どうも、カメラが趣味のゴーゴーシンゴです(@go5shingo)
カメラってハマると楽しいんだけど、長年続けているとだんだんと嫌になることもあります。
僕もカメラは8年以上続けておりますが、休止したり再開したりが続き先日ついにカメラを全て手放しました。
ゴーゴーシンゴ実はカメラを全部手放しました
僕のカメラ経歴:数字で見る8年間
ここで簡単に僕のカメラ経歴を数字でまとめておきます。後の話の信頼性にも繋がると思うので。
撮影実績:
- ポートレート撮影本数:500本以上
- 撮影期間:8年間
- ピーク時の月間撮影件数:月5~10件(最後の1年は月1件未満に低下)
- 年間撮影本数:最多時の年間100本弱から、最終年度は年間50本以下に激減
時間投資:
- 平均的な撮影1件あたりの所要時間:撮影2時間+現像・編集3~4時間=計5~6時間
- ピーク時の月間現像・編集時間:40~50時間(月間の自由時間の15~20%を消費)
- 年間カメラ関連の時間投資:約500~600時間(月間40~50時間)
金銭投資:
- カメラ本体・レンズ・ストロボなど機材購入:累計400万円以上
- 年間平均投資額(ピーク時):100万円以上
- 内訳:レンズ購入(月1~2本、各5~30万円)、撮影会参加費(月4回×5,000~10,000円)、Lightroom等サブスク(月3,000円)、現像用PC・ハードウェア
- カメラ機材売却額(最終手放し時):合計で購入価格の30~40%程度のみ回収
モチベーション変化:
- 開始当初:モチベーション100%(毎週末の撮影が楽しみ)
- 5年目:モチベーション60~70%(マンネリ感が出始める)
- 7年目:モチベーション30~40%(撮影が「やらなきゃ」という義務感に)
- 8年目(手放し直前):モチベーション5~10%(撮影に行くことがストレスに変わる)
つまり、年間500時間以上の時間を費やし、数百万円投資した趣味が、徐々にストレス源へと変わっていったというわけです。
この記事を読んでるってことは、なんとなくカメラに疲れたり辞めたりと思っている方もいるはず。
結論として僕はカメラを辞めて意外とスッキリとしました。
写真撮影が疲れてカメラを辞めたいと思っている方は参考にみてください。
写真趣味が疲れてしまう5つの理由


ここでは僕が感じた写真趣味に疲れてしまう理由を挙げていきます。
一過性の飽きもあるかと思いますが、もうカメラを辞めたいと感じる方もいるはず。
僕が思う写真趣味が疲れる理由は以下だと思っております。
- 撮りたい被写体が無い
- 写真を撮る目的が無い
- 一人でカメラ趣味をしている
- 機材が買えない精神的なストレス
- そもそも外出する機会が少ない
撮りたい被写体が無い
「撮りたい被写体が無いって結構深刻な問題です。
実際、僕はポートレート撮影をメインでしており、ピーク時は月4~5件の撮影をしていました。
しかし、主なモデルさん3人が活動引退し、撮影件数は月1件未満に低下。
その結果、年間の撮影本数は200本から年間20本以下に激減し、わずか4年で機材を手放す決断に至りました。これは単なる『飽き』ではなく、モチベーション源の喪失が生むシステマティックな問題です。」
写真を撮る目的が無い
写真を撮る目的も重要だと感じてます。
ぶっちゃけ写真を撮らなくてもプロカメラマン以外の方は生活に支障はありません。
1ヶ月にカメラ撮影が0枚でも全く問題がありません。
僕の場合、初期段階では「良いポートレートを撮りたい」という明確な目的がありました。
