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ワイヤレスイヤホン大好きなシンゴです(@go5shingo)
僕の推しイヤホンメーカーのSOUNDPEATSが物すごい製品を新発売しました。
前作のSOUNDPEATS Capsule3 Proを超絶強化した製品で話題のMEMSドライバーを搭載した商品です。
MEMSドライバー→シリコンウエハーから切り出したシリコン振動板に電圧をかけて発音させる圧電(ピエゾ)方式のスピーカードライバーで特に高域の再生周波数帯域が広く、歪みが少ない
価格は1万円を超えて来ましたが、EMSドライバー搭載のワイヤレスイヤホンとしては最安レベル。
今回はSOUNDPEATS Capsule3 Pro+のレビューです。
SOUNDPEATS製品の最高傑作ですよ
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メーカーより提供を受けておりますが自由レビューです
タイプ | ワイヤレス |
形式 | カナル型 |
本体操作 | タッチ |
ドライバー方式 | MEMSドライバー「Cowell」、12mmダイナミックドライバー |
再生周波数帯域 | 20Hz—40KHz |
対応コーデック | AAC、SBC、LDAC |
Bluetoothチップ | WQ7034AX |
Bluetoothバージョン | Bluetooth5.3 |
Bluetoothプロファイル | HSP、HFP 、A2DP、AVRCP |
最大持続時間(単体)※60%音量 | 6.5時間 |
最大持続時間(本体)※60%音量 | 43時間 |
重量 (単体) | 5g |
重量 (本体) | 48g |
サイズ (単体) | 33.57×21.53×25.61mm |
サイズ (本体) | 50.07×67.31×25.9mm |
充電時間 (単体) | 1.5時間 |
充電時間 (本体) | 2時間 |
充電コネクタ | USB Type-C |
内蔵マイク | 片側3基 |
Adaptive ANC | 対応(最大-45dB低減) |
通話用(ENC)ノイズキャンセリング | 対応 |
マルチポイント | 対応 |
風ノイズ低減 | 対応 |
ゲームモード | 対応(70ms 低遅延) |
専用アプリ | 対応 |
Google Play「PeatsAudio」は→こちら App Store「PeatsAudio」は→こちら | |
防水性能 | IPX4 |
受賞実績 | VGP 2024 SUMMER 金賞 VGP 2024 SUMMER コスパ大賞 |
通常価格 | 13880円 |
発売日 | 2024年7月11日 |
最初にスペックを紹介します。
最大の売りはMEMSドライバー「Cowell」を搭載した12mmの大口径ドライバーによる圧倒的な高音質です。
既存のBA型ドライバーと比較して薄型軽量化となっており、特に高音域の繊細な鳴らしを得意としております。
音質面に関してはハイレゾ認証を取得し、高音質コーデックのLDACにも対応しております。
最大再生時間は本体込みで43時間、イヤホン単体で6時間と長時間再生が可能。
その他ワイヤレス充電以外のほとんど全ての機能に対応している、フルスペックモデルとなってます。
ここからはSOUNDPEATS Capsule3 Pro+の実機外観を紹介します。
パッケージはいつものサウピと違ってイケメンの写真が使われていない、シンプルなパッケージでした。
たぶんこっちのほうが日本人には好かれると思います。
パッケージは外箱と内箱の二重包装で豪華でした。
付属品は以下の通りでした。
イヤーチップは本体に付いてるMサイズの他にS,Lが別途あります。
イヤーピースは硬めで弾力のある素材で、耳にしっかりとフィットしそうな作りでした。
本体はマットブラックで高級感を非常に感じます。
指紋が付きやすいのがデメリットですが、おしゃれな外観なので満足度は高いです。
中央にはLEDランプも搭載。
裏面の開閉を止める部分はゴールドのサウピブランドロゴがおしゃれに鎮座します。
底面はUSB-C端子とリセットボタンを搭載。
開くとこんな感じで高級感がハンパないです。
1万円ちょっとの製品とは思えずに3万円以上の高級イヤホンのような風貌をしております。
イヤホンを入れる向きはAir Podsシリーズとは逆なのは毎回のおなじみ。
最初は戸惑うけどすぐに慣れます。
イヤホン本体はマットブラックとゴールドで最上級の高級感を感じます。
スティック部分は少し長めでバランスが取りやすい形状。
穴が空いてるのがマイク部分で、マイクは片側で3つの高性能マイクを搭載。
上部にも高性能の集音用マイクがありました。
軸の素材も金属できちんと音が伝わるようにこだわりを感じるシャワー状になってました。
Sの部分はタッチセンサー搭載でタッチ動作にも対応します。
幾何学模様の柄も神秘的で、不思議な存在感があります。
ケース込みの重さは約50gでした。
軽くもなく、標準からやや重めくらいの印象です。
イヤホンの重さは約9gでした。
こちらは標準的な重さに仕上がっております。
ここからはSOUNDPEATS Capsule3 Pro+を実際に使って感じた音質やメリットを紹介します。
話題の新技術の話題のMEMSドライバーはヤバいです。
感覚的に言うなら、音が界王拳を使ってきて解像感と音の幅を増強された感じ。
まあ超絶パワーアップするイメージを持てば間違いありません。
詳しいMEMSドライバーの技術が知りたい方はこちらの記事を御覧ください(イヤフォンの新トレンド、「MEMSドライバー」とは何か? 出典:AV Watch)
具体的には高音域をMEMSドライバーが担当し、12mmダイナミックドライバーが中低音域を担当、これらが融合されて見事な音を鳴らします。
音の解像感は非常に秀逸でまるで、有線イヤホンやモニターヘッドホンに匹敵するくらいに進化します。
もちろん小型のカナル型イヤホンの特性上限界はありますが、今まで音に不満があった方でも満足できるレベルに感じました。
僕が感じた音質の傾向はクリアなバランス型です。
今までサウピの音の傾向で低音重視のいわゆる「ドンシャリサウンド」で特に高音の伸びが今ひとつと感じることが多かったです。
Capsule3 Pro+は音のチューニングが非常に良く、低音、中音、高音とキレイに鳴らすことができます。
しかも余裕で。
特に空間表現が非常に豊かで広域な音を感じられます。
例えばフラッグシップモデルのOpera 05は音の癖がやや強く、高音と低音のバランスに違和感を感じる場面もあったが本作は全くそんなことは無かった(この辺は好みの領域)
僕はよくロックを聞くのだけど、男性ボーカルも女性ボーカルも良さを引き出してくれて、楽器の解像感や迫力もミックスされるので非常に聴き応えを感じました。
結論として高音域は非常に豊かな伸びですが、従来のSOUNDPEATSの音質のように低音も得意なのでオペラやクラシックなどのジャンルも得意ですし、J-POPなどの現代サウンドにも向いてます。
イコライザーは全部で8種類あるのだが、どれも癖が強くて適用すると激変します。
イコライザーを適用すると激変します(いい意味でも悪い意味でも)
そのためイコライザーを使う時は曲に合わせてチョイスが必要。
仮に曲のジャンルがあっていても、なんか違和感を感じる音になることもありました。
イコライザーを使う時のコツは「カスタムEQ」を使うと良かったです。
カスタムEQは自分の聴力に合わせて、聞きやすい周波数帯を増減させる機能です。
またカスタムイコライザーで上下+−3くらいの間で調整すると音のバランスも崩さずに良い塩梅に仕上がりました。
ノイキャン性能は-45dbと非常に高いです。
ただ注意点があって、カフェなどの騒がしい環境ではイヤホンを付けただけではノイズはあまり消えません。
てか普通に会話なども貫通して聞こえてきます。
そのため、Air Pods Proのように耳栓代わりに付けただけでは音は消えません。
ただ音楽を流しながらだと没入感が高まりノイキャンもハッキリと感じられます。
さすがに価格差が3倍近くあるのでノイキャン性能は勝てませんが、価格帯クラスでは最高峰のノイズキャンセリング性能だと感じます。
高音質コーデックのLDACに対応しているのも良い点です。
実際にLDACで聞くと、音の粒状感がよりくっきりとして、素人の僕でも音質の良さを感じられます。
ただし極微細な遅延もあるので、動画鑑賞などでは口パクが気になる方もいるかもです。
一方のiPhoneなどでAACで視聴すると、LDACと比較すると音質は落ちると感じました。
ただ比べて分かる程度の違いで最初からiPhoneで視聴していれば、気にはならないと思いました。
apt X Adaptiveなどには非対応です
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+はタッチ操作に対応しております。
デフォルトの操作は以下の通りです。
再生/停止 | 2回タッチ(右or左) |
---|---|
音量UP | 右側 タッチ |
音量DOWN | 左側 タッチ |
曲送り | 右側 1.5秒ロングタッチ |
ANC切替 | 左側 1.5秒ロングタッチ |
受話/終話 | 着信時2回タッチ(右or左) |
着信拒否 | 1.5秒ロングタッチ(右or左) |
音声 アシスタント | 右側 3回タッチ |
ゲームモード | 左側 3回タッチ |
リセット 手動ペアリング | ケースのボタンを長押し 10秒間(リセット) / 3秒間(手動ペアリング) |
電源ON | 自動:充電ケースから取り出す 手動:1.5秒ロングタッチ |
電源OFF | 自動:本体をケースに戻す 手動:10秒ロングタッチ |
タッチ感度も良好でスマホレスで操作が快適にできます。
覚える項目は多いですが、使いこなせばイヤホンのみで操作が完結できるのはメリットです。
片側3個、合計6個のマイクを搭載しているのでマイクの音声もクリアです。
こちらの録音はエアコンや扇風機などかなりノイズの多い環境で録音しましたが、全くノイズ感を感じませんでした。
ワイヤレスイヤホンでこのレベルで会話できれば十分だと感じます。
便利なマルチポイントにも対応しております。
スマホ2台やタブレット、PCなど好きな組み合わせの2台でペアリングが可能。
切り替えもBluetooth 5.3に対応しているのでスムーズで、高級ワイヤレスイヤホンと遜色は感じませんでした。
今までのSOUNDPEATSアプリではなくて、新しいPeatsAudioアプリに対応しました(ファームウェアアップデート等が可能)
まあ出来る機能は変わりませんが、アプリのUIが見やすくおしゃれになりました。
ハード面だけでなく、ソフトウェアも進化してくれるのはナイスだと思います。
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+の再生時間
再生時間も結構長くて、イヤホン単体でも6.5時間持つので1日付けっぱなしでも電池は持ちそうです。
もちろん使わない時はケースにしまえば充電されるので、通勤通学はもちろんちょっとした旅行くらいなら電池持ちの心配はそこまで無さそうです。
ここではSOUNDPEATS Capsule3 Pro+の注意点なども紹介しておきます。
SOUNDPEATSイヤホン全般のデメリットと言うか弱点ですが、ワイヤレス充電に非対応です。
必ず有線充電が必要なので手間と言えば、手間ではあります。
ただUSB-Cケーブルで充電できるので、スマホと共用できる点は評価できます。
残念なのがマルチポイントとLDACとの併用が不可です。
特にAndroid2台持ちの方は影響があります。
ただiPhoneはAAC接続しかないので、iPhoneで使う方は影響がないのでマルチポイントをオンにしといて問題ありません。
ここでは前作のSOUNDPEATS Capsule3 Proと機能面や進化ポイントの比較をします。
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+ | SOUNDPEATS Capsule3 Pro | |
イヤホンの型 | カナル型 | カナル型 |
再生周波数帯域 | 20Hz—40KHz | 20Hz—40KHz |
ドライバー | MEMSドライバー/12mmダイナミックドライバー | 12mmダイナミックドライバー |
対応コーディック | LDAC、AAC、SBC | LDAC、AAC、SBC |
再生時間 | (単体)6.5時間 (本体)43時間 | (単体)8時間 (本体)52時間 |
Bluetooth | 5.3 | 5.3 |
Adaptive ANC | 最大45dB | 最大43dB |
マルチポイント | 対応 | 非対応 |
装着検出機能 | 非対応 | 非対応 |
通常価格(定価) | 15,480円 | 8480円 |
それぞれの違いのスペックは上記の通りで、最大の売りは何度も紹介しているMEMSドライバーの搭載です。
実際聞いてみるとMEMSドライバーによってここまで音質が繊細かつダイナミックになるのかと、同じイヤホンシリーズとは思えないくらいに化けております。
どちらをおすすめするかはその人の予算によりますが、予算が許せばSOUNDPEATS Capsule3 Pro+がおすすめです。
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+が優れている点
こんな感じで音質と性能、使い勝手がパワーアップします。
ただSOUNDPEATS Capsule3 Proの音質もLDAC対応ですし、1万円以下のワイヤレスイヤホンとしては上位の音質でコスパは非常に高いです。
どっちを買っても後悔しないですよ
以上がSOUNDPEATS Capsule3 Pro+のレビューでした。
この価格帯でMEMSドライバー搭載はヤバいです。
例えば他社ですとNoble Audioの「FALCON MAX」(実売3万9,600円前後)と価格が全然違います(もちろん機能性なども違うけど)
そう言った意味では、まずはMEMSドライバー搭載のワイヤレスイヤホンを試してみたい方におすすめの製品です。
間違いなく新しいSOUNDPEATSの時代を作るイヤホンです
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