ガジェットブロガーのシンゴです(@go5shingo)
今までWeb会議などではFIFINE K688のマイクを使っていて満足しておりました。
そんなときにFIFINEさんから「K688からアップグレードされた新製品のマイクを使ってみない」とお声がけいただいたので使うことにさせて頂きました。
商品名がFIFINE Tank3でXLR接続USB-C接続の両方に対応したダイナミックマイクです。
質感も金属感ある素材に更新されて重さもアップし、音質が大幅に向上しました。
性能が上がった分価格も上昇しましたが、SUREのMV7に比べても半額で購入できるなどコスパの良さは健在です。
今回はFIFINE Tank3のレビューをお送りします。
- とにかく音質が良い
- XLR接続も可能
- 金属筐体で質感がよい
- 便利なミュートボタン搭載
- 細長デザインでスタイリッシュ
- 個人的に重いのでマイクアームが使いやすい
- マイクスタンドやマイクアームは別売りなので注意
- 価格はフラッグシップモデルだけあって高め
個人的には100点満点のマイクです
FIFINE Tank3のスペック
FIFINE Tank3の特徴はこちらの動画を見ればなんとなくイメージがつかめるかと思います。
ソリッドな金属デザインが特徴のダイナミックマイクです。
ダイナミックマイクはカラオケマイクを思い浮かべれば分かりやすいと思います。
口元の声しか拾わずに、周囲の拍手や話し声を集音しないように周りの雑音を拾いづらい特徴があります。
指向性も特徴があり単一指向性になります。
単一指向性は一人で使う場合は、気にする必要はありませんが2人で使う場合は注意してください。
とりあえずダイナミックと単一指向性の特徴を押さえれば大丈夫です。
その他のスペックは以下の通り。
マイクタイプ | ダイナミックマイク |
指向性 | カーディオイド(単一指向性) |
周波数特性 | 50-16,000 Hz |
接続端子 | XLR、USB-C |
サンプリング周波数 | 44.1-48kHz / 16bit |
S/N比 | >80dB |
FIFINE Tank3外観レビュー
さっそく開封から。
箱の中にはスポンジたっぷりの緩衝材に詰められており、高級マイクの雰囲気を感じます。
付属品は本体とUSB-C to Aケーブルと取り扱い説明書のみとシンプル。
説明書は広げると1枚紙になるタイプで図解入りで分かりやすいです。
たまに中華製の説明書は日本語がおかしい場合がありますが、自然な日本語でした。
本体は金属の塊のような見た目も丈夫な印象。
細長デザインで金属の質感と相まってクールな印象です。
マイク先端部分はモフモフなどの風防は付属しておらず、メッシュタイプになっております。
カラオケのマイクと同じと思ってもらえれば大丈夫です。
マイク本体にはマイクとヘッドホンゲインボタンを搭載。
マイク側である程度の音量調整が可能です。
口元の近い部分にはミュートボタンもあり。
底面はUSB-Cポート、3.5mmヘッドホン端子、XLR端子があります。
注意点としてヘッドホン端子はUSB-C端子使用時のみ使えます。
マイクホルダーのネジ穴は3/8インチと5/8インチになってます。
マイクアームやマイクスタンドは付属してないので別途購入する必要があります。
僕はロジクール G Blue Compassマイクスタンドをつかっておりますが、FIFINEでもマイクアームを販売しております。
マイクの重さは522gと以外と重いです。
僕のようにあロジクールのマイクアームだと軽すぎるマイクは反発してしまうので、重いほうが助かったりします。
大きさは縦が2148mm×横が377mmと重さのわりにコンパクトでした。
音質向上の為のさまざまな部品が内部に組み込まれていると感じます。
FIFINE Tank3のメリット
ここからはFIFINE Tank3の使って感じた良かった点の紹介です。
- クリアで圧倒的な高音質
- XLRケーブル+オーディオインタフェースで音質も完璧
- USB-C接続でも素人では違いを感じられず
- FIFINE K688と比べても分かる音質の違い
- 便利なミュートボタン
- 見た目がかっこ良い
クリアで圧倒的な高音質
最初に驚いたのがあっと的にクリアで高音質なマイク性能でした。
サンプルの声はこちらですが、雑音も少なく声のボリュームもちょうどよく録音ができてました。
