最初に結論、2023年の始まりからとんでもない最高傑作のワイヤレスイヤホンに出会いました。
どうもワイヤレスイヤホンを10台以上使っているシンゴです(@go5shingo)
アンダー1万円、コスパ重視のワイヤレスイヤホンは完璧な商品は正直な所ありませんでした。
そんな悩みを吹き飛ばす商品がEarFun Air Pro3です。
ANC対応、ハイレゾ相当(24bit/96kHz)の高音質コーデックaptX Adaptiveの音質、業界最新のBluetooth 5.3に対応し将来的にLE Audioをサポート予定(アップデートによる)
さらにワイヤレス充電にマルチポイントと使い勝手も完璧。
音質はややドンシャリ傾向で好みが分かれますが11mm径の大型ダイナミックドライバーとノイキャンの組み合わせは完璧なサウンドを奏でます。
ここまで完璧な商品でありながら発売価格:8990円と高級イヤホンも真っ青な製品です。
- Bluetooth5.3対応
- LE Audio対応予定
- 強力なANC
- ハイレゾ音源再生可能なaptX Adaptiveに対応
- マルチポイント対応
- ワイヤレス充電可能
- 最大45時間連続再生(イヤホン9h+ケース36h)
- 音質はややドンシャリで好みが分かれる(イコライザーで調整可能)
当ブログ初の5点満点のワイヤレスイヤホンです!
EarFun Air Pro3のスペック
EarFun Air Pro3のスペックはハイエンドクラスの性能です。
機能 | |
コーデック | Bluetooth5.3(LE Audio対応予定) |
Bluetooth | aptX Adaptive / AAC / SBC |
再生時間 | 最大45時間連続再生(イヤホン9h+ケース36h) |
ノイズキャンセリング | 業界トップクラスのANC‐43dBのノイズを低減 |
マルチポイント | 対応 |
ワイヤレス充電 | 対応 |
ゲームモード | 切り替え可能 |
通話 | cVc 8.0 ノイズキャンセリング技術対応の通話が可能 |
特におすすめの機能を以下で紹介します。
Bluetooth5.3対応
まず再注目なのが次世代のBluetooth5.3、LE Audio対応予定な点です。
詳しい説明はここでは省きますが従来のコーデックよりも遅延が少なく便利なコーデックです。
ビットレートの改善も図られるので高音質にも期待できます。
ハイレゾ音源を聞いた際の音飛び対策にも良さそうです。
aptX Adaptive対応でハイレゾ音源再生可能
EarFun Air Pro3はaptX Adaptive対応です。
aptX Adaptiveは24bit/96kHz(ハイレゾ)の曲を低遅延で再生可能。
良く比較されるLDACとの違いは以下です。(24bit/96kHz再生は共通)
高音質コーデックの違い
- aptX Adaptive→最大転送レート420kbs、遅延が少なく音切れに強い
- LDAC→最大転送レート990kbs、高音質だが音切れが気になる
どちらもハイレゾ再生できる点は変わりませんが最大伝送速度が違います。
個人的にはaptX Adaptiveの方が外でも接続が安定して使いやすいと感じてます。
業界トップクラスのANC‐43dBのノイズを低減
ノイキャン性能はかなり高いです。
-43dBなので大抵の雑音をカット可能。
人の話し声がだいたい40dBくらいなので隣で話されても聞こえないくらいの遮音性を誇ります。
この後は実際の商品を紹介していきます
EarFun Air Pro3外観レビュー
ここからはEarFun Air Pro3の外観を紹介。
EarFun Air Pro3の付属品は以下の通り。
- 本体
- イヤーピース(S,M,L)Mはさらに本体に付属
- USB-AtoCケーブル
- 説明書
イヤーピースは合計4つありサービス満点です。
ケーブルは短いタイプが付属。
ちなみにワイヤレス充電にも対応してるのでケーブルを無くしても安心。
イヤーピースはシリコン素材です。
耐久性は無理に引っ張ると破れやすいので交換しても良いと感じます。
ケース本体は楕円形です。
横置きタイプで机の上に置いても倒れないので使いやすい。
イヤホン本体のフタは上にカパッと開けるタイプ。
