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ワイヤレスイヤホン評論家のシンゴです(@go5shingo)
カナル型やインイヤー型のワイヤレスイヤホンはラインナップが多いのですが、手薄なのがオープンイヤー型。
特に音質が良いオープンイヤーワイヤレスイヤホンって数が非常に少ないです。
そんなオープンイヤー型ワイヤレスイヤホンで音質と装着性を両立したのがSOUNDPEATS GoFree2です。
16.2mmダイナミックドライバーとラムダ型音響空間2.0と低音補強アルゴリズムによる迫力のある低音を実現し、コーデックはハイレゾ相当のLDACに対応。
ENC通話ノイズリダクションや低遅延ゲームモード、マルチポイントに対応するなど使い勝手も抜群。
LDAC使用時にはマルチポイントが使えないデメリットがありますが、1万円を大幅に下回る価格は音質を考えても圧倒的なコストパフォマンスを誇ります。
今回はSOUNDPEATS GoFree2のレビューです。
高音質「ながらイヤホン」の決定版です
メーカーより提供を受けておりますが自由レビューです
SOUNDPEATS GoFree2のスペックは以下の通りです。
製品名 | SOUNDPEATS GoFree2 |
対応コーデック | SBC, AAC, LDAC |
再生可能時間(イヤホン単体,ケース込み) | 最大6.5h ,最大30h |
Bluetoothバージョン | 5.3 |
再生周波数帯 | 20Hz-40KHz |
防水等級 | IPX5 |
ドライバー | 16.2mmダイナミックドライバー |
重量(イヤホン単体,ケース込み) | 9g, 71g |
充電方式 | USB Type-C |
アクティビノイズキャンセリング | / |
通話ノイズキャンセリング | ENC通話ノイズリダクション |
付属品 | 充電ケーブル, 取扱説明書 |
価格 | 6,698円 |
SOUNDPEATS GoFree2のスペックを一言でいうなら高音質のながら系オープンイヤー型イヤホンです。
最大の特徴がLDACに対応している点で他のオープンイヤー型イヤホンとは比べ物にならないくらいの高音質。
さらにラムダ型音響空間2.0に対応し、音の広がりや奥行きと言ったオープンイヤー型では苦手な空間的な音を鳴らす技術を搭載。
バッテリーの持続時間も魅力でケース込みで35h、イヤホン単体でも9h再生可能と通勤、通学が長い方でも安心して使用可能。
おまけにマルチポイント対応など、使い勝手と音質を高次元にに高めたモデルに仕上がっております。
最初サウピさん値付け間違ってるんじゃないかって思いました
ここからはSOUNDPEATS GoFree2の外観レビューです。
ケースはプラスチック製ですがゴムのような湿り気のあるケースで持ちやすいです。
少し起毛感のある素材でブラックの筐体ながら表情豊かに見えます。
裏面はシンプルに何もありません。
ちなみにワイヤレス充電非対応なのでご注意を。
ケースはセンターラインにグレーが入っているツートンデザインでおしゃれです。
開閉部分には突起があり、ユーザビリティも良く仕上がってます。
背面はUSB-C充電端子を搭載。
ヒンジは比較的大きいですが、180度全開はしない上で泊まるタイプです。
まるでパール貝のようなフタを開けるとイヤホンが出現。
上部にはメーカーロゴの型抜きがひっそりと鎮座します。
楕円形のイヤホンは握りやすく、フタを開けると快適に取り出しが可能。
通常のワイヤレスイヤホンよりも圧倒的に出し入れしやすいのでスペックでは分からない使い勝手の良さが光ります。
イヤホンを抜き取ると充電端子のみが残ります。
もちろんケースとイヤホンにはマグネットが付いているので、近づけるとピタッとくっついて落ちません。
イヤホン本体は中央と耳掛け部分にシルバーのメタリック素材を採用し付けた時にワンポイントおしゃれとして輝きます。
耳掛け部分はこんな感じで、まさに耳の上に載せるだけで完結する方式です。
こちらが耳に当たる部分で、ドライバーに対してスピーカーは小型になります。
付ける時は左右逆になるので、スピーカが耳の後ろに配置されて、まるでサラウンドのように後ろから音に包み込まれるように鳴ります。
ケース込みの重さは74gと普通のワイヤレスイヤホンと比べると重めです。
