ガジェットブロガーのゴーゴーシンゴです(@go5shingo)
先日HUAWEIの新製品発表会に行ってきました。
そこで発表されたHUAWEI WATCH GT 6の性能がとてつもなかったので紹介します。
最大の特徴がバッテリー持ちがなんと約21日間とスマートウォッチとしてはこんなに長いのは聞いたことないくらい電池持ちが良いです。
さらにサイクリング機能を強化して専用のパワーメーター無しでサイクリングパワーが計測できるなど進化しました。
僕のようにサイクリングやゴルフをやらないユーザーもディスプレイが大きくなったり明るくなったりと普段使いにも恩恵があります。
今回はHUAWEI WATCH GT 6のレビューです。

- バッテリー持ちが21日間でとにかく減らない
- 3000ニトの明るいディスプレイ
- 100種類以上使えるワークアウト
- 睡眠、ストレス計測など無料で使える健康管理機能
- ヒマワリ型測位システム2.0でトラッキング精度が高い
- メモリ64GBと大容量
- 高級感あるディスプレイ
- 筐体はやや重い
- ゴルフやサイクリング推しの機能が多い
- SuicaなどのNFCは非搭載


この機能で3万円台は破格です
HUAWEI WATCH GT 6の概要
HUAWEI WATCH GT 6を紹介します。
- ラインナップ
- 前作WATCH GT 5からの進化ポイント
- HUAWEI WATCH GT 6とGT 6 Proの主な違い
ラインナップ
大きさが異なる41mmと46mmタイプがあります。
項目 | 46mmモデル | 41mmモデル |
---|---|---|
ディスプレイ | 1.47インチ AMOLED(466×466)最大3000ニト | 1.32インチ AMOLED(466×466) |
バッテリー持続時間 | 通常:約21日間 GPS:約40時間 | 通常:約14日間 GPS:約25時間 |
防水 | 5ATM + IP69 | 5ATM + IP69 |
健康管理 | 高精度心拍、血中酸素、ストレス、睡眠、体温測定 | 高精度心拍、血中酸素、ストレス、睡眠、体温測定 |
GNSS | L1マルチシステム衛星測位(GPSなど) | L1マルチシステム衛星測位(GPSなど) |
NFC/Bluetooth | NFC、Bluetooth 2.4GHz BT6.0 | NFC、Bluetooth 2.4GHz BT6.0 |
対応OS | Android / iOS | Android / iOS |
アクティビティ | 登山、ラン、ゴルフ、スキー、サイクリングFTP等 | 登山、ラン、ゴルフ、スキー、サイクリングFTP等 |
ボディ素材 | ステンレス | ステンレス |
重量 | 約51.3g | 約49g |
カラー展開 | グレー、ブラック、グリーン | パープル、ホワイト、ブラック |


大きさの違うモデルの主な違いはバッテリー持ちになります。
46mmと41mmモデルの違い
- 46mmモデル:通常使用 約21日間、ヘビーユース約12日、GPS連続使用 約40時間
- 41mmモデル:通常使用 約14日間、GPS連続使用 約25時間
電池持ち重視なら46mmがおすすめですが、41mmモデルでも14日間のバッテリー持ちなのでバッテリー切れで困る事は無いと思います。


また41mmモデルのほうがエレガントな印象なので、女性におすすめのサイズにも思えます。
前作WATCH GT 5からの進化ポイント


前作GT5からの主な進化ポイントは以下の通りです。
- ディスプレイ輝度向上(最大3000nit)
- バッテリー最大21日間持続(GT5比+1週間)
- サイクリング機能大幅強化、FTP計測対応
- yukiyamaアプリ連携
電池持ちのハード面の進化やサイクリング機能に対応したのが大きなメリットです。
またスキーやスノボーをやる人にはおなじみのyukiyamaアプリにも対応しました。
買い替えるほどの違いは少ないですが、サイクリングやスキー、スノボーユーザーには特におすすめのモデルになります。
HUAWEI WATCH GT 6とGT 6 Proの主な違い


