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人物撮影のプロが厳選!初心者〜中級者向けのポートレートおすすめ本

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ゴーゴーシンゴ
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ポートレートカメラマンのシンゴです(@go5shingo

ポートレート写真には、被写体の内面や個性が写し出され、その一瞬が永遠に刻まれる魅力があります。

単に人物を記録するだけでなく、写真家と被写体の間に生まれる感情や物語を表現する芸術と言えるでしょう。この記事ではポートレートの基本的なテクニックを解説し、さらに知識を深めるためのおすすめの書籍も紹介します

目次

ポートレート写真の基本テクニック:表現の幅を広げるために

魅力的なポートレートを撮影するためには、いくつかの基本的なテクニックを習得する必要があります。構図、ライティング、焦点距離、背景の選び方といった要素は、写真の印象を大きく左右します。

被写体を捉える:構図の探求

構図は、写真の骨格となる要素であり、見る人の視線を誘導し、モデルの魅力を最大限に引き出す力を持っています 。バランスの取れた構図は、写真に安定感を与え、意図したメッセージを効果的に伝えることができます。  

ポートレート撮影における基本的な構図の一つに「三分割法」があります 。これは、画面を縦横に三分割し、その交点や分割線上に被写体や重要な要素を配置するテクニックです。

この法則に従うことで、写真に自然なバランスと動きが生まれます。ただし、これはあくまでガイドラインであり、絶対的なルールではありません 。  

一方で、「日の丸構図」と呼ばれる、被写体を画面の中央に配置するシンプルな構図も、被写体の存在感を強く印象づけたい場合に有効です 。

特に、表情やディテールが重要なクローズアップ写真では、その効果を発揮します 。素朴でストレートな印象を与えるため、インパクトのある被写体に適しています 。  

その他にも、視線を誘導する「対角線構図」 、安定感と調和を生む「二分割構図」 、写真全体に余裕や開放感を与える「余白を活かした構図」 など、様々な構図が存在します。

また、ローアングルやハイアングルといった撮影角度を変えることで、被写体の印象を大きく変えることも可能です 。  

構図を選ぶ際には、何を伝えたいのか、どのような印象を与えたいのかを明確にすることが重要です 。自分の意図に合わせて構図を使いこなすことで、より魅力的なポートレートを生み出すことができるでしょう。  

光を操る:ライティングの理解

ライティングは、ポートレート写真において被写体の魅力を引き出すための重要な要素です 。光の質や方向をコントロールすることで、写真の雰囲気やモデルの印象を大きく変えることができます。  

光には、「硬い光」と「柔らかい光」の二種類があります 。

硬い光は、強い影とハイライトを生み出し、スタイリッシュでかっこいいイメージを表現するのに適しています 。

一方、柔らかい光は、影を和らげ、肌の質感を滑らかに見せる効果があり、優しく繊細な印象を与えます 。  

自然光は、その柔らかさと自然な雰囲気が魅力ですが、時間や天候によって光の強さや方向が変化するため、状況に応じた対応が必要です 。

太陽光を利用する際は、逆光や半逆光といった光の向きを意識することで、立体感のある自然なポートレートを撮影できます.  

人工光を利用する場合は、ストロボなどの機材を使用します 。一つの光源で光と影を作り出す方法や、複数の光源(メインライト、フィルライト、バックライト)を組み合わせてより細かく光をコントロールする方法があります 。  

代表的なライティングの手法としては、顔全体に均一に光を当てる「バタフライライティング」 、顔の片側に三角形のハイライトを作る「レンブラントライティング」 、鼻の横に小さな影を作り自然な立体感を出す「ループライティング」 、顔の半分を影にする「スプリットライティング」 、被写体の輪郭を強調する「リムライティング」 、そして基本的なライティング手法である「三点照明」 などがあります。  

硬すぎる光を和らげるためには、ソフトボックスやアンブレラといった光の拡散機材(ライトモディファイアー)を使用することが重要です 。

また、背景に不要な影ができないように、モデルを壁から離したり、補助光を使用するなどの工夫も必要です 。  

詳しくは以下の記事を御覧ください。

レンズの視点:焦点距離の選択

焦点距離は、レンズの特性を示す数値であり、ポートレート写真において被写体の写り方や背景のボケ具合に大きな影響を与えます 。

適切な焦点距離を選ぶことで、意図したパースペクティブや雰囲気を作り出すことができます。  

一般的にポートレート撮影でよく使われる焦点距離帯と、その特徴は以下の通りです

焦点距離特徴おすすめの用途
35mm広角、背景を広く写せる、近距離では歪みが生じやすい景色を入れたポートレート、ストーリー性のある写真
50mm標準、人間の視野に近い自然な描写、バランスが良い万能ポートレート、初心者にも扱いやすい
85-135mm中望遠、被写体を背景から分離しやすい、歪みが少なく顔の描写に適している、美しいボケ感鉄板ポートレート、モデルの魅力を引き出す
28mm以下超広角、ダイナミックな表現が可能、パースペクティブが強調されるアーティスティックなポートレート、背景を大きく取り込みたい場合
135mm以上望遠、被写体を極端に分離、背景の圧縮効果、被写体との距離が必要特定の表現意図がある場合、背景のボケを最大限に活かしたい場合