それでも100gも無いのでスマホの半分以下の重さなので、持ち運びになんの苦労もありません。
イヤホン単体の重さは9gと普通のワイヤレスイヤホンと同じくらいです。
軽い付け心地と相まって長時間の付けていても全く苦にならない軽さに仕上がってます。
ここではSOUNDPEATS GoFree2を使って感じた良かった点やメリットを紹介します。
最大の魅力が作業をしながら付けっぱなしにする「ながらイヤホン」に最適な点です。
耳に入れる形状じゃないので、長時間付けていても耳が痛くならないし、ストレスも感じません。
もちろん中耳炎や外耳炎などのリスクも低め。
僕はブログを書いたりする時も常に付けていて、音楽や動画を楽しんだり、ガジェットの宅急便が来た時でも周囲の音が聞こえて反応できるので非常に重宝しております。
何言ってるか分からないですが、付け心地は付けていないような感じです。
付けてる感覚が無いので煩わしさなどは皆無。
カナル型やインイヤー型イヤホンも一定数は苦手な方がいると思うので、ワイヤレスイヤホン難民の方にもおすすめできると思います。
オープンイヤー型イヤホンでLDACコーデック対応ってほぼ無いと言うか僕が知っている機種はありません。
たぶんあるとは思うのですが、この形状でハイレゾ相当コーデックのLDAC対応は希少です。
今までオープンイヤー型って音質は二の次の印象でしたが、音楽鑑賞用のイヤホンとしても活用できるのがメリットです。
音質はマイルドと言うか、ソフトな音質でスピーカーで聞いてるようなイメージです。
圧迫感が無い開放感ある音質なので、じっくりと聞くよりもながら聞きのような視聴方法がおすすめです。
オープンイヤー型なので音質評価はどうかなって思ったのですが、グラフで表すとこんな感じでやや高音強めのソフトな音です。
音場は広いので、ホールで聞いているような音で広がりを感じられる印象。
ただしカナル型やインイヤー型、ヘッドホンのような音質に性能を振った製品には敵いません。
得意音楽ジャンル:音楽よりもラジオや映画鑑賞など向き
音楽がダメって訳ではありませんが、どっちかって言うとラジオとかApple Musicのミュージックチャンネルを聞くような使い方に向いております。
僕はこのまま音楽を聞くこともあるし、サウピのSOUNDPEATS Air4 ProやSOUNDPEATS Opera05に切り替えて使っております。
音質が悪いって訳ではなく気分で使い分けてる
SOUNDPEATS GoFree2はENC通話ノイズキャンセリング機能に対応。
周囲の雑音を消して、まるで無音室で話しているかのようなクリアな通話を実現しております。
以下がマイクテスト音声です。
僕の声がイケてないのは仕方ありませんが、エアコンや車、人通りの多い東京のマンションでも一切ノイズが入っておりません。
ピンポイントに声だけを拾っている印象で、ビジネス用のオンライン会議用や学校のオンライン授業用に最適解の製品だと感じます。
サウピのアプリは非常に使いやすいです。
アプリを立ち上げると左右の電池残量が表示されます。
アプリでできることはこんな感じでプリセットやゲームモード、タッチキー、マルチポイントのオンオフなどです。
プリセットは全部で9種類あります。
個人的にデフォルトのSOUNDPEATSクラシックが聞きやすくておすすめだと感じてます。
その他カスタマイズイコライザーはプラスマイナス8段階で調整できます。
さらに便利なのがアダプティブイコライザー機能です。
自分の聴力の周波数に合わせて聞きやすい、聞きにくい周波数別に周波数をブーストしたり加減したりして自分だけのカスタマイズ音質に調教可能です。
僕のように聴力に不安がある方は効果を実感できて重宝します。
その他ファームウェアアップデートも可能なので、アプリは必ずダウンロードしましょう。
本機はタッチ操作にも対応しており、スマホ不要でさまざまな動作がイヤホン単体で完結します。
タッチ操作 | 音楽機能 | 通話機能 |
---|---|---|
イヤホンをダブルタップ | 再生・一時停止 | 電話を受ける・切る |
左側を1回タップ | 音量ー | – |
右側を1回タップ | 音量+ | – |
右側を1.5秒長押し | 曲送り | 受信拒否 |
左側を1.5秒長押し | 曲戻し |
