Nord VPNレビュー！VPNの速度は遅い？実際に使って感じたメリット、デメリット

カフェで仕事するのが日課のシンゴです（@go5shingo）

カフェで無料のWi-Fiを使う時に心配なのが、通信セキュリティーの問題。

無料のセキュリティー保護がされていない回線だと簡単にパスワードが抜き取られます。

ネットワークのセキュリティー対策で重要なのがVPNに接続すること。

数あるVPNの中から僕が選んだのが「NordVPN」です。

海外サービスなので契約が不安なデメリットがありますが、通信速度が速い、選べるサーバー数が多い、日本語カスタマーサポートが対応、料金がリーズナブルといった良い点が多かったです。

今回はNordVPNを実際に使ってみて感じたメリット・デメリットについてわかりやすく解説します。

VPN（Virtual Private Network）とは？

VPNとは「Virtual Private Network」の略語で、日本語に翻訳すると「仮想専用線」です。

VPNはインターネット上に仮想の暗号化された経路を構築し、安全な通信を行う仕組みです。

近年、コロナ禍の影響でリモートワークやテレワークが増えています。

リモートワークで自宅や外出先から、社内システムにリモートアクセスする機会も多くなりました。

その際に、社外に漏洩してはいけない情報をやりとりすることもあります。

このような背景から安全にリモートアクセスできるVPNが注目されています。

VPNの仕組み

VPNは「トンネリング」「暗号化」「カプセル化」という3つの技術で成り立っています。

トンネリングやカプセル化によって安全な経路を作り、暗号化によって通信が盗み見されないようにします。

こういった仕組みによって、VPNでは安全に通信することが可能です。

VPNの利用シーン

VPNは「安全に通信ができる」「VPNサーバーによってIPアドレスが変わる」といった特徴があります。

安全な通信は以下のような利用シーンで役立ちます。

例えばスタバなどの無料Wi-Fiを使う際にセキュリティーを高めたり、会社のPCなどに安全に接続してリモートワークをしたりすることが可能です。

一方、IPアドレスが変わるという特徴は以下のような利用シーンで活躍します。

例えば少し裏技的な使い方ですが、YouTube Premiumを日本ではなく海外の安い国（アルゼンチンなど）のVPNを通して契約すると日本の料金よりも90%オフで契約できたりします。