焦点距離によって、同じ被写体を同じ位置から撮影しても、写る範囲や背景のボケ具合が大きく異なります 。背景をぼかして被写体を際立たせたい場合は、一般的に焦点距離の長いレンズと、絞りを開放にすることが有効です 。

この背景のボケは「ボケ味」と呼ばれ、ポートレート写真の重要な要素の一つです 。  

場面を設定する:背景の選択

背景は、ポートレート写真において被写体を際立たせ、写真全体の雰囲気を決定づける重要な要素です 。被写体との調和を考え、撮影したいイメージに合った背景を選ぶことが大切です。  

背景の種類としては、シンプルで被写体に視線を集める効果のある背景 、自然な雰囲気や物語性を加える自然な背景(公園や街並みなど) 、意図したムードを作り出すことができるスタジオの背景(カラー背景紙やテクスチャのある壁など) 、そして被写体を際立たせるために意図的にぼかした背景 などがあります。  

背景を選ぶ際には、撮影場所の光の状態も考慮する必要があります 。背景の色が被写体の服装や雰囲気に合っているかどうかも重要なポイントです 。

また、被写体と背景の距離を調整することで、背景のボケ具合をコントロールすることも可能です 。  

レベル別ポートレートにおすすめの書籍

ここでは、ポートレート写真に関するおすすめの書籍をレベル別にご紹介します。

写真の世界への入り口:初心者向け書籍

人を撮るための完全攻略本 楽しいポートレート写真術』は青山裕企氏の著書で、『ソラリーマン』や『スクールガール・コンプレックス』などの作品で知られる同氏が、ポートレート写真の楽しさを伝え、人を撮るための大切な発見や知識を分かりやすく解説した一冊です 。

著者の豊富な経験に基づいた実践的なアドバイスは、これからポートレートを始めたいという方に最適です 。

著:河野英喜
¥1,900 (2025/04/06 14:49時点 | Amazon調べ)

ポートレートを始めよう! モデル撮影はじめてBOOK』は河野英喜氏による、モデル撮影に興味がある初心者の方に向けた入門書です 。

基本的なコンセプトやテクニックをやさしく解説しており、モデル撮影の第一歩を踏み出すための心強い味方となるでしょう。

玄光社ムックとして、豊富な写真と分かりやすい説明が魅力です 。

編集:キャパ編集部
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ポートレートの正しい撮り方』はCAPA & デジキャパ! 編集部が編纂した入門書で、女性、男性、子供といった被写体別、屋外、室内、夜間といったシチュエーション別に、人物を魅力的に撮影するための方法を詳しく解説しています 。

外付けストロボを使ったプロ級のテクニックも紹介されており、ステップアップを目指す初心者にもおすすめです 。  

一歩進んだ表現へ:中級者向け書籍

著:河野英喜
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ポートレートのための鉄板ポーズ&構図集』は河野英喜氏の著書で、アイドルやグラビアの写真集で使われるような、定番のポーズと構図を豊富な写真と共に解説した一冊です 。

モデルにどんなポーズを指示すれば良いか分からない方や、自身の表現の幅を広げたい中級者の方にとって、必ず役立つでしょう 。

2025年1月発売予定の新刊です 。

著:須田卓馬
¥2,600 (2025/04/06 15:01時点 | Amazon調べ)

ポートレートフォトグラファーのライティング設計図』は須田卓馬氏の著書で、数々の著名人を撮影してきたプロのポートレートフォトグラファーである同氏が、実際の撮影現場でどのような思考プロセスでイメージを組み立て、ライティングを組んだのかを、セット写真やイラストと共に解説した書籍です 。プロの視点と実践的なテクニックを学ぶことで、自身のライティングスキルを向上させたい中級者におすすめです 。

著:河野 鉄平, 著:SHOOTING編集部, 編集:ツナガリ
¥990 (2025/04/06 15:01時点 | Amazon調べ)

知識ゼロから理解できる! 最強 ポートレート・ライティングの教科書 Vol.1 クリップオンストロボ編』は河野鉄平氏の著書で、クリップオンストロボの基本的な使い方から、ポートレートにおけるライティングの重要性を分かりやすく解説した指南書です 。初心者からプロまで、ライティングのバイブルとなりうる一冊として評価されています 。

