ガジェットブロガーのゴーゴーシンゴです(@go5shingo)
僕はカメラマンもやってるのですが、家でRAW現像する時に大事なのが光の質です。

こんな感じで遮光フードを付けたカラーマネジメントモニターを使った満足してたし、これが正解かとおもってました。
ただ感じてたのが遮光フード邪魔じゃね?
あとデスクライトの灯りが反射して結局は見づらくなっていると思います。

そんな僕に救世主的に現れたのがScreenBar Halo 2です。
ScreenBar® Haloシリーズと言えば、BenQがパイオニアのモニターライトです。
正直昔から知ってたし、どうせ大したことないと思ってたのですがめちゃくちゃ凄かったです。
今まで他社の安物のモニターライトを使っててすぐに使うのをやめましたが、これは全員使ったほうが良いレベル。
今回はScreenBar® Halo 2の紹介です。
カメラマンだけでなくデスク作業にも大活躍するのでぜひ最後まで見て下さい。

- 思った以上に明るくデスクライト不要
- 調光角度が調整可能でデスクシェルフ併用でも使える
- 演色性が高く色味が正確
- スマート調光でオートで光の強さを変更可能
- 人感センサー付きで自動オンオフが便利
- 背面バックライトで補助調光の役割
- ワイヤレスで操作可能なリモコン
- 値段が高いので最初は躊躇するかも
ゴーゴーシンゴ遮光フード捨てました!マジで凄かったです
BenQ ScreenBar Halo 2のスペック
- BenQ ScreenBar Halo 2の概要
- 広範囲を照らすライト
- 高い演色性
まずはScreenBar Halo 2の概要はこちらのYouTubeを見れば分かりやすいとおもいます。
BenQはモニターライトのパイオニア的なブランドで2017年からモニターライトを発売しており、以降他社でも多くの製品が発売されておりますが、スペックと言うか製品品質はそこそこと言った感じで、BenQが本家だと思います。
| 製品名 | BenQ ScreenBar® Halo 2 |
| 照明の種類 | デュアルカラーLED |
| 明るさ | 最大1000ルクス |
| 照射範囲 | 85cm × 50cm |
| 色の自然さ(演色性) | Ra 95以上 |
| 電源方式 | USB Type-C |
| 消費電力 | 最大15W |
| 操作方法 | ワイヤレスリモコン |
| サイズ・重さ | 本体:約50cm、重さ 約0.8kg |
| 対応モニター | 厚さ0.43〜6cmまで対応 |
| ケーブル長 | 約150cm |
| 素材 | アルミ合金+プラスチック |
スペックは上記の通りで一見するとよく分かりませんが、こだわりの多い製品です。
広範囲を照らすライト


ライトは広範囲を照らせるように工夫がされております。
正面中央部の輝度は1000ルクスと非常には軽く、85cm×50cmの範囲だと500ルクスの明るさが確保されます。
さらに外周部の115cm×60cmの範囲でも300ルクスと一般的なデスクの長さが120cm前後だと考えるとこれ1台でデスクをまるごと照らせるくらい明るいです。
ちなみにルクスの目安はこんな感じです。
| 度(ルクス) | 明るさの目安の例 |
|---|---|
| 10〜30 | 寝室や薄暗い部屋 |
| 50〜75 | リビングのくつろぎエリア |
| 200〜300 | 一般的なリビングやキッチン |
| 400〜700 | 事務エリア作業・教室 |
| 1000 | オフィス・店舗・精密作業スペース・明るい屋外 |
一般的な事務エリアや教室が400〜700ルクスあれば十分なので、中央部の1000ルクスはかなり明るい環境だと分かるはずです。


背面にもバックライトがあり、背面中央は450nits、58cm×40cmの範囲は50nitsで照らされます。
背面のバックライトの目的は視野全体の明るさを最適化するよう設計されており、NSI推奨基準に基づき、照明のコントラスト比を1:3以内に維持しております。
高い演色性


演色性のが高いと肌の色や食品、製品の質感を正確に見せるため作業環境の光としては重要な要素です。
ScreenBar® Halo 2はRa≥95(最大100)、Rf>96(最大100)、Rg≈100(最大値105)と非常に高い演色性をもっております。
ここではマニアックになるので詳しくは書きませんが、演色性が高いほど自然の色味で物がみえます。
ちなみに一般的な照明機器の演色性はこんな感じ。
- Ra 90以上:高演色性(美術館・医療用・映像用など)
- Ra 80以上:良好な演色性(オフィス・住宅照明に最適)
- Ra 70前後:一般的な蛍光灯レベル(簡易照明など
ScreenBar® Halo 2のRa95 以上ってのがいかに高いかが分かると思います。
また高い色再現性(Rf > 96)で自然光に近い光を再現し、正確な色表現が可能です。
遮光フード付きモニターを使っていて感じてたこと


