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またやべぇヘッドホンが出ました。
どうもイヤホン評論家のシンゴです(@go5shingo)
僕が1万円以下のコスパ最強のイヤホンで推してるEarFunから、今度は価格破壊のヘッドホンが発売されました。
EarFun Wave Proはブランド初のヘッドホンでLDACにハイレゾ音声再生可能と気合が入りまくり。
さらにマルチポイント接続や最大45dBノイズ低減、80時間連続再生など機能性も抜群な製品です。
さらに価格も1万円以下と同社得意の価格破壊スペックに仕上がっております。
今回はEarFun Wave Proのレビューをお送ります。
1万円以下最強音質のヘッドホンだと感じました
メーカーより提供を受けておりますが自由レビューです
EarFun Wave Pro | |
対応コーデック | LDAC, SBC, AAC |
再生時間 | ANCオフ : 最大80時間 ANCオン : 最大50時間 |
充電時間 | 2時間 |
バッテリー容量 | 800mAh |
ドライバー | 40mm径 DLC複合振動版 |
再生周波数帯域 | 2.402GHz – 2.480GHz |
最大動作範囲 | 15m(障害物無し) |
本体重量 | 268g |
Bluetoothバージョン | 5.0 |
カラー | ブラック、ホワイト |
価格 | 9,990円 |
EarFun Wave Proのスペックは上記の通りです。
売りはLDACコーデック対応で、ハイレゾ認証を受けている点。
ただapt x adaptiveなどのコーデックは非対応なのが注意が必要。
その他スペック面以外では外部の評価団体のVGP2024も受賞しているなど、話題性の高い商品でもあります。
EarFun Wave Proの実機外観を紹介します。
最初に嬉しいポイントとしてヘッドホンケースが標準で付属しております。
これだけで2,000円くらいはしそうなので、EarFunのコスパの高さはヤバいと感じます。
持ち手も大きなジップになっており、こだわりと品質の良さを感じます。
輪っかもあるので使わない時はヘッドホンハンガーに吊るしておけます。
専用ケースだけあって、ジャストフィットなのはもちろんですね。
メッシュ部分にはケーブル類が収納できるなど、よく考えられております。
ヘッドホンケースにも「L,R」の表示が親切に記載があって、入れる時にも間違えません。
付属しているケーブルはUSB-A to Cケーブルと3.5mmヘッドホンケーブルです。
必要なケーブル類も全て揃ってるので、他に買う必要はありません。
こちらがヘッドホン本体になります。
今回レビューするのはホワイトで、他にはブラックがあり。
全体はホワイトですが、本体中央の丸い部分はクリーム色っぽくなっていて上品な見た目です。
クリーム色の部分はメーカーロゴが輝いており、1万円いかとは思えない高級感があります。
アミアミの部分はマイクになっていて、外音やノイズキャンセリングに使われます。
右側には各種物理ボタンと端子があり。
電源ボタン、音量ボタン、NCボタン、3.5mmステレオジャックとなっております。
左側はUSB-C端子があり、こちらから充電できます。
カップは非常に肉厚で耳に優しくフィットします。
ただ夏場は蒸れやすいのはヘッドホンの宿命なので仕方がありません。
ヘッドホンのカップ部分の上部にもマイクが配置されております。
合計5つのマイクがあるそうですが、僕は4つしか分かりませんでした。
アジャスターは金属製でぬかりはありません。
デフォルトでも大きめの作りですが、さらにアジャスターが伸びるので男性やビッグヘッドの方でも使えない心配はありません。
ウレタン製のヘッドパッドもクッション性が非常に高くモチモチして気持ちがよいです。
安物ヘッドホンにありがちな、ペラペラのスポンジとはモノが違います。
EarFun Wave Proの重さは263gと非常に軽いです。
コンパクトに折りたたみもできるので、持ち運びも困りません。
EarFun Wave Proの音質を評価いたします。
