ガジェットブロガーのシンゴです(@go5shingo)
最近ワイヤレスイヤホンで覇権を取りつつあるHUAWEI より新しいイヤホンが登場しました。

商品名がFreeBuds 6でインナーイヤー型初のデュアルドライバー搭載のフラッグシップワイヤレスイヤホン。
コーデックはLDAC対応でハイレゾワイヤレス再生に対応。
3つのマイクを搭載し、超クリアなマイク性能を誇ります。
さらにインナーイヤー型としては強力なノイズキャンセリング性能を搭載。
極めつけは独自の水滴フォルムでスタイリッシュでありながらも、装着感も抜群とレベルが非常に高い商品です。
今回はHUAWEI FreeBuds 6のレビューです。

- インナーイヤー型初のデュアルドライバー搭載
- 原音に忠実なクリアサウンド
- 95dBのうるさい環境でも通話可能なマイク性能
- インナーイヤー型なのに強力なノイズキャンセリング性能
- マルチポイントとLDAC併用可能
- 装着検出対応
- 美しいデザインと快適な付け心地
- カナル型にどうしてもノイズキャンセリング性能は劣る

インナーイヤー型苦手な僕のAir Pods Proから乗り換えさせた名機です


HUAWEI FreeBuds 6のスペック
最初にHUAWEI FreeBuds 6のスペックの紹介。
イメージはこちらの公式YouTubeを見ると分かりやすいです。
スペック表
項目 | 仕様・内容 |
---|---|
タイプ | インナーイヤー型 |
通信規格 | Bluetooth 5.2 |
対応コーデック | SBC、AAC、LDAC、L2HC |
ドライバー | 11mmデュアルマグネットドライバーユニット+平面振動板ドライバー |
再生周波数帯域 | 14Hz~48kHz |
連続音楽再生時間 | イヤホン単体 約6時間、充電ケース併用 約36時間 |
満充電時間 | イヤホン単体 約25分、充電ケースのみ 約45分(有線充電) |
充電方式 | USB Type-C/ワイヤレス充電 |
通話ノイズリダクション | 対応(片側2マイク+VPU+DNN) |
マルチポイント | 〇(最大2台同時接続可能) |
ヘッドモーションコントロール | 〇 |
装着検知機能 | 〇 |
タッチコントロール | 〇 |
イコライザー機能 | 〇 |
防水規格 | IP54 |
質量 | イヤホン単体 約4.9g、充電ケースのみ 約40.5g |
付属品 | クィックスタートガイド、USB Type-Cケーブル、イヤーチップ |
スペックは上記の通りで、足りない機能は無いフルスペックです。
主な特徴は以下の通り。
HUAWEIのFreeBuds 6は、音質、快適性、通話性能を向上させた最新のインナーイヤーイヤホンです 。


FreeBuds 6の特徴
- ファッショナブルなデザインと快適な着用感を実現
- デュアルドライバーにより、クリアな高音と迫力ある低音を提供
- 95dBまでの環境ノイズをキャンセリングする通話ノイズリダクション機能を搭載
音質と技術
- HUAWEI SOUNDに対応し、臨場感と没入感を追求
- Kirin A2チップを使用し、AIアルゴリズムで音質を最適化
- 高音域振動板ドライバーにより、最大48kHzの音域を表現可能。
通話性能
- VPU骨伝導マイクを搭載し、通話時の音声信号を正確に識別
- AIマルチチャネルDNNノイズリダクションにより、通話時のノイズキャンセリング効果を向上
- 騒がしい環境でもクリアな音声通話が可能
バッテリーと充電
- 充電5分で2.5時間のリスニングが可能。
- 待機時間は最大32時間、ノイキャンOFFで5.5時間の再生が可能。
- 小型ながらパワフルなバッテリー設計。
FreeBuds 5からの進化ポイント
従来のFreeBuds 5がシングルドライバーであったのに対し、FreeBuds 6は11mmのダイナミックドライバーと平面振動板ドライバーの組み合わせを採用しています。
これにより、周波数応答範囲が14Hzから48kHzに拡大し、低音と高音の性能が向上しております


HUAWEI FreeBuds 6の実機外観


まずはHUAWEI FreeBuds 6の実機外観の紹介です。
今回紹介するカラーはパープルで他にホワイトとブラックの合計3色展開です。
付属品は本体の他に説明書と充電ケーブル、イヤーチップです。