著:河野 鉄平, 著:SHOOTING編集部, 編集:ツナガリ
¥1,430 (2025/04/06 15:02時点 | Amazon調べ)

Vol.2 オフストロボ編』 と合わせて読むことで、さらに高度なライティング技術を習得できるでしょう。  

書籍名著者レベル主な特徴/焦点
人を撮るための完全攻略本 楽しいポートレート写真術青山 裕企初心者ポートレートの楽しさを伝え、人を撮るための基本的な知識と発見を解説
ポートレートを始めよう! モデル撮影はじめてBOOK河野 英喜初心者モデル撮影に興味がある初心者向けの入門書
ポートレートの正しい撮り方CAPA & デジキャパ! 編集部初心者被写体別、シチュエーション別に人物撮影の方法を解説、ストロボテクニックも紹介
ポートレートのための鉄板ポーズ&構図集河野 英喜中級者アイドルやグラビア写真集で使われる定番のポーズと構図を解説、モデルへの指示に役立つ
ポートレートフォトグラファーのライティング設計図須田 卓馬中級者プロのフォトグラファーが実際の撮影現場でどのように考え、ライティングを組んだのかを解説、実践的なライティングスキルを習得
知識ゼロから理解できる! 最強 ポートレート・ライティングの教科書 Vol.1 クリップオンストロボ編 & Vol.2 オフストロボ編河野 鉄平中級者ストロボを使ったポートレートライティングを基礎から分かりやすく解説、初心者からプロまで役立つライティングの教科書

ポートレート撮影をさらに楽しむためのコツ

ポートレート写真の撮影をさらに楽しむためのヒントやアドバイスをいくつかご紹介します。

  • 基本をマスターする: 三分割法や中央配置といった基本的な構図を理解し、意図的に使いこなせるように練習しましょう 。  
  • 光を知る: 自然光の性質や方向を観察し、それを活かす方法を学びましょう 。簡単な人工照明機材から試して、光のコントロールを体験してみるのも良いでしょう 。  
  • レンズを選ぶ: 撮りたいイメージに合わせて、適切な焦点距離のレンズを選びましょう。それぞれのレンズが持つ特性を理解することが大切です 。  
  • 背景を意識する: 被写体を際立たせる背景を選びましょう。シンプルな背景や、ぼかした背景は被写体に注目を集めるのに効果的です 。  
  • コミュニケーションを楽しむ: 被写体とのコミュニケーションを大切にし、リラックスした雰囲気を作ることで、自然な表情を引き出すことができます 。  
  • 様々な角度から試す: ハイアングルやローアングルなど、様々な撮影角度を試して、表現の幅を広げましょう 。  
  • 目に焦点を合わせる: ポートレートでは、被写体の目にしっかりと焦点を合わせることが重要です 。  
  • 物語を語る: 単に被写体を写すだけでなく、その写真を通して伝えたい物語や感情を意識してみましょう 。  
  • 継続は力なり: 常に練習を重ね、様々なポートレート作品を見ることで、自身のスキルアップに繋がります。

結論:瞬間を捉え、記憶を創造する

ポートレート写真の世界は奥深く、探求すればするほど新たな発見があります。今回ご紹介した基本的なテクニックと書籍を参考に、ぜひポートレート撮影に挑戦してみてください。

レンズを通して被写体と向き合い、心を通わせることで、かけがえのない瞬間を捉え、永遠に残る美しい記憶を創造することができるでしょう。

書籍名著者レベル主な特徴/焦点
人を撮るための完全攻略本 楽しいポートレート写真術青山 裕企初心者ポートレートの楽しさを伝え、人を撮るための基本的な知識と発見を解説
ポートレートを始めよう! モデル撮影はじめてBOOK河野 英喜初心者モデル撮影に興味がある初心者向けの入門書
ポートレートの正しい撮り方CAPA & デジキャパ! 編集部初心者被写体別、シチュエーション別に人物撮影の方法を解説、ストロボテクニックも紹介
ポートレートのための鉄板ポーズ&構図集河野 英喜中級者アイドルやグラビア写真集で使われる定番のポーズと構図を解説、モデルへの指示に役立つ
ポートレートフォトグラファーのライティング設計図須田 卓馬中級者プロのフォトグラファーが実際の撮影現場でどのように考え、ライティングを組んだのかを解説、実践的なライティングスキルを習得
知識ゼロから理解できる! 最強 ポートレート・ライティングの教科書 Vol.1 クリップオンストロボ編 & Vol.2 オフストロボ編河野 鉄平中級者ストロボを使ったポートレートライティングを基礎から分かりやすく解説、初心者からプロまで役立つライティングの教科書
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