僕の感じた音質はこんな感じ。
音の特徴で言えばバランスが良く、解像感が高いクリアなサウンドだと感じました。
低音〜中音、高音とバランスが良いのでよく言えばまとまりのある音。
悪く言えばおとなしい印象で人によっては物足りないと思うかもしれません。
特に中音の出方が良くボーカルが際立って聞こえるので、聞きやすいヘッドホンに感じます。
特に男性ボーカルの曲とは相性がよく、低音もある程度効いてくれるのでビシッと締めて迫力あるサウンドを奏でます。
相性の良いジャンル→ロックやJ-Pop
これらの曲をよく聞く人は、満足度が高くノリノリで聞けると思います。
逆に女性ボーカル、特に昭和歌謡なんてのは少々相性が悪い気がします。
少し高音が伸びないと言うか、蛋白に仕上がってしまうので聞き流すにはちょうどよいのですが、鑑賞用となると歩が悪いと感じました。
とは言え、かなりバランスの良いセッティングになっているのは間違いなく、後述するイコライザーでの味付けもできるので、非常にレベルの高いサウンドに仕上がっていると感じました。
ここではEarFun Wave Proを使って良かった点をシェアいたします。
実際にLDACコーデックのイヤホンやヘッドホンの音をたくさん聞いてきましたが、EarFun Wave ProのLDACはめちゃくちゃ音が良いです。
40mm径DLC複合膜ドライバーを十分に活かしきるようなシャープさと解像感を感じます。
ただiPhoneのAAC接続で聞くと、素人の僕でも音の輪郭がぼやけるというかまろやかになってしまうので、やはり本領を発揮するならLDACで聞くのが最強だと感じました。
ノイズキャンセリングのメーカー公称値は最大45dBノイズを低減です。
実際のノイズキャンセリングは相当凄いですね。
僕がカフェで試した時の印象はこんな感じでした。
ノイズキャンセリングの効果
ただノイズキャンセリングでスッと音が消えるというよりは、ヘッドホンの遮音性である程度の音をカットする印象です。
なのでAir Pods ProやBOSEのように相反する反響音でノイズを消すというよりは物理的な遮断のちからも多きいように感じます。
例えば、電車内のガタンゴトンの低音のノイズを消すのはあまり得意ではなく、1万円以下のヘッドホンとしては上位ですが、高価格帯の商品に比べると値段なりと思われる印象でした。
外音取り込みの精度もこの価格帯にしては高水準に仕上がっております。
カフェで注文したり、隣の人と会話をするのはなんとかできる印象。
ただヘッドホン自体の遮音性が高いし、歩きながら音楽を聞いていると車や自転車の音も聞こえづらいので過度な期待は禁物です。
5つのマイクを搭載しているらしく、マイク音声はめちゃくちゃ良いですね。
実際にエアコンの空調がガンガン効いているノイジーな環境で録音しましたが、ノイズはほぼ聞こえません。
そして口元でダイナミックマイクで話しているように、クリアでキレイに録音されておりました。
軽いつけ心地と相まって、テレワークや在宅ワーク、オンライン授業用のマイクとしても活躍できそうです。
下手なマイク買うよりもよっぽど音質が良いですこれ
マルチポイント→1つのBluetooth機器と複数の親機を同時接続できる機能
1万円以下のワイヤレスイヤホンでも徐々に当たり前になりつつありますが、ヘッドホンでマルチポイント対応は嬉しいポイントです。
僕の場合はスマホとMacBookProに同時接続しておいて、普段はPC側の大画面でYouTubeなどの動画を見ながら、たまに電話が掛かって来た時にスマホに接続を切り替えたりしております。
切り替え速度も速く実用に問題ないので、使い勝手も悪くありません。
マルチポイントの接続方法→電源ボタンを3回押すとペアリングモードに移行
装着感に関しては最高に素晴らしいです。
イヤーパッドやヘッドパッドのクッション性が抜群で、長時間付けていても頭や耳が痛くなりません。
側圧も緩めなので締めつけ感も弱く、カナル型でありながらオープンイヤー型のようなつけ心地に感じました。
Beatsのヘッドホンのように側圧が強すぎて、ヘッドホンが苦手になった人にもおすすめ。