カメラマンのうちの環境ですがBenQカラーマネジメントモニターSW272Uを使っております。
同じBenQの製品で品質含めて満足をしておりました。
ただ遮光フードを付ける関係でディスプレイが暗くなりがちで、目も疲れておりました。
その為、デスクライトを導入してたのですがデスクライトを点灯すると不満がありました。


こんな感じでデスクライトを付けるとディスプレイにライトが反射してしまいました。
反射によって困ることは以下があります。
- ディスプレイのコントラストが低下して正確な色味が分からない
- 画面に光がチラついて集中力が途切れがち
- 作業してるとめちゃくちゃ目が疲れる
遮光フードって一見すると完璧な製品に思いがちですが、デスクライトの設置場所によっては使いづらい製品だと感じました。
カメラマンがBenQ ScreenBar Halo 2を使って感じたメリット
ここではScreenBar Halo 2をカメラマンが使って感じたメリットを書きます。
- 反射しなくてRAW現像の作業が快適
- デスクシェルフを使ってもキーボードまで明るい
- 光のムラが全然無い
- バックライトでディスプレイ全体を明るく
- 無線のリモコンが便利
- 遮光フード使っていると使えなかったWebカメラが使える
- 目の疲れがめちゃくちゃ減った
反射しなくてRAW現像の作業が快適


とにかく良かったのがディスプレイにライトの光が反射しないので、RAW現像がめちゃくちゃ快適になりました。
色味が正確に見えるのでLightroomのパラメーター調整の結果が非常に分かりやすかったです。


デスクライトを使っていると、遮光フードである程度は光を遮断できますがサイド光などはどうしてもディスプレイに反射してしまうし、そもそも光を遮断すると全体の光量が暗くなるなどデメリットも多かったです。


ScreenBar Halo 2は家のシーリングライトを消しても、これ1つで作業ができるくらい明るいので非常に便利でした。
デスクシェルフを使ってもキーボードまで明るい


ディスプレイの真下だけ明るいんじゃなくて手元まで明るいのも魅力でした。


通常状態でも広範囲を照らしてくれるのですが、ランプヘッドは24°まで角度調整が可能で光の届く範囲が変わってきます。




例えば、デスクシェルフの上にモノを置いて手元だけを多く照らしたり、より遠くを照らしたりと角度調整をしてより自分好みの灯りに変更が可能です。




デスクシェルフの先のキーボードにも光がちゃんと届きます。
真下だけ照らすと少し暗い印象ですが、遠くを照らすとかなり明るくなります。
なんか写真だと暗く見えるかもですが、実際はめっちゃ明るいです。
デスクライト無しでこれ1つで作業ができるので、お手軽かつ快適なよく出来たライトだと感心しました。
光のムラが全然無い
カメラマンが良く言う、「質の良い光」が簡単に作れます。


例えばディスプレイの下に白い紙を敷いても、光がまばらになったりすることなく均一に質の良い光が照射されておりました。
だから何って思うかもですが、これ結構凄いです。


実際のモニターライトの内部もカメラマンが良く使う、ソフトボックスのように光が反射して全体に光が周るように設計されております。
優しい光がライト全体に回って、ムラの無い目に優しい光を作っているんだと思いました。


また以前に他社のデスクライトを使っておりましたが、光がまばらだったり、手元しか明るくなかったりと不満が多かったのですぐに使うのを辞めました(今は壊れてる)
以前に使ってた某社のライトは40cmでScreenBar Halo 2は50cmと大きさが10cmも違い、大型のライトなので全体を優しく照らせる能力も高かったです。
バックライトでディスプレイ全体を明るく


バックライトも地味に優秀でした。
最初は意味が無いと思ってましたが、ディスプレイ全体が明るくなり明暗差が少なくなって格段に目の疲れが減りました。
今までは部屋が暗いと思って明るくしてたのですが、それでも目の疲れが全然減らなかったのですがデスク環境の周りが暗かったので目が疲れやすいと初めて気づきました。
僕のように背面が壁になっていると、壁バウンスでライトが拡散してかなり快適になるので試せる方は試したほうが良いです(白壁だと効果的、バックライトは消灯も可能)
無線のリモコンが便利