ここまでクリアな声で録音できるなら、Web会議やオンライン授業で間違いなく褒められるレベルだと思います。
XLRケーブル+オーディオインタフェースで音質も完璧
音質はFIFINE オーディオインターフェイス Amplitank SC1+XLRケーブルでノイズも少なくクリアな音で録音できます。
XLRケーブルで接続する場合はオーディオインタフェースが必須になりますが、種類も多くて迷うかと思います。
同じFIFINE同士なら相性問題も無いし、コスパも良いので安く導入可能です。
オーディオインタフェースを導入すると以下のメリットがあります。
オーディオインタフェース導入のメリット
- XLR接続が可能(ノイズが少ない、高音質)
- ファンタム電源供給(マイクへの給電が可能)
- マイクのゲイン調整がオーディオインタフェース側で可能
- マイクの他に楽器の接続が可能
- ヘッドホン端子が使用可能 など
XLR接続するとマイクのゲイン(音量)が小さくなりがちですが、Tank3はマイクブースター無しでも音量も下がらずに普通に使えました。
1万円以下で買えるオーディオインタフェースとしてはかなりおすすめです
USB-C接続でも素人では違いを感じられず
USB-C接続でも素人の僕ではあまり違いを感じることはできないと思いました。
てか普通に音質良いです。
ただオーディオインタフェース+XLR接続に比べると若干声が弱々しい印象に聞こえます。
比べなければ分からないし、一般用途であればUSB-C接続でも十分だと感じます。
FIFINE K688と比べても分かる音質の違い
同社のFIFINE K688と比べても音質は違いました。
同じオーディオインタフェース、XLR接続、マイク位置も近い位置で話しましたが音の大きさが全く違います。
FIFINE K688は声のボリュームが小さく、このままでは遠い感じになってしまって相手は聞き取りづらいと思います。
Tank 3は同じ音量で話しても声のボリュームも自然になっており、一目瞭然で音が大きいのが分かります。
音が大きくなるとホワイトノイズや音割れも発生しやすくなりますが、全然クリアに処理できておりました。
K688が悪いんじゃなくてTank 3が良すぎるだと思う
便利なミュートボタン
ミュートボタンもあり、分かりやすいのも使い勝手が良かったです。
通常時は緑色、ミュート時は赤色と視認できるのでミュートし忘れ事故も起きません。
マイクアームを使えばさっとミュートボタンを押せるので、使いやすいと思います。
見た目がかっこ良い
見た目がかっこ良いのも魅力の一つです。
マイクアームを使えば、プロの歌手のようなマイクに仕上がります(ケーブルマネージメントは苦手です)
こんな感じで毎日Web会議などすればやる気や効率もアップするはず。
ぜひダイナミックマイクを導入してみてください。
FIFINE Tank3購入のギモンに答える
ここではFIFINE Tank3の購入を迷っている方向けの疑問や質問に答えます。
FIFINE Tank3のデメリット
ここでは逆にFIFINE Tank3ぼデメリットを紹介します。
- マイクスタンドやマイクアームは別売り
- 価格は1万円超えとFIFINE製品としては高め
マイクスタンドやマイクアームは別売り
人によっては残念でマイクスタンドやマイクアームを持ってる人に嬉しい点がこれ。
僕はマイクアームを持っているので、むしろ付属しないほうが嬉しいのですが初めてダイナミックマイクを買う方にはハードルが高いかもです。
まあ他社も含めてマイクアームやマイクスタンドは付属してないのが普通なので、フラッグシップモデルとしては当然だと思ってます。
もしもマイクアームが欲しい場合はFIFINE ブームアーム マイクスタンド BM88を購入してはいかがでしょうか?
価格は1万円超えとFIFINE製品としては高め
コスパの良いFIFINE製品としては1万円を余裕で超えているので、価格は高めです。
ただ性能を考えると他社だったら2〜3万円クラスは最低でもすると感じます。
昨今の円安や原料高を考えれば、まだまだコスパは圧倒的に高いのでダイナミックマイクのおすすめNo.1だと思ってます。
(まとめ)FIFINE Tank3レビュー
以上がFIFINE Tank3のレビューでした。
正直K688で満足していたのですが、それを圧倒的に超えてきました。
価格はアップしましたが、性能もそれ以上にアップしていてむしろコスパがヤバいと感じます。
マイク沼の終着点の商品になりますよ