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地下アイドルライブ撮影完全ガイド|初心者向け機材・設定・コツ【2026年最新版】

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ゴーゴーシンゴ

ガジェットブロガー

ゴーゴーシンゴ (ゴーゴーシンゴ)

ガジェットレビュアー・ブロガー。2020年12月よりブログ運営。400本以上のレビュー、250社以上の企業PR案件実績。
月間50万PV以上(ピーク時)
ポートレート撮影経験:8年以上
- 商業撮影実績:200件以上のエンタープライズ製品レビュー
- Canon EOS R系ユーザー歴:5年(R6、EOS R)
- その他富士フイルム、SONYなど使用カメラ歴あり
- RFマウントレンズの比較実績あり
- 2000枚以上の検証画像で記事作成
- Yahoo!ニュースエキスパート(ガジェット分野)

執筆者

地下アイドルのライブ撮影を上手にしたい

そんな疑問や悩みにお答えいたします。

ゴーゴーシンゴ

僕はポートレートカメラマン歴8年です。地下アイドルのライブ写真の撮影歴も豊富です

今回は初心者の為の地下アイドルライブ撮影入門について記事にしております

地下アイドルライブの撮影に興味がある方の参考になれば幸いです。

目次

はじめに|この記事でわかること

地下アイドルライブの推し活撮影は、準備段階で大きく成功が決まります。

正しいカメラ選び、適切なレンズ構成、そして現場での撮影設定があれば、初心者でもプロレベルの写真が撮れます。

この記事では、「推し活初心者」から「本気で撮影技術を磨きたい人」まで、全てのアイドルファンが知るべき「地下アイドルライブ撮影の完全ガイド」をお届けします。

機材選びから現場での実践テクニックまで、成功を左右する全ての要素を網羅しています。


対象読者

この記事は、以下のような方々を対象としています:

  • 推し活を始めたばかりの初心者:「そもそもどんなカメラを買えばいい?」という基本的な疑問を解決したい
  • すでにカメラは持っているが、撮影がうまくいかない人:「なぜか写真がぼれる」「顔が暗い」といった悩みを解決したい
  • 推し活の推し量を増やしたい中級者:「より高度な撮影技術」「プロレベルの写真」を目指す
  • 複数グループを撮影する撮影者:「どのライブハウスでも対応できる構成」を探している

初心者向けの基礎知識から、プロ級の撮影技術まで、段階的に学べる設計になっています。


記事の構成

この記事は、以下の5つの主要セクションで構成されています:

1. カメラ選択ガイド
あなたの推し活スタイルに最適なカメラボディを選ぶ方法を解説。APS-Cとフルサイズの違い、初心者向けおすすめ機種から中級者向け機種まで紹介します。

2. ステージ距離別レンズ選択ガイド
ライブハウスの大きさと撮影位置によって必要なレンズが変わります。最前列・中盤・後方の3パターンごとに、最適なレンズ構成と予算目安を紹介。

3. カメラ撮影設定|失敗しないマニュアル設定
暗いライブハウスでも失敗しないISO感度、シャッタースピード、F値の設定方法を紹介。RAW撮影とJPEGの違い、連写と単写の使い分けも解説。

4. 現場での実践テクニック
実際のライブ撮影で「決定的瞬間を逃さない」ための、プロの撮影テクニックを紹介。ピント合わせ、露出補正、レンズ切り替えのタイミングなど。

5. 撮影後の現像と仕上げ
RAWファイルの現像方法、Lightroomを使った基本的な調整から、SNS投稿用のJPEG書き出しまで、完成形に仕上げるまでのプロセスを解説。

各セクションは独立して読むこともできますし、最初から順番に読むことで、「カメラ選び」から「撮影後の現像」まで、推し活撮影の全体像が理解できます。

あなたのレベルに合わせて、必要なセクションから読み始めてください。

上記の本はKindleの読み放題プランKindle Unlimitedでも読めます

地下アイドル撮影必要な機材選び|初心者が揃えるべき物

地下アイドルのライブ撮影を始めたいとき、多くの初心者が直面する悩みが「どんな機材を揃えればいいのか」という問題です。

このセクションでは、プロカメラマンの視点から、実際に必要な機材とその選び方を詳しく解説します。

結論から言うと、初期投資は20~30万円程度必要です。 

ただし「無駄な買い物」を避ければ、その予算で撮影に最低限必要な機材は全て揃えられます。以下では、カメラ選びからレンズ、周辺機器まで、何を基準に選ぶべきかをプロ目線で実践的に説明します。


ミラーレスカメラ vs 一眼レフ|どちらを選ぶ?

「地下アイドル撮影をするなら、ミラーレスと一眼レフ、どっちがいい?」

この質問は撮影を始める初心者が必ず一度は抱く疑問です。

結論から言うと、2025年現在、ミラーレスカメラを強くおすすめします。 理由を詳しく説明していきます。

ミラーレスカメラの利点

ミラーレスカメラは、その名の通り「ミラー(反射鏡)」を搭載していない構造です。これにより以下のメリットが生まれます。

  • 1. 圧倒的に軽い→一眼レフと同等の性能を持ちながら、ボディ重量が200~400g軽くなります。ライブハウスで長時間撮影する際、この軽さが腕への負担を大きく減らします。私自身、8年のポートレート撮影経験から「軽さは正義」という実感を持っています。
  • 2. 高速で正確なオートフォーカス→ミラーレスは最新のAF技術(位相差AF+コントラストAF)を搭載し、瞳AFなどの高度な機能を備えています。特に「瞳AF」は、マイクやマイクスタンドへのピント逃げを防ぎ、アイドルの瞳に確実にピントを合わせられるため、地下アイドル撮影に適しています。
  • 3. 電子ビューファインダーで「撮影後」が事前確認可能→ミラーレスは、実際に撮影される画像が液晶ファインダーに映るため、露出やホワイトバランスの失敗を撮影前に修正できます。これは初心者にとって非常に有利です。
  • 4. 最新の映像処理エンジン搭載→ミラーレスは最新技術を搭載したモデルが続々と登場しており、高感度耐性やノイズ処理が一眼レフより優れています。