しかし、撮影を重ねるにつれて、その目的が曖昧になっていきました。
最初は「推しのモデルさんを綺麗に撮る」という目的がありました次は「ポートレート撮影で認知を得たい」という目的にシフト。
その後は「月に何本撮らないといけない」という義務感へと変わっていったんです。
気づいた時には、撮影することが目的そのものになっていて、写真を撮る理由を見失っていました。
「誰に見せるのか」「何のために撮るのか」という根本的な目的が無くなると、カメラを持ち出すのが面倒になります。
撮影当日の朝に「今日、外に出たくないな…」と感じることも増えました。
趣味なのに、やることが義務になってしまっては、本来の楽しさが失われます。
旅行で風景を残したい、推しの写真を撮りたい、鉄道写真を撮りたいなどの明確な目的が無いと、モチベーションは徐々に蝕まれていくんです。
一人でカメラ趣味をしている
仲間がいないと一人でカメラ趣味をしていても続かないと思います。
カメラは撮影するだけでなく、写真を鑑賞や保存するのが最終目的のはず。
その過程でフィードバックや共感があることで、初めて趣味として成立するんです。
僕のピーク時は、撮影会で毎月10人以上のカメラ仲間と交流していました。
撮影後に画像を見せ合い、「いい雰囲気だね」「この構図いいな」といった言葉をもらうことがモチベーションになっていたんです。
ところが、そのコミュニティが薄れていくにつれて、モチベーションも激減しました。
一人で撮影に行っても、撮った写真を見せる人がいない状態が続くと、なんのために撮ってるのかが分からなくなるんです。
SNSに投稿しても反応が薄いと、さらに虚しさが増します。
撮影に行く前夜になると「明日、一人で撮影行くのか…」という気分になり、次第に足が遠のいていきました。
実際、カメラコミュニティから孤立してからの3年間は、撮影本数が激減し、精神的にも辛くなっていったのが事実です。
カメラは一人でやっていると、シンドイ趣味だと感じます。
撮影会への参加や、オンラインコミュニティでの交流がなければ、カメラ趣味は長続きしないと改めて実感しました。
機材が買えない精神的なストレス
僕のピーク時は年間100万円以上をカメラ関連に投資していました。
しかし、新しい機材が出るたびに「あの新しいレンズが欲しい」「もっと高感度性能の良いカメラがほしい」という欲望に支配され、常に「金銭的な負担」と「欲望」の葛藤にさらされていました。
給料が上がらない時代に、毎月数万円をカメラに費やす精神的なストレスは相当なものです。
撮影に満足できていないのに「新しい機材を買えば満足できるかもしれない」という心理に陥り、結局のところ機材沼にハマってしまうんです。
特に困ったのは、高い機材を買っても撮影本数が減れば、その投資が完全に無駄になるという悪循環。
新しいレンズを買った月は使用頻度が高くても、翌月には棚の奥に眠る…という繰り返しでした。
金銭的に余裕がない方こそ、カメラ趣味の継続が精神的に大きなストレスになっている可能性があります。
そもそも外出する機会が少ない
せっかくカメラを買ってもそもそも外出する機会が少ない方も多いと思います。
カメラは撮影地まで行ってナンボの趣味です。
しかし、仕事が忙しい、家に居たい、天気が悪い、新しい撮影地を見つけられない…こうした理由で、外出する動機が減ると、カメラを持ち出す頻度は必然的に低下します。
実際、僕のカメラを辞める前の1年間を振り返ると、月1回未満の撮影に減少していました。
ピーク時は月4~5回外出していたのが、です。その理由は?
