ガジェットブロガーのゴーゴーシンゴです(@go5shingo)
ファーと言ったらウェイで有名なHuaweiがとんでもないワイヤレスイヤホンを発売しました。

商品名がHUAWEI FreeBuds SE 4になりまして、大人気のSEシリーズの最新モデルです。
前作までのSEシリーズはインイヤー型でしたが、今回からカナル型に変更になりました。
性能としては-50dBの超強力ノイズキャンセリングを搭載し、バッテリー持ちも50時間と化け物スペックです。
ただワイヤレス充電やマルチポイント、ハイレゾなどはオミットされておりますが、その分価格は6,580円と1万円を大きく切る、下手したら5千円台に近いハイコスパな製品に仕上がっております。
今回はHUAWEI FreeBuds SE 4のレビューです。

- クリアで聞きやすい高音質
- 価格帯最高峰のノイズキャンセリング性能
- ノイキャンオフで50h(オンだと35h)の長時間バッテリー持ち
- IP54の防滴性能あり
- 非常に高いマイク性能
- 付け心地が良いうどん型イヤホン
- 小さくてめっちゃ軽い
- マルチポイント非対応
- ワイヤレス充電不可
- 高音質コーデック非対応
- ケースの指紋は目立つ

音質とノイキャン、バッテリー持ちを極限まで高めたけど、価格を安くしましたって感じのHuaweiらしさ満点の製品です


HUAWEI FreeBuds SE 4 スペック表
項目 | 仕様内容 |
---|---|
タイプ | カナル型 |
重量 | イヤホン単体 約4.3g、充電ケース 約36g |
サイズ(イヤホン単体) | 約32.3 mm × 約21.3 mm × 約24.0 mm |
ドライバー | 直径10mm ダイナミック型ドライバー |
通信規格 | Bluetooth 5.4 |
対応コーデック | SBC、AAC |
連続再生時間(ANCオフ) | イヤホン単体 約10時間、充電ケース併用 最大約50時間 |
連続再生時間(ANCオン) | イヤホン単体 最大約7時間、充電ケース併用 最大約35時間 |
充電時間 | イヤホン単体 約60分、充電ケース 約110分 |
充電端子 | USB Type-C |
ノイズキャンセリング | アクティブノイズキャンセリング(ハイブリッド型、最大50dB、平均24dB) |
ノイズキャンセルモード | くつろぎ、標準、ウルトラ、ダイナミック |
通話ノイズリダクション | 片側3マイク+指向性集音アルゴリズム+DNNアルゴリズム+風切り音防止 |
タッチコントロール | あり |
イコライザー機能 | あり |
防水・防塵規格 | IP54 |
付属品 | クィックスタートガイド、イヤーチップ |
まずはHUAWEI FreeBuds SE 4のスペックは上記の通りです。
特徴としては、ファーウェイのSEシリーズで初搭載のANC機能を備え、手頃な価格帯ながら最大50時間の長時間再生が可能で、軽量かつ快適な装着感を実現しています。
また環境に応じて4つのノイズキャンセリングモードが自動切替され、通話環境も高性能マイクとアルゴリズムでクリアに保たれます。
注意点としてはコーデックはAACまでで、LDACやapt X系の高音質コーデックは使えません。
その分、iPhoneでは存分に活躍できるのでAir Pods Pro並みの音質やノイズキャンセリングを6千円程度でゲットできます。


HUAWEI FreeBuds SE4の実機外観


ここからはHUAWEI FreeBuds SE 4の実機外観です。
付属品は本体の他にイヤーピース(S,L)と保証書や説明書でした。
USB-Cケーブルが付属してないのは、個人的には不要だしコストカットの意味でも合理性があると感じます。


本体は楕円形でめちゃくちゃ小さい筐体になっております。
色は黒ではありますが、某Air Podsと同じような見た目です。
素材は光沢感のあるプラスチックで指紋が目立つのが、残念だと思った点です。


本体カラーは他にホワイトがあります。
もう、見た目がまんまAppleですね(笑)