取り出しやすい溝が付いてるので使いやすいです。
その下は充電残量を示すインジケーターが3つあります。
裏面にはUSB-C端子を搭載。
イヤホン本体はシルバーグレーでものすごく高級感を感じます。
軸は長いタイプで耳にフィットしやすい形状。
親切にケースにL,R表記が付いてます。
ドライバーは11mm径の大型ダイナミックドライバーを採用。
左右各3基の高性能マイクが内蔵され通話やテレワークも可能です。
上部の丸い部分はタッチセンサーになってます。
タッチ操作に対応し巻き戻しなどの操作がスマホ無しで可能。
EarFun Air Pro3の重さはケース込みで52g、イヤホン本体で10gと標準的な重さです。
EarFun Air Pro3使用レビュー
ここからはEarFun Air Pro3を使って感じた感想です。
音質は低音強めのハッキリサウンド
Xperia 5Ⅳのapt X Adaptiveで視聴しました。
音質の第一印象は低音強めのドンシャリ傾向。
バランス型と言うよりは主張のハッキリとしたサウンドで、今風のサウンドに仕上がってます。
ウォーム寄りのサウンドと言うより、ソリッドな印象。
楽器やボーカルの粒感が分かりやすく分かりやすい音です。
中音や高音の味付けはそこまで強くなく、低音に比べれと控えめ。
ただし音の伸びは非常に良くボーカルと楽器がキレイに響くので高音質に感じます。
特に96KHzサンプルレート再生ではクリアな音質が際立ちます。
音の解像感が非常に高くパワフルなドライバーと相まって立体感を非常に感じる。
カナル型ですが音が籠もることもなく、左右の耳で音を奏でると言う表現が正しいと感じました。
EarFun Air Pro3の音質傾向
個人的な音の傾向はこんな感じ。
低音重視で迫力あるサウンドを鳴らす味付けです。
楽器よりはベースがしっかりと聞こえてボーカルがより際立ちます。
女性、男性シンガーをかなり聞き込みましたがどちらにも向いてると感じました。
向いてる楽曲ジャンル
- ポップス
- ロック
- ジャズ
ただかなりの音の質量を感じるのでアップテンポの曲だと疾走感に欠ける印象があり。
どちらかと言うとバラードなどの聴かせる曲が得意だと感じます。
ハイレゾで高級ワイヤレスイヤホンの音質超え
本機が力を発揮するのがハイレゾ再生です。
Amazon music UnlimitedでULTRA HD(ハイレゾ音源)を聞きました。
ラルクアンシエルなどのロックサウンドではギターやベースの低音の迫力とボーカルの音が合わさって聞き応えを感じます。
ただ人によっては疲れると感じるかもなので、夜寝る前などには向いていません。
宇多田ヒカルのような聴かせる系女性ボーカルとも相性抜群です。
楽器隊とボーカルの音響バランスが良く伸びのあるサウンドで聞けます。
音質は完全に価格オーバーだと感じます。
ちなみにドルビーアトモス音源を聞いたけど、こちらについては通常のHD音源と差を感じません。
ドルビーアトモスについてはスピーカー向けのサラウンドであり、ワイヤレスイヤホンでの聞き分けは難しいと感じます。
まとめるとハイレゾ音源でしっかりと鳴らせるスペックを持ったイヤホンです。
シンプルながら使いやすいアプリ
EarFun Air Pro3はiOS、Androidともにアプリに対応。
アプリでできることは以下の通りです。
- モード切り替え(ノイズキャンセリング、外音取込、ノーマル)
- ゲームモード
- イコライザー
- 製品チュートリアル
- ファームアップデート
- タッチ操作カスタマイズ
アプリのUIは良く使う機能が使いやすい位置に揃ってます。
外音取込性能はカナル型としては非常に良く、インイヤー型のように外の音を聞きながら使えます。
ノーマルモードにすると個性が無くなるので、普段からオフにしてました。
ゲームモードについては遅延が少なくなるので音ズレ解消には良さそうです。
変化を感じるイコライザー
イコライザーは+−でそれぞれ10段階に設定可能。
かなり幅の広い調整範囲で結構変わります。
イコライザープリセットは4種類用意されてます。
- 低音ブースト
- 高音ブースト
- 低音を弱める
- 高音を弱める
ブースト系を使うと効果がありすぎて音のバランスが崩壊するので個人的にはおすすめしてません。