項目 | HUAWEI WATCH GT 6 | HUAWEI WATCH GT 6 Pro |
---|---|---|
本体素材 | ステンレススチール | チタン合金/リアケースはセラミック/サファイアガラス |
ディスプレイ | 1.47インチ AMOLED 最大3000ニト | 1.47インチ AMOLED 最大3000ニト |
バッテリー持続 | 最大21日間 | 最大21日間 |
重量(ベルト除く) | 約51.3g(46mm) | 約54.7g(46mm) |
防水性能 | 5ATM+IP69 | 5ATM+IP69 |
測位方式 | ヒマワリ型アンテナシステム6種衛星(二周波) | ヒマワリ型アンテナシステム6種衛星(二周波) |
健康管理 | 高精度心拍・酸素飽和度・体温等 | 左記+心電図(ECG)・深度センサー付 |
主なスポーツ機能 | サイクリング、yukiyama連携等 | 上記+パワー測定精度向上、フリーダイビング、 ゴルフ上位(詳細コース/グリーン/ハザードまで拡大可)、 GPXトレラン対応、登山高度グラフ等 |
ゴルフ機能 | 簡易パノラマ/中心地点のみ | フルパノラマ、3地点距離、ハザード全景、傾斜対応 |
トレラン機能 | 非対応 | GPX取り込み、標高グラフ、残距離・残り時間推定 |
デザイン | 八角形/フラットベゼル | 八角形/立体カウントアップベゼル |
Proモデルは風防がサファイアガラスだったり、外装がチタンボディなど高級感がアップしております。
またECGセンサーや深度センサーを搭載しており、ゴルフやトレランなどに本格対応します。
より高級感を求める方や、ゴルフユーザー、トレランユーザーはProを選ぶのが正解になります。


HUAWEI WATCH GT 6の実機外観


ここからはHUAWEI WATCH GT 6の実機外観です。
まず箱はブラックで高級感があり、プレゼントにも良さそうな見た目をしてます。
今回レビューするのはグリーンモデルになります。


付属品はウォッチ本体と充電器、説明書類とシンプルな構成です。


ケーブルは充電器側はUSB-A端子になっておりました。
持ち運びも考えるとUSB-C端子が良かったのでそこだけは残念ポイントです。


充電台は磁力がマグネットで吸着するので、充電ズレも無く充電されて無かった事故も起きづらいです。
ただAppleWatchの充電器では充電できないので、あくまでもHuawei仕様になります。


今回レビューするグリーンモデルはコンポジットウーブンベルトを使ってるのが特徴。
布のような表情のある素材ながら抗菌性に優れ、汗や水しぶきに強いのも特徴で使いやすいベルトです。


コンポジットウーブンベルトは時計本体に近づくと白のハイライトのような線があり、グリーン単色では無い違った糸を使われており匠の技術のように感じました。


時計側面にはクラウンダイヤルとボタンがありました。
クラウンダイヤルは溝加工されており、見えづらいですが「HUAWEI WATCH GT」と文字が刻まれており細部にも妥協の無い仕上げです。


素材はステンレス素材になっており、無骨さと鈍い光沢がかっこよさを際立たせます。
ベゼルには分表示が刻印されており、視認性もアップするなど時計としてのレベルも高いです。


裏面は各種センサーを搭載し、着用中はたまに緑色に光ります。
この辺は普通のスマートウォッチと同じです。


重さは77gとスマートウォッチとしては重めの印象です。
ただ電池持ちや性能を考えると凄いし、付けていると重さは気になりませんでした。


HUAWEI WATCH GT 6のメリット
- 電池全然減らない
- 100種類以上ある豊富なワークアウト
- ダイエットや運動習慣を付けたい人にもおすすめ
- サイクリングやゴルフ機能もあり
- 睡眠計測やストレスの測定
- 通知や天気、電卓など基本機能は網羅
- 屋外でも3000ニトの明るさで見やすい
- 豊富な文字盤


電池持ちは最大21日間と非常に長持ちで、実際に使用しても全然へりませんでした。
常時点灯機能を使って4日間使いましたが、なんと電池残量は77%も残ってました。
4日間で77%なので、1日5〜6%しか減っておらずもはやレベチの電池持ちです。
実際の常時点灯機能使用時で約7日間との事なので、ライトユースの使い方にはなりますが僕の使い方だと10日〜14日くらいは常時表示をオンにしても電池が持つかもしれません。
旅行や出張では電池を気にせずに運用できるのもメリットだと思います。
100種類以上ある豊富なワークアウト


ワークアウトは100種類以上あり普通の人であれば困ることもありません。
また今回からサイクリングパワーの計測にも対応し、サイクリストにもおすすめのウォッチにもなりました。
もちろん防水性能もあるので、海などのアクティビティもこなせます。


ワークアウトの表示もサイドボタンをワンタップで表示できるので、手間も無く瞬時に起動が可能です。
また「回復時間」も表示されるので、体の回復度を客観的に判断でき今日は運動を辞めようや逆に今日は少し負荷を掛けても大丈夫などの指標にもなります。


