ガジェットブロガーのゴーゴーシンゴです(@go5shingo)
毎日ヘビロテしている、AIボイスレコーダー付きのワイヤレスイヤホン、viaim RecDotに新作が登場しました。

従来のカナル型イヤホンからついにオープンイヤー型に進化しまして、より軽量で付けっぱなしホンとして使いやすくなりました。
最大の特徴が録音→AI文字起こしや要約、ToDoリスト作成がアプリで完結する点。
もちろん音質もハイレゾ対応など妥協もありません。
今回はオープン型のviaim OpenNoteとカナル型のviaim RecDotとの比較をしつつレビューします。

- つけ心地最高のオープンイヤー型
- スマート音漏れ防止システム採用で音漏れがしづらい
- センサーをつまむだけでアプリを使わずに録音可能
- マルチポイント対応
- 中国フィルハーモニー管弦楽団によるマスターチューニング
- フェイクレザー採用のさわり心地の良い質感
- ハイレゾがLHDCコーデックとハードルが高め
- ワイヤレス充電非対応
ゴーゴーシンゴオープンイヤー型になってよりレコーダーがさらに使いやすくなった印象です
viaim OpenNoteのスペック




| viaim OpenNote | |
|---|---|
| 製品カテゴリ | AIボイスレコーダー、オープンイヤー型イヤホン |
| デザイン | オープンイヤー型ワイヤレスイヤホン |
| 接続 | Bluetooth 5.3 |
| 対応デバイス | スマートフォン、PCなど |
| バッテリー | 最大53時間(ケース込み)最大19時間(イヤホン単体) |
| 急速充電 | 10分間の充電で3時間再生可能 |
| スピーカー | 18x11mm ハイポリマー・レーストラック型スピーカーユニット |
| サウンド | Hi-Res認証、LHDCコーデック |
| EQ | 18のプリセットEQ、8バンドイコライザーで調整可能 |
| マイク | 複数搭載(デュアルマイクなど) |
| マイク機能機能 | AIサウンドピックアップアルゴリズム、通話ノイズキャンセリング |
| プライバシー | AES-256/TLSエンドツーエンド暗号化 |
| 防水性能 | IP55等級 |
| アプリ連携 | 専用のviaimアプリで機能設定やデータ管理 |
| 操作方法 | イヤホンのタッチコントロール(ピンチ操作) |
| 重量 | 55.5 g |
| カラー | ホワイト、ブラック |
viaim OpenNoteのスペックはこんな感じで、簡単に言うとオープンイヤー型ワイヤレスイヤホン+AIレコーダー機能が搭載されたイヤホン兼レコーダーと言った商品です。
オープンイヤー型イヤホン単体としても最大53時間の再生時間や10分で3時間使える急速充電、ハイレゾや防水対応などハイエンドモデルと遜色ないレベルに仕上がっております。
またマイクもデュアルマイクを搭載し、AIによる高いノイズ除去などが可能でビジネスにもガッツリと使える製品です。
| AI機能 | |
| リアルタイム文字起こし | 議事録などをリアルタイムで文字起こし |
| 要約 | 録音内容の要約を自動生成 |
| ToDoリスト | 録音内容からリストを自動抽出 |
| 翻訳 | 複数言語に対応(16言語または21言語) |
| その他 | マインドマップ生成など |
メインの売りがAI機能による音声データの活用です。
リアルタイム文字起こしや要約、ToDoや翻訳、マインドマップ作成など従来のイヤホンには無かった付加価値があるので、音楽鑑賞以外にも仕事やプライベートでも大活躍する商品となっております。
viaim OpenNoteの実機外観


ここからはviaim OpenNoteの実機外観です。
まず箱がギフトBOXのようにシボ革デザインになっており、高級感がめっちゃ高いと感じました。
普通にプレゼントとしても喜ばれそうなビジネスアイテムにもなりそうです。


