ダイナミックマイクを毎日使っているシンゴです(@go5shingo)
お気に入りのマイクとして、FIFINE K688を使っておりますがUSB接続で音圧と音質に不満がありました。

そんなマイクオーディインターフェース難民の僕にFIFINEさんからAmplitank SC1を提供いただきました。
マイクや楽器、ヘッドホン、スピーカーを接続できるオーディインターフェースでコンパクトな筐体が特徴。
上部には使いやすいゲイン調整ツマミがあり、直感的な操作ができます。
シンプルな製品なので機能が少ないのですが、逆に初心者には使いやすく分かりやすいと感じます。
今回はFIFINE オーディオインターフェイス Amplitank SC1のレビューです。

- 48V ファンタム電源搭載
- 使いやすい3つのゲイン調整ツマミ
- コンパクトで置き場所に困らない
- 電源不要のバスパワー接続
- 価格が1万円以下でコスパが良い
- 入出力が1系統のみ

初オーディインターフェースの方はもちろん上級者にもおすすめですよ
FIFINE オーディオインターフェイス Amplitank SC1スペック
最初にAmplitank SC1のスペックを紹介します。
マイク入力/ライン入力 | ライン出力 | ヘッドホン出力 | |
周波数応答 | 20Hz-20kHz | 20Hz-20kHz | 20Hz-20kHz |
ダイナミックレンジ | 80dB | 85dB | 85dB |
S/N比 | 75dB | 80dB | 80dB |
THD+NN | 0.1% | 0.01% | 0.1% |
インピーダンス | 6.8k | – | 32Ω-600Ω対応 |
ゲインレンジ | 45dB | – | – |
Amplitank SC1のスペックはこんな感じで入力はマイクとラインが1つずつ、出力はラインとヘッドホンが1つずつになります。
スペックだけを見るとよくわからないと思いますが、日常使いや配信などで使うにはオーバースペックです。
入出力は1系統ずつと楽器を複数使って合わす方にはおすすめできませんが、個人用で使うのであれば必要十分。
その他ファンタム電源で48Vもあるのでマイクへの給電も行えるので重宝します。
FIFINE オーディオインターフェイス Amplitank SC1外観レビュー
ここからはAmplitank SC1の外観レビューです。

最初に付属品の紹介です。
- 本体
- USBケーブル
- 説明書
付属品は非常にシンプルです。
本機はバスパワー式で駆動するので、電源コンセントは入っておりません。

ケーブルは本体側はUSB-C、パソコン側はUSB-Aでの接続になります。

説明書は1枚に広げるタイプで図説があり、もちろん日本語です。

上部には3つのゲイン調整があります。
- 左:マイク/ライン入力ゲイン調節
- 中央:電子機器入力ゲイン調節
- 右:出力
上部にダイヤルがあるので、使っている時も調節しやすいのが嬉しい点です。
またダイヤルの周りにはLEDインジケーターが付いてるので、視覚的にゲインが分かります。

前面には入力類やスイッチが配置されております。
向かって左から以下の配置になってます。
- マイク/ライン入力
- 48Vファンタム電源スイッチ
- 電子機器/マイク切り替えスイッチ
- 電子機器専用端子
- ヘッドホン出力端子
- ライン出力ダイヤル
- マイクゲイン調節

右端はマイクに使うXLR端子(キャノン端子)になります。
またヘッドホン端子は6.35mm端子なので、いわゆるミニプラグヘッドホンは変換アダプターが必要になるのでご注意下さい。

右部分の拡大はこんな感じです。
48Vファンタム電源はオンオフ可能、電子機器/マイク切り替えスイッチを押すとゲインレベルをそれぞれに適したゲインに自動調整してくれます。

裏側はシンプルな構成です。
- LRライン出力
- USB電源
- セキュリティロック
背面はスピーカー接続用の出力と電源供給用のUSB端子になり、ほとんどイジることはありません。


本体の大きさは非常にコンパクトです。
僕の実測ですが、横13.72mm×96.5mmでした。

例えばPixel 8と比較しても縦の大きさはほとんど同じくらいです(横幅がスマホより広い程度)

