MacBook Proユーザーのシンゴです(@go5shingo)
PC内蔵スピーカーって外付けスピーカーに比べると音圧や音も貧弱で満足度って高くありません。
ただデスクが狭いのでできたら、小さくて音質の良いスピーカーが欲しい。
そんな迷えるコンパクトスピーカーの民に紹介したいのがEdifier MR3です。
TRSバランス/RCA/AUXと豊富な端子に対応しつつBluetooth接続でワイヤレス接続も可能。
スタイリッシュなデザインながらデスクの上にも置けるコンパクトサイズ。
さらにハイレゾ認証取得と音質にも期待できる商品です。
今回はEdifier MR3のレビューを紹介いたします。
- スタイリッシュな見た目
- コンパクトで狭いデスクにも置ける
- 1万円台スピーカーとしては音質が非常に良い
- Bluetoothはマルチポイント接続に対応
- バランス接続も可能
- ハイレゾ再生対応(有線接続)
- アプリでファームウェアアップデートや音質調整が可能
- 音は低音強めなので好みが分かれる
- ワイヤレス接続時はSBCコーデックになる
これ買っておけば誰でも満足できるって言う商品です
Edifier MR3と前機種MR4のスペック比較
最初に今回レビューするEdifier MR3と前モデルのMR4とスペック比較をします。
MR3(今回モデル) | MR4(前モデル) | |
---|---|---|
再生周波数帯域 | 52-40kHz | 60-20kHz |
ハイレゾ対応 | ◯ | − |
定格出力 | 36W | 42W |
SN比 | ≥85dB(A) | ≥85dB(A) |
入力 | TRSバランス/RCA/AUX | TRSバランス/RCA/AUX |
Bluetooth | 5.4 | − |
対応コーデック | SBC | − |
マルチポイント接続 | ◯ | − |
ルーム補正 | ◯ | − |
専用アプリ | EDIFIER ConneX対応 | − |
カラー | ホワイト/ブラック | ホワイト/ブラック |
サイズ | 125.5×220×185mm(アクティブ側) 125.5×220×176mm(パッシブ側) | 140×228×197.5mm(アクティブ側) 140×228×184mm(パッシブ側) |
価格 | 14,980円(税込) | 16,980円(税込) |
スペックを比べると上記の通りとなります。
前作と比べると再生周波数帯が向上しておりハイレゾ認証を取得しております。
最大のスペックアップポイントがBluetooth搭載に進化した点です。
ワイヤレス接続が可能になり、しかもマルチポイントにも対応。
価格も下がっており、性能とコスパが断然パワーアップしました。
Edifier MR3の外観と端子類
ここからはEdifier MR3の実機外観と端子類をチェックします。
- 付属品
- 実機外観
- 端子類
付属品
実機外観の前に付属ケーブルをチェックします。
- RCAケーブル ×1
- スピーカーケーブル ×1
- AUXケーブル ×1
- 電源ケーブル ×1
特にケーブル類の追加購入は不要で、有線接続が可能となっております。
ただしバランスケーブルは付属してないので別途購入している必要があります。
個人的におすすめのバランスケーブルはこれ。
その他説明書は紙で日本語対応しております。
実機外観
今回紹介するのはホワイトモデルで第一印象はスタイリッシュな印象。
人気のAudioengineの見た目に似ておりますが、スピーカ部分にブロンズカラーがあしらわれるなど結構違いがあります。
ドライバーは3.5インチドライバーを搭載。
コンパクトサイズながら豊かな低音を鳴らせるように設計されております。
さらに上部には1インチツイーターを搭載。
主に高音域を豊かにするために設置されております。
右側のアクティブスピーカの下部は電源ボタンとボリュームダイヤルになっております。
さらにボタンを押すとサウンドエフェクトが切り替え可能。
基本は電源を入れっぱなしなので、設置してしまえばほぼイジることはありません。
さらに前面にはAUX端子とヘッドホン端子を搭載。
音質が落ちるのでAUX接続はおすすめしませんが、スマホなどを有線接続したい場合には良いかもしれません。
ただスマホに関してはBluetooth接続が可能なので、使う機会は少ないかもです。
裏面はメカメカしいデザインになっております。
上部にはバスレフポートと言う空間になっえおり、くぼみによって低音をより響かせる工夫となっております。
安いスピーカーだと省かれることも多いので、バスレフポートがあるだけで貴重と言えます。
もちろん設計思想によってはバスレフポートは搭載しないパターンもあり。
底面は最初からゴム脚が付いており滑りづらくなっております。
デスクに直置きするのを想定されているらしく、スピーカスタンドは不要かと思います。
端子類
端子類を詳しく見ていきます。
ボタンも含めて上から以下のようになっております。
- Bluetooth→ペアリング時に使用
- Acoustic Tuning→高音、低音の調整
- TRSバランス→バランス接続時に使用
- RCAアンバランス→RCA接続時に使用
端子に関してはスピーカーに必要なものは全て揃っております。
付属のケーブルを使うのであればRCAアンバランス接続を使うことになります。
その他メガネ型の電源ケーブル差し込み口もあります。
その他左右のスピーカーを接続するためのスピーカーアウトもあり。
こちらは黒、赤のケーブルを挟むだけで完了です。
Edifier MR3を使った感想
ここからはEdifier MR3を実際に使って感じた感想を良い点、イマイチな点も含めて紹介します。
- 音質は低音強めの迫力サウンド
- イコライザーとサラウンドモード変更が可能
- アンバランス接続で音質は十分
- Bluetooth接続は便利、しかもマルチポイント対応
- アプリではファームウェアアップデートなどが可能