ただ裏面にはちゃんとHuaweiのロゴがあるので、差別化はされております。


下部にはUSB-C端子とリセット/ペアリングボタンがありました。
ワイヤレス充電は不可能なので、必ず有線充電をする必要があります。


イヤホンケースはパカッと開けるタイプで、Air Podsシリーズを使っている型なら違和感なく使えると思います。


イヤホンはスティックタイプで、一般的なカナル型イヤホンと言った感じで攻めてる訳でもなく、王道を歩んでる印象です。


ドライバー10mm ダイナミック型ドライバーでこの価格帯にしては音質特化型に感じます。
ノズルは見たことない楕円形で、他社とのイヤーピースの互換性はなさそうです。
たぶんこの価格帯ならイヤーピースを買い替える人もいないと思うし、本体買ったほうが安くなるかもです。


ケース込みの重さは43gと超軽量です。
一般的なイヤホンが50g超えてくる中で、43gは圧倒的に軽いですね。


イヤホン本体も合計9gと軽量ですね。
軽さもこの製品の魅力だと思います。


HUAWEI FreeBuds SE4使用レビュー
ここからはHUAWEI FreeBuds SE 4を実際に使ってみた感想です。
- 音質はクセの無いバランス型
- ノイキャン強い、ビビった
- 外音取り込みも自然
- イコライザーはシンプルで使いやすい
- タッチ操作も良く考えられてる
- 低遅延モードあり
- マイク性能が高い
- めっちゃ小さい
音質はクセの無いバランス型
音質はクセの無いバランスの良い音で、1万円以下のイヤホンにありがちなモッサリとした音ではありません。
ピュアサウンドが1番近いイメージで、どっちかと言うとモニターライクに使える万能イヤホンです。
モニターライクと言っても低音もキチンと響かせてくるし、特に中音域やボーカルの音場の広さ、高音の伸びなどは非常にレベルが高いです。
ただ良い音にしましたって感じではなく、Huaweiこだわりのチューニングが詰まった音の設計に感じます。
1万円以下と言うか、5千円クラスのイヤホンでは音質に関しては間違いなく上位であり、Air Pods Pro(第二世代)と同じくらいの音質に感じました。
ノイキャン強い、ビビった


ノイズキャンセリングは最大-50dBのハイブリッド型で平均-24dBになるそうです。
実際に使ってみると遮音性が非常に高く、電車の走行音や駅のザワザワ感などが7割り減くらいにしてくれます。
あとはノイキャンのソフトウェアでの音の消し方が上手いと言うか、不自然な無音状態では無く耳栓を付けて音をシャットダウンするような上手なノイキャンに感じます。
さすが研究開発にお金を掛けてるHuaweiだけあって、この価格帯では最上位のノイキャン性能でしょう。


さらに凄いのが、ノイキャンのモードも選択可能です。
- ダイナミック→アダプティブノイズキャンセリング
- くつろぎ→ノイキャン弱
- 標準→ノイキャン中
- ウルトラ→ノイキャン強
- 風きり音低減→外出時の風の音の軽減
ノイキャンウルトラにすると、騒音カット能力が凄かったです。
またダイナミックモードも優秀で、自動で切り替えてくれるのと変にノイキャンを強くしすぎたりもしないのでずっとダイナミックでも使いやすかったです。
外音取り込みも自然


外音取り込みについても自然な感じで、カナル型イヤホンを付けてるとは思えないくらいになります。
外の音は聞こえやすくなりますが、音楽も聞こえると言うバランスが取れてるかと思います。
ただ話しながらも付けておくと快適かと言われると、そうでも無くインターホンやレジの会計時、外を歩いてる時などにピンポイントで切り替えて使うのが無難かとは思います。
外音取り込み性能がめちゃくちゃ高いわけでもありませんが、他社の同価格帯に比べればトップレベルに性能は良いです。
イコライザーはシンプルで使いやすい


アプリのイコライザーはシンプルな名前と種類で使いやすかったです。
デフォルトの他に低音強調、高音強調、ボーカル強調と音を強調するのみに絞られてるのがナイスです。
デフォルトが自然な音に感じたので、物足りなければイコライザーで強調すれば良いので運用もラクでした。


イコライザーも各周波数ごとに±6dBの調整が可能でした。
よっぽどこだわりのある方以外は使わないかと思いますが、お好みで使えるのは嬉しい点です。
ただ聴力検査してイコライザーを調整する機能はないので、ある程度の知識とか経験が必要になるかと思います。
タッチ操作も良く考えられてる