本体の重さは221gとスマホとほとんど変わりません。
昔はオーディオ=重いほうが音質が良いと言われておりましたので、あまりの軽さに不安になりましたが全く問題はありません。
FIFINE オーディオインターフェイス Amplitank SC1使用レビュー
ここではAmplitank SC1を実際に使った感想をレビューします。
- マイクの音質は明らかにアップ
- 48Vファンタム電源搭載
- ヘッドホンと組み合わせれば音質向上
- XLR接続可能
- ヘッドホンで高音質の音楽鑑賞
- コンパクトで置き場所に困らない
マイクの音質は明らかにアップ

僕が普段から使っている、FIFINE K688と組み合わせて使いました。
FIFINE K688はダイナミックマイクなので周囲の雑音は拾いづらいのですが、マイク感度が低く音圧が低いのが悩みでした。
実際の音声は以下です。
FIFINE K688のみの音声
FIFINE K688の音声ですが雑音などはほぼ無いのですが、音圧が低く音が弱々しい印象です。
相手の環境によって聞こえづらいと感じる部分もあったので、マイクブースターなどが必要かなと思っておりました。
FIFINE K688+ Amplitank SC1の組み合わせ
マイク単体と比べると明らかに音圧がアップしております。
さすがに美声にはなりませんが(笑)、だいぶ聞きやすくなっております。
音圧が上がったからと言ってもノイズが増えることもなく、綺麗に声だけを拾えるようになってるのが凄いと感じました。

1万円以下の製品でここまで変わるのはビックリしました
48Vファンタム電源搭載

Amplitank SC1は48Vファンタム電源を内蔵しております。
48Vファンタム電源は業界標準の電源のほとんどのコンデンサーマイクやダイナミックマイクで使える仕様になっております。
ファンタム電源をオンにすることで、マイクに給電ができたり、よりマイクに最適(ノイズが少ない等)の電源供給ができます。
XLR接続可能

僕のように楽器を使わない方でオーディオインタフェイスを購入する目的はXLR接続だと思います。
一般的なUSB接続でマイクを使うのに比べて、音質が良いとされております。


ただしXLRケーブルは付属していないので、別途購入が必要です。
ケーブルの値段はメーカーによってかなり違いますが、僕は安価なNIMASO製品にしました。
普通に使えるのでおすすめです(値段1,000円以下)

XLR接続にして明らかに音質がクリアになりました。
たった1,000円程度のケーブルを導入するだけで、ダイナミックのパフォーマンスを最大限に引き出してくれます。
今までUSB接続でイマイチと思っていた方には、XLRケーブルに変更するのがおすすめです。
ヘッドホンで高音質の音楽鑑賞

僕はヘッドホンはFIFINE ヘッドフォン H8を使って音楽鑑賞しております。
オーディオインタフェイスを使うと、ヘッドホンの駆動力が上がって音の輪郭がより分かりやすくなると感じてます。

注意点としてはヘッドホン端子は6.35mmのTRS接続になります。
スマホ用のミニプラグヘッドホン端子は使えないし、またバランス接続にも非対応です。
自宅のリスニングヘッドホンを強化したい方におすすめと感じます。
コンパクトで置き場所に困らない

筐体が非常に小さいのも魅力です。
スマホより少し大きいサイズなのでデスクが狭い方でも置き場所に困りません。
また見た目のいかにもオーディオインタフェイスです!って見た目をしていない、シンプルな黒の筐体なので、見た目が合わないとかビジネス用のデスクの上に置いても違和感がありません。
FIFINE オーディオインターフェイス Amplitank SC1購入がおすすめな人

Amplitank SC1購入がおすすめな人は以下だと感じました。
- 配信用のオーディオインタフェイスが欲しい方
- ダイナミックマイクをXLR接続したい方
- ギターとマイクで音入れするレコーディングがしたい方
- コンパクトなオーディオインタフェイスが欲しい方
こんな方にはおすすめできると思います。
何より価格が1万円以下なので購入して失敗したと思うことはまず無いと思います。
(まとめ)FIFINE オーディオインターフェイス Amplitank SC1レビュー
以上がAmplitank SC1のレビューでした。
初めてオーディオインタフェイスを使ったのですが、ここまでマイクの音質が良くなるとは思わなかったのでビビリました。
今までオーディオインタフェイスって敷居が高いと思ってたのですが、使ってみるとUSB-Cケーブル1本で接続できたので全然ハードルは高く無かったです。
コンパクトだし見た目もカッコよいのでテンション上がりました。

最初から導入しておけば良かったと後悔しました