リモコンが無線式で設置場所を選ばないのもメリットでした。
まずディスプレイにはモニターライトの明るさとケルビン、バックライトの明るさが表示されて情報が見やすいです。
明るさや色温度の変更も簡単でダイヤルを回すだけで調節が可能です。
便利なのが自動モードと自動消灯点灯です。
自動モードは周囲の明るさを計算してモニターライトが自動で明るさと色温度を変化させてくれます。
朝〜日中〜夕方〜夜間と最適な明るさと色調で照明を操作してくれるので、見づらいと言ったストレスも激減しました。
自動点灯と消灯は内蔵のセンサーが人が居る、居ないを判断してくれてライトのオンオフをしてくれます。
検知の精度も非常に高いので、ライトを付けたり消したりする動作も無くなって快適すぎる環境になりました。


リモコンはUSB-Cで充電式になっており、乾電池も不要なのでランニングコストも安いです。
充電も3ヶ月程度持つとのことなので、充電する手間が少ないのも良い点でした。
遮光フード使っていると使えなかったWebカメラが使える


ScreenBar Halo 2を使って良かったのがWebカメラが設置できることです。
通常はWebカメラは置けませんが、オプションのパーツを取り付けるとWebカメラがマウントできます。


パーツと言っても両面テープで貼り付けるだけのシンプルな構造ですが、これが結構便利でした。


僕が使っているのが、同じBenQのideaCam S1 Proですが普通に他社のWebカメラでも使えます。


ただ載せるだけですが、普通に安定して落下したりもしませんでした。
またモニターライトがケラレて映るのでは?と思ったのですが、問題ありません。
Web会議やミーティングの時はいちいち三脚に立ててカメラを起動してたので、手間も無くなりサッと打ち合わせができるのは思ってもみないメリットでした。
目の疲れがめちゃくちゃ減った


体感の話しになりますが、目の疲れがめちゃくちゃ減りました。
遮光フード使ってた時は長時間のデスクワークだと目が疲れて、涙目になったりしてたのですが、モニターライトを使うと目の疲れや目の奥の痛みなどが格段に少なくなりました。
記事書いてるから嘘でしょ?って思うかもですが、使っている本人が1番信じられないくらい劇的な効果があったので試してみて欲しいです(そして結果も知りたい)
BenQ ScreenBar Halo 2より遮光フードのほうが良いのか?
ここではやっぱり遮光フードのほうがモニターライトよりも良いかもと思ってる方向けに両方使って分かった個人的な意見を書きます。
- 遮光フードのほうが集中できる
- 遮光フードだと疲れる
- それぞれ向いてる作業がある
遮光フードのほうが集中できる


遮光フードのほうが集中できるのはあると思います。
実際に視線がディスプレイに集中されるよので、ディスプレイを自然と見るようになり集中力は一時的に高まります。
遮光フードだと疲れる
モニターライトを使って分かったのですが、遮光フードを使って作業すると疲れます。
理由は擬似的な暗室のような状態になるため、暗い環境で明るいディスプレイを見続けると目に負担がかかり疲労感が高くなると思います。
あまり長時間の作業だと遮光フードは向かないのかもしれません。
それぞれ向いてる作業がある
遮光フードとモニターライトですが、それぞれに向いてる作業や長所、短所があると感じました。
個人的にはこんな感じだと思います。
| 項目 | 遮光フード | モニターライト |
|---|---|---|
| 主な目的 | 外光の反射防止・色精度維持 | 手元照明・疲労軽減 |
| 向いている用途 | 写真・映像編集、カラーマネジメント | デスク作業、長時間のブラウジング |
| 長所 | コントラスト・色再現性が向上 | 作業快適・眼精疲労軽減 |
| 短所 | 圧迫感・暗室では目にかかる負担 | 色判断精度が低下する可能性 |
もしも写真や動画編集しかやらないという方は遮光フードがおすすめ。
逆にWeb作業などのビジネス用途で使う場合はモニターライトのほうが万能だと感じました。
例えばクライアントとのWeb会議での打ち合わせ、メールや納品物の確認、請求書のチェック作業などはモニターライトのほうが便利で使いやすい場面が多かったです。



迷ったらモニターライトが断然おすすめ
(まとめ)BenQ ScreenBar Halo 2レビュー


以上がScreenBar Halo 2のレビューでした。
カメラマンの人って遮光フードに憧れてる人も多いかと思いますが、実際にScreenBar Halo 2を使うと全然モニターライトのほうが便利でした。
ただ光を遮るよりも良い光を取り付けたほうが断然使い勝手が良くなると感じました。
今後遮光フードとモニターライトどっちか迷ってる方がいたら、ぜひモニターライトを試してみるのをおすすめいたします。



騙されたと思って試してみると人生変わると思います











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