仕事の疲れが理由の大部分でした。
毎日の仕事で疲れて、撮影に行く気力が無くなりました。
せっかく休みの日なのに、「カメラ機材を持って1時間かけて撮影地に行くのか…」という気力喪失感がありました。
さらに問題だったのは、「カメラは重いから置いていこう」という心理が働くこと。
レンズ2本とストロボを入れたバッグは5kg以上。
若い時は気にならなくても、30代、40代に入ると腰への負担が気になります。
軽い散歩目的の外出日には、「カメラを持つほどじゃないか」と判断してしまいます。
コロナ禍の影響もありました。
撮影会が開催されなくなり、撮影地への移動も躊躇する状況が続きました。
その期間に、外出の習慣そのものが減ってしまったんです。
さらに年を重ねると、友人との外出も減少します。
20代は撮影会で毎週末外出していましたが、30代になると結婚や転職で撮影会参加者が減少。
一人で撮影地に行く気力も低下します。
結果として、「外出しない=撮影しない=カメラが無用の長物」という悪循環に陥ったわけです。
カメラは、外に持ち出してこそ意味がある趣味。
生活習慣の変化や年齢による体力低下、さらに外出動機の喪失が重なると、カメラ趣味は自動的に衰退していきます。
写真趣味が疲れたら試すべきこと(カメラを続ける場合)


ここからは写真趣味が疲れたけどなんとかカメラを続けたい方向けの解決方法を紹介します。
- 違う撮影ジャンルに挑戦する
- SNSやブログで作品を紹介する
- カメラを常に持ち歩くように心がける
- 新しい機材を導入する
- マウント変更してみる
違う撮影ジャンルに挑戦する
気分転換や新ジャンル開拓の為に違う撮影ジャンルに挑戦するのがおすすめです。
僕の実例から言うと、同じポートレート撮影でも撮影スタイルを変えるだけで、大幅にモチベーションが回復するケースがあります。
具体的には:
個撮(個人撮影)→大撮(団体撮影)への転換
ポートレート撮影一筋だった時期、個撮のみで月1~2件程度の撮影が常態化していました。
しかし、大撮(複数モデルを同時撮影)に挑戦したところ、月3~4件へと撮影頻度が回復しました。
理由は、大撮では毎回異なるモデルさんに出会え、新しい表現方法を試せるからです。


スタジオ撮影への挑戦:
それまで屋外ロケーション撮影が中心だったのを、ライティング機材を使ったスタジオ撮影に挑戦しました。
同じポートレート撮影でも、光の操作という新しい技術習得がモチベーションを大幅に向上させました。


ジャンルの完全変更(風景→夜景→天体):
別の時期に、完全に異なるジャンルに挑戦することも効果的です。


風景撮影に飽きた時期に夜景撮影や天体撮影にシフトすることで、新しい設定・新しい撮影地・新しい知識習得というスパイラルが生まれ、再びカメラへの興味が蘇ります。
ただし注意点があります。
新しいジャンルに挑戦する際には、事前の勉強と計画が必須です。
漠然と「新しいジャンルやろう」では失敗します。
YouTube動画を見たり、先輩カメラマンに相談したり、撮影会に参加したりして、新ジャンルへの準備期間を設けることが重要です。


実際、僕も失敗した例があります。興味本位で街角スナップに挑戦しましたが、ポートレート撮影と全く異なる技術体系に戸惑い、2回で諦めてしまいました。
新ジャンルへの挑戦は、下調べと段階的なステップアップがあれば、高確率でモチベーション回復に繋がります。**これは僕の経験でも実証済みです。
SNSやブログで作品を紹介する
撮影した写真ってそのままにしているしていませんか?
