低音強めの全方位超クリアサウンド
まず気になる音質ですが、全体的な印象は低音が強めに出ながらも全方位クリアな音を鳴らしバランスが非常に良いです。
よく言う高級イヤホンの音質で、この音質で不満があるなら3万円以上する製品の中から自分の好みのイヤホンを探してくださいと言うレベル。
約1.5万円の音クラスでしたらぶっちぎりで最高です。
各音質のイメージはこんな感じ。
音質のイメージ
- 低音→10mmダイナミックドライバーによる迫力ある低音の響き
- 中音→MEMSドライバーによる伸びのあるボーカル音が際立つ
- 高音→XAA-2000 Aptos Class-Hアンプによる超澄み切ったクリアな伸び

まずは低音の評価です。
楽曲別では例えば、WANDSの「世界が終わるまでは… 」のロックの曲では低音のベースが豊かに響き楽曲全体の締まりを一層際立てます。
高精度複合振動板とPU+PEEKの軽量ハイブリッド素材の組み合わせが従来のドンシャリサウンドでは無く、深みと余韻をより増強させるサウンドに進化させます。
ただし低音はやや籠もる印象もあるので、イコライザーで調整などが必要かもしれません。

中音域の曲として、森山直太朗の「夏の終わり」を聞きました。
MEMSドライバー「Cowell」が主に中音を担当するそうで、振動板が正確に動作しきめ細やかで繊細な音を奏でます。
特にボーカル域のビブラートが超自然に響き、まるで目の前で歌っているような吐息が聞こえるような音を出します。
アコースティックギターの温かみとボーカルの融合した音はまじで鳥肌が立つレベルなので聞いてほしいです。

高音域の代表曲として宇多田ヒカルの「First Love」を聞きましたがめっちゃ感動しました。
xMEMSドライバー専用に設計されたアンプ(XAA-2000 Aptos Class-H)によって極限まで澄み切ったクリアで繊細な高域を伸ばしてくれます。
ボーカルの震えやゆらぎ、ピアノとの音の融合を心地よく表現できるので、まるでモニターヘッドホンのような音に感じます。

音場に関しては非常に広く、たんなる低音強めのサウンドでは無く各音域がバランスよくチューニングされており豊かな音の広がりを体感できます。
総評としてオールジャンルの音に相性が良く、ロックならばキレのあるサウンド、打楽器やピアノなどは温かみのある音を感じられ、ファーストテイクのような曲はボーカルの生々しい音を体感できます。
今までワイヤレスイヤホンの音に不満があった方や有線イヤホンを使っている方にもぜひ試して欲しい音です。
LDACも使えるけどAACでも十分高音質

高音質コーデックにも対応しており、aptX Lossless、LDAC、LE Audio、Snapdragon Soundなどに対応している珍しいワイヤレスイヤホンです。
1番対応しやすいのがLDACになるかと思います。
LDACにすると音の粒感がさらに細かくなって、めちゃくちゃ情報量が増えます。
ただAACで聞いても十分情報量が多いし、多少のすっきり感もあるのでiPhoneで聞いても聞きやすくて良いと感じました。
イコライザーも豊富にある

イコライザーは豊富にあり、音楽に合わせて調整すれば便利だと思います。
全部試したところ、僕はHi-Fiサウンドが好みで音の立ち上がりやキレが強調されて良かったです。
もしくはデフォルトイコライザーのサウンドピーツクラシックでも良さそうでした。

使っていて良かったのがアダプティブEQでした。
聴力検査をして各周波数を自分が聞きやすいように自動カスタマイズしてくれる機能です。
僕は低音がやや強いと感じたので-4dBとかなり低減されました。
一方で高音は-2dBとやや弱い程度にしたら、バランスがよく自分好みの音になりました。
ノイキャンは自然な消し方なのに強力

まずノイズキャンセリングは-55dBとスペック上は高いですが、実際も凄かったです。
まずノイズキャンセリングのモードは4種類あります。
- 適応型ノイズキャンセリング(ANC)
- 室内ノイズキャンセリング(弱)
- 屋外ノイズキャンセリング(中)
- 屋外交通(強)
ノイズキャンセリングは4つのモードがありますが、基本的に適応型が優秀で騒音の大きさによって自動調整してくれるので手間が無く使えます。
たぶんAir Pods Proのノイキャンに慣れてる方であれば違和感無く使えると思います。

ノイズキャンセリングですが、例えば駅のホームや電車無いでは全体の音量を7割減するくらいのイメージです。
完全に無音になるわけではなく、人の声や電車のガタンゴトン音、アナウンスなどの不快な騒音が軽減されます。
音楽を鳴らすとほとんど音が聞こえなくなるので、毎日の電車の通勤が快適になると思います。
ただし完全に無音にはならないので、ノイキャン最強ではありません。