ケーブルは充電器側はUSB-A、本体側はUSB-C端子になります。
ワイヤレス充電にも対応しているので、ケーブルを使わなくても充電は可能。


インナーイヤー型でありながらラバー製にイヤーチップも同梱されておりました。
耳穴の大きさが合わない場合やフィット感をより高めたい場合にオプションとして使うイメージです。
イヤーチップは必須で使うわけではありません。


本体の形状は卵型の丸みのある流線型のデザインです。
見た目はメタリックになっており、近未来的なデザインに感じます。
開き方は上にスワイプするようなイメージで、使い心地は良いですね。


背面はツルツルした無機質なデザインです。
各種認証はシールになっているので、剥がせばシンプルな見た目になります。


底面はUSB-C端子を搭載。


蓋を開けると独特の水滴フォルムのイヤホンが目に付きます。
雫のようなウェーブデザインが特徴で、1億人以上の耳の形のデータ解析サンプルから選ばれた科学的根拠に基づいた形とのことです。
美しいデザインにしつつ機能性も抜群に高いの点がHuaweiの凄さを現しております。


イヤホンを抜いてしまえばケースはスッキリとしております。


イヤホンは今まで見たことない形で曲線のデザインです。
イヤホン自体はメタリックの光沢感のある見た目で、遠くから見るとイヤリングやピアスをしているようなおしゃれな印象を受けます。
変な形かと思うかもですが、耳の形状に沿ってデザインされており付け心地も快適でした。


イヤホンのドライバー部分の耳穴にフィットするように緻密にデザインされております。
独特のカーブした丸みは1億人以上のビッグデータを解析して作った自慢の形状とのことです。
下部にはL,Rの表記があり左右の区別があるので付ける時は間違えないようにしましょう。


ケース込みのイヤホンの重さは50gと軽めです。
発表会で聞いた限り軽さにもこだわっているとのことで、ハイエンドモデルでありながらも重量をかなり落としているとのこと。


イヤホン単体の重さも10gと軽量です。
前作よりも8%の軽量化、体積も12%減らしたとのことで軽快さにより磨きをかけております。


HUAWEI FreeBuds 6 使用レビュー
ここからはHUAWEI FreeBuds 6を実際に使って感じたことを書きます。
- 音質は原音忠実サウンドながら低音もしっかり鳴る
- インナーイヤー型初のデュアルマグネットドライバー採用
- イコライザーで味付けもアリ
- ノイズキャンセリングはインナーイヤー型として上位
- マイク性能はワイヤレスイヤホンNo.1
- タッチ操作は快適
- ヘッドコントロール操作にも対応
- ワイヤレス充電&長時間再生
- マルチポイントとLDACの併用が可能
- インナーイヤー型苦手民でも付け心地が良い
音質は原音忠実サウンドながら低音もしっかり鳴る
まずは音質傾向ですが、インナーイヤー型でありながらもカナル型に引けを取らないくらいの迫力ある音を鳴らします。
一昔前のインナーイヤー型ってシャカシャカして低音もスカスカってイメージがあったのですが、さすがフラッグシップモデルだけあってレベチです。
音の傾向はフラットで原音忠実のサウンドなのですが、11mmデュアルドライバーを搭載しており迫力ある低音を鳴らすのが特徴です。
ただデフォルトだとフラットな設計なので、のちほど紹介するイコライザーで調整する必要があるかもです。
この辺は音響設計の思想によるものなので、味付けできる楽しみもあります。
中音域に関しては非常に聞きやすくて、ボーカルの息遣いまで聞こえるようなクリアで艶めかしい音質です。
例えばAir Podsなどのインナーイヤー型とは比較にならないくらいの圧倒的な解像度と音質です。
高音域は伸びやかさが最大のポイント。
普通のインナーイヤー型では鳴らせないような細い音まできれいに鳴らすことができます。
ただしちゃんとフィットさせないとカナル型のように密閉しない分、高音が逃げやすくなるので付け方によって高音の音質評価が変わりやすい機種とも感じました。
インナーイヤー型ワイヤレスイヤホンとしては間違いなく上位の音質。僕が知ってる限りは1番音質がよいです
インナーイヤー型初のデュアルマグネットドライバー採用