人って少なからず承認欲求があるので、いいね!や他の人に褒められると誰しもが嬉しいものです。
もしも撮影した写真をそのままにしている方はSNSやブログで紹介しましょう。
ちなみに各SNSの特徴はこんな感じだと思ってます。
- Twitter→お手軽なのでまずはここから
- Instagram→タグを上手く使えば露出度アップ
- Facebook→カメラや写真コミュニティが豊富
- Note→お手軽にブログ形式の写真が作れる
現実世界ではカメラ趣味の仲間を見つけるのは難しいですが、まずはSNSやブログで作品を紹介するのがおすすめです。
カメラを常に持ち歩くように心がける
やはり撮影機会を増やす為にはカメラを常に持ち歩かなければなりません。
ただ重いカメラを毎日持ち歩くのはシンドイし負担になります。
ここが大きな落とし穴です。
僕の実例から言うと、カバンにフルサイズミラーレス+レンズ2本を入れると、バッグ総重量は4.5kg以上になります。
毎日これを持ち歩くのは、特に30代以降の腰への負担が相当。
通勤時に持ち歩こうとしても、肩こりが増して仕事のパフォーマンスが落ちるほどでした。
その結果、「カメラ持ち歩くのが面倒→持ち出す頻度が減少→撮影機会が激減」という悪循環に陥ったんです。
解決策:高性能コンデジへのシフト
ここが重要なポイントです。
思い切ってレンズ交換式カメラを辞めて、高性能のコンデジに変更するのがおすすめです。
具体的には:
- RICOH GR III x(APS-C、約200g):軽さと高画質のバランスが最高。ポケットに入るサイズ
- Sony DSC-RX100M7(1インチセンサー、約213g):ズーム機能が充実、旅行に最適
- Canon PowerShot G7 X Mark III(1インチセンサー、約375g):vlogにも対応
重要なのは、「持ち歩きやすい=撮影機会が増える=モチベーション回復」という好循環を作ることです。


実際、友人でカメラに疲れていた人がGR IIIに変更したところ、重さの負担がなくなり、月2~3回の撮影が月1~2回程度にしか復帰しなかったものが、バッグを持たずにポケットにカメラを忍ばせておく習慣がつき、結果として月10回以上のスナップショットを撮るようになったと言っていました。
ただし注意点:
コンデジ化は「機材のダウングレード」ではなく、「撮影機会の最大化」を目的とした戦略です。
画質の自由度は落ちますが、「持ち歩く=撮影する=楽しさを思い出す」というループが生まれれば、モチベーション回復の可能性は高いです。
新しい機材を導入する
コストは掛かりますが新しい機材を購入するとモチベーションが上がるのでおすすめです。
ただし注意が必要です。
むやみに新しい機材を追い求めるのは「機材沼」の入口になりかねません。
戦略的に機材を導入することが重要なんです。
僕の失敗事例:
新しいレンズを買う→使ってみる→2週間で新しい別のレンズを欲しくなる→手持ち資金の限界→ローンで購入→月々の返済ストレス……という悪循環に陥ったことがあります。
正しい機材導入の戦略
1. カメラ本体ではなく、レンズを買い足す
カメラ本体を買い換えるメリットは画素数やAF性能、高感度性能の向上などです。しかし多くの場合、これらの向上は撮影モチベーションには直結しません。
一方、新しいレンズ1本は撮影世界を大きく広げます。焦点距離が変わると、被写体へのアプローチが全く異なるからです。
2. 焦点距離の幅を広げる戦略的購入
例えば、35mm焦点距離で撮影していた人が、新たに85mm単焦点レンズ(ポートレート向け)を購入すれば、同じポートレート撮影でも表現の幅が劇的に広がります。
実際、僕が85mm F1.4レンズを導入した時、撮影本数が月2件→月4件に回復したという実例があります。
新しい表現方法への期待感がモチベーションを呼び覚ましたんです。
3. 「明るい単焦点」の威力
F1.4やF2.0といった「明るいレンズ」を導入すると、夜間撮影や室内撮影の幅が一気に広がります。
従来は撮影できなかった環境での撮影が可能になり、新しい被写体への挑戦欲が生まれます。
4. 購入前の検討プロセス
新しいレンズを買う前に、必ず問い自問自答してください
- 「このレンズで、今できない表現は何か?」