一眼レフのデメリット

一眼レフが悪いわけではありませんが、2022年以降、主要メーカー(キャノン、ソニー、ニコン)はミラーレス開発に注力し、一眼レフの新型発表はほぼ止まっています。

 つまり、今から一眼レフを選ぶことは、進化が止まったカメラを選ぶことと同義です。

一眼レフ特有の利点(バッテリー持ちの良さ、光学ファインダーの見易さ)も、最新ミラーレスではほぼ相殺されており、わざわざ選ぶ理由がありません。

結論:ミラーレスカメラを選ぶべき理由

地下アイドル撮影では、軽さ、AF性能、最新技術、将来性のすべての点でミラーレスが勝ります。 

初心者こそ、発展途上の技術を持つ一眼レフより、完成度が高く継続的に進化するミラーレスを選ぶべきです。


スマホでは不十分な理由|3つの欠点

「最新のiPhoneなら十分でしょ?」「わざわざカメラを買う必要ある?」

スマートフォンのカメラ性能は年々向上していますが、地下アイドルライブ撮影においては、スマホでは根本的に対応できない3つの欠点があります。

欠点1:暗い環境でのノイズが致命的

地下アイドルライブハウスの照明は、一般的なスタジオより暗く設計されています。このとき、スマホが自動的にISO感度を上げるため、ノイズがひどくなります。

  • スマホISO3200での撮影 → ノイズが目立ち、ざらざらした画像になる
  • ミラーレスISO3200での撮影 → ノイズ軽減後、十分なクオリティを保つ
  • スマホのセンサーは物理的に小さいため、同じISO感度でもノイズの量が異なります。また、スマホはRAW撮影が難しく、撮影後の修正幅も限られています。

欠点2:シャッタースピードが遅く、ダンスの動きに追従できない

地下アイドルはダンスが激しく、アイドルが高速で移動・回転します。このとき、スマホのシャッタースピードは自動的に遅くなり、被写体ブレが発生します。

  • 推奨設定の目安:
  • シャッタースピード:最低1/250、推奨1/500以上
  • スマホの自動設定:暗い環境では1/30~1/60に低下することがほとんど

結果として、アイドルの動きが「ぶれた」「ぼやけた」写真になります。

欠点3:動画撮影がNGで、スマホ利用者は警戒される

地下アイドルライブの多くは「撮影はOK、動画はNG」というルールです。

スマホは写真と動画の区別が曖昧に見えるため、スタッフや他のファンから警戒されることがあります。

実際、スマホを持ち上げている人物は「動画を撮ってるのでは?」と誤解されやすく、注意されるリスクがあります。

一方、一眼カメラはシャッター音があり、「撮影している」という意思が明確に伝わるため、こうしたトラブルが少ないです。

結論:スマホは「記念撮影」止まり

スマホで撮影した地下アイドル写真は、記念撮影としては成立しますが、「推し活」としてアイドルに渡したり、SNS投稿で評価を得たりするレベルには到達しません。 本気で地下アイドル撮影を始めたいなら、一眼カメラの購入は必須投資です。


初心者向けカメラ選びの3つのポイント

「ミラーレスが良いのは分かったけど、どのカメラを選べばいい?」

初心者向けカメラ選びで失敗しないための、3つの重要なポイントを解説します。

ポイント1:APS-Cか、フルサイズか?「2025年は分岐点だった」

カメラセンサーの大きさは、画質に大きく影響します。

APS-Cセンサー(いわゆる「普通サイズ」)

  • ボディ価格:12~20万円
  • レンズ価格:5~15万円
  • 総額で25~30万円程度で揃えられる
  • ノイズは高ISO時に若干見えるが、RAW現像である程度改善可能

フルサイズセンサー(いわゆる「プロ用」)

  • ボディ価格:25~50万円
  • レンズ価格:10~30万円
  • 総額で40~80万円程度必要
  • 高感度耐性が優れており、ISO6400でもノイズが少ない
  • RAW現像の修正範囲が広い

2025年の変化: かつては「初心者はAPS-C、予算があればフルサイズ」という単純な区分けがありました。しかし、2022年以降、フルサイズカメラの価格が下がり、APS-Cとフルサイズの価格差が縮まっています。

筆者の推奨: 予算が25万円以下ならAPS-C、30万円以上確保できるならフルサイズを選ぶべきです。

30万円前後の予算なら、迷わずフルサイズを選んで後悔の少ないカメラ生活が送れます。

最新モデルであることは思ったより重要

カメラ選びで初心者が陥りやすい罠が「型落ち品は安いから」という選択です。

しかし、撮影する環境(暗いライブハウス)では、カメラの世代による性能差が顕著に出ます。

  • 2020年以前のモデル:オートフォーカスが遅い、高感度ノイズが多い、バッテリー持ちが悪い
  • 2022年以降のモデル:瞳AFが高精度、高感度に強い、バッテリー持ちが改善

地下アイドル撮影という「暗い環境での動いている被写体」という条件では、型落ち品では本当に後悔します。新品購入時の予算が厳しければ、「安いAPS-C新機種」より「中古フルサイズ最新機種」を選ぶくらいの気持ちが必要です。