例えば運動しない人におすすめの屋外ウォーキングもヒマワリ型アンテナシステムによるGPSトラッキングで軌跡をキレイに追ってくれます。
GPSの補足もだいたい15秒くらいで補足してくれるので、冬の寒い時期でもアップをしているとすぐに補足してくれて便利だと思います。


マップに関してもオフラインマップをダウンロードしておけば、スマホレスで運動も可能です。


ガチのウォーキングだけで無く会社への出社やウインドウショッピングの際もきっちりと計測してくれます(途中で運動してますか?と聞いてくる)
ガチで運動している人だけでなく、運動習慣を身に着けたい方のモチベーションのアップにもなると思います。
ダイエットや運動習慣を付けたい人にもおすすめ


Health Cloversによって睡眠、エクササイズ、アクティビティと総合的な健康指標を図ることができます。




例えば健康管理の目標を作成することが可能で、体重管理やリラクゼーション、睡眠の改善、免疫機能の向上、血圧の管理など自分が必要とする目標を設定が可能。
例えば体重の管理ではウォーキングや規則正しい希少、睡眠や呼吸エクサイズなどの多角的な要素から目標設定とアドバイスをしてくれます。


日々のアクティビティはAppleWatchでもおなじみの「ムーブ」「エクサイズ」「スタンド」の3つのリングを完成させるパターンです。
この辺はAppleWatchから移行してきても見慣れてるので、すぐに理解できるかと思います。


もちろんウォッチからでもリングは随時確認が可能です。


AppleWatchのメダルと同じような「バッジ」もあるのでコレクターの方にもおすすめです。


また、そもそも運動習慣が無い方やどうやって運動してよいか分からない方向けにはAIが運動プランをその人に合わせて作成してくれます。
例えば「3kmビギナーズランニングプラン」では、無理無く3kmの運動ができるようにスケジューリングも含めて提案してくれました。
こちらの機能は全て無料で使えます。


さらに有料のプランを使えば、より効率的にAIフィットネスプランが使えるようになりVIPコンテンツにもアクセス可能になります。
まずは無料プランから初めて、物足りなくなれば課金してVIPプランに移行するのもアリだと思います。


ちなみに無料プランでもめちゃくちゃ豊富にプログラムがあるので、課金が苦手な方でも安心して使えると思います。
睡眠計測やストレスの測定




ストレス測定も可能で通常は付けているだけで勝手に測定されてデータも蓄積されます。
ストレスレベルは0〜100までで数値化されて数値が高いほど高ストレス状態になります。


ストレス状態や情緒も1日を通してかなり変動してるのが分かります。
例えば長時間のデスクワークや電車乗っている時には不快の感情の大きくなりました。


そんな時は深呼吸したり、作業をストップしたりとある程度ストレスマネジメントができるので結構便利です。


また時計を付けて寝ているだけで、睡眠分析もしてくれます。
深い睡眠や浅い睡眠、レム睡眠や目覚めてる時間も結構正確で、トイレに起きた時もきっちりと測定されておりました。
僕の場合は睡眠時間が4時間27分と短すぎてダメでしたが、点数も70点と高く意外と質の高い睡眠が取れていると分かりました。


ただやっぱり睡眠時間が短すぎるので6〜8時間くらいの睡眠が取れるように生活習慣を変えたいと思うキッカケ作りになりました。
通知や天気、電卓など基本機能は網羅


スマートウォッチなので通知などもバッチリと届きます。
例えばLINEやAmazonの発送通知、X(Twitter)の通知などはiOS、Android問わずに問題なく利用可能。
僕はiPhoneで使ってますが、通知の精度もAppleWatchと同じなので不自由もありませんでした。


地味に気圧も測定できるので便利でした。
気圧が下がると眠くなったり、体調が悪くなる人は気圧警告を設定しておけば通知を出すことも可能です。


あんまり使わないけど方位も測れます。
もしかしたら役に立つかもと僕の場合は外でポートレート撮影をする機会も多いので太陽の位置を確認するのにもたまに使っております。


天気予報もビジュアルやグラフで表示されるので見やすかったです。
この辺はスマホで見るよりも手軽で便利だと感じました。


音声メモも可能です。
メモリが64GBとわりと大容量あるので、メモ帳無しでアイデアや会議もある程度は録音が可能です。


電卓も画面が大きいのでボタンが押しやすいです。
簡単な計算くらいなら手元の電卓でできますが、音声操作ができないのは不便だと感じました。


スマホを探す機能では、音を鳴らすことが可能。
家の中やバッグの中で行方不明になったスマホを捜索できるので、意外と使える機能です。


音楽再生やYouTubeなどの動画の再生や停止、早送りもウォッチから操作可能です。
ある程度の動作はスマホレスで可能なので、手が塞がってる時や満員電車などでも重宝します。