付属品ですが本体の他にUSB-Cケーブルとユーザーガイドになります。


ケーブルはオレンジになっており、メーカーロゴがあるなどこだわりを感じます。
短いケーブルなので持ち運びにも便利だと思います。


ケースですがスリムな横型のデザインでスタイリッシュな見た目です。
素材にはフェイクレザーを使用しており、プラスティック素材のケースのイヤホンに比べても高級感が段違いに高いです。


見ていただくと分かると思いますが、めっちゃ薄いケースになります。
薄いので胸ポケットにも余裕で入りかさばらないので、ビジネス用途で持ち運んで使っても全く邪魔になりません。


底面はシンプルなフェイクレザー素材で覆われており、特に加工などはありません。
素材の都合かもしれませんがワイヤレス充電には非対応なので注意が必要。


背面部にはUSB-C端子とペアリング/リセットボタンがありました。


イヤホンもケースと同じフェイクレザーデザインを採用していて統一感と高級感があります。
ゆるやかな耳の形にフィットする構造になっており、スピーカー部分と耳掛けの丸い部分の見た目のデザインが非常に良いと感じました。


イヤホンは人間の耳のモデルを分析して、重量バランスを最適化した黄金比バランスになっているとのことでつけ心地は超良好です。
圧力を複数に分散して長時間付けていても耳が痛くなりづらく、スペックには現れない良さを感じました。


フックも柔軟性があり、0.8mm弾性メモリーフォームを採用して適度な反発感と弾力がある使いやすい素材になっております。
内部の素材も航空宇宙グレードで採用されているチタンを使用しており、変形や潰れを防ぐ丈夫な素材を採用と素材にも力を入れております。


先端部の素材はリキッドシリコンラバー製になっており、耳への圧力が弱めで快適に使用可能です。
また通気性のある分子構造のある素材なので、蒸れづらく長時間ドライな状態を保つとのこと。
スピーカーは18×11mm Äb0高分子ランウェイスピーカーユニットを搭載し剛性が高く、レスポンスよく反応し音のゆらぎを抑え込みます。


ケース込みの重さは77gとオープンイヤー型としては普通くらいの重さでした。


イヤホン本体も21gとオープンイヤー型とAI機能が入っているわりには軽量で付けっぱなしでもラクだと思います。
viaim OpenNoteのメリット
ここからはviaim OpenNoteを使って実際に良かった点を中心に紹介します。
- 音質は高音に特徴のある音場の広いサウンド
- サウンドエフェクトで音は化ける
- マルチポイント対応
- 音漏れはあんまりしない
- マイク性能は非常に高い
- 使いやすいジャスチャー操作
- 最大53h再生と長時間バッテリー
- まるで本革のような手触り
音質は高音に特徴のある音場の広いサウンド
最初にイヤホンとして音質の評価もしたいと思います。
音質は音場が広い高音重視のゆったりサウンドと言った印象です。
オープンイヤー型特有のまるでスピーカーで聞いているような広がりのある音がなります。
低音域に関してははカナル型イヤホンと比べると弱いですが、バランスが良く重低音と言うよりは静かな低音を鳴らす印象。
中音域は適度に伸びてボーカルや人の声が聞きやすいマイルドな調整になっているので、音楽鑑賞のみならず動画鑑賞にも使いやすい音に感じました。
高音域はめちゃくちゃ伸びて、繊細な音も軽やかに伸びるので聞いていて気持ちが良い印象です。
総合評価としては3万円台のオープンイヤー型の音質と考えると正直物足りないと言うか特徴が薄いのですが、普通に2万円くらいのオープンイヤー型イヤホンとは同等の音を鳴らせるので、今までオープンイヤー型に物足りないと感じていた方でも満足できるクオリティーになっております。


ちなみにチューニングは中国フィルハーモニー管弦楽団チーフチューニングチームによる独自のチューニングとのことで、周波数帯域ごとのダイナミックバランスにより、過度な低音や耳障りな高音を抑え、常に快適で心地よいサウンドにしているとのことでした。
サウンドエフェクトで音は化ける


