ワイヤレスイヤホン評論家のシンゴです(@go5shingo)
EarFunがまた物凄いワイヤレスイヤホンを発売しました。
EarFunと言えば、僕のブログで史上初の星5評価を獲得したEarFun Air Pro3が記憶に新しいですが、さらにそれを超えるイヤホンが出ました。
商品名がEarFun Free Pro3でaptX Adaptive、マルチポイント、ノイズキャンセリング、ワイヤレス充電と不足している機能はありません。
気になる音質もAir Pro3を上回っているとすら感じます。
今回はEarFun Free Pro3のレビューです。
- 圧倒的高音質
- 強力なノイズキャンセリング
- aptX Adaptive対応、LE Audioにも対応予定
- マルチポイント対応
- ワイヤレス充電可能
- プリセットの音質が良い
- 装着感が非常に良い
- コンパクトで軽量
- 自動装着検出なし
1万円以下のワイヤレスイヤホンの中では最強だと思います
EarFun Free Pro3のスペック
製品名 | EarFun Free Pro3 |
対応コーデック | SBC, AAC, aptX Adaptive、LC3(アプデで対応予定) |
再生可能時間(イヤホン単体,ケース込み) | 本体6時間/ケース27時間 |
Bluetoothバージョン | 5.3 |
再生周波数帯 | 最大24ビット96kHz |
防水等級 | IPX5 |
自動装着 | なし |
マルチポイント | 搭載 |
充電方式 | USB Type-C、ワイヤレス充電 |
アクティビノイズキャンセリング | -43dB |
低遅延モード | 搭載 |
カラー | ブラック、ホワイト、ネイビー |
価格 | 9,480円(クーポンでさらに割引) |
EarFun Free Pro3のこんな感じで自動装着検知機能が無い以外は不足している機能が無いフルスペックです。
チップにはQCC3072を搭載し、最新のSnapdragon Soundに対応。
最大伝送幅が2倍に向上、遅延も約45%低減するなど音質と性能がパワーアップしている超高性能の製品に仕上がっております。
EarFun Free Pro3外観レビュー
ここではEarFun Free Pro3の実機外観を紹介します。
付属品は非常に充実しております。
- USB C to Aケーブル
- シリコンイヤーピース4ペア
- フォームイヤーピース1ペア
- イヤーフック3ペア
- マニュアル類
本体にはイヤーピースは付いておりますが、別途4ペアついておりスペアの意味でも困らないと思います。
充電ケースは細長スティク形状タイプでコンパクトです。
個人的に丸みのある形よりも持ちやすいので好み。
正面にはLEDインジケーターを搭載。
充電時にランプが点灯するので、充電状態の把握に役立ちます。
底面には各種認証規格が書いてありました。
ここに書いてあるパターンは珍しい気がします。
背面にはUSB-C端子を搭載。
本体の質感を言い忘れましたが、プラスチック素材でチープと言えばチープですがマット感があり高級感があると思います。
イヤホンはパカッと上に開くタイプで固定されるので開けやすいです。
イヤホン本体も厚みが取られている手に引っかかりやすく、取り出しやすいと感じました。
イヤホンを入れる向きもメーカーロゴを見れば分かりやすいので迷いません。
こちらのイヤホンはカナル型ですが、うどんタイプでは無く、イヤーフック付きになります。
耳穴全体にしっかりとフィットするのに優しい付け心地です。
メタリック部分はタッチセンサーを搭載しております。
イヤホン本体にもL,R表記があり迷いません。
ノズルはメタリック製の正円形でした。
ノズルが非常に短いので、イヤーピースの換装には浅いタイプをチョイスするのが良さそうです。
大きさは65.5mm×25.9mmとイヤホンとしても非常に小さいです。
イメージ的にはリップクリームサイズなのでポケットに入れても余裕。
ケースとイヤホンの重さは41gと軽めです。
だいたい平均50gと考えると軽量な製品になります。
イヤホンの重さは合計10gでした。
こちらは普通くらいの重さになります。
EarFun Free Pro3使用レビュー(メリット)