ただ肉厚のイヤーモフ効果で冬は温かいのですが、夏は暑いので外出先で使うのは注意です。
アプリの出来も良くシンプルなUIで非常に使いやすいです。
主にアプリからいじれる項目はノイキャンや外音取り込み、風ノイズキャンセリングになります。
個人的にノーマルモードは不要だと思いますが、「快適なノイズキャンセリング」に設定しておけばどんな場面でも使いやすかったです。
ゲームモードをオンにすると55ms超低遅延となります。
普通にゲームや動画視聴をする分には遅延も少なく快適になります。
ただLDACと併用すると音切れがやや増える印象なので、安定化を求めるとオフが良いかもしれません。
そもそもLDACが遅延の大きめなコーデックなので、AAC接続のほうが安定すると思います。
物理ボタンのカスタマイズもアプリからできます。
動作は「クリック」と「長押し」の2パターンだけで、2回や3回押しなど複雑な動作はありません。
個人的には長押しでゲームモードに設定しておけば、アプリを開かなくても良いのでおすすめの設定だと感じます。
自動電源オフもアプリから設定できます。
デフォルトは30分で電源が切れるようになっており、60分、90分、120分で電源を切るか、自動電源オフをしない設定も可能です。
ワイヤレスイヤホンに慣れていると、ついヘッドホンの電源を切り忘れて電池が減ってしまう僕のような方におすすめ。
もちろんファームウェアアップデートも定期的に配信されるので、アプリのダウンロードは必須になります。
イコライザーは大きく分けて4種類あります。
初心者だったらプリセットから選ぶと無難な仕上がりになる印象。
カスタムイコライザーは+−10段階から調整できますが、あまりやりすぎると音が破綻するのでちょい足しかちょい弱めにするくらいが良さそうです。
適応イコライザーは音声テストをして聴力の周波数に合わせて、音と増減してくれるので迷ったらこれがおすすめだと思います。
そして毎回凄いのが著名な音楽愛好家が作ったイコライザー。
どちらもヘッドホンの性能や弱点を把握しており、なんか物凄く良くなるんです。
不思議なものでこのイコライザーがあるだけで、毎回買いだと思ってしまいます。
ヘッドホンだけあって再生時間も長いです。
イヤホンと違って電池持ちは2倍以上は違います。
毎日の通勤や通学で使っても充電不要で使えるので、面倒くさがりな方にはピッタリですね。
ここでは逆にEarFun Wave Proを使って感じたデメリットや注意点も紹介しておきます。
有線接続も可能ですが、なぜか有線で接続すると音質が劣化します。
中音の輪郭がボヤケてモコモコした印象になりました。
おそらくは無線接続で聞く用にチューニングされていると思うので、有線接続は忘れてしまっても良さそうです。
LDACとマルチポイント併用は不可能なのもデメリットと感じました。
ただiPhoneユーザーには全く影響がありません。
特に影響を受けるのがAndroidユーザーで、Androidスマホ2台持ちの方は影響大です。
個人的にはLDACの高音質はおすすめなので、AndroidユーザーならLDACを優先したほうが良いと感じます。
EarFun Wave Proの購入がおすすめな人は1万円以下のヘッドホンで1番性能が良い製品が欲しい方です。
今まで1万円以下のヘッドホンでおすすめはあったのですが、LDAC非対応だったり、ヘッドホンケースが付属していなかったりと多少なりとも欠点がある商品が多かったです。
そんな中でEarFun Wave Proは不足している機能がない商品で、まさに真打ちだと感じます。
音質も多くの一般人からオーディオマニアの方まで、満足できる商品に仕上がっていると感じます。
以上がEarFun Wave Proのレビューでした。
EarFunの製品ってめちゃくちゃレベル高いですね。
予算が1万円以下ならとりあえずこれ買っとけば間違いないです。
メイン機でも良いし、イヤホンと組み合わせてサブ機でも活躍します。
気になる人はぜひチェックしてください。
間違いなく後悔しない商品ですよ
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