- おしゃれコンパクトでスタイリッシュ
音質は低音強めの迫力サウンド
Edifier MR3はスタジオモニタースピーカーと言う触れ込みではありますが、音質については低音が強調されている今っぽいサウンドに感じます。
モニタースピーカーっぽいフラットな音質を期待すると良い意味でビックリするかもしれません。
この手のコンパクトサイズのスピーカーはサブウーファー無しだと低音スカスカで聞きにくいのですが、本機はサブウーファー無しでも豊かな低音を出せます。
逆に言うと低音がやや強めだからこそ、モニタースピーカーを求める人の用途には合わない可能性もあると感じました。
正確な音を楽しみたいDTMユーザーなどには向いてないかもしれませんが、チューニングが悪いわけではなく現代の曲が聞きやすい調整に仕上がっていると感じます。
個人的には多くの方が不満なく高音質と感じる音に仕上がっていると思いました。
イコライザーとサラウンドモード変更が可能
押しボタンを押すとサラウンドモードの変更が可能です(アプリからも)
サラウンドは以下の3種類になります。
- モニター
- 音楽
- カスタマイズ
サラウンドモードをモニターから音楽に切り替えたりしてみましたが、そんなに変わらないと言うのが僕の印象。
うちのように東京の1kの部屋ではあまり大きな音を出せないので、変化を感じにくいかもです。
逆に一軒家などである程度大きな音が出せる環境だと違いを感じるかもです。
カスタマイズイコライザーは各周波数帯のゲインを+−3段階で調整が可能。
あまりイジりすぎると音質のバランスが崩壊すると感じたので、個人的には低音を少し弱める程度のカスタマイズかフラットのままでも良いと感じました。
アンバランス接続で音質は十分
PCと接続するなら付属のRCAアンバランス接続がおすすめです。
一般的にバランス接続に比べて音の解像感が落ちると言われがちですが、本機は十分にクリアで高音質に感じます。
接続方法もノートPCならたいていある3.5mmイヤホンジャックに刺すだけで完了します。
バランス接続だとDACやXLRケーブル(キャノンケーブル)が必要だったりと、設備投資がかさみます。
たいていの曲では不満を感じることも無いし、ハイレゾ認証曲では無いYouTube MusicでもPCのスピーカーよりも圧倒的に高音質をお手軽に楽しめます。
Bluetooth接続は便利、しかもマルチポイント対応
嬉しいのがBluetoothに対応している点です。
ペアリングはスピーカー裏面のBluetoothボタンを長押しするとペアリングモードになります。
接続も安定していて、最新のBluetooth5.4を搭載しているので遅延などは感じませんでした。
ただしコーデックはSBCになり、iPhoneなら問題ありませんがAndroid端末なら高音質コーデックが活かせないのがデメリット。
スマホからでも簡単に音楽を再生できるので、お手軽高音質スピーカーに早変わり。
もちろんスマホのスピーカーとは比べ物にならないほど音質は良いです。
YouTubeなどの動画再生も人の声も普通に聞きやすくハッキリとするので、これ1台あればPCやスマホのスピーカーとして利用できます。
しかもマルチポイント接続にも対応しております。
スマホ2台持ちやスマホとタブレットの組み合わせでスピーカーを共有が可能。
1万円台でBluetoothとマルチポイント接続に対応しているスピーカーは少ないのでこれだけで買う価値があります。
アプリではファームウェアアップデートなどが可能
アプリはEdifier ConneXにiOS、Androidどちらも対応。
ただ出来ることはシンプルです。
アプリで出来ること
- サラウンドモード変更
- イコライザー調整
- 音量調整
- ファームウェアアップデート
イコライザーについては押しボタンを押せない場所や押しづらい場所にスピーカーを設置した場合はアプリから変更するのがラクです。
ただし一度設定してしまえば、たいていはそのままなので使う機会は少ないと思います。
スピーカー自体の音量も調整可能です。
デフォルトの音量で大きい/小さいと感じたら出力を調整すればちょうど良くなります。
最大のメリットがファームウェアアップデートが配信される点です。
スピーカーなんてアップデート配信がほとんどされないので、これがあるだけでアプリをダウンロードする価値があります。
おしゃれコンパクトでスタイリッシュ
最大の魅力がおしゃれでコンパクトな点だと思います。
スピーカーってデスクの上でも比較的目立つアイテムなので、見た目が良い=テンションが上がる材料になります(個人差あり)
設置面積もざっくりですが、スマホ2台分程度あれば設置が可能。
僕のようなデスクがゴチャゴチャ人間やそもそものデスクが狭い方でも置ける方が多いと思います。
PCなどでは有線接続をしておき、スマホやタブレットはBluetooth接続することでスピーカー1台で複数端末の音響を担当できます。
まさにコスパの神と言った商品に感じました。
Edifier MR3はどんな人におすすめ?
Edifier MR3購入がおすすめな人は以下だと思います。
- 1万円台で音質の良いスピーカーが欲しい
- Bluetooth対応スピーカーを探している
- コンパクトでおしゃれなスピーカーが欲しい
こんな方は間違いなく後悔しないと思います。
音質が良いのはもちろん、おしゃれなのも評価が高いです。
ベーシックなホワイトとブラックの2種類のカラーがあるので、デスク環境をホワイト系やブラック系に統一している方にも取り入れやすいアイテムだと思います。
(まとめ)Edifier MR3レビュー
以上がEdifier MR3のレビューでした。
このスピーカー1万円なのにめちゃくちゃ音質が良いですね。
モニタースピーカーと言われると低音がやや強めなので、少し違うかと思いますがその分万人が好きなサウンドに仕上がっております。
なによりもコンパクトでスタイリッシュ。
デスクの上に置くスピーカーとしては非常におすすめの商品です。
これ買っておけば間違いない商品です