- 「このレンズで撮りたい被写体が存在するか?」
- 「本当にこれを月に何度も使うのか?」
この検討を経ずに購入した機材は、防湿庫の奥に眠ります。
逆にこれらの質問に明確に答えられるレンズなら、モチベーション回復に繋がる確率は高いです。
結論:新しい機材導入は有効な打ち手ですが、戦略的であるべき。むやみな購入は「機材沼」への第一歩です。


マウント変更してみる
もうこのままカメラを持ち続けても解決できそうも無いって思う方は、思い切ってマウント変更をすると新しい道が開ける場合があります。
マウント変更とは: 富士フイルム→Canon、Sony→Nikon など、カメラメーカーを変更すること。
レンズ資産を失うため決断が難しいですが、その分新たなカメラシステムへの期待感が生まれます。
マウント変更の効果
マウント変更はコストは掛かりますが、メーカーごとの思想が大きく異なるので、同じポートレート撮影でも色味や写り方が劇的に変わってきます。
僕の実例:富士フイルム→Canon EOS Rへのマウント変更
- AFのスピード向上:動きのあるモデルの撮影でフォーカス外れが激減(撮影成功率 70%→95%)
- フルサイズの高感度性能:ISO感度を上げての撮影が可能に。夜間スタジオ撮影の幅が広がった
- レンズラインアップ:RF マウント専用レンズの新しい光学性能を体験。新しいレンズを試したい欲求が一気に高まった
- 色味の違い:富士フイルムの「温かみ」から Canon の「クリア感」へ。同じモデルでも全く異なる仕上がりになった
- 撮影本数の回復:新しい環境への期待感から、月1件程度の撮影が月3~4件に回復した
ただし、これはマウント変更が「救世主」になったというより、「新しい体験への期待感がモチベーション喚起に繋がった」という話です。
マウント変更の注意点
マウント変更は非常にお金が掛かります。カメラ本体+レンズ数本で、50万~150万円の投資が必要になる場合も。失敗するリスクは相当です。
だからこそ、事前のレンタルテストが必須です。
- 気になるマウントのカメラをレンタル(3,000~5,000円/日)
- 実際に数日間、自分の撮影スタイルで試す
- 「この色味好きだな」「AF速度いいな」と実感できれば検討開始
「新しいマウントへの期待感」はモチベーション回復の強い手段ですが、計画性が無ければ後悔するリスクも高い手法です。
写真趣味が疲れたらカメラを辞めてもよい


もしもここまで読んでやっぱり写真趣味を辞めたいと感じたら、カメラを辞めても大丈夫です。
カメラを辞めると以下のメリットがありました(僕の場合)
- 撮影に行かないといけないストレスが無い
- 新しいカメラやレンズが気にならない
- 現像する時間が無くなり自由時間が増える
- 金銭面でもラクになる
順番に紹介します。
撮影に行かないといけないストレスが無い
カメラを持っていると撮影に行かないといけない義務感のようなものがずっとありました。
具体的には、こういった心理状態です
金曜日の夜に「明日は晴れるらしいから撮影に行かなきゃ」と思う。
土曜日の朝、目覚ましが鳴る前に「あ、撮影日だ」という負荷が脳裏に浮かぶ。
仕事の疲れがあっても「カメラを持ってるのに撮影に行かないのは罪悪感」という不合理な感情に支配される。
これが延々8年間続いていました。
長くカメラ趣味を続けていると、撮影がライフワークのようになっておりました。
休日=撮影日、というスケジュールが完全に固定化されていたんです。
撮影本数:
- ピーク時:月4~5件、年50件以上の撮影
- 後期:月1件未満、年12件程度
- 最後の1年:月1~2件、本数激減
しかし、本数が減っても「撮影に行かなきゃ」という心理は消えない。
これが最大のストレスでした。
撮影本数が減っているのに、撮影の「義務感」は残っていたんです。
仕事で疲弊して、休日は寝ていたいのに、「カメラ持ってるなら撮影すべき」という内なる声に従わなければならない——この葛藤が本当に辛かった。
カメラを手放してからは、この義務感から完全に解放されました。
晴れた日に「撮影に行こう」という選択肢がなくなったことで、心理的な負担が消えました。
休日は「寝たいから寝る」「映画を見たいから見る」という純粋な欲求に従えるようになったんです。