インナーイヤー型としては初のデュアルマグネットドライバー採用しております。
あのAir Pods 4もGalaxy Buds 3なども含めて他社では販売されていない、最新の技術です。
デュアルマグネットドライバーの構成
- 11mmダイナミック振動板付きドライバー→低音域担当
- 高音域ドライバー(NEW)→高音域を担当する専用のドライバー
デュアルの部分ですが、高音域ドライバーが追加されている点が他社のインナーイヤー型イヤホンとの明らかな違いです。
特に高音域の伸びが素晴らしく、前作よりも90%高音域の伸びが増したとのこと。
僕もここまで高音が鳴るインナーイヤー型は初めて体験しました。
低音域に関しても改良を加えて33%ほど低音域の駆動力が増したとのことでした。
全体的に音場が非常に広いと感じるので、鳴らせる音の広さがコンパクトサイズでありながらモニターヘッドホンのように感じました、
イコライザーで味付けもアリ




イコライザーはプリセットは全部で8種類あり、基本と専門に分かれておりました。
- デフォルト
- 低音強調
- 高音強調
- ボーカル強調
- 交響曲
- Hi-Fiライブ
- バランス
- クラシック
イコライザーに関してはデフォルトから多少プラスするイメージになるので、物足りないと感じた場合は設定するのもアリです。
僕の場合はデフォルトの音がバランスを含めて良かったので、そのまま使っております。
ちなみに「バランス」ってイコライザーがありますが、これは「フラット」って感じのイメージに近かったです。
プリセットの他にカスタムイコライザーもありますして、+−6dBずつ調整可能とかなり幅広く設定可能でした。
ノイズキャンセリングはインナーイヤー型として上位


ノイズキャンセリングはインナーイヤー型としては上位の性能です。
ただカナル型には構造上どうしても劣るのは仕方ありません。
またAirPods4の約70%のノイキャン、Galaxy Buds 3と同等とのことなのでApple強しって感じはします。
ノイキャン性能なんですが、例えばカフェなどで使った場合には周りの音が無音になるわけではないですがほぼ気にならないくらいに遮音してくれるので集中力がアップします。
人の話し声などは大きな笑い声など以外はほぼ遮音してくれる印象。


電車内で使う場合は、電車の低音のガタンゴトン音を低減してくれるので快適にはなります。
ただどうしても電車の音で音楽が聞こえづらくはなるので、強烈なノイズキャンセリングを期待しないほうが良いです。
もしも無音状態にしたいのであれば、カナル型イヤホンを使うのが最適解だと思います。
僕はある強烈なノイキャンを求めて無いので、個人的には使いやすいです。


逆に歩行時などは周囲の状況も分かるし、街の雑踏音などが消えるので最適解になります。
ちなみにインナーイヤー型なので外音取り込み機能はありませんが、ノイキャンをオフにすれば周囲の音も普通に聞こえるので問題無いと思います。


ノイキャンのモードは3種類から選べます。
- ダイナミック→自動ANC
- くつろぎ→静かな場所に最適
- 標準→うるさい場所に最適
ノイキャンのモードは3種類から選べますが、僕はダイナミックで全然問題ありませんでした。
うるさい場所ではノイキャン強め、静かな室内などではノイキャン弱めにしてくれるので使い勝手は相当高いです。
マイク性能はワイヤレスイヤホンNo.1
マイク性能はめちゃくちゃ高くて、カラオケやクラブなどの超騒がしい環境でも通話可能です。
最大95dBの環境下でもノイズをカットして音声通話が可能。
意味が分からないくらいのマイク性能です。
マイクに関しては3つのマイクを搭載し、前機種からVPU骨伝導マイクを追加しているとのことで周りの雑音に強い構成に進化しました。
さらにAIマルチチャネルDNN ノイズリダクションにより周囲のノイズだけを的確に除去しているとのことで、ハードウェアとソフトウェアが融合した高次元のマイクです。
実際に収録した音声はこちらになります。
外出先のザワザワした環境で録音したのですが、聞いてみると雑音が全く入っておらず声だけを拾っていたのでビックリしました。
テレワークやオンライン授業などのマイクとして使うのも良いし、駅のホームや騒がしい場所で通話する機会の多い方にもおすすめと感じました。
タッチ操作は快適








タッチ操作にも対応しており、ダブルタップ、トリプルタップ、長押し、スワイプでさまざまなアクションが可能。
再生/停止やスワイプの音量調整などが便利で反応も良いので直感的にスマホレスで使えて重宝します。
ただ僕の場合はイヤホンが緩んだ時に耳に押し込むと「長押し」認定されてしまって、デフォルトだとノイキャンがオンオフになってしまい不便でした。
長押しの操作のみはオフにすることによって回避できたので、気になる方はオフにしたほうがよいかもしれません。
ヘッドコントロール操作にも対応