Nord VPNを実際に使ってみたレビューとメリット

ここでは、NordVPNを実際に使ってみて感じたメリットをレビューします。

メリット①動画サイトでブロックされない

海外から日本国内の動画サイトを利用しようとすると、地域制限よってブロックされます。

そのためVPNでIPアドレスを変える必要があります。

しかし、VPNプロバイダによっては動画サイトが見られないことも。

NordVPNでは、日本国内の以下の動画サイトが問題なく視聴できました。

逆に日本から韓国やアメリカなどの現地の動画サイトやテレビを見ることも可能。

VPNはセキュリティー対策だけでなく、工夫すればさまざまな使い方ができます。

メリット②通信速度がVPNトップクラス

NordVPNの大きなメリットの1つが、通信速度の速さです。

VPNはVPNサーバーを経由するため、どうしても通信速度の低下は避けられません。

また、暗号化によってパケットが肥大化するのも通信速度を低下させる要因です。

しかし、NordVPNの通信速度はVPNプロバイダの中でトップクラス。

通常のWi-Fi通信速度からほとんど遅くなることもなく接続できました。

従来のVPNに接続すると通信速度が著しく遅くなることはありません。

メリット③料金が安くコストパフォーマンス抜群

NordVPNはリーズナブルな料金で、品質の高いVPNサービスを利用できます。

NordVPNの料金は以下の表の通りです。

プラン	料金
1ヶ月プラン	1,510円/月
1年プラン	620円/月
2年プラン	470円/月

NordVPNと同じレベルのVPNプロバイダは、上記の1.5倍以上の料金であることも珍しくありません。

「通信速度」「サーバー数」「カスタマーサポートの充実度」で、NordVPNはいずれもトップクラスです。

NordVPNは、とてもコストパフォーマンスに優れたVPNです。

メリット④アプリが使いやすい

多くの場合、VPNに接続するには複雑な初期設定が必要です。

NordVPNではアプリをインストールするだけでVPNに接続できます。

またNordVPNのアプリは多くのOSやWebブラウザに対応しています。

くわえて、以下のWebブラウザにも対応。

インストールしたらアプリを開き、好きな国をタップするだけでVPNに接続されます。

アプリにはクイックコネクト機能が搭載されており、自動で最適なVPNサーバーに接続することも可能です。

メリット⑤カスタマーサポートが日本語対応

英語にしか対応していないVPNプロバイダもある中、NordVPNはライブチャットも日本語に対応しています。

NordVPNのカスタマーサポートは、「対応が早い」「丁寧に相談に乗ってくれる」「24時間365日対応」といった点で高い評価を受けています。

メリット⑥ほかのVPNよりサーバー数が多い

NordVPNのサーバー数は5500以上となっており、VPNプロバイダの中でトップクラスです。また、日本国内に80以上のサーバーを設置。

ユーザーの選択肢はサーバー数によって変わります。また、サーバー数が少ないと同じサーバーにアクセスが集中し、通信速度が低下することもあります。

NordVPNはサーバーの選択肢が多く、通信速度が速いことが特徴です。

メリット⑦ノーログポリシーを採用

NordVPNでは、ノーログポリシーを採用しています。

NordVPNのノーログポリシーとは？

インターネットに接続すると、プロバイダによってユーザーの行動が把握されます。

VPNを通すことでプロバイダに行動が把握されることはありませんが、VPNプロバイダはデータを見ることが可能です。

NordVPNではノーログポリシーを採用し、ユーザーのデータを記録しません。

そのため、ユーザーのプライバシーが完全に保護されます。

セキュリティーを重視するからこそユーザーの情報を閲覧しないのは嬉しいこと。

信頼あるVPNサーバーを選ぶ決め手になると思います。

メリット⑧30日間返金保証がある

Nord VPNには、30日間返金保証があります。

30日間返金保証は、実質的に無料お試し期間と同じです。

NordVPNを利用してみて、サービスに不満があれば返金してもらうことができます。

Nord VPNの返金方法は？

返金手続きはライブチャットからお問い合わせすれば可能です。

僕は返金手続きはしたことはありませんが、口コミによれば返金手続きはとても速やかに行われるとのことです。

メリット⑧世界最大手で信頼性が高い

NordVPNは、VPNプロバイダの中でも最大手です。

ユーザー数は1,400万人以上で、Androidアプリのダウンロード件数は1,000万件を超えています。

これだけユーザー数が多いのは、NordVPNに対する信頼の表れです。

人気があるサービスを選ぶのもVPN選びの決め手になると思います。

メリット⑨6台までデバイスを同時接続できる

1アカウントにつき1台しかVPNに接続できないVPNプロバイダもありますが、NordVPNでは1アカウントにつき6台まで同時接続できます。

パソコンやスマートフォン、タブレットといったデバイスを複数台使っている人にとって、6台同時接続ができるのは嬉しいポイントです。ほかにも、1アカウントを家族や恋人とシェアすることもできます。

1アカウントを家族とシェアした場合、実質的な料金はさらにリーズナブルになります。

同時接続できる台数が多いのが、NordVPNの大きなメリットです。

Nord VPNを使って感じたデメリット

ここでは、NordVPNを実際に使ってみて感じたデメリットや注意点をご紹介いたします。

デメリット①1ヶ月プランは割高

NordVPNは全体的にとても優秀なVPNプロバイダですが、デメリットもあります。

その1つが、1ヶ月プランが割高なことです。

NordVPNの1ヶ月プランは1,510円で、ほかのVPNプロバイダと比較しても安くありません。

ほかのVPNプロバイダの1ヶ月プランは、1,000円～1,700円ほどです。

NordVPNをリーズナブルに利用するには、1年プランや2年プランといった長期契約が必要になります。

なお、1年プランや2年プランは、初回支払時に一括払いが求められるため注意が必要です。

30日間返金保証で試してみて、サービスに納得してから長期契約するのがおすすめです。

デメリット②無料お試し期間がない

NordVPNには、実質的に無料お試し期間である30日間返金保証があります。

ただし、無料お試し期間と異なるポイントも。

無料お試し期間の場合、期間が終わってから契約するかどうかを決定します。

契約しないなら手続きは必要ありません。

しかし、30日間返金保証は、解約と返金保証の手続きが必要です。

無料お試し期間がないのは、NordVPNのデメリットの1つです。

デメリット③無料版がない

ProtonVPNやHideMe！といったVPNプロバイダは、無料VPNを提供しています。

無料VPNは制限が多いものの、VPNを試してみたい人にとってはありがたいサービスです。

しかし、NordVPNには無料版がありません。

そのため、少しだけVPNを試してみたい人にとっては敷居の高いVPNプロバイダです。

初めてVPNを使う人や、少しだけNordVPNを試してみたい人は30日間返金保証を利用しましょう。

Nord VPNの必要性やプランの疑問に答える

ここでは、NordVPNを使うにあたり疑問に思うことや質問にこたえます。

プランは何がいいの？

NordVPNのプランは3種類あります。

NordVPNのおすすめプランは？

動画やWeb閲覧などの一般用途であればスタンダードぷらんがおすすめ

VPNだけを使いたいならスタンダードプランがコスパが良くておすすめです。

そもそもVPNを契約する意味はあるの？

VPNは必ず必要なの？

必ず必要ではない。あくまでセキュリティーを高める対策。

VPNを契約した方が良い方は？

カフェなどの無料Wi-Fiをよく使う人。海外でネットを使う人。ネットセキュリティーを高めたい人など。

VPNは必ず必要な訳ではありません。

セキュリティー対策は高めれば高めるほど安心ですが、絶対に必要だとは言えません。

あくまでも保険の位置づけなので、不要の方もいるはず。

ただし外出先での無料Wi-Fiに接続する方は絶対に導入するのがおすすめです。

なぜカフェなどの無料Wi-Fiは危険なの？

カフェなどの無料Wi-Fiが危険と言われる理由は？

通信が保護されておらず、悪意のある人が見ると簡単にクレジットカードの暗証番号やパスワードを抜き取れるから。

カフェなどの無料Wi-Fiに接続しない方がいい？

絶対に安全と言い切れないので心配なら接続しない方がベター。接続するならVPN導入は必須。

悪意のある人がどれくらいいるのかは分かりませんが、危険と分かっているのに接続するのは辞めたほうが良いと思います。

クレカの抜き取り被害などが起きてからでは遅いので、危険はできる限り回避するべきです。

iPhoneやAndroidにVPNは必要か？

iPhoneやAndroidにVPNは必要か？

スマホにVPNは不要と言う方もいるが、VPNは通信を保護する役割なので必要。

iPhoneやAndroidはスマホ本体のセキュリティー対策は高いですが、通信保護の観点からはPCなどと同じで対策が必要です。

フリーWi-Fiを使う機会も多いと思うので通信の保護は必須だと思います。

Nord VPNレビューまとめ

以上がNordVPNのレビューでした。

高いセキュリティーと高速な通信速度、コスパの良い価格と非常にバランスのよいVPNだと感じました。

1ヶ月プランだと割高になるので1年や2年などの長期プランがおすすめです。

最後にメリット、デメリットを再度まとめておきます。