ここではEarFun Free Pro3を実際に使って感じた良かった点やメリットを紹介します。
- 装着性は非常に良好
- 音質はクリアでクラス最高峰
- aptX adaptive対応
- 強力なノイズキャンセリング
- マイク性能も良好
- イコライザーが面白い
- タッチセンサー搭載
- 使いやすいアプリ
- マルチポイント対応
- ワイヤレス充電可能
装着性は非常に良好
使ってて思ったのが装着性が非常に良い点です。
なんと言うかホールド力が高いながら、耳にスッと入っていくので付けていても圧迫感を感じずに落ちません。
ただイヤーピース選びは注意が必要です。
デフォルトのイヤーピースだと耳の穴が余ってスカスカする感じでしたが、1サイズアップしたらジャストフィットしました。
意外と耳の穴合わせはうどん型に比べるとシビアな印象。
軸が短いので、サイズの合ったイヤーピースを付けないと快適どころか逆に不快になるのでご注意ください。
音質はクリアでクラス最高峰
EarFun Free Pro3はクリアで高解像の音質に仕上がってます。
1万円以下のイヤホンとしては最高クラスなのは間違いない。
EarFunって低音が非常に強い印象があったのですが、本作は低音が少し大人しくなってバランスが取れている印象です。
音質傾向は以下の通り。
低音はやや強めの弱ドンシャリ傾向には代わりありませんが、それでも聞きやすいです。
音場もそこそこ広く迫力ある音を楽しめます。
特に楽器系の音楽と相性が良い印象で、いわゆるイマドキサウンドを存分に楽しめます。
ただ高音の伸びはそこまで良くないので、イコライザーである程度補正するほうがより楽しめる印象。
ただEarFunとしてはバランスの良い音質にまとまっていて非常に良いと感じました。
aptX adaptive対応
EarFun Free Pro3はハイレゾ相当コーデックのaptX adaptiveに対応しております。
AAC接続と比べると音の輪郭がハッキリとする印象がありますが、そこまで変化を感じませんでした。
普通に音質が良いので接続できる環境があるならaptX adaptive接続を使えばいいし、AAC接続でも十分な気がしてます。
強力なノイズキャンセリング
43dbのディープアクティブノイズキャンセリング機能を搭載しております。
ノイキャンはかなり強力でこの値段クラスなら最強クラス。
実際に電車内で使うと周囲の音がほぼ消えて、降りるべき駅を危うく通りすぎるくらいになりました。
カフェなどで使うとほぼ無音に近い環境が作れるので作業時の集中用イヤホンとしても最適。
軽い付け心地と相まってノイキャンの数値以上に快適に感じました。
マイク性能も良好
マイク性能もクリアで良好です。
マイクは6つのマイクとCVCノイズキャンセリングアルゴリズムによってノイズを低減して声をよりクリアに届けているとのことです。
実際にエアコンやPCのホワイトノイズが多い環境でもクリアに通話できました。
相手方にも特に聞き返されることも無かったので、通話で使う分には全く問題ございません。
イコライザーが面白い
EarFun Free Pro 3は他の製品に比べてイコライザーに力を入れているのが特徴。
ちなみにイコライザーを使うと音質がさらに良くなるので設定がおすすめ。
イコライザーはデフォルトでは4種類から選べます。
- デフォルトサウンド
- プレセットサウンド
- カスタムイコライザ
- Oluv氏のサイン
さらにプレセットの中ではロックやポップなど好きな音楽ジャンルに合わせてプリセットが良いされております。
- ロック
- ポップ
- カントリー
- R&B
- クラシカル
- Jazz
- 低音ブースト
- 高音ブースト
- 低音を弱める
- 高音を弱める
面白いのがOluv氏の作ったイコライザー。
有名な音楽愛好家の方らしく、この方のイコライザーがおすすめ。
一見ぶっ飛んだ設定に思いきや、EarFun Free Pro 3の低音部分を引き締めて、中音やボーカル域をしっかりと出力するメリハリチューニングで聞きやすいです。
これ他のEarFun製品では使えなかったので、EarFun Free Pro 3専用になります。
タッチセンサー搭載
EarFun Free Pro 3はタッチ操作にも対応しております。
L側 | R側 | |