曲によってむしろ低音を弱めるくらいにするとフラットな音質で聞きやすくなると感じました。
価格帯を超えたノイズキャンセリング性能
ノイキャン性能は抜群に高いです。
今までアンダー1万円クラスのワイヤレスイヤホンを使ってきましたが最強クラス。
- ノイキャンをオンにした瞬間に周囲が無音になる
- 電車内では騒音が気にならないレベルになる
- 騒がしいカフェでも集中して作業が可能
Air Pods Pro(初代)を持ってますが同等かそれ以上だと感じてます。
マイク性能は標準レベル
マイクは左右に3基と1万円以下のワイヤレスイヤホンとしては性能は高めです。
cVc 8.0 ノイズキャンセリング技術によって通話時に周囲の雑音を打ち消してくれます。
1、2度通話で使いましたが特に音質が良いとも悪いとのことでした。
つまり普通に使えるけど音質がめちゃくちゃ良い訳ではなさそうです。
使いやすいタッチ操作カスタマイズ
EarFun Air Pro3のタッチ操作カスタマイズは豊富です。
左右それぞれに動作の割り当てが可能。
特に音量の上げ下げが可能なので、いちいちスマホを取り出さなくても早送りも含めて操作可能です。
ワイヤレス充電対応
EarFun Air Pro3はワイヤレス充電に対応してます。
ワイヤレス充電って高級イヤホンでも対応してない機種もあるので、この価格で対応してるのはかなり珍しいです。
形状も横置きなので乗せるだけで充電が可能で使いやすい。
マルチポイント対応
そしてダメ押しでマルチポイント機能にも対応しております。
マルチポイント機能は高級ワイヤレスイヤホンを含めても対応している機種が少ないほど貴重な機能です。
使い方としては、AndroidとiPhoneで同時接続したあり、iPadやパソコンとも共有が可能。
PCで音楽を聞きながらスマホで電話が掛かってきたらイヤホンをいちいち切り替える必要が無く電話に出れたりと超便利です。
マルチポイントがある無しで使い勝手が格段に変わるので対応しているのは超絶メリットです。
ケース込みで最大45時間連続再生
EarFun Air Pro3はイヤホン単体で9時間、ケースでさらに36時間と合計45時間の長時間再生が可能。
実際の駆動時間はノイズキャンセリングを使うと短くなると思いますが、電池持ちが良く1週間くらいは充電しなくても使える印象でした。
毎日の通勤、通学が長い方や充電が面倒くさい方におすすめです。
ファームウェアアップデートで風切り音低減機能追加
低価格イヤホンって不具合以外はほとんどアップデートされないので、本機はファームウェアアップデートで機能追加されております。
特に凄いのが風切り音低減機能。
ANCは多少低下しますが、風の強い冬場などには活躍しそうです。
さらにイヤホン探し機能も追加されました。
Air Podsシリーズのように紛失した場合や部屋で見つからない場合でも探せるようになるので、使い勝手と機能がどんどんアップグレードされております。
EarFun Air Pro3のデメリットは?
EarFun Air Pro3のデメリットを考えましたが特にありませんでした。
正直この価格でこの性能のイヤホンが買えるのが驚異的すぎます。
あえてデメリットを挙げればハイレゾが不要な方がいるかもしれません(iPhoneユーザーなど)
ハイレゾ不要の方には同社のEarFun Air Sがマルチポイント対応で価格も安くおすすめです。
EarFun Air Pro3購入の疑問や質問に答える
ここではEarFun Air Pro3購入にあたり、気になるであろう点について答えます。
(まとめ)EarFun Air Pro3レビュー
以上がEarFun Air Pro3でした。
Bluetooth5.3対応、aptX Adaptiveコーデックによるハイレゾ音源再生可能、ノイズキャンセリング機能と性能も随一。
さらにマルチポイント機能やワイヤレス充電など使い勝手も文句なしの性能。
価格も8,990円(値引きあり)とコスパも化け物。
とりあえず「全員買っておくべし」と胸を張っておすすめできる商品です。
さらにアップデートでLE audioに対応するなど長期で使える、将来性も有望なイヤホンでした。
ここまで良すぎるとレビュアー泣かせの商品です(笑)