ジェスチャー | 左イヤホン | 右イヤホン | 通話中 | 備考 |
---|---|---|---|---|
ダブルタップ | 再生/一時停止 | 再生/一時停止 | 電話に応答/終了 | |
トリプルタップ | 次の曲 | 次の曲 | – | |
長押し | ノイズコントロール | ノイズコントロール | なし(着信時) | 切り替え可能 ・ノイズキャンセリング ・オフ ・外部音取り込み |
タッチ操作も良く考えられていて、感度も含めて使いやすかったです。
よくあるシングルタップでの誤爆(イヤホンを耳に入れたりフィット感を調整したい時)が無く、全てダブルタップやトリプルタップの動作で変更なので使いやすいと思います。
またノイキャンのオンオフや外音取り込みの切り替えのスマホレスで動作できるので、便利でした。


気になったのが音量調整ができない点でした。
ただアプリの「試験的な機能」で5回連続タップで音量を下げる(左のイヤホン)、音量を上げる(右のイヤホン)でできるようです。
ただ5回タップってしんどいので、これは微妙だと感じてしまいました(スマホ操作のほうがラク)
低遅延モードあり


ゲームモードと呼ばれるような低遅延オーディオモードもあります。
また駅や電車などの人混みなどでも接続が安定するようになるようです。
僕はゲームはやらないので、詳しくは分かりませんがYouTubeなどの動画を見る限りでは低遅延モードを使わなくても気にはなりませんでした。
それよりも人混みでブツブツと途切れる場合は、低オーディオ遅延を使ったほうがよいかもしれません。
マイク性能が高い
マイク性能はさすがHuaweiだけあって、めちゃくちゃ高いです。
通話ノイズリダクションが付いてるとのことですが、普通に3万円くらいするイヤホンと変わらないか、むしろ上の性能です。
この価格帯でこれだけのマイク性能のイヤホンが手に入るのであれば、神コスパなので在宅ワークやオンライン授業用やサブのマイクホンとしても優秀です。
めっちゃ小さい


ケースの筐体が小さいのも使っていて良かったです。
重さも43gと軽量で指でつまめるレベルだし、コンパクトなのでポケットや胸ポケットに入れても邪魔になりません。
毎日持ち運ぶイヤホンだからこそ、小型軽量なのでストレス無く使えました。


HUAWEI FreeBuds SE4のデメリット
ここではHUAWEI FreeBuds SE 4の注意点も紹介しておきます。
- マルチポイント非対応
- ワイヤレス充電もできない
マルチポイント非対応


2台の機器を同時接続できるマルチポイントに非対応なのは残念な点です。
最近は1万円以下でもマルチポイント搭載が当たり前になりつつあるので、この辺のコストカットは痛いと感じました。
その分は音質やマイク性能、ノイキャンや電池持ちに割り当てられているので順当な気がします。
もしもHuaweiでマルチポイント対応のイヤホンを選ぶなら、HUAWEI FreeBuds 6iなどの1万円以上する機種を選ぶ必要があります(SALEだと1万円以下で買える)
ワイヤレス充電もできない


個人的にはあまり気になりませんが、ワイヤレス充電もできないので注意が必要です。
ただバッテリー持ちがノイキャンありで35h、ノイキャン無しだと50hと電池切れや充電の機会も少ないです。
ワイヤレス充電必須な人以外はそこまで気にならないと思います。


HUAWEI FreeBuds SE4 ,SE3とのスペック比較


ここでは旧機種のFreeBuds SE3との比較もしたいと思います。
主な違いは以下の通りです。
そもそもインナーイヤー型からカナル型に変更になっているなど単純な比較はできませんが、性能も全体的に強化されたモデルと感じました。
今買うなら普通にSE4のほうがおすすめと言えるでしょう。


(まとめ)HUAWEI FreeBuds SE4レビュー


以上がHUAWEI FreeBuds SE 4のレビューでした。
正直、ノイキャン性能と音質、バッテリー持ちは高級ワイヤレスイヤホンに匹敵する製品です。
コストカットの為にワイヤレス充電やマルチポイントなどは削られておりますが、その分6千円台とHuaweiのような大企業でしか実現できない破格の価格設定になっております。
またマイク性能も非常に優秀なので、サブ機としてビジネスでガンガン活用するのもアリです。








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