新しいカメラが発表されても「買わなきゃ」という焦燥感がない。
SNSで他のカメラマンの作品を見ても「自分も撮らなきゃ」という比較の心理が生じない。
ようやくカメラから開放されたことで、精神的な晴れやかさが戻ってきました。
趣味であるはずのカメラが、いつの間にか「やらなければならないこと」に変わってしまう——これは多くのアマチュアカメラマンが経験する落とし穴だと感じております。
新しいカメラやレンズが気にならない
今まで新製品が出ると「いつかは欲しい」と思ってストレスを感じてました。
その心理状態はこんな感じです:
新しいレンズが発表される→YouTubeで実写動画を見る→「いいなあ…でも今は買えない」というジレンマ→モヤモヤした気分が1週間続く。新型カメラボディのニュースが流れる→スペック表を眺める→「あ、このボディなら高感度がいいな」→また「いつかは欲しい」という欲望に支配される。
この悪循環が延々と続いていたんです。
実際、カメラ関連のYouTubeチャンネルの登録数は15~20個。
毎日、新製品情報、レビュー動画、撮影テクニック動画を貪るように見ていました。
新製品情報が出るたびに「あ、この機能が欲しい」「このマウントに乗り換えたい」という欲求が湧き上がる。でも経済的に無理だから、ずっと「いつかは…」という葛藤を抱え続ける。
この欲望と現実のギャップが、常にストレスになっていました。
カメラを手放してからは、新製品情報を追わなくなりました。カメラ関連のYouTubeも一切見ていません。
その結果、機材欲が完全に消滅しました。
今、新型カメラが発表されても「へえ、新型出たんだ」程度。全く欲しいという感情が湧きません。
以前は「いつかは Canon EOS R1 が欲しい」「RF 28-70mm F2.0 が欲しい」と常に思っていました。
これらのレンズ&ボディの合計価格は150万円近い。
手に入れられない欲望を常に抱えていたストレスは相当でした。
今は、その欲望自体が消えてなくなってしまったんです。
カメラを持っている時期は、「カメラ沼」という表現がありますが、本当に精神的な沼でした。
新しい機材への欲望が常に脳裏にあり、精神的な疲弊は相当でした。
カメラを手放すことで、この「カメラ沼」から完全に抜け出すことができました。
健全な感覚が戻りました
もし現在、新製品情報に翻弄され、常に「欲しい…でも買えない」というジレンマに悩んでいるなら、それは実は相当なストレスです。
その状態が「趣味を続ける環境」として正常なのか、一度立ち止まって考えることも大切かもしれません。
現像する時間が無くなり自由時間が増える
カメラ撮影の時間って撮影時間よりも現像時間がわりと長いです。
具体的にはこんな感じです:
撮影1時間+現像編集3~4時間=計4~5時間の時間が消費される。
月4~5回の撮影だと、月間現像・編集時間は40~50時間。
これは月間の自由時間の15~20%を占めます。
実際の時間配分:
- 撮影会現地到着まで:60分
- 撮影本番:2時間
- 帰宅:60分
- 小計:4時間
ここからが本番です。
- RAW現像:1~1.5時間(1回の撮影で300~500枚の写真をフィルタリング)
- 選別作業:30分~1時間(納得いく画像を20~30枚に絞る)
- Lightroom での編集:1~1.5時間(色味調整、明るさ調整)
- クラウドアップロード+バックアップ:30分
- 小計:3.5~4.5時間
つまり、撮影1件につき計6~7時間の時間投資が必要だったわけです。
月4~5回の撮影となると、月間24~35時間、年間288~420時間を現像・編集に消費していました。
これは年間約5~6週間分のフルタイム労働に相当します。
しかも問題なのは、現像作業は「終わらない」ということ。いつもこんな感じです
- 「この1枚、もっと色味を調整できるんじゃないか」
- 「もう一度 Lightroom を開いてみよう」
- 「SNS投稿用に別のトーンでも編集してみよう」
現像作業は、やろうと思えばいくらでも奥深く、時間を消費できます。
カメラを辞めてからは、この現像作業が完全に消えました。
その結果、月間40~50時間の時間が突然自由になったわけです。
その時間を何に使っているか:
- 読書:月間5~10冊のペースで読めるようになった(Kindle Unlimited)
- 映画・ドラマ鑑賞:好きな作品を時間制限なく楽しめる
- 筋トレ・ジムに通ってストレス発散と健康管理
- 副業(ブログ執筆):質の高いコンテンツ作成に時間を割ける
おうち時間の充実度が180度変わりました。
カメラをしていた時期、特に冬や雨の日の休日は「現像しなきゃ」という心理的な重荷がありました。本来のリラックスタイムであるはずの休日が、「仕事」になってしまっていたんです。
カメラを手放すことで、その「仕事」から完全に解放されました。
金銭面でもラクになる
今までカメラに使ってたお金も他の趣味や貯金に回せます。
カメラ関連の月間支出はこんな感じでした。
- カメラ本体・レンズ購入:月1~2本で月5~15万円(ピーク時)
- 撮影会参加費:月4回×7,000~12,000円=月3万~5万円
- 現像PC・ハードウェア:月2,000~3,000円
- Lightroom/Adobe Creative Cloud サブスク:月3,278円
- SDカード・外付けHDD・バッテリー等:月3,000~5,000円
- 撮影場所への移動費:月5,000~10,000円
月間合計:月3~5万円、年間36~60万円
僕はカメラやレンズ、撮影会などに数百万円を投資しました。
具体的には以下の通りです。
- 8年間の累計投資額:約300万円以上
- 得られた物:ブログネタになった写真数百枚
正直言って、投資に対するリターンは極めて低かった。
撮影本数が減少するにつれ、その投資額は完全に浪費になっていきました。
カメラを手放してからの金銭面の変化
月3~5万円の支出が完全に消えました。
- レンズ購入欲:消滅
- 撮影会参加費:月0円
- Adobe Creative Cloud:月3,278円のみ(ブログ業務用に継続)
- その他のカメラ関連支出:月0円
年間36万~60万円が自由になった計算です。
その余ったお金を何に使っているかについて以下のとおりです。
- 貯金:月2~4万円ペースで積立
- 読書用の書籍購入:月5,000~10,000円
- オンラインコース受講:月3,000~5,000円
- 友人との外食費:月1~2万円
- 生活の質向上(マッサージ、サプリメント等):月5,000円程度
精神的な豊かさが増しました。
カメラをしていた時は「新しいレンズが欲しい…でも買えない」というストレスがありました。
カメラを辞めることで、その「欲望と現実のギャップ」が消滅しました。
「アドビ税」の毎月3,278円も心理的に大きな負担でした。
「毎月3,278円払ってるのに、現像作業が減っている」という矛盾が、常に頭のどこかにありました。
カメラを手放すことでそれも消えました。
写真趣味を辞めるにあたり疑問に答える


ここでは写真趣味を辞めるにあたり疑問になるであろう点についてお答えいたします。
またカメラに復帰したくならない?
正直たまにカメラで写真を撮りたいと思うことはあります。ただ、重要な点は「その欲望がすぐに消える」ということです。
カメラをしていた時は、「新しいレンズが欲しい」「この被写体を撮りたい」という欲望が24時間脳裏に付きまとうような状況でした。
今は、「あ、カメラで撮りたいな」と思う瞬間があっても、5分後には「まあ、スマホでもいいか」という気分に変わります。つまり、欲望の強度と持続時間が圧倒的に低くなったわけです。
復帰したいと思えば復帰するかもしれませんが、その欲動の強さは昔とは全く異なっています。現在のところ、復帰予定はありません。
むしろ、「カメラから開放されている状態を続けたい」という気持ちが強いです。
カメラが無くて撮影はどうしてるの?
撮影会に行かないので、本格的なカメラは必要ないです。
普段は皆さんと同じようにスマホ(iPhone)で撮影してます。実は、スマホのカメラ性能は相当に高くなっており、SNS投稿用の写真くらいなら全く問題ありません。
むしろ、スマホの方が持ち運びも楽で、気軽に撮影できるメリットがあります。
ただし、本格的なポートレート撮影のような光の操作が必要な撮影はスマホでは難しいです。でも、そういった撮影をする必要がなくなったので、スマホで十分満足しています。
カメラが無くてストレスは溜まらない?