面白い機能としてヘッドコントロール操作に対応しておりました。
モーションセンサーを搭載しているらしく、うなづいたら電話に出る、頭を振ったら電話を拒否する動作が可能です。
なかなか無い機能なので、興味があれば使ってみると思わずハマってしまうかもしれません。
ワイヤレス充電&長時間再生


ワイヤレス充電にも対応しているので充電はお手軽です。
特に注目すべきは超急速充電技術で、わずか5分の充電で約2.5時間の再生が可能になります。この機能により、外出前の短時間での充電や、緊急時の使用にも対応できます
充電持ちもかなり良くて、ケース込みで最大32時間、イヤホン単体で5.5時間(ノイキャンオフ)、ノイキャンオンだと4時間とデュアルドライバー搭載で電力消費も高いはずなのにバッテリー持ちが優れているのもメリットです。
マルチポイントとLDACの併用が可能


マルチポイントにも対応しているので2台の機器を同時接続が可能です。
僕の場合はiPhoneとAndroidスマホで使い分けをしております。
特にAndroidスマホだとLDACの高音質コーデックで音楽が聞けるので、音楽を聞く時はAndroidスマホを活用することが多いです。
またマルチポイントとLDACの併用が可能なのもめちゃくちゃ魅力で、他社のハイエンド機でも対応していない場合が多いのでアドバンテージはかなり高いです。
インナーイヤー型苦手民でも付け心地が良い


インナーイヤー型イヤホンがどうしても耳に合わなかったり、落ちちゃう人って少なからずいるかと思います。
僕もそのうちの一人でAIr Podsなどは耳に合わずに使えませんでした。
HUAWEI FreeBuds 6はなぜか普通に使えて、歩いたりするくらいじゃ落ちる心配もありません。
FreeBuds 6の装着感は、1億人以上の耳の形状データ解析に基づく科学的設計により実現されているそうで、僕の耳でも大丈夫でした。
さすがに頭を振ったりスポーツをしたりすると落ちると思いますが、普通の人が使えば激しい運動でも落ちないくらいフィット感が抜群です。
今までインナーイヤー型を敬遠していた方でも使える救世主になるかもしれません。


主要競合製品との比較
ここではHUAWEI FreeBuds 6と主要競合イヤホン(Apple AirPods 4、Samsung Galaxy Buds 3前モデルのFreeBuds 5)との比較になります。
他社製品との優位性


特に注目すべきは、約2万円という価格帯でフラッグシップレベルの機能を提供している点です。
Apple AirPods 4が約3万円の価格設定であることを考慮すると、FreeBuds 6のコストパフォーマンスは際立っています。
LDAC対応による音質優位性
高音質コーデックLDACへの対応は、FreeBuds 6の重要な差別化要素です。LDACは最大990kbpsのデータレートでハイレゾ音源をワイヤレス伝送可能な技術で、従来のSBCやAACコーデックと比較して約3倍の情報量を伝送できます。
この技術により、FreeBuds 6は真のハイレゾワイヤレス体験を提供し、日本オーディオ協会のハイレゾ認証も取得しています。


HUAWEI FreeBuds 6購入がおすすめな人


HUAWEI FreeBuds 6購入がおすすめな人は以下だと感じました。
こんな人におすすめ
- インナーイヤー型で最高峰の性能を求める方
- 今までインナーイヤー型イヤホンの装着が難しかった方
- ノイキャンありのインナーイヤー型イヤホンが欲しい方
- 通話性能を求める方
- 雫型のスタイリッシュなデザインが気になる方
こんな方にはおすすめできると思います。
特に業界初のデュアルドライバーは強烈で他社では製品化されておりません。
音質、ノイキャン、マイク性能、デザインと高次元のワイヤレスイヤホンになっているので購入して後悔しないと思いました。


HUAWEI FreeBuds 6レビュー
以上がHUAWEI FreeBuds 6のレビューでした。
とにかくHuaweiのワイヤレスイヤホンってどれも凄いですね。
個人的にはAirPods 4に29,800も出すくらいなら、HUAWEI FreeBuds 6のほうが断然おすすめです。
ぜひ一度体験してみると世界が変わると感じました。










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