スケジュールに関してもGoogleカレンダーと同期できるので、iPhoneやAndroid関係なく使えます。


こんな感じでスマートウォッチに必要な基本的な機能や便利機能が網羅されているので、使っていて足りないと思う機能は少ないと思います。
屋外でも3000ニトの明るさで見やすい


ディスプレイは1.47インチ AMOLEDディスプレイと大型ディスプレイで前作のGT5よりもベゼルレスになり、表示領域が5.5%大型化しました。
最大3000ニトとAppleWatch Ultraと同じ輝度になっているので、屋外でも視認性が非常に高いです。


常時表示も可能で、手元を傾ければ明るくなる仕組みで大型ディスプレーの為さまざまな情報が一元表示されて時間以外の情報もわかりやすいと感じます。


屋内でもコントラストの高い有機ELディスプレイなので、文字盤や秒針などの把握もしやすいです。
パット見はダイバーズウォッチのように見えるので、スーツなどにも違和感を感じないデザインだと思います。
豊富な文字盤


文字盤も豊富で有料、無料問わず使い切れないくらい用意されております。
例えば無料の文字盤でも格好良いのが揃っているので、課金は不要だと個人的には感じております。


個人的にパンダの文字盤が可愛くてお気に入りで、ビジネス用途だと厳しいかもですが普段使いには癒し系文字盤で気に入っております。


HUAWEI WATCH GT 6のデメリット
逆にHUAWEI WATCH GT 6のデメリットや注意点も紹介します。
- AppleWatchに比べて重い
- ゴルフやサイクリング推しの機能が多い
- Suicaなどは非対応
AppleWatchに比べて重い




僕が使っているAppleWatchシリーズ10と比べると重いと最初は思いました。
重さの差は32gですが、思った以上に差を感じました。
最初に付けた時の印象は「重い」でしたので、違いはハッキリと分かります。
ただ付けているとそこまで気にならなくなる(慣れる)しバッテリー持ちが全然違うので重さには納得できます。


見た目もAppleWatchのスクエア型とオクタコア型で印象が結構違います。
どっちかと言うとAppleWatchのほうがカジュアルな見た目で、HUAWEI WATCH GT 6のほうがスポーツウォッチの見た目だけどドレッシーにも感じます。
この辺は好みかも。


薄さも結構違いを感じました、
約1.2mm程度の誤差かもしれませんが、AppleWatchの薄さに慣れると最初はGT6が分厚いと感じました。
普通の時計に比べると同じくらいですが、薄いスマートウォッチに慣れすぎると最初は戸惑うかもなので厚みは確かめたほうがよいかもしれません。
ゴルフやサイクリング推しの機能が多い


ゴルフ機能やサイクリング機能が目玉ですが、僕のように両方やらないユーザーだと不要な機能に感じてしまいました。
使わなくても問題ありませんが、ゴルフやサイクリングなどをやらない方はProモデルじゃなくて今回レビューしているGT6でも十分だと思います。
スマートウォッチと言っても全ての機能を使うわけではないと思うので、使わなければそのままでも問題ないかとは思います。
Suicaなどは非対応


残念なポイントとしてはSuicaやクレジットカードのタッチ決済などは不可能です。
この辺はAppleWatchに明確に劣る部分ではありますが、たいていのスマホで決済できるので問題は無いかと思います。
ただランニングやウォーキングをした時にスマホ単体で決済できないのは少し残念ポイントではあります。


HUAWEI WATCH GT 6購入がおすすめな人


HUAWEI WATCH GT 6購入がおすすめな人は以下だと感じました。
こんな方におすすめ
- 電池持ち最強のスマートウォッチが欲しい
- 大型で明るいディスプレイに魅力を感じる
- ウォーキングやランニングなどの運動週間を付けたい
- ストレス計測や血圧測定などをウォッチ単体で完結したい
- AppleWatchの電池持ちに不満を感じる
- ウォッチ単体で決済は不要
こんな方にはおすすめだと思います。
またトレランやゴルフをガッツリしたい方は、よりアクティビティを強化されたProモデルの購入がおすすめです。


(まとめ)HUAWEI WATCH GT 6レビュー


以上がHUAWEI WATCH GT 6のレビューでした。
前作のGT5から電池持ちが大幅に進化して、さらに隙の無いモデルに仕上がりました。
これ使うとAppleWatchに戻れなくなるくらいの便利さや魅力があります。
僕のメインスマートウォッチはAppleWatchから乗り換えになりそうです。
気になった方は一度試してみると、めっちゃ便利で気に入るかと思います。










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