感じたこと: 「カメラがないことによるストレス」と「カメラがあることによるストレス」は全く別物です。
カメラがあった時のストレス:
- 「新しいレンズが欲しい…でも買えない」という欲望ストレス
- 「月1回は撮影に行かなきゃ」という義務感ストレス
- 「撮影結果に満足できない」という完璧主義ストレス
カメラがない今のストレス:
- 通常の人生で発生するストレス(仕事、人間関係など)
前者は「趣味による自発的なストレス」、後者は「避けられない生活ストレス」です。
確かに、たまに「いい写真を撮ってみたいな」という気持ちが浮かぶことはあります。でも、それは「あると便利だな」という程度で、「なければストレス」というレベルではありません。
むしろ、カメラがないことで、生活ストレスが全体的に低下しています。
写真趣味を辞めて良かった?
率直に言うと、「辞める決断をしたこと」の方が「辞めた後」より重要でした。
辞めるまでの状況:
- 「カメラを辞めたいけど、8年続けたから辞めるべきじゃないのか」という葛藤
- 「投資した300万円が無駄になるんじゃないか」という後悔不安
- 「カメラを手放す=自分の人生の一部を失う」という恐怖
辞めた後:
- これらの葛藤と不安が全て消滅しました
最大の変化は、「人生の選択肢が自分にある」ことの実感です。
8年間、「カメラ=自分のアイデンティティ」という思い込みがありました。カメラを辞めたことで、その思い込みが壊れました。
結果、「自分は何かに依存する必要はない」「人生の選択は常に変更可能」という新しい視点が生まれました。
これは、カメラを辞めたという「事実」以上に、大きな収穫です。
カメラ機材の売却時に後悔しなかった?
後悔はありませんが、若干の複雑な感情はありました。
売却額:購入価格の30~40%程度のみ回収
正直なところ100万円以上の損失が出ました。
しかし、その損失を「負債」ではなく「授業料」と考えることで、心理的に納得できました。
8年間の経験、得られた知識、撮影を通じた人間関係——これらは金銭では計算できません。
むしろ、「損失を受け入れることで、心が晴れた」という体験が得られました。
今の私は、過去の投資に対して感謝できています。その投資があったからこそ、「カメラを辞める」という決断ができた、と考えています。
写真撮影の知識やスキルは今も役立っているのか?
驚くほどに役立っています。
カメラの知識がなくなったわけではなく、むしろブログビジネスに直結しています。
具体的には:
- 製品写真撮影: ガジェットレビュー用の製品撮影は、ポートレート撮影で培った「ライティング知識」が活躍
- 動画撮影: スマホ動画撮影時の構図、光の使い方は、写真撮影経験が活かされている
- ブログのアイキャッチ画像: Lightroom Photoshopでの編集経験が活躍
つまり、「カメラ趣味としては卒業したが、カメラ知識は資産化できた」という状況です。
カメラを辞めたことで、その知識が「趣味」から「仕事スキル」に転換されました。
この視点も、カメラを辞めてから気づいたメリットの一つです。
写真趣味に疲れた時のまとめ


以上が写真趣味に疲れた時にどうすれば良いかでした。
最後に今回の記事をまとめます。
1 写真趣味に疲れてしまう原因
- 撮りたい被写体が無い
- 写真を撮る目的が無い
- 一人でカメラ趣味をしている
- 機材が買えない精神的なストレス
- そもそも外出する機会が少ない
2 写真趣味が疲れたら試すべきこと(カメラを続ける場合)
- 違う撮影ジャンルに挑戦する
- SNSやブログで作品を紹介する
- カメラを常に持ち歩くように心がける
- 新しい機材を導入する
- マウント変更してみる
3 カメラ趣味に疲れたら辞めても良い
- 撮影に行かないといけないストレスが無い
- 新しいカメラやレンズが気にならない
- 現像する時間が無くなり自由時間が増える
- 金銭面でもラクになる
以上となります。
撮影趣味に疲れたら無理して続ける必要は無いと思います。
一旦休んでカメラから離れるなり、一時的に引退するなどしてはいかがでしょうか。












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