そもそもノイキャンや外音取り込み機能が無いのでタッチ操作もシンプルで使いやすいです。
ほぼ全ての操作がイヤホン単体で完結するので、スマホを取り出す頻度も減りました。
注意点としてゲームモードの設定はアプリからのみなので、音ゲーなどをやる方はご注意ください。
本機はマルチポイントにも対応しております。
僕のようなスマホ2台使いの方やタブレットと行き来したい方におすすめです。
低価格帯イヤホンでマルチポイント対応はレアなのでこれだけで「買い」だと思っても後悔はしないです。
ここではSOUNDPEATS GoFree2の注意点やデメリットを紹介します。
残念だと思ったのがマルチポイント機能を使うとLDACコーデックが使えません。
そもそもiPhoneなどのAAC接続スマホなら影響がありませんが、僕のようなAndroid使いには影響があります。
音質(LDAC)を取るか利便性(マルチポイント)を取るか
これはどちらを重視するかによって選択は変わってきます。
iPhone使いなら迷わずマルチポイントで良いし、僕はAndroid使いなのでLDACを使っております。
サウピさん次作では改善希望です
筐体はオープンイヤー型の都合上大きめです。
例えばSOUNDPEATS Air4 Proと比べてもケースは2周りくらい大きいです。
ポケットには入りますが、女性などはカバンに入れて持ち運ぶのが無難かもです。
ただイヤホン単体はそこまで大きくもありません。
付けてしまえばむしろ快適なので、外出時は付けっぱなしでも良さそうです(音漏れには注意)
もはやサウピ伝統かもですがワイヤレス充電は非対応です。
勘違いすると後悔しそうなのでご認識を。
ただ充電はケースを机の上においてケーブルを挿せるのでワイヤレス充電ができなくても、それほど不便には感じませんでした。
オープン型の特性上仕方がありませんが、音漏れは他のワイヤレスイヤホンに比べて大きめです。
カナル型<インイヤー型<オープン型
音漏れはこんな感じで大きくなり、本機は音漏れが大きめ。
特に音量を上げすぎると静かなカフェなどでは他の人にも音が聞こえてしまう可能性があります。
自宅メインで使う方には問題ありませんが、外出先で使う予定の方は音量を上げすぎないように注意しましょう。
ここではSOUNDPEATS GoFree2の購入を迷っている方向けに疑問や質問に答えたいと思います。
左右のタッチセンサーを6秒間長押しするとペアリングモードに移行します。
アプリよりマルチポイントのオンオフで有効・無効の切り替えができます。
アプリよりオンオフの切り替えが可能です。
タッチセンサーの反応はよく、また誤作動などもほぼ無い為、快適に使えると思います。
左右片方しか電源が入っていないと思います。聞こえないほうのイヤホンのタッチセンサーを長押しして電源をオンにしてください。
構造上音漏れはします。特に音量を上げると音漏れは大きくなります。
公共の場所や電車内で使う際は音漏れに注意が必要。
できれば自宅やスポーツ用途などに使うのがおすすめではあります。
残念ながらワイヤレス充電には非対応です。
SOUNDPEATS GoFree2購入がおすすめな人は付けっぱなし高音質ながら系ワイヤレスイヤホンが欲しい方です。
普通のワイヤレスイヤホンと比べて圧倒的に付け心地が良いのがメリットで、長時間イヤホンを使いたい方におすすめです。
また筋トレやジョギングなどの運動用イヤホンとしても重宝します。
カナル型やインイヤー型とは違った魅力のある製品なので、サブ機として加えるとさまざまな場面で大活躍する製品だと思います。
以上がSOUNDPEATS GoFree2のレビューでした。
サウピってカナル型やインイヤー型に強いと思ってましたが、オープンイヤー型を作らせても天才ですね。
この性能でこの価格って他社では真似できないと感じます。
今までオープンイヤー型って音質がイマイチって思ってた方はぜひお試しください。
超便利なので1台あるとなんでも使えますよ
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ガジェットブロガーのゴーゴーシンゴです。
Yahoo!ニュースエキスパートのモノ・ガジェット分野のクリエイターでもあります。
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