ポイント3:メーカー選びは「レンズの豊富さ」で決めよ

ミラーレス市場の主要メーカーは、ソニー(Eマウント)、キャノン(RFマウント)、ニコン(Zマウント)です。

ソニー Eマウント

  • レンズの種類が最も豊富
  • 単焦点からズーム、望遠まで選択肢が多い
  • 初心者が後で「レンズが売ってない」と困りにくい
  • おすすめ度:★★★★★

キャノン RFマウント

  • 公式レンズの品質が高い
  • RFマウント専用の高級レンズが充実
  • ただしサードパーティ製レンズが少ない
  • おすすめ度:★★★★☆

ニコン Zマウント

  • 将来性がある
  • ただしまだレンズ展開が発展途上
  • 中古市場での選択肢が少ない
  • おすすめ度:★★★☆☆

初心者向け結論:「ソニー」を選べば、後でレンズ選びに困りません。

ゴーゴーシンゴ

ちなみに筆者はCANONを使っております


レンズ選びのポイント|単焦点 vs ズーム

カメラ本体を決めたら、次はレンズ選びです。

「単焦点」「ズーム」という2つの選択肢がありますが、地下アイドル撮影では異なるアプローチが必要です。

最初はキットレンズ(ズーム)でOK

カメラ本体と一緒に付属する「キットレンズ」は、初心者が想像するより実用的です。

  • ズーム範囲が広い(15~55mmなど)
  • 対応範囲が広いため、撮影位置の工夫で多くのシーンに対応できる
  • 価格が安い(本体購入時に付属、または別途3~5万円程度)

最初の1本目として、キットレンズから始める方針をおすすめします。

 実際に撮影を経験すれば、「自分に足りない焦点距離」が見えてきます。

慣れたら単焦点レンズを追加購入

キットレンズで数回撮影を経験したら、単焦点レンズの追加購入を検討します。

単焦点レンズの特徴

  • ズームできない(焦点距離が固定)
  • その代わり、F値が明るい(F1.8、F1.4など)
  • 同じF値のズームレンズより大幅に安い
  • 画質が高く、ボケ味が美しい

地下アイドル撮影に向く単焦点の焦点距離

  • 50mm F1.8:標準焦点。バストアップから全身まで対応。最初の単焦点としておすすめ。
  • 85mm F1.4:中望遠。顔のアップやポートレートに向く。ボケ味が最高。
  • 35mm F2.0:広角。複数のメンバーを撮影する際に活躍。

単焦点レンズを手にすると、「暗い環境でもISO感度を上げずに撮影できる」「ボケ味が美しい」という体験ができ、撮影のレベルが一段階上がります。

また大人数のアイドルなどは16mmの超広角レンズも必要になりますが、端が歪むので初心者のうちは扱いが難しいと思います。


大三元レンズとは|最強の構成を解説

「大三元レンズ」という言葉をカメラ関連の記事でよく目にします。これは何か、そして地下アイドル撮影に必要かを解説します。

大三元レンズの定義

大三元(だいさんげん)とは、ズーム全域で開放F値が2.8に統一されている3本のズームレンズの総称です。 具体的には:

焦点距離名称標準的な画角
16-35mm(または14-24mm)広角ズームライブハウス全体
24-70mm(または28-75mm)標準ズーム最も使う焦点距離
70-200mm(または70-300mm)望遠ズーム遠い位置からの撮影

これら3本を揃えると、「ズーム全域でF2.8通し」 という圧倒的なメリットが生まれます。

大三元の利点

1. ズーム全域で明るい
F2.8通しというのは、広角側(16mm)でもズーム側(200mm)でも、同じ明るさで撮影できるということです。これにより:

  • ISO感度を抑えられる(ノイズが少なくなる)
  • シャッタースピードを速くできる(被写体ブレが少なくなる)

2. ボケ味が美しい
一般的なズームレンズ(F4.0、F5.6など)と比べ、F2.8はボケ味が大きく、被写体を引き立たせられます。

3. どんなライブハウス規模にも対応
最前列~後方座席、小箱~大箱まで、あらゆるシーンに即座に対応できます。

大三元の欠点:価格

正直に言うと、大三元は極めて高いです。

メーカー予想価格(3本合計)
ソニー FE 16-35mm F2.8 GM + FE 24-70mm F2.8 GM + FE 70-200mm F2.8 GM合計:約860,000円 〜 950,000円
キャノン RF 16-35mm F2.8L + RF 24-70mm F2.8L + RF 70-200mm F2.8L合計98万円〜107万円程度
ニコン Z 14-24mm F2.8 S + Z 24-70mm F2.8 S + Z 70-200mm F2.8 VR約84万円〜94万円程度

レンズだけで合計100万円近くします。

 これはサラリーマンの月給を余裕で超える金額です。

大三元は「理想」であって「必須」ではない

地下アイドル撮影で本当に必要なのは、大三元ではなく「用途に合わせた最小限のレンズ構成」です。

例えば:

初心者向けの実用的な構成(予算30~40万円)

  • ボディ:APS-C新機種 15万円
  • キットズーム:15-55mm(付属)
  • 単焦点追加:50mm F1.8 1万円
  • 合計:約16万円

ステップアップ構成(予算50~60万円)

  • ボディ:フルサイズ新機種 30万円
  • 標準ズーム:24-70mm F2.8(中古) 20万円
  • 合計:約50万円

大三元への憧れは分かりますが、初心者が無理して大三元を揃えるより、「自分に本当に必要なレンズは何か」を撮影経験から学ぶ方が、結果的に満足度が高いです

ゴーゴーシンゴ

あとで買い足すほうがよいケースもあります


H3: その他必須アイテム|SDカード・バッテリー

カメラとレンズ以外に、撮影に必須なアイテムを見落とす初心者は多いです。

SDカード:「書き込み速度」で選ぶべし

ミラーレスで連写撮影をしていると、SDカードの書き込み速度が直接的に影響します。

見落としがちな事実

  • 安いSDカード(通常速度):書き込みが遅く、連写中に一時停止が発生
  • 高速SDカード(UHS-II):書き込みがスムーズ、連写がストレスなし

おすすめ仕様

  • UHS-II対応(高速転送)
  • 書き込み速度:最低200MB/s以上
  • 容量:64GB以上(RAW撮影は容量を食う)