1クリック | 音量DOWN | 音量UP |
2クリック | 再生/停止 | 再生/停止 |
3クリック | 曲戻し | 曲送り |
長押し | モード切替 ・ANC ・外音取込 ・ノーマル | 音声アシスタント |
シンプルで分かりやすい操作になっており、もちろん操作カスタマイズも可能。
僕はデフォルトで使用しており、タッチ感度も良好で悪くありません。
使いやすいアプリ
アプリは使いやすくシンプルなUIにまとまっております。
モードは「ノーマルモード」、「外音取込モード」、「ノイキャンモード」の3種類。
それに加えて「ゲームモード」のオンオフが可能。
ゲームモードでは最低55msの低遅延となり、シビアな音ゲーはやらないので分かりませんが大抵のゲームなら問題無くプレイできると感じました。
ノイキャンモードでは「耳適応」でさらにシビアに耳に合わせてノイキャンが選べます。
ネーミングセンスが「みみ1.みみ2,みみ3」とヘンテコですが機能はしっかりとしてます。
その他「風ノイズキャンセリングモード」も選択可能。
外出時に風の「ゴォオオオ」と言う音が気になる時に使うと良さそうです。
イヤホンを探す機能もあります。
こちらは行方不明になったイヤホンから音を出して探す機能なので近場にある時に有効な機能です。
逆にどっかに落とした時には見つからないので、家の中での捜索用ですかね?
音質優先(aptXやapt X Adaptibe)もアプリから選択が可能(デフォルトは音質優先)
iPhoneの場合はAAC接続しかできないので関係ありませんが、電車の混雑時でBluetoothが途切れる場合は変更するのがおすすめです。
もちろんファームウェアアップデートも配信されるのでアプリをダウンロードしておくのがおすすめです。
マルチポイント対応
1万円以下でありながらマルチポイントにも対応しております。
マルチポイントの動作も全く問題無く、Apple製品並みに切り替えが早いです。
僕のようにスマホ2台使いの方やスマホとタブレットやPCと接続したい方におすすめです。
ワイヤレス充電可能
使い勝手を左右するワイヤレス充電にも対応。
平型なので安定して充電できるので、ワイヤレス充電とも相性抜群で使いやすかったです。
EarFun Free Pro3使用レビュー(デメリット)
ここではEarFun Free Pro3を使って感じたデメリットや注意点んを挙げます。
色々考えたのですが、欠点らしい欠点も無かったのが本音です。
自動装着検出なし
残念ながら自動装着検出機能はありません。
なのでイヤホンを付けても自動で音は流れないし、イヤホンを外しても音楽は流れっぱなしになります。
まあストップボタンを押せば良いだけなので、困りはしませんが、自動装着検出機能に慣れすぎると違和感を感じました。
欠点はこれだけでした
EarFun Free Pro3とEarFun Air Pro3の比較など
EarFun Free Pro3購入がおすすめな人は低価格ながら音質、ノイキャン、装着感、外音取り込み、マルチポイント、ワイヤレスイヤホンと全ての機能を求める方です。
よく迷う機種として同社のEarFun Air Pro3がありますが、EarFun Air Pro 3よりも音質は上だと感じました。
それぞれの音質傾向
- EarFun Air Pro 3→ドンシャリ、迫力、重低音強めなので音楽ジャンルの選ぶ
- EarFun Free Pro3→弱ドンシャリ、高解像、バランスが取れているのでオールジャンル
EarFun Air Pro3の音質も悪くないのですが、デフォルトだと低音が強すぎるのでイコライザーで調整する必要がありますが、EarFun Free Pro3はバランス型でメリハリを感じる良音質です。
ノイキャン性能はほぼ互角で大差は無いように感じますが、どっちかを選べと言われたらEarFun Free Pro3を選ぶと思います。
どっちも良すぎて迷うパターン
(まとめ)EarFun Free Pro3レビュー
以上がEarFun Free Pro3のレビューでした。
ぶっちゃけ良すぎますね、これ。
ここ最近のEarFunのイヤホンって外れないです。
もはや3万も4万もだしてイヤホン買う必要って無いのでは?と思ってしまいました。
ぜったいに後悔しない仕上がりですよ