サウンドエフェクト(イコライザー)を使えば、結構チューニングが変わって使いやすくなります。
- バランス→ノーマルモード
- 低音強化
- 高音強化
- 音声モード→中音域増強
初期設定のバランスだと無難な仕上がりなので、これはクセが強くなくて万人向けだと思います。
イコライザーは曲によって買えると良い感じで、例えばロックやヒップホップなどは低音強化、クラシックや女性ボーカルには高音強化にすると各音域が調整されていい感じになります。
逆に動画鑑賞などには音声モードが良くてYouTubeなどの動画が聞きやすくなりました。


カスタムサウンドエフェクト(カスタムイコライザー)もあって各周波数で+-6dBずつ調整可能ですが初心者には難しい印象でした。
聴力検査をしてイコライジングしてくれる、調整イコライザーがあれば良かったのでその点は残念だと感じました。
マルチポイント対応


オープンイヤー型でめっちゃ便利と言うか必須の機能がマルチポイント機能です。
もちろん本機もマルチポイントに対応していて、同時に接続していて片方の音が鳴ると瞬時に切り替えができました。


例えばiphoneとiPadの組み合わせで使ったり、iphoneとPCなどの組み合わせもプライベートとビジネスの両方で使えると思うので便利だと思います。
音漏れはあんまりしない


音漏れに関しては、ほとんどしない印象でした。
技術的には逆位相サウンドウェーブキャンセレーション技術を採用しており、漏れた音を検知してリアルタイムで逆位相信号を生成することによって、音漏れを打ち消しているそうです。
カフェなどの少し離れた場所では音量を上げても他の方にほぼ聞こえません。
また電車内で使っても音漏れは気になりませんが、オープンイヤー型の特性上ノイズキャンセリングは非搭載なので音量を上げるとどうしても音漏れがしやすくはなります。
マイク性能は非常に高い
マイク性能も非常にクリアで高性能でした。
マイクは高精度のデュアルマイクを搭載。
通話時はAIによって周囲の雑音を効果的にカットするなど、オープンイヤー型の特性を活かしたマイクホンとしても活躍します。
使いやすいジャスチャー操作




ジャスチャー操作にも対応し、誤操作を防ぐフォースセンサーを搭載しております。
操作もイヤホンをつまむ形なので、誤反応が少なくて使い勝手も良かったです。
左右それぞれに別の操作を割り当てることも可能ですが、1回押しで再生/停止、2回押しで早送りになるなどスマホレスで簡単に操作できるのも良かったです。
最大53h再生と長時間バッテリー
再生時間もめちゃくちゃ長くてケース込みで53h、イヤホン単体でも19hと他社のワイヤレスイヤホン全体を見てもかなり長時間再生を誇ります。
また10分の充電で最大3hの急速充電にも対応するなど、バッテリー関係はかなり強めです。
まるで本革のような手触り


スペックには現れませんが、このフェイクレザーの手触りが最高に気持ち良いです。
サラサラとしておりますが、革のような湿り気と摩擦があり触り心地がイヤホンと思えないくらい最高です。
従来のワイヤレスイヤホンのプラスティック感ではなく、革製品を愛用しているような幸せな気持ちになるのも地味にポイントが高かったです。
viaim OpenNoteのデメリット
ここではviaim OpenNoteのデメリット的な部分も紹介しておきます。
- ワイヤレス充電非対応
- ハイレゾはLHDCコーデックと難易度高め
ワイヤレス充電非対応


残念ポイントのひとつとしてワイヤレス充電は不可です。
必ず有線充電が必要になるので、ワイヤレス充電対応だったら完璧な商品だけに残念に感じました。
ハイレゾはLHDCコーデックと難易度高め
ハイレゾ対応はしておりますが、対応コーデックはLHDCと対応スマホが少ないです。
できればLDACなどの汎用性の高いコーデックのほうが助かったのですが、iphoneユーザーならそもそも関係はありません。
viaim OpenNoteのAI機能が凄い


viaim OpenNoteの最大の売りはイヤホンに録音してAIで文字起こしや要約ができる点です。
録音もイヤホンを長押しするとクイック録音が可能。
いちいちアプリを立ち上げる必要がないので、時間が無い時でもソッコーで録音ができます。