筆者のイチオシ:Kingston Canvas React Plus

  • 読み込み速度:280MB/s
  • 書き込み速度:260MB/s
  • 高画素機や連写多用でも確実に対応
  • 価格:8,000~10,000円程度

安いSDカードで数千円ケチるより、確実な1枚を選ぶことで、撮影中のストレスをゼロにできます。

予備バッテリー:複数持参が鉄則

ミラーレスは電子ファインダーと電子シャッターで、大量の電力を消費します。

バッテリー持ちの実際

  • 一眼レフ:1回の充電で800~1000枚
  • ミラーレス:1回の充電で400~600枚

地下アイドルライブは1公演で200~400枚撮影するため、バッテリー1本では足りません。 最低でも2本の予備バッテリーを持参しましょう。

その他便利アイテム

  • モバイルバッテリー:USB-Cポート付きのカメラなら、モバイルバッテリーで給電可能。ライブ中の充電が実現できる機種もあります。
  • バッテリーチャージャー:会場の楽屋で充電する場合に必要。

まとめ

地下アイドルライブ撮影を始めるなら、以下の流れが最も効率的で後悔の少ないカメラ人生への道です

  1. ミラーレスカメラを選ぶ(軽さと最新技術のため)
  2. 予算は25~50万円を想定(無駄なく、充実した機材構成)
  3. 最初はキットレンズ+SDカード+バッテリーで撮影開始
  4. 経験を積んでから、単焦点や追加レンズを購入

カメラ撮影設定|失敗しないマニュアル設定

地下アイドルライブ撮影で、最も大きな差が出るのが「カメラ設定」です。せっかく良いカメラとレンズを揃えても、設定を間違えば全ての写真が失敗します。逆に、設定が完璧なら、中級機でもプロレベルの写真が撮れます。

このセクションでは、地下アイドル撮影に必須のマニュアル設定を、初心者にも分かるように解説します。ライブハウス特有の「暗い環境」「動きの多い被写体」という条件下で、確実に成功する設定値をご紹介します。


なぜオートではなくマニュアル設定が必須か

「最新のカメラなら、オート設定で十分では?」という質問をよく受けます。

結論から言うと、地下アイドルライブ撮影では、オート設定は99%失敗します。

オート設定が失敗する3つの理由

理由1:暗い環境でシャッタースピードが落ちすぎる

地下アイドルライブハウスの照度は、一般的なスタジオの1/3~1/5程度です。このとき、カメラのオート設定は「暗い環境」と判断し、シャッタースピード1/60秒、ISO3200を自動選択します。

結果として、シャッタースピード1/60秒ではダンスの動きが全てぶれ、ISO3200ではノイズが多くなり、どちらかが必ず失敗する というわけです。

理由2:マイクやマイクスタンドにピントが行く

オート設定のオートフォーカス(AF)は、画面中央の「最も近い物体」にピントを合わせようとします。

ライブ撮影では、アイドルの手前にマイクやマイクスタンドがあるため、そこにピントが行ってしまう ことが頻繁に発生します。

理由3:露出補正ができない

ライブハウスのスポットライトは、アイドルに集中しています。

オート設定では「背景が暗い」と判断し、全体を明るく調整するため、アイドルの顔は「ほぼ白飛び」して肌色が失われます。

マニュアル設定のメリット

マニュアル設定に切り替えることで、シャッタースピード1/500秒以上の確保瞳AFで99%成功スポットライト下でも肌色を保つ露出コントロール が実現できます。


推奨カメラ設定表|APS-C vs フルサイズ

実際の設定値を紹介します。地下アイドル撮影で最初に設定するべき値は、ISO感度・シャッタースピード・F値 の3つです。

APS-Cセンサー用の推奨設定

項目推奨値理由
シャッタースピード1/500~1/1000秒ダンスの激しい動きに対応
F値(絞り)1.8~2.8暗い環境で光を取り込む
ISO感度3200~6400後処理で軽減可能
オートフォーカス瞳AF(Eye AF)アイドルの瞳に確実にピント
連写速度最大速度(11~15コマ/秒)決定的瞬間を逃さない

小規模ライブハウス(20~50人規模)での推奨設定:

シャッタースピード:1/500秒
F値:1.8(単焦点使用時)
ISO:3200〜6400
フォーカスモード:AF-C(コンティニュアスAF)
AF方式:瞳AF
連写速度:最大速度
露出補正:-0.3~-0.7段階
ホワイトバランス:電球色(約3200K)


ただしAPS-CでISO感度を上げるとノイズも多くなるので多少の妥協が必要になります。

フルサイズセンサー用の推奨設定

フルサイズはAPS-Cより高感度耐性が優れているため、ISO感度が低めに設定できます。

項目推奨値理由
シャッタースピード1/800~1/1000秒より確実な動き止め
F値(絞り)1.4~2.0より大口径が活躍
ISO感度800~1600高感度耐性が優れるため低めでOK
オートフォーカス瞳AF(Eye AF)精度がより高い
連写速度最大速度(10~12コマ/秒)十分な速度

中規模ライブハウス(100~200人規模)での推奨設定:

textシャッタースピード:1/800秒
F値:1.4(単焦点85mm使用時)
ISO:800〜3200
フォーカスモード:AF-C(コンティニュアスAF)
AF方式:瞳AF
連写速度:最大速度
露出補正:-0.5段階
ホワイトバランス:電球色(約3200K)


ISO感度は使っているカメラによって変わってくるので、あくまで目安にしてください。

RAW撮影 vs JPEG|現像の必要性を解説

撮影設定の次に重要なのが、「撮影形式の選択」です。RAWとJPEGの選択が、撮影後の仕上がりを大きく左右します。

RAW撮影とは?