カフェで使うと静かなカフェであれば人の話し声やエアコンの空調音はほとんど聞こえません。
レジの近くで1時間くらい作業して使いましたが、全然騒がしくなく集中した環境が作れました。
Air Pods Proとは音の消し方が違いますが、僕としてはAir Pods Proよりも遮音性と音の消し方が好みでiPhoneでもメインノイズキャンセリングイヤホンとして使っております。
外音取り込みは外の音が増強される

外音取り込みは外の音がマイクで強調されるので、普段よりも聞きやすくなります。
ただ人によってはうるさいと感じたり、ノイズも一緒に拾うので評価は迷うところです。
外音取り込みのモードは標準と人の声を聞きやすくするの2パターンです。
どっちも劇的に違う訳ではないので好みで良いと思いますが、お会計時などは人の声の強調のほうが聞きやすくは感じました。
マイク性能は結構高い
マイクは左右で合計6基のマイクを搭載しており、非常にクリアでした。
在宅ワークやオンライン授業でも十分に使える品質なので、わざわざ外部マイクを使わなくても大丈夫そうです。
個人的には僕が使っているAir Pods Pro(第二世代)よりもマイク性能は高かったので、通話が多い方にもおすすめできると感じます。
10分で2時間再生可能な急速充電に対応

イヤホン単体は6hと再生時間は短いですが、急速充電に対応しております。
だいたい3時間くらい使うとイヤホンの電池残量も半分以下になってしまうので、急速充電を使うと10分の充電で2h使えるまでに回復します。
ケース込みで30hとやや短い駆動時間がデメリットではありますが、朝充電を忘れても1日くらいは使えるくらいの電池が回復してくれるので急速充電の恩恵は結構デカイです。
マルチポイント対応

マルチポイントにも対応しており使い勝手も便利です。
僕はiPhoneとAndroidの両方を使っており、仕事とプライベート用は分けて使っております。
2台のデバイスの切り替えもスムーズで、異なるOSでも問題無く使えたのでスマホ2台使いの方やPCと組み合わせて使いたい方にも便利だと思います。
SOUNDPEATS Air5 Pro+のデメリット
ここでは逆にSOUNDPEATS Air5 Pro+のデメリットや注意点も紹介しておきます。
- ワイヤレス充電非対応
- LDACとマルチポイントの併用は不可
ワイヤレス充電非対応

サウピユーザーならおなじみですが、ワイヤレス充電は非対応です。
フラッグシップモデルでも対応してないので、メーカーの方針かもしれませんがここだけは残念ですね。
LDACとマルチポイントの併用は不可

LDACとマルチポイントの併用は不可です。
iPhoneユーザなら影響はありませんが、Androidユーザーなら影響はあります。
ただAAC接続でも普通に音が良かったし、遅延や接続切れも皆無だったのでAACとマルチポイント接続が鉄板の組み合わせかもしれません。
SOUNDPEATS Air5 Pro+とH3どっちがおすすめ?

ここでは同社のフラッグシップモデルのH3とどっちがおすすめかについて個人的意見を書きます。
- ノイズキャンセリングのスペックは同じ-55dBだが消し方が違う
- 音質はAir5 Pro+のほうが総合力で上
ノイズキャンセリングのスペックは同じ-55dBだが消し方が違う
どちらもノイズキャンセリング性能のカタログスペックは-55dBで同じですが、ノイキャン精度が違います。
- H3→遮音性を活かして物理的に遮断
- Air5 Pro+→ソフトウェアの力を活かして上手に遮音
個人的にはAir5 Pro+のほうがノイキャンが優秀で万人におすすめできるかと思います。
音質はAir5 Pro+のほうが総合力で上

音質の傾向は少し違うように感じました。
- H3→やや高音優位のサウンド調整
- Air5 Pro+→力強い低音を生かしたとろける温かみのあるサウンド
個人的にはAir5 Pro+のほうが音の深みやナチュラルなボーカルで聞きやすく、聞き疲れもしませんでした。
ただ高音を活かした女性ボーカルなどは、H3のほうが伸びも良く良いと評価する人もいそうです。
総評としてはオールジャンルにおすすめなのがAir5 Pro+で総合力が高いバランス型のチューンナップだと感じました。
ゴーゴーシンゴぶっちゃけどっちも良すぎて完全に好みだと思う
(まとめ)SOUNDPEATS Air5 Pro+レビュー


以上がSOUNDPEATS Air5 Pro+のレビューでした。
xMEMS × ダイナミック × 専用アンプのトリプル構成から繰り出される音は凄いっす。
マジで高級イヤホンいらないし、この性能が1.5万円で買えるなんてコスパが良すぎます。
個人的には2025年のベストイヤホン、いやベストバイも狙える商品だと感じました。












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