記録もこんな感じで時間などが記録されるので、ボイスレコーダーと違って使い勝手も良いです。


データに関しても、二次活用として記録をエクスポートしたり、話者を区別したり、翻訳なんかもしてくれます。


文字起こししたデータの要約も便利で、30分くらいの打ち合わせもリスト形式で見やすい形で要約してくれます。
誤字やご認識も非常に少なく、段落構成でメモをまとめてくれるので非常に見やすいです。
またToDoリストも作成可能で、話題にあったタスクをAIが勝手に拾い上げてやるべきことを作ってくれます。


詳細は見えない文字にしておりますが、マインドマップも作成してくれます。
会議の話題があっち行ったりした場合でも、道筋がきちんと整理されるので後の理解がめっちゃ捗ります。
とりあえず全部録音しておけば、話半分に聞いていても全体→詳細を理解できるくらいになります。


搭載AIもGPT-5、OpenAI o3、Claude 3.7 、GPT-4.1 、Claude 3.7 、Claude-sonnet-4、Gemini-2.5-proなど各社最新のAIモデルが使えるので万能感と無敵感が凄いです(一部モデルは有料)


最後にこれらの紹介した機能が無料で使える点が非常に強いです。
無料でも月間の文字起こしが600分(10時間)まで無料で使えます。
毎月600分の枠が復活するので、ライトユーザーなら無課金で使い続けられるし、ビジネスや勉強でガンガン使うなら課金すると満足して使えると思います。
viaim OpenNoteとviaim RecDotどっちがおすすめ?


ここではviaim OpenNoteとviaim RecDotどっちがおすすめかについて個人的な意見を書きたいと思います。
形状はオープンイヤー型とカナル型で違う


AI機能などは同じですが、イヤホンとしての性能は違います。
- viaim OpenNote→オープンイヤー型
- viaim RecDot→カナル型
どっちが良いかはその人の使用目的や好みによると思うのですが、音楽をメインで聞くイヤホンが欲しいならカナル型がおすすめ。
軽いつけ心地で音楽も通話も楽しみたいならオープンイヤー型がおすすめだと思います。
ノイズキャンセリングを使いたいならカナル型一択


もしもノイズキャンセリングイヤホンが欲しいなら、viaim RecDotしかありません。
ノイキャンありの方が良いという方はカナル型を必然的に選ぶことになります。
音質傾向はだいぶ違う
音質の傾向も僕が使った限りはめっちゃ違うと感じました。
- viaim OpenNote→高音重視の音場の広いサウンド
- viaim RecDot→低音重視のしっかりとしたダイナミックサウンド
音質はどっちのイヤホンも高音質で不満は無いと思います。
ただ聞くジャンルによってはイヤホンの相性もあると思います。
僕の場合はラジオ感覚で聞くならviaim OpenNote、通勤や通学メインで使うならviaim RecDotが良いと思いました、
どっち買うのが良い?
最後にどっち買うのが良いのか個人的な意見を書きたいと思います。
- viaim OpenNote→付けっぱなしイヤホンとしてガンガン使いたい方
- viaim RecDot→音楽鑑賞用イヤホン兼AIも使いたい方
こんな感じの使い分けかなと感じました。
もちろんカナル型を持っているなら、今回紹介したviaim OpenNoteを追加したほうが良いし、ノイキャンがどうしても欲しいならviaim RecDotを選ぶのがおすすめだと思います。
(まとめ)viaim OpenNoteレビュー
以上がviaim OpenNoteのレビューでした。
僕の場合は普段からカナル型のviaim RecDotを使っており、非常に便利でしたがAir Pods Proとカナル型イヤホンが被るのが少し不満でした。
今回待望のオープンイヤー型のviaim OpenNoteが発売されたので、AppleユーザーでAir Pods Proを持っている方の追加イヤホンにもおすすめです。










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