RAWとは、カメラのセンサーが受け取った「生データ」です。ファイルサイズが大きい(1枚50~80MB)代わりに、後処理で大幅な修正が可能です。

JPEG撮影とは?

JPEGとは、カメラが「既に現像済み」の形式です。

ファイルサイズが小さい(1枚8~15MB)代わりに、後処理の修正範囲が限定的です。

地下アイドル撮影では「RAW撮影が必須」

理由1:暗い環境での露出補正が可能
RAWなら「撮影時に失敗した露出」を、後処理で完全に修正できます。JPEGではグレーかぶりが取れません。

理由2:ホワイトバランスの後処理修正
RAWでは「後から何度もホワイトバランスを試し直す」ことが可能。JPEGでは色かぶりが発生します。

理由3:ノイズ軽減処理の効果が大きい
RAW + Lightroomなら、ノイズ軽減時にディテール損失が少ないです。JPEGではカメラ内ノイズ軽減が既に適用されているため、追加軽減の効果が限定的です。

現像の必要性:初心者のための簡単ガイド

RAW現像は、実は最低限の3ステップだけで完成します:

ステップ1:露出補正(1分)
Lightroomで「露出」スライダーを+0.5~+1.5段階調整

ステップ2:ホワイトバランス調整(1分)
「色温度」スライダーを調整、または「ホワイトバランスセレクター」で調整

ステップ3:ノイズ軽減(1分)
「ノイズ軽減」スライダーを50~70%に設定

3ステップで約3分。これで完成写真になります。

RAW vs JPEG:筆者の推奨

状況推奨形式
初心者・初撮影RAW+JPEG同時記録
経験者・複数回撮影RAW単独
SNS即投稿が必須JPEG単独
プロ撮影・アイドルへ納品RAW単独

筆者のおすすめ:最初は「RAW+JPEG同時記録」で始める ことです。

JPEG版をそのままSNS投稿でき、RAW版をゆっくり現像できます。

またダブルスロットのカメラを使うとRawとJpegをSDカードごとに分散して記録できるので管理がしやすいです。


連写 vs 単写|場面別の使い分け

「連写と単写の使い分け」が、決定的瞬間を逃さないための重要なテクニックです。

連写(バースト撮影)とは?

ボタンを押し続けると、複数枚の写真が高速で連続撮影される機能です。

1秒間に11~20コマ撮影可能です(カメラの性能による)

単写(シングル撮影)とは?

ボタンを1回押すと、1枚だけ撮影される従来的な方法です。

地下アイドル撮影での使い分け

「連写」を使うべき場面

  1. ダンス中の撮影
    • ボタンを「1秒間押し続ける」
    • その間に15~30コマ撮影
    • 後でベストショット1枚を選ぶ
    • 成功率:95%以上
  2. MC時のアイドルの笑顔
    • アイドルが話始めたら連写開始
    • 笑顔が見えたら5~10コマ撮影
    • ベストの表情を後で選ぶ
    • 成功率:90%以上
  3. 観客との掛け合い
    • コールが聞こえたら連写開始
    • リアクション5~10コマをキープ
    • 成功率:85%以上

「単写」を使うべき場面

  1. ポーズを決めた撮影
    • ポーズが決まったのを確認
    • シャッター1回でOK
    • 成功率:90%以上
  2. ステージの全体ショット
    • 構図を整えてシャッター1回
    • 成功率:95%以上
  3. アイドルとの近距離での表情撮影
    • ピント合わせを確認
    • シャッター1回で確定
    • 成功率:95%以上

連写と単写の選択フロー

地下アイドルライブ連写と単写の選択フロー

連射するかどうかは瞬間的な判断が必要です。

「今、何が起きている?」
├─ アイドルが動いている、踊っている → 連写(15~30コマ)
├─ アイドルが止まっている、ポーズを決めている → 単写(1~2枚)
├─ アイドルの表情が「一瞬で変わる」 → 連写(5~10コマ)
└─ 照明や背景を見ている → 単写(1枚でOK)

連写撮影時の実践的なコツ

コツ1:連写中も「半押しピント」を活用

1.シャッターボタンを「半押し」(ピント合わせ開始)
2. 0.5秒待つ(ピント確定)
3. その後「全押し」で連写開始
4. アイドルが画面内に収まる限り、押し続ける

コツ2:連写の「枚数上限」を知る

  • Sony a6400:最大11コマ/秒 × 約10秒 = 最大110コマで一時停止
  • Canon R50:最大15コマ/秒 × 約5秒 = 最大75コマで一時停止

対策:連写は「ダンスの山場」に集中させ、ダンス前後は単写で容量を節約

コツ3:単写に切り替えるタイミング

セトリを完璧に把握しよう。

セットリスト分析:
├─ 曲1~3:激しいダンス → 連写固定
├─ MC・ジングル:ポーズや表情 → 単写に切り替え
├─ 曲4~6:激しいダンス → 連写に戻す
└─ 曲7以降:自由に切り替え

✅ まとめ:カメラ撮影設定の完全チェックリスト

撮影の1時間前(自宅でのチェック)

  •  ISO感度をマニュアル設定(APS-C:3200 / フルサイズ:1200)
  •  F値をF1.8~F2.8に設定
  •  シャッタースピードを1/500秒以上に設定
  •  オートフォーカス方式を「瞳AF」に設定
  •  連写速度を「最大速度」に設定
  •  撮影形式を「RAW+JPEG同時記録」に設定
  •  バッテリーを満充電(2本持参確認)
  •  SDカードを容量確認(64GB以上で未使用)

撮影当日・会場到着時

  •  ホワイトバランスを「電球色」に設定
  •  露出補正を「-0.5~-0.7段階」に設定
  •  ドライブモードを「連写」に設定
  •  テスト撮影で「ISO感度の見た目」を確認
  •  テスト撮影で「ピント合わせ」が瞳に行くか確認

ライブ中

  •  曲によって「連写 ↔ 単写」を切り替え
  •  MC中は単写で「表情」を狙う
  •  ダンス中は連写で「ベストショット」を複数キープ

撮影後の処理(3時間以内)

  •  RAWファイルをLightroomにインポート
  •  露出補正(+0.5~+1.5段階)を実行
  •  ホワイトバランス調整
  •  ノイズ軽減処理(50~70%)
  •  ベストショット5~10枚を選定
  •  JPEG書き出し(1920×1080px、品質95%推奨)

地下アイドル撮影ライブ作例紹介

ここでは実際のライブハウスで撮影したオリジナル写真を作例として紹介します。

アイドルグループ のーぷらん。

のーぷらん。公式ツイッター様 ID @noplan_idol

後ろのレーザービームを意識するの大事
時に画角を変えてアップにしよう

ステージまでの距離別レンズ選択ガイド

地下アイドルライブ撮影で、最も重要な決定の1つが「どのレンズを持って行くか」です。

同じアイドルでも、ステージからの距離によって「必要なレンズ」が全く異なります。

このガイドでは、実際の撮影環境を3つのパターンに分け、各パターンに最適なレンズ構成と予算を紹介します。


パターン1:最前列(ステージまで1~2m)

最前列は、ステージに最も近い位置です。小規模ライブハウス(20~50人規模)で見られる環境で、アイドルの表情が細かく見える反面、レンズの選択が限定的という特徴があります。

推奨レンズ構成

レンズ焦点距離F値用途
広角ズーム15-35mmF2.8複数メンバー、ステージ全体
標準単焦点50-70mmF1.8~2.8アイドルの顔、全身ダンス

広角ズーム(15-35mm F2.8)の役割

オープニングやMC時など、複数メンバーがステージに並んでいる場面で活躍します。

「アイドルが小さく映る」という課題がありますが、これが逆に「ステージ全体の雰囲気」を活かせるメリットになります。

ステージの背景を含めた雰囲気重視の撮影に最適です。

標準単焦点(50-70mm F1.8~2.8)の役割

最前列で最も活躍するレンズです。アイドルの顔をバストアップで撮影したり、ダンス時の全身を美しく撮影できます。

F1.8~F2.8の明るさで背景がふんわりボケ、プロのポートレート写真という印象になります。

ダンスシーンやMC時の笑顔を狙う際の必須レンズです。

セットリスト別の使い分け

  • オープニング(0~5分):広角15-35mmで複数メンバーの登場を撮影
  • ダンス曲(5~15分):標準50-70mmでアイドルの表情とダンスをメインに
  • MC(15~20分):広角に切り替えてステージ全体の雰囲気を残す
  • ソロ曲(20~30分):標準に戻して顔と表情をアップで撮影

予算目安:約25万円

機材価格
Sony a6400約12万円
FE 16-35mm F2.8 GM約12万円
FE 50mm F1.8約1万円

総重量は約2kg以下で軽量です。長時間撮影でも腕が疲れません。


パターン2:中盤(ステージまで3~5m)

中盤は、中規模ライブハウス(50~150人規模)の「標準的な観客位置」です。

最もバランスの取れた撮影位置で、最も多くのライブ撮影者がこの位置から撮影します。

推奨レンズ構成

レンズ焦点距離F値用途
標準ズーム24-70mmF2.8万能オールラウンダー
望遠ズーム70-200mmF2.8ボケ味を活かした撮影

標準ズーム(24-70mm F2.8)の役割

このレンズ1本で「ほぼ全てのシーン」に対応できます。

広角側(24mm)では複数メンバーの集合写真やステージ全体を撮影でき、標準側(50mm)ではアイドルのバストアップ、中望遠側(70mm)ではボケ味を活かした撮影が可能です。

F2.8通しという特性により、ズーム全域で同じ露出を保つため、ズームしても明るさが変わりません。

望遠ズーム(70-200mm F2.8)の役割

背景を「完全に溶かすボケ」を実現するレンズです。150mm F2.8での撮影で背景が完全にぼけてアイドルの顔だけが浮き出し、200mm F2.8では背景の照明が「光のボケ」になり極度に高級感が出ます。これが「プロの舞台写真」と「アマチュアの写真」の決定的な違いです。

ステージ端のアイドルに対応する際や、クライマックスの感情的な瞬間を表現する際に活躍します。

セットリスト別の使い分け

  • オープニング:24-70mm広角側(24-35mm)でステージ全体
  • ダンス曲:24-70mm標準側(50-70mm)で全身ダンス
  • MC:24-70mmで全て対応、ズームで距離調整
  • ソロ曲:70-200mm中望遠~望遠側(150-200mm)で表情をアップ撮影
  • エンディング:24-70mm広角側で全員の雰囲気を残す

予算目安:約56万円

機材価格
Sony a7IV約38万円
FE 24-70mm F2.8 GM約20万円
FE 70-200mm F2.8 GM OSS約16万円

総重量は約2~3kgの中程度です。

中盤撮影に「完全対応」する究極の構成で、プロレベルの写真が撮れる汎用性があります。


パターン3:後方・大箱(ステージまで5m以上)

後方は、大規模ライブハウス(150人以上規模)や大型ホールでの撮影位置です。

アイドルが「小さく映る」という課題があり、望遠レンズが必須となります。

推奨レンズ構成

レンズ焦点距離F値用途
超望遠ズーム100-400mmF4.5~5.6遠距離からのアイドル撮影
単焦点中望遠85mmF1.4最高品質のボケ

超望遠ズーム(100-400mm)の役割

後方からの撮影では「100-400mmなしでは撮影できない」と言っても過言ではありません。

100mm側は中規模ライブハウス対応、200mm側は大規模ホール対応、400mm側は最後方座席対応という柔軟性があります。

後方からでもアイドルの顔が大きく映るという、他のレンズにはない価値があります。F値がF4.5~F5.6と標準ズームより暗いのは、「大きな望遠レンズを実現するため」の必要な妥協です。

単焦点中望遠(85mm F1.4)の役割

「ボケを究極までこだわった」レンズです。

F1.4の開放で撮影すると背景が「完全に液化」し、点光源が「大きな光玉」になり、アイドルだけが浮き出ます。

プロの舞台写真という印象を実現します。

後方では「100-400mmが基本」で、「重要な瞬間だけ85mm F1.4に切り替える」というスタイルが一般的です。

セットリスト別の使い分け

  • オープニング:100-400mm広角側(100-150mm)で全員登場
  • ダンス曲:100-400mm望遠側(300-400mm)で推しメンを大きく撮影
  • MC:100-400mmで全域対応
  • 重要シーン:85mm F1.4に切り替えて最高品質のボケで撮影

予算目安:約69万円(フルサイズ版)

機材価格
Sony a7IV約38万円
FE 100-400mm F4.5-5.6 GM約16万円
FE 85mm F1.4 GM約15万円

フルサイズカメラで「高感度耐性」を確保します。総重量は3kg以上となるため、持ち運びに注意が必要です。


3パターンの完全比較

項目最前列中盤後方
推奨レンズ115-35mm F2.824-70mm F2.8100-400mm
推奨レンズ250-70mm F1.870-200mm F2.885mm F1.4
カメラボディAPS-C(a6400)APS-C中級orフルサイズフルサイズ(a7IV)
総重量軽量(~2kg)中程度(2~3kg)重い(3kg以上)
ボケ味中程度美しい最高
汎用性限定的非常に高い限定的
予算20~30万円50~65万円60~90万円

距離の確認方法と初心者への推奨

ライブ撮影前に、「自分が撮影する距離は何メートルか」を正確に把握することが重要です。

主催者やライブハウスに直接確認するか、SNSで同じハウスの作例を見て判断します。

アイドルの大きさ、背景の環境、使用レンズの焦点距離(EXIF情報)、写真のボケ味などから判定できます。

初心者への最強推奨は「中盤対応の24-70mm F2.8 + 70-200mm F2.8」です。 

この構成は最前列でも後方でも「そこそこ撮影可能」で、将来的な拡張が容易です。

リセールバリューも高く、3~4回撮影してから「本当に足りないレンズ」が見える経験を積んでから追加購入するのが最も効率的です。

迷ったら、中盤対応の構成から始めることをおすすめします。こ

れを土台に、撮影経験を積みながら「必要なレンズ」を追加していく方が、長期的には満足度の高いライブ撮影ライフになります。

地下アイドルライブ撮影お悩み解決Q&A

ここではアイドル撮影ライブにおけるお悩みをQ &A方式で解説しております。

撮影初心者の方から上級者の方まで誰しもが経験する内容です。

ぜひ最後まで見て下さいね。

顔にAFを合わせたがマイクにピントが合ってしまう

これはカメラの仕様上ある程度仕方無いです。

顔よりも認識しやすい黒いマイクにピントが引っ張られる事が多いです。

対策方法として、「瞳AF」を有効にしてなるべく顔にピントを合わせるようにしましょう。

*以下はマイクにAFが合った失敗例です。。

特にコントラストAFのカメラだと黒いマイクにピントが合いやすいです。

おすすめは位相差AFを搭載しているカメラが目にピントがあってキレイに撮影できます。

せっかく撮影した写真が目をつぶってた

これも良くある失敗です。

人は動く時は目をつぶるのでダンスの激しい地下アイドルなら当然です。

オススメはここぞと言う場面で「連写」を使いましょう。

ただし、連写を多用すると失敗写真が量産されますので決めたい場面だけに留めるのがオススメです。

せっかく撮影した写真が暗い

これは思い切ってISO感度を上げましょう。

最近のカメラは高性能なのでISO3200くらいまでなら問題は少ないです。

レンズの性能が良ければもっと上げても良いです。

最近のカメラではISO6400まで上げてもノイズが少なくなっております。

写真のノイズが多い

上記のISO感度を上げるとノイズが多くなります。

解決方法としては、撮影設定編でも紹介しましたがRAW撮影をする事です。

その後Lightroomで「ノイズ軽減処理」をすればノイズはかなり改善されます。

注意点として、ノイズ軽減処理をしすぎるとディティールが失われるのでほどほどがオススメです。

Lightroomのノイズ軽減のパラメーター例

上手く撮れる自信が無い

まずは頑張って撮影しましょう。

練習あるのみです。

アイドルさんは写真を撮ってもらうと喜ぶ方が多いですよ。

自分で失敗したと思っても他の方から見ればスゴいと言われることも経験上あります。

ベストショットが撮影出来ない

推しメンのベストショットが撮影出来ないなら、まずは曲を覚えましょう(笑)

ある程度推しメンの活躍する曲の場所などが分かるはず。

そこに目掛けてシャッターを切りましょう!

ゴーゴーシンゴ

曲覚えるのもカメコには必要ですw

場所取りはどこがベストポジション

地下アイドルの撮影のベストポジションはズバリ最前列です。

理由はお客さんの頭などが被って、後ろの席だと撮影しづらいからです。

あとど真ん中よりも、少し左右にズレた方が撮影しやすいです。

これは少し角度がある方が、推しメンがセンターに来た時に構図が取りやすいからです。

ゴーゴーシンゴ

メンバー数によってもベスポジは変わります

撮影した写真は地下アイドルにどうやって渡しているの?

僕はTwitterのDMからGoogleフォトの共有リンクを使って写真を渡しております。

撮影した写真は送ってあげると喜ばれる事が多いです。

あらかじめ、失敗写真を選別してあげて送るのがポイントです。

Googleフォトの使い方はこちら

カメラはやっぱりフルサイズが良いの?

フルサイズのカメラはやっぱり良いです。

フルサイズカメラのメリットは以下です。

最近はフルサイズカメラの値段も下がっております。

  • 高感度に強い
  • ノイズが出づらい
  • RAW現像の出来る範囲がAPS-Cより段違いに広い

もしも予算が許すなら2022年以降はフルサイズカメラがおすすめです。

ただしレンズ代金が高いので良いレンズを買えないなら、逆にAPSーCで充分です。

ゴーゴーシンゴ

いきなりカメラを買うのが不安な方はレンタルがおすすめです

初めて行くライブハウスで箱の大きさが分からない

箱の大きさは大型のライブハウスから小規模までさまざまです。

地下アイドルライブの多くは小さな箱で行われております。

レンズの構成としては標準ズーム+望遠ズームで行くのが無難です。

被写体がブレてしまう

地下アイドルはフォーメンション移動やダンスが激しいです。

その為被写体ブレが多く発生します。

被写体ブレを防ぐコツはシャッタースピードを速くすること

SS(シャッタースピード)は1/320以上を目安になるべく速くするのがコツです(推奨は1/500)

ただしシャッタースピードを速くしすぎると、写真が暗くなるのでその場合はISO感度を上げてください。

地下アイドルライブ撮影におすすめのカメラ

ここでは地下アイドル撮影におすすめのカメラとレンズを紹介いたします。

おすすめのカメラはどれも少し高いですが、余計な出費が無くなるので最初から高いカメラを買うのがおすすめですよ。

APSーCからフルサイズまでラインナップしております。

SONY a6700

APS-CのカメラならSONYのa6700がおすすめです。

高速なAFとコンパクトなボディで初心者にはイチオシのカメラになっております。

欠点はAPS-Cのカメラとしては価格が高い事です。

SONY a7Ⅲ

予算があればSONYの大人気フルサイズミラーレスカメラa7Ⅲがおすすめです。

圧倒的なAF性能とダイナミックレンズの広さによる、撮影写真の少なさ。

フルサイズセンサーの力でノイズの少ない綺麗な写真が撮影出来ます。

SONY a7Ⅳ

2021年12月のSONY a7Ⅲの後継機が出ました。

前機種よりもAF領域のさらなる強化と追随性のアップが特徴です。

2022年のフルサイズミラーレスカメラの時代を作るほどの名機となっております。

SONY a7c

SONYのa7Ⅲをコンパクトにしたのが、a7cです。

最初に紹介したa6700と同じくらい大きさながら、フルサイズのセンサーを搭載しております。

とにかく軽くて高性能なカメラが欲しい方は特におすすめ。

a7cのレビューについては以下に記載しております(辛口)

SONY a7cⅡ

コンパクトフルサイズミラーレスとしておすすめなのが、SONY a7cⅡです。

先代のSONY a7cに比べてAIが超絶進化してAFがめちゃくちゃ優秀になりました。

画素数も約3300万画素とコンパクトなカメラでありながら高精細な写真が撮影可能。

SONYのカメラで1番人気の機種になっております。

Canon EOS R8

キヤノン
¥160,000 (2025/12/27 20:26時点 | Amazon調べ)

価格と性能のバランスが良いフルサイズカメラをお求めならEOS R8がおすすめ。

高速なAFとキャノンの綺麗な人肌再現が可能です。

また、使い心地に直結するUIも分かりやすいのがメリット。

EOS R6

前に紹介したEOS Rの後継機になります。

特徴はボディ内手振れ補正内蔵と超高感度性能

画素数は2010万画素と抑えめにすることで、暗い環境でISO感度を上げてもノイズがめちゃくちゃ少なく撮影できます。

ボディ内手振れ補正はアイドルライブではあまり恩恵はありませんが、どんな環境でも撮影できる最強のカメラです。

値段は高いですが、長く使うのであればEOS R6一択ですよ。

Canon EOS R6 Mark II

EOS R6の後継機がEOS R6 Mark IIです。

映像エンジンなどは先代のEOS R6と同じですが、画素数が2,010万画素から2,400万画素に強化されAF機能やAIが強化されてより優秀になりました。

予算に余裕があればEOS R6 Mark IIがおすすめです。

EOS R7

2022年6月に発売されたCanon RFマウント初のAPS-Cカメラです。

フラッグシップモデルと同じ映像エンジンのDIGIC10を搭載したり、最新のAFシステムを搭載した高性能カメラです。

かなりの高性能なのでプロのサブ機としても使われております。

値段は高いですが、最高峰のAPS-Cカメラと言えるでしょう。

2026年地下アイドルライブ撮影方法まとめ

いかがでしたでしょうか。

誰でも最初は初心者です。

難しいことは考えずに、まずはチャレンジして頂ければと思います

失敗を恐れずに、良い地下アイドルカメコライフをお楽